Plain_wht_Right.png 2018. 2.  「シンビズム」展参加予定
Plain_wht_Right.png 2017. 9.  ナボコフ『アーダ』刊行(カバー絵)
Plain_wht_Right.png 2017. 3.  日本ナボコフ協会学会誌『KRUG9』寄稿
Plain_wht_Right.png 2016. 1.  AA研広報誌『FIELDPLUS』寄稿
Plain_wht_Right.png 2016. 3.  共著『科学と文化をつなぐ』発売

Plain_wht_Right.png 2011. 5.  サイトリニューアルしました
 (以前のサイト:http://wiki.livedoor.jp/fuji_kaika/


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シンビズム 信州ミュージアムが選んだ20人の作家たち 2018.2.24-3.18


長野県文化振興事業団による展覧会に参加します。私は諏訪市美術館で展示します。
トークイベントなどもあるようです。また告知いたします。


お問い合わせ

期日:2018年2月24日(土)〜 3月18日(日)
   ※月曜と祝日の翌日休
入場料:無料
時間:9:00 ~ 17:00 ※入館は16:30まで
会場:〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り4-1-14

諏訪市美術館
TEL:0266-52-1217
お問い合わせ:シンビズム



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ナボコフ『アーダ』の装丁に《百刻みの刑》


若島正さんによる待望の新訳でナボコフ『アーダ』が出版されます。
そのカバー絵に《百刻みの刑》が使われました。

『アーダ』
早川書房

単行本: 416ページ
出版社: 早川書房 (2017/9/21)
言語: 日本語
ISBN-10: 4152097108
ISBN-13: 978-4152097101
発売日: 2017/9/21

三連画の《百刻みの刑》は、オフリスというランの花を題材とした《生殖の線》シリーズを収めた博士論文に間に合わなかったので掲載できませんでしたが、当時のテーマの集大成的な作品です。
主にヨーロッパ地中海地域に自生するオフリスは、まるで昆虫擬態を思わせるランの花です。オフリスと偽交尾をする雄蜂との関係を描いてきて、あるとき、ランと蜂の関係が人の生にも重なって、この後、人の身近なことのなかにランのテーマを見出だして様々に描いています(蛸工図や現在の皿鉢絵までも)。

オフリスを初めて知ったのは大学に入ったばかりの19のころで、それはナボコフの『アーダ』からでした。作品中、主人公のアーダがオフリスを描いているところに恋人となるヴァンがおとずれる官能的なシーンがあります。『アーダ』は、ランのことを知る人にとっては、ランの花の愛の物語(あるいはFamily Affair)としても楽しむことができます。
『アーダ』は私にとってはランをめぐる制作の端緒となった小説であり、若島さんの新訳を待ち望んできた一人として、大変嬉しく、光栄に思います。



以前書いた関連テキスト ※随時pdfで公開します

ナボコフを含む、さまざまな植物文学の紹介
第48回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展 2009」: 中村恭子日本画作品展内で発表した文学コーナーで
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・「動態としてのアーダ」pdf

ランを通して読む『アーダ』についての論考です。
『Krug/Круг 2』(日本ナボコフ協会)新版2号, 25‐32 頁
お問い合わせ:http://vnjapan.org/main/onlinejournal/KRUG2COVER.html

・「珠(たま)を放つ」pdf

《百刻みの刑》を含む当時の制作についての論考です。
『現代思想』(青土社)第41巻8号, 51‐53 頁
お問い合わせ:http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791712632

・博士論文「ランの解剖学ーランとイメージの創作性ー」pdf

オフリスと蜂の関係をめぐる制作《生殖の線》について論じました。

2010年に開催した「中村恭子展 ランの解剖学―生殖の線と百刻みの刑」におけるコンセプトテキストです。(ページ下の方です)

・「百刻みの刑ーその集合と離散の様相」pdf

2010年に開催した「中村恭子展 ランの解剖学―生殖の線と百刻みの刑」におけるコンセプトテキストを元にした論考です。
『Orchid Sciences』(ラン懇話会)第1-2巻第22号, 51‐53 頁

・「ラ・ヴェネツィアーナのレモンはどこから」pdf

ナボコフの短編『ラ・ヴェネツィアーナ』についての論考。ナボコフのような創作性を目指したいものです。
『Krug/Круг 9』(日本ナボコフ協会)新版9号, 27‐33 頁
お問い合わせ:http://vnjapan.org/main/onlinejournal/KRUG2COVER.html



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日本ナボコフ協会 KRUG9に論考掲載


ナボコフ協会の学会誌KRUG9号に、『ラ・ヴェネツィアーナのレモンはどこから』を寄稿しました。



お問い合わせ:日本ナボコフ協会



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中村恭子 皿鉢絵巻展 2017.3.27〜4.15(延長)

中村恭子「皿鉢絵巻展」を開催いたします。


 高知の郷土料理、皿鉢料理(さわちりょうり)は、みんなで食べる。大皿に盛られた組み物、鯛の刺身や、鰹のたたき、鯖の姿寿司や、りゅうきゅうの酢の物、肉桂の香りの寒天など、前菜から主菜、菓子に至るまで、大皿から箸でつまんで食べていく。
 それは、一人ひとりの食べるという孤立した断片が、その周囲に、ふわふわとした媒介を纏わせ、繋ぎとめられ、貼り合わされ、何か大きなものを呼び寄せる場を開く儀式なのだ—

郡司ペギオ栗夫幸夫による跋文より抜粋)


※約14 mの巻子《皿鉢繪》や関連映像、また《かものはす》を展示予定です。詳細は後日告知致します。

お問い合わせ

会期通常2週間(8日)のところ延長され、15日までとなりました。
期日:2017年3月27日(月)〜 4月15日(土)
※日・祝日は休廊。最終日は17時まで。
入場料:無料
時間:11:30~19:00
会場:〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル2F
   art space kimura ASK?
TEL:03-5524-0771
お問い合わせ:art space kimura ASK?

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第11回内部観測研究会2017.2.25〜2.26

研究会で口頭発表「SAWACHI DE MOBY DICK complete」と、皿鉢絵巻も展示します。



期日:2017年2月25日(土)〜 2月26日(日)
講演会場:早稲田大学西早稲田キャンパス57号館202教室
展示会場:早稲田大学西早稲田キャンパス56号館104号室
お問い合わせ:郡司ペギオ幸夫研究室
プログラム等詳細:内部観測研究会特設サイト


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高知新聞朝刊に記事掲載 2016.12.16


高知新聞朝刊10面に《皿鉢繪》について掲載されました。


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早稲田大学表現工学科「科学と芸術」講義 2016.10.31


早稲田大学の「科学と芸術」の講義に登壇します。

ナボコフのレモンを過去にほうり投げて皿鉢料理にモービィ・ディックが降りてくる話をします。

(最近の制作《皿鉢繪》とナボコフ小説『ラ・ヴェネツィアーナ』の論考を重ねて発表します)



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2016年度ナボコフ協会大会 2016.5.7


ナボコフ協会のシンポジウムで講演します。

『ラ・ヴェネツィアーナ』のレモンが流通する世界

要旨

 『ラ・ヴェネツィアーナ』においてただひとつ残される謎が、庭師の拾い上げたレモンである。物語は絵の内と外を行き来する話のようでいて、実はそうではなかったかもしれないと、顛末の細部が次第に明かされていく。とはいえ、絵画への行き来が、単に酩酊してすっかり寝落ちしてしまったシンプソンの夢でしかなかったわけではない。なぜなら、ナボコフが残したレモンだ。現実には絵画の向こうへなど入っていないということではないのである。絵画の向こうが立ち昇ってくる、そういう現実がある。ただし、ナボコフは、それを非現実のファンタジーやSFとして描き出すのではなく、ありふれたレモンをころんと転がすように現実の日常にばらまいて、外部をあざやかに指差すのである。
 山採りのような、滴果されずに栄養がまばらで、皮が少しふかふかと浮いて指跡がついてしまう、黄土色のごつごつした乾いたレモン。レモンの圧倒的な現実は、日常のあちこちに転がっている断片である。この断片が著しく異質性を帯びるとき、異郷(外部)への伸びしろとなる。
 私は日本画を描く画家なのだが、これまでの制作のなかで、ナボコフの示したレモンのような現象を、僭越ながら体験してきたと思う。和紙や画絹に塗り込められた無意味な断片が、その向こうがわを際立たせるように貼り合わされ、異質なものとなって目前に立ち上がることがある。ナボコフがルチアーニの肖像画を見たとき、おそらく、同様の体験があったのではないか。そのような貼り合わせのレモンの出現について、いくつかの自身の制作と照らし合わせながら、創造性をめぐる藝術と世界のあり方を検討したい。


ナボコフ協会


場所:東京大学本郷キャンパス法文2号館2階文学部1番大教室
日時:5月7日(土)14:00~18:00

研究発表 14:00~14:50
発表:深沢明利(プロスペラ学院ビジネス専門学校専任講師)
題:ナボコフ文学における父の表象
司会:森慎一郎(京都大学准教授)

シンポジウム 15:10~17:10
ナボコフと視覚芸術
司会・講師:メドロック麻弥(佛教大学准教授)
講師:大石雅彦(早稲田大学教授)
講師:細馬宏通(滋賀県立大学教授)
講師:中村恭子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所特任研究員)



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アート ノマド カフェ2016.4.20


アート ノマド カフェでショートトークを行ないます。

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アートノマドカフェ
カフェ ミーティング No.3
日時 : 4月20日(水曜日) 19時開始
場所 : 東京藝術大学 芸術情報センター(AMC)

プログラム
   ショートトーク
      中村恭子 画家(日本画) 
      「SAWACHI DE MOBY DICK」
   ロングトーク
      郡司ペギオ幸夫 (早稲田大学)
       「記号の出現という表現を理解する」
   懇談の時間

世話人: 古川聖 : 東京藝大AMCセンター長
     内海健 : 東京藝大保健管理センター長 
連絡先:  furukawa{アット}fa.geidai.ac.jp (古川)



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科学と文化をつなぐ: アナロジーという思考様式』に寄稿


春日直樹編『科学と文化をつなぐ: アナロジーという思考様式』に最近の制作についての論考『人が「自然」を産み出す話:異質なものの普遍性』を寄稿しました。

V アナロジーの再理解,科学と文化の再理解へ
14章 人が「自然」を産み出す話――異質なものの普遍性
1 はじめに――頭を擡げるアルシブラ
2 忘れ得ぬ人々
3 珠の訪れ――熊と人の共立
4 異質なものの普遍性
5 逸楽の士が嗜むアナロジー
6 おわりに――ラッキーコイン〜空虚な坩堝になって


同じ「V アナロジーの再理解,科学と文化の再理解へ」には郡司ペギオ幸夫さんの「16章 アナロジーの位相:利口なハンスの知性はどこにあるか」や、また「III 文化理解のためのアナロジー」には西井凉子さんの「8章 人が家で死ぬということ:死のプロセスについての南タイのフィールドからの人類学的実践」があります。

東京大学出版会

税込4536円/本体4200円
判型:A5, 364頁
出版社: 東京大学出版会 (2016/3/22)
ISBN-10: 4130603159
ISBN-13: 978-4130603157
発売日: 2016/3/22



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第10回内部観測研究会 2016.2.27〜2.28


「SAWACHI DE MOBY DICK」について発表します。


主催
計測自動制御学会SI 部門共創システム部会研究会
内部観測研究会

共同開催
第27回 計測自動制御学会SI 部門共創システム部会研究会
第10回 内部観測研究会
東北大学電気通信研究所 共同プロジェクト研究会
「ネットワークダイナミクスに内在する非同期性の解析に関する予備検討」

日時 2016年2月27日(土)~28日(日)
場所 東北大学電気通信研究所 本館1 階 オープンセミナー室



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中村恭子展「首を擡げたアルシブラ」開催 2016.2.15〜2.27


中村恭子展
「首を擡げたアルシブラ」を開催いたします。


アルシブラ(Archibras)―調和肢、完全肢、至上肢などと言われるこの奇妙な尻尾が生えた未来人について、社会思想家シャルル・フーリエは謎めいた短いテクストを綴っている。
訪れるであろう未来の結合調和の時代に身に備わるとされるのがアルシブラである。
生きとし生きるものの我らの精神と制作が結びつくとき、その作品が、アルシブラとして跳躍の秘儀を尾骶骨に発して、わずかに首を擡げた気持ちになる。
尻尾を生やしに、作品をご覧下さい。


※最近の作品を中心に出品します。《かものはす》は新作です。また、絵巻にする予定の《皿鉢繪》エスキースと皿鉢料理をテーマにした映像《SAWACHI DE MOBY DICK(2015)》もございます。
 郡司ペギオ幸夫さんより寄せて頂いた文章は下記ギャラリーのサイトで公開しております。

お問い合わせ

期日:2016年2月15日(月)〜 2月27日(土)
※日・祝日は休廊。最終日は17時まで。
入場料:無料
時間:11:30~19:00
会場:〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル2F
   art space kimura ASK?
TEL:03-5524-0771
お問い合わせ:art space kimura ASK?



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2016年1月20日発売
(476円+税)


AA研広報誌『FILED PLUS』2016年1月号(no.15)に寄稿


AA研広報誌『FIELD PLUS(フィールドプラス)』2016年1月号(no.15)に寄稿しました。
「Field+◯◯」のコーナーで、今回は、「Field+ART:異質な言葉が手招く」で文章と作品写真が掲載されています。


詳細

AA研では2009(平成21)年1月より,一般向けの雑誌『FIELDPLUS』(フィールドプラス)を刊行しています。本誌は多様な研究分野の垣根を超えて,世界のあらゆる地域をフィールドとする研究者たちの取り組みや経験を紹介する雑誌です。年2回(1月・7月)刊行,高校生以上の若い世代をふくむ多くの読者を対象として,豊富なカラー写真や図版を使いながら,フィールド研究の面白さを伝えていきます。

「no. 3」から,東京外国語大学出版会を通じて市販しています(476円+税)。お近くの書店にてご注文いただくか,ネット書店にてお求めください。また本誌掲載記事のPDF版がウェブサイトからダウンロードできるようになりました(最新号と一部の記事を除く)。こちらもぜひご利用ください。詳しくはバックナンバーのページをご覧ください。

お問い合わせ:AA研FIELDPLUS



waseda20151012.pdf


早稲田大学表現工学科「科学と芸術」講義


早稲田大学の「科学と芸術」の講義に登壇します。
「藝術家が用いる言葉について」というテーマで行ないます。



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AA研研究会:「もの」の人類学的研究 2015.5.16

「空虚な坩堝:異質なものの普遍性」で発表します。

作品がうまれるということを、もの・ことの共立により「もの」がうまれることとして考えます。
※共同研究課題の関係者のみご参加いただけます。

期日:2015年5月16日(土)
時間:14:00~
会場:〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
   東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3F(306)
主催:AA研共同利用・共同研究課題「もの」の人類学的研究(2)人間/非人間のダイナミクス
URL: 研究課題サイト



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複雑系研究会:世界に遍在する意識 2015.4.26

「頭を擡げたアルシブラ」で発表します。

期日:2015年4月26日(日)
時間:9:25~18:10
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟1階第2会議室

プログラムはこちらからダウンロードできます

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第9回内部観測研究会 2015.2.28-3.1

「空虚な坩堝(るつぼ):いまひとたびの壺葬論」で発表します。作品展示も行います。



期日:2015年2月28日〜3月31日(木)
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館S棟2階第三会議室
   作品展示は4階407室


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展覧会記念緊急セミナー 開催 2015.2.5

「生命 思考 アート:人と自然のあいだにあるもの」

【話者】
中村恭子(日本画)
「人と自然のあいだにあるもの:描くこと」
西井凉子(人類学)
「エピソード:人が家で死ぬということ」 
郡司ペギオ幸夫(理論生命科学)
「モノとコトの共立」
塩谷賢(哲学)

期日:2015年2月5日(木)
時間:17:00~
会場:〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
   東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3F(306)



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中村恭子日本画作品展 開催 2015.1.24〜2.7


中村恭子日本画作品展
人が自然を産み出す話「異質なものの普遍性」を開催いたします。


 例えば、泥海から頭を擡げたカワウソ、あるいは荒々しくも剛毅な熊、それらを畏れる人々の眼差しの交差。お互いに自然の中で「自然〜人間」を見出す接点とは?いや、墓とは?そこには「異質なもの」が共立する精神があるだろう。そのような視座による新しい地平について。(中村恭子)


※24日の研究会では制作における口頭発表と内覧会が開催されますが、非公開となっております。一般の方は26日よりご来場頂けます。

※熊やかわうそなどの、最近の作品を中心に出品します。

※発表では、主に博士課程以降の制作(ランとハチの偽交尾、いきもの・たべもの関連、みずたまの熊とチャック、特に最近のかわうその糞泥遊びをめぐる異質性の普遍的記号=糞便についてなど)を中心にお話しします。

【概要】
 本展覧会は、共同利用・共同研究課題「思考様式および実践としての現代科学とローカルな諸社会との節合の在り方」の成果公開の一環として開催します。
 2012年からスタートした本課題は、人類学者が、哲学及び自然科学の第一線の研究者と共に、具体的な事例を詳細に議論し、思考及び実践の様式という点から、ローカルなコミュニティにおける人々の生活と節合する現代の科学の在り方を考察しています。
 2015年1月24日に開催する2014年度第3回(通算第12回)研究会では、AA研特任研究員の中村恭子氏による口頭発表が行われます。氏は、人が「自然」を見出す思考様式について、異質性が共立するメガニズムとして捉え、日本画制作による実践=研究を行っています。そこで、作品による展覧会を同時に開催し、研究成果の報告を行います。また、この研究会に引き続き2週間展示を継続して行います。どうぞご高覧頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

展覧会スケジュール
期日:2015年1月24日(土)〜 2月7日(土)
※日・祝日は休館。24日土曜日は研究会にて口頭発表と内覧会ですが、一般の方はご参加頂けません。
入場料:無料
時間:10:30~17:00
会場:〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
   東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所1F資料展示室
TEL:042-330-5600
お問い合わせ:AA研企画展サイト企画展専用サイト

研究会スケジュール
2014年度第3回(通算第12回)
日時:2015年1月24日(土)13:00-19:00
※一般の方はご参加頂けません。
場所:AA研マルチメディアセミナー室(306)
河合香吏(AA研教授)
「野(フィールド)から紙(ペーパー)へ:生態人類学のドキュメンテーション」
中村恭子(AA研特任研究員)
「人が産み出す自然の話:異質なものの普遍性」
お問い合わせ:研究課題サイト


アートミーツケア学会2014年度総会・大会 2014.11.16


銅金先生と、それぞれの最近の制作について口頭発表します。


「等質化されない世界を目指して」

 筆者たちは作品を通して、人と自然の関わりの新しい視点を創出していくことを目標に制作・研究を行っている。とくに藝術は、まさにアルテ〜人工によって自然に為していくものであるが、本研究では、そのあり方に独自の見解を提示したい。それは「等質化されない社会学的生態学的循環」である。
 人類は、長らく等質化された多文化主義的なものの見方を根源に据えて思索してきた。その最も象徴的かつ残酷な行いが有史以来行われて来た「首狩り」であろう。言い換えれば、父殺し、王殺しだ。例えば、生態系の頂点に立つがために、その頂点たる他の存在を、絶滅化すること。一国を滅ぼすようなことだ。しかしこれは、日常においても深く根ざした意識である。我々は、他を認識するとき、どうしても「見るもの・見られるもの」の一方的な立場を取りがちだ。それはすなわち、人が観測者(頂点の視点)として見られるものを支配し、さまざまな他の世界を画一化することに他ならない。そのとき、様々にあった多自然な世界が、見るものを頂点とした一つの世界となってしまう。首が「見るもの」に挿げ替えられるのだ。しかし、我々は未だ「見るもの」に主体性を求めた一義的な人間像しか持ち得ていない。いかにしてこの普遍化された閉塞的な思考を打開できるか?
 決して等質化され得ない視点で、さまざまな自然がさまざまなままに共同する世界観を構想してみる。例えば通貨を、マルクスの顰に倣って排泄物にみてみよう。糞便は、通常、体内から不要なものとして排出され、再度合一にはいたらない異質なものである。もしもそうした徹底して異質なものが、異質なままに、接続するとすれば、それはどのような自然だろうか?筆者たちは、これまで、異質なものが切り結ぶ世界を、熊と人、アリジゴクと人など、さまざまな自然と人との関わりの中に見出してきた。そこには人も多自然な世界の一員として生きる新しい生態学的な萌芽があった。本研究では、これまでの研究と関連付けながら、糞便をバタイユの示す「聖なるもの」あるいはクロソウスキーの「生きた貨幣」として位置づけ、新たに始動している1)オオカミの尿によるマーキングと2)カワウソの溜め糞場における糞泥の遊び行動から着想した藝術制作から、異質なものが、畏怖と恍惚を引き起こしながら異質性・無関係性を担保しつつ交換する、社会学的生態学的なケアの視点について検討する。

お問い合わせ:
アートミーツケア学会サイト


James Elkins編『Artists with PhDs』に博士論文と作品が紹介


シカゴ大学の美術研究所のジェームズ・エルキンス教授による『Artists with PhDs: On the New Doctoral Degree in Studio Art Second edition』(2014年)に、博士論文と博士課程の作品数点が紹介されています。

(キログロティスとスペキュラムが載っていません・・)


James Elikins

Title: Artists with PhDs: On the New Doctoral Degree in Studio Art Second Edition
Editor: James Elkins
Publisher: New Academia Publishing, LLC; expanded edition (15 May 2014)
Language: English
ISBN-10: 0991504755
ISBN-13: 978-0991504756


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文間和紙に描く20人の掛軸展2014.8.1〜8.31


新潟の巡回展です。《そうめんとすいか》を出品します。

お問い合わせ

期日:2014年8月1日(金)〜 8月31日(日)
※期間中、金・土・日・祝日だけオープン
時間:11:00~18:00
会場:〒302-0001茨城県取手市小文間4154-4
TEL:0297-63-3533
問合せ先:
OMONMA Tentギャラリー



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展覧会の様子

文間和紙に描く20人の掛軸展2014.6.1〜7.27


《そうめんとすいか》を出品します。



《そうめんとすいか》

くまの屏風絵の表具をお手伝いしてくださった中村寿生さんのお誘いで参加しています。
中村寿生さんの工房で収穫した楮(紙の原料)から、門出の職人さんに漉いてもらった和紙で、作品を描くという趣旨の展覧会です。

お問い合わせ

期日:2014年6月1日(日)〜27(金)
時間:9:00~17:00(日曜休館*6/1、6/15、7/27は開館)
会場:〒945-1513 新潟県柏崎市高柳町門出2851
   越後門出和紙高志の生紙工房ギャラリー
TEL:0257-31-9130
問合せ先:
越後門出和紙高志の生紙工房ギャラリー


郡司研HPスタート


郡司研のHPを制作しました。

おおよそ仕上がったのでアップロードしました。
「gallery」ページでも参加させていただいています。
研究室では、作品やエスキースとともに、これまで郡司さんに書いていただいた作品に関する文章を展示しています。

GunjiLab









第8回内部観測研究会・第25回計測自動制御学会SI部門共創システム部会研究会2014.3.8〜3.9


人間が産み出す自然について、「排泄の多自然主義」にまつわる制作を通して話します。



概要
 編集中

お問い合わせ

期日:2013年3月8日(土)〜9(日)
会場:神戸大学六甲台キャンパスZ棟1F
主催:計測自動制御学会(SICE) SI部門共創システム部会,灘研究連絡会
問合せ先:
灘連/灘研究連絡会(トップページ)


郡司ペギオ幸夫著『いきものとなまものの哲学』1月下旬に出版予定



《蛸工図(たこうず)》の絵を装丁に使ってくださっています。


郡司ペギオ幸夫『いきものとなまものの哲学』青土社, 2014

201401刊/四六判/288頁
C0090 定価2520 円(本体2400 円)
ISBN978-4-7917-6759-5

「ジル・ドゥルーズの哲学を実在論的に用いていこうという 「思弁的実在論」が耳目を集めている。 生命を形式的に展開していこうとすれば、どういったモデルが可能なのだろう? ドゥルーズ哲学をポスト・ポストモダンの哲学へと更新する圧倒的生命論! 」

URL:青土社リンク



アートミーツケア学会 金沢大会 2013.11.17



「創造行為におけるイテレーションの解法」についての口頭発表を行います。

「創造行為におけるイテレーションの解法」
中村恭子・銅金裕司

概要
 造形に関わるワークショップが、創造行為に主体的に関わる歓びをだれしもが亨受する契機として、美術という分野の枠を超えて、様々な生きかたや人間力を支援する教育手法として多様な現場で実践されている。芸術が万人に開かれているという主張は、マルセル・デュシャンの芸術上の概念「レディ・メイド」(1915年)に代表されるように、決して新しいものではない。しかし、レディ・メイドが、どのようにして芸術として可能となるのか、その方法論のメカニズムは明確化されていないように思われる。マンデープロジェクトでは、造形経験の少ない者であっても、創造行為をとくに意図せずとも、簡単な作業を繰り返し行うことで、芸術における達成感の体験を容易にするワークショップ型実技講座を意識的に構成している。「アートの普遍化(創造行為に主体的に関わる歓びをだれしもが亨受する契機)∝レディ・メイド」の実践により、芸術家やデザイナーの資質に供する美術教育を一貫して目指している点が、本プロジェクトの最大の特徴である。実際に行われた「白い部屋」「パターン」「岩」のワークショップ実践成果から、その創造的手法の構造・原理の一端を検討する。これら3種の実践には、共通するプロセスとして「反復性」がある。「白い部屋」では、白で尽くす=白の反復、「パターン」では同じものを集める=ものの反復、「岩」ではスケールの拡大=部分の反復である。造形プロセスにおいて、稠密に反復することで、なんらかの規模を超えると、ある種の美術的かつ創造的な感興を覚えることがある。この創造を稼働するメカニズムを、数値計算における手法「イテレーション」に例え、その創造原理の構造を模索できないかと考えた。イテレーションとは、方程式や微分方程式の解を数値計算で求める際に、ある結果をもとに次の結果を求め、これを繰り返すことによって解の近似の精度を高めていく手法である。ただし、イテレーションでは、解に限りなく漸近することが可能であるだけで、解そのものに達することはできない。しかし、潜在する解(美術であれば「美」、宗教であれば「神」、科学であれば「真理」と言われるようなもの)の周囲を反復し囲い込みながら、解の存在をぼんやりと想起し顕在化することができる。多くの場合、漸近する到達点(青写真)がはっきりしており、そこに到達することが目標とされるが、本ワークショップでは向かうべき解すらも明示されない。そのような状態から、無味乾燥な反復作業を徹底するだけで、おのずと、向かうべき解すらも浮かび上がらせることができる点が、イテレーションの醍醐味なのだ。とすれば、従来、必要不可欠であると思われている、表現する意思や技術的特殊性、プロフェッショナルなセンス、ある種の才能(スペシャリティ)といった有用性とはおよそ無縁=アンチセンスであっても、すなわち創造的意思を忘却しても、創造は起こると言えるだろう。このようにして、創造的行為が、すべての人にもたらすことが可能となり得るだろう。単なる反復が、もしかしたら、閉じたオートポイエーシスを切り開いて、次への創発に向かう、一つの知恵かもしれない。したがって、イテレーションの秘訣は、徹底して有用性を破棄すること、素材や行為、行為者(制作者)、成果物などの、あらゆるすべてが取り替え可能であることにあるだろう。デュシャンが語るように、注意したいのは、レディ・メイドは既製品(成果物)へ美術的意味合いを見出そうとする試みではない。レディ・メイドの根底にあるものは、美術的に無関心な領域において選択されるという、方法論への美意識、有用性を破棄した観念としての芸術である。まずはこれを確信することが、新しい世界を担うアーティストのセンシビリティと言えるだろう。

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問合せ先:
アートミーツケア学会事務局


生命美学オープンラボ2013.10.16〜12.23


早稲田大学生命美学プラットフォーム(metaPhorest)の紹介展3期に参加します。


この展示では、全体を4期に分け、2組ずつmetaPhorestに現在あるいは最近在籍していたレジデンス・アーティストの仕事を紹介します。



かわうそだま、エスキース、部分

私は、いま構想中の制作のためのエスキースや、これまでの作品に関するエスキース、テキストを公開します。
また、熊の屏風絵も置きます。

お問い合わせ

会期:【3期】2013年10月16日(水)-12月23日(月・祝)
開館時間:11:00〜18:00
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合翌日),年末年始(12/28─1/3),保守点検日(8/4,2/9)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
   〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
観覧料:無料
主催:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
問合せ:0120-144199
URL:ICCオープン・スペース2013


HANARARTはならぁと2013.10.12〜10.20


奈良・町家の芸術祭にて、金魚研究所が開催する「金魚ルネッサンス2013」に参加します。




錦魚遡上絵巻(仮称)、エスキース、部分
金魚についてのテキスト

おもに、金魚研究所での活動をまかされています。
12日15時〜トークイベントもあります。
出演:銅金裕司、郡司ペギョ キンギョ 油キョ、ほか
司会:中村恭子

お問い合わせ

会期:2013年10月12日(土)-10月20日(日)
開館時間:10:00〜17:00
会場:柳町商店街一円
観覧料:無料
問合せ:HANARART実行委員会 090-9215-6847
URL:http://hanarart.main.jp

青土社『現代思想』6月号ガタリ特集に、原稿を寄せています 2013.5.27発売予定


《百刻みの刑》、《冴截図》、《蛸工図》、《熊奏図》の作品図版と、制作にまつわるテキスト「珠(たま)を放つ」が掲載されます。


『現代思想 2013年6月号』
フェリックス・ガタリ
定価1,300 円(本体1,238 円)
ISBN978-4-7917-1263-2

お問い合わせ

問合せ先:青土社HP


第7回内部観測研究会・第24回計測自動制御学会SI部門共創システム部会研究会2013.3.2〜3.3


今年度考えてきた制作、水玉が出る話をします。作品《熊奏図(ゆうそうず)》も展示します。



概要
「熊を奏でて」
中村恭子
「人間」が生まれるとき、人はぬいぐるみになる。人と熊は鼻を付き合わせて暮らし、歌い踊り、お祭り騒ぎ。やがてバラバラに首を切られて並べられ、熊は「人間」の装束を被ってぬいぐるみになる。人が熊になったのだ。すると花矢に導かれながら、ぬいぐるみの綴じ目から、自然に託された人工が飛礫のように飛び散る。それはすなわち熊が人になること(人工を自然に託す)でもある。このようにして、熊も人も「人間」になる。つまり、自然が入っていない人は、「人間」ではないということだ。

お問い合わせ

期日:2013年3月2日(土)〜3(日)
会場:理化学研究所和光キャンパス脳科学総合研究センター(BSI)池の端研究棟3F会議室
主催:計測自動制御学会(SICE) SI部門共創システム部会,灘研究連絡会
問合せ先:
灘連/灘研究連絡会(トップページ)


アートミーツケア学会 愛媛大会 2012.12.16



京都造形芸術大学でのドローイングワークショップを取りまとめた実践報告を行います。

「ドローイングワークショップによるイメージ生成の実践モデルの構築」
中村恭子・銅金裕司

概要
京都造形芸術大学では2007年度から新入生に対して観察、判断をする力、創造、表現をする力を集中的・持続的
に育成するためにベーシックワークショップ(前期14回月曜1~4時限(80分×4時間))に加えてグループワーク
ショップ(夏休み集中講義10日間1~4時限(80分×4時間))を行っている。後者のグループワークショップは
我が校の独特な巨大な「ねぶた」の制作であるが、前者のベーシックワークショップは新入生850人を22クラスにし
て毎週、オリジナルなさまざまな内容のワークショップを実施している。なかでも、ドローイング系すなわち描く
ことについての実施実験から、イメージ生成のヒントを示す結果を得た。
  例えば絵を描くとき、多くの人が「よく見て描きましょう」と教えられたことがあるだろう。「よく見ること」
とはどのようなことだろうか? 例えば、目の前にある机を描くとする。我々は、目前の机を触ると、瞬時にそのリ
アルさ、机の感じ、を実感することが出来る。にもかかわらず、ドローイングにおいて、鉛筆を介して紙に机のリ
アルさを落とし込もうとした瞬間、急に机の感じ、リアルさが遠ざかってしまう。目を閉じれば、その机を克明に
脳裏に描くことができ、机と身体がぴったり馴染んで接続しているのにもかかわらず、ただ一本の鉛筆の媒介が、
手から紙への馴染みを難しくさせる。「よく見ること」への理解とは、この馴
染みの力、つまり机=世界への自分らしい視点(拡張性、媒体性)をいかに習得するかである。これを拡大して考える
ならば、世界に接近し、関わり、自分らしく最適に(アーティスティックに)生きていく視座を養うことにもつながる
だろう。これが、自分の眼で「見るという作用そのもの」を探求することであり、真なるドローイング=アートの実
践の到達点であると考えられる。
  ところが、「よく見ること」の視点は元来、独自性があるために、通常は相当の時間をかけて個別に体得される
もので、抽象的に表現される場合も多く、普遍的・具体的には整理され難い。にもかかわらず、多くの画塾や技術
書では、ステレオタイプなものの見方を一律に教えてしまい、各々が自らの気付きによって自分らしい視座を見出
すという本来的な「よく見ること」を習得していくことが難しい。本研究では「よく見ること」の定量化・システ
ム化を目指したワークショップ型プログラムを考案し、実践(実技)を通して、学生の描く(よく見る)技術における
基礎的な技術向上を短期間に図ることをサポートするとともに、視点を拡張していく独自の感性を模索する契機を
寄与した。そこで本大会では、その実践成果を報告するとともに、イメージ生成に関する実践モデルをドローイン
グによって構築することを目指した「システムドローイング」について概説し、次回以降にも継続する、新しい美
術教育となるワークショップ型講座のグランドビジョンを提起する。

お問い合わせ

問合せ先:
アートミーツケア学会事務局


早稲田大学理工学術院アーティストインレジデンス研究発表展「生命美学展」 2012.10.18〜10.27



カニの作品と最近考えているクマに関する研究ポスターを展示します。

展示会場の都合上、《蟹盃図》と蟹を捌く動画しか展示できませんでしたが、くまのポスターは面白いものができたと思いますので、どうぞ読みに来て下さい。

展覧会主旨
 metaPhorestは,生命科学や生命論の展開を参照しつつ,「生命」を巡る美学・芸術(生命美学)の実験・研究・制作を行うためのプラットフォームです。2007年から,早稲田大学先端生命医科学研究施設(TWIns)の生命科学系の研究室内に設置されています。「生命とは何か?」という問に根源的な興味を持つアーティスト・表現者が,比較的長期(1年以上)に亘って滞在し,生命科学研究の現場で,実験設備やセミナーなどを科学者たちと共有しながら,それぞれの研究・創作活動するための機会を提供してきました。
 僕たちの研究室では様々なアーティストたちが常駐し,それぞれの立場から「生命とはなんぞや」という課題について,表現行為を通じて模索し,実験生物学を専攻する学生やポスドクと実験室や設備をシェアしながら,日々のセミナーや学会発表を行ってきました。とはいえ,決して「仲良く一緒に科学と芸術の融合領域を楽しみましょう」というものではありません。むしろお互いがお互いの足元を鋭く批判し合う緊張感の中でこそ,この活動の意義があります。そんな中から,たとえば実験的なアートのプロジェクトの過程で見出された未知の生命現象から,新たな科学研究テーマが派生することもしばしばありましたし,研究室の意識や方向性にも色々な変化や気付きがもたらされました。
 こうした試みを続けて5年目の今年,8組のレジデンス・アーティスト/研究メンバーに,成果の一部を発表してもらうことになりました。彼らのバックグラウンドは,日本画,油画,コンピュータ・アート,サウンド・アート,生物学,ファイン・アート,クリティカル・デザインなど,とても多様です。実際の作品も,手法,方向性に大きな多様性があります。グループ展とはいえ,グループとしての統一的な視座がある,という訳でもありません。しかし,そのいずれもが,何らかの形で「生命とはなにか」「生命とは何かとはどういう問いか」を巡っています。

展示の様子

お問い合わせ

期日:2012年10月18日(木)〜27(土) 11:00-19-00 (日曜休館)
会場:東京都新宿区大久保3-4-1早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館 1F
レセプション:10月118日18:00〜
主催:
早稲田大学 理工学術院 電気情報生命工学科 (岩崎研)、科学研究費補助金 基盤研究 (C)
問合せ先:03-5369-7317
生命美学展サイト、パンフレットダウンロード


第6回内部観測研究会・第23回計測自動制御学会SI部門共創システム部会研究会 2012.3.17〜3.18



「精神の経済学ー作品制作による集合と離散のファンタズマ」を発表します。

概要
 目打ちをして、暴れる鰻を三本の指で直線的に馴らしながら、血の線を周到に避けつつ、エラのちょうど下あたりから、一気に刃を入れる。しかし、鰻の本能は刃を拒む。ちょうど腸のあたり、肛門の上部で骨を縮め歪ませて、刃の進行を妨げるのだ。近年の調理師は、そうした難しさ、恐ろしさから短期的に冷凍することで仮死状態にしてから捌くという。しかし、それでは筋肉が硬直してしまい、焼き上がりの肉の絶妙な柔らかさは失われるそうだ。鰻の生への執着と、自らの死への畏怖を飼い慣らす、達意の精神性(無意識の欲望)こそが、世界へのたった一つの冴えたやり方である。するとどうだろう、なんと鰻が身を委ね始め、人の自然に対峙する直線的なやり方になじみながら、切先から美を開くのだ。
(「中村恭子筆《冴截図(Starry rift)》紙本彩色, 130×68 cm(縦×横), 2011年 」より)

《蛸工図》のミニ展示もあります。


展示の様子

趣旨

本研究会は,システムの不均衡の解消に伴って現れる非自明かつ大域的な現象とその発生メカニズムを追求する研究者が一堂に介し,研究発表と意見交換によって当該分野の発展に寄与すると共に,次世代を担う若手研究者の育成に貢献することを目的とする.

お問い合わせ

期日:2012年2月17日(土)10:00〜3月18日(日)16:20
会場:神戸大学六甲台キャンパス 百年記念館六甲ホール
懇親会:3月17日(土)
主催:計測自動制御学会(SICE) SI部門共創システム部会,神戸大学理学部非線形科学研究室,灘研究連絡会
問合せ先:上浦基(東京電機大学)  kamiura[ at ]mail.dendai.ac.jp
プログラム


銅金裕司・中村恭子展「精神の経済学」2012.2.14〜3.2



「集合と離散のファンタズマ」による五点星の庭をつくります。

最近の制作「集合と離散のファンタズマ」関連の作品を発表します。
B1階では論述のポスターなども掲示します。



趣旨

精神の集合と離散、
あるいは、エロティシズムそしてマニュアリティとは?
銅金は、原発なぞを生み出した人類の思考と感性を穿ち、
一方、中村は、日常の文化や風習に潜んだファンタズムが切り結ぶ、
圧倒的に明るい予見と洞察に満ちた新しい生命像を描く。
いま、貨幣を超えて、精神が流通する経済世界へ向かう。

お問い合わせ

期日:2012年2月14日(火)-3月2日(金)
開館時間:11:30〜19:00 オープニングレセプション14日17:00-
休館日:日曜
観覧料:無料
会場:art space kimura ASK? (2F) / ASK?P (B1F)
〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-5木邑ビル2F/B1F
Tel:03-5524-0771
Fax:03-5524-0772
URL:art space kimura ASK?


アートミーツケア学会2011年度京都大会2011.11.26〜.11.27



ポスター発表(26日)、口頭発表(27日)を行います。

ポスター発表:11月26日17:00〜17:30
口頭発表:11月27日11:40〜12:10
最近の制作「集合と離散のファンタズマ」について発表します。


要旨

 阪神・淡路の震災の翌朝、消火活動が終ったばかりの焼け野原で、消防士がやっと火が消えたなどと言いながら、残り火で煙草を一服吹かしていたという話を聞いたことがある。全ての火は火だ。人は大きな火から小さな火を分離して利用する。こうして「人は偉大な一歩」である。今度の東日本の震災でも、東北沿岸部を中心に深い爪痕を残し、いかにも処理がおぼつかない。津波などの発生により、家や、家族や、親しい人々、思い出さえもさらわれてしまった被災者に対して、多くの支援物資や義援金などが求められている。震災直後には被災者自身が報道インタヴューに立ち、必要なものを訴える姿も見た。その中で、興味深いものが求められていた。それは花だった。水よりも食料よりも花だという。死者への献花だろうが、人はいつからか、このような窮境においても「花」を欲求する生命なのだと感心した。死を集合し、象徴する花。こうして、「人は偉大な一歩」である。
 発表者の研究テーマは、一貫して「生命とはなにか」である。中村はこの問いについて、精神あるいは肉体の「集合と離散」というタイプ・トークン的な両義構造として理論的に構想し、そのモデルとしての絵画制作を実践してきた。これまでは、バタイユやドゥルーズに準拠して、ランとハチの疑似交接を題材に、その両者の肉体性を離散化し、彼らの知性(認識、精神性)を集合する(バタイユの説くエロティシズム、すなわち、死を前にした歓喜なる実践と言えるだろう)作品を描いてきた。一方で、その逆走型の両義構造も模索した。つまり、生を前にした歓喜なる実践とは何か。人は世界に原初的で美的な知恵・対処を為すことができる。例えば、目の前にカニが置かれたとき、どのようにアプローチし得るか。食べ散らかすのではなく、あるいは解剖学的な意味で解体するのでもない。余すところなく食べるために、美しく捌く。この時、人の肉体は世界意識(ここではカニ)へと集合し、精神は世界意識へと離散し、連鎖してゆく。このような生を前にした生きた知恵こそが、「人は偉大な一歩」である。
 もちろん、こうした創発的対処は、あらゆる生命が為し得る技と言える。しかし、人は一線を画す部分がある。それは、震災で見た、「花」という精神基盤を持った人であり、全ての火の煙に巻かれる人だ。ここでは人は圧倒的に他の生命とは違う生命を生きている。中村はそのような人が為す世界へのアプローチのあり方を、バタイユのエロティシズムから発展させつつ、銅金が説いたマニュアリティー論とプレグナンスさせ、肉体の集合・精神の離散という逆走型の両義構造へと再定義し、絵画としてモデル化した。カニで例示したような、人の手による「集合と離散」とは、自然や心理への心の解像度を上げる、日常のファンタズムだろう。今後、そうしたつぶさな事例をいっそう拾い集め、明示し絵画化していくことは、生命の一員としての人が為し得る未曾有の感性を養うことができるだろう。このような活動こそが、人の未来を見失いつつある昨今において、アートのできる役割だろう。

お問い合わせ

期日:2011年11月26日(土)-27日(日)
会場:京都造形芸術大学(京都・瓜生山キャンパス)
〒606-8271京都市左京区北白川瓜生山2-116 地図
Tel:0742-43-7055
Fax:0742-49-5501
口頭発表・ポスター発表詳細:発表詳細
AMC大会プログラム、チラシダウンロード


HANARARTはならぁと2011.10.8〜10.30


奈良・町家の芸術祭にて、卒業制作「汀の精神」を出品しています





郡山水中美術館 アート作品展示

麹の香り漂う広々とした元酒蔵に金魚アート作品を展示します。
水中を泳いでいるような気分でご覧ください。 

お問い合わせ

会期:2011年10月22日(土)-10月30日(日)
開館時間:10:00〜16:30(最終日は15:00まで)
会場:大和郡山市新中町26 浅井邸酒蔵
観覧料:無料
問合せ:K-Pool Project 0743-21-3201
主催:K-Pool Project
URL:http://hanarart.main.jp/area_K_06.html



第5回内部観測研究会2011.3.12〜3.13 中止決定


3月11日の東北関東大震災の影響により、研究会は中止となりました。

・・・・・

作品「百刻みの刑」についてのポスター発表と、関連する次回作品の素描展示(集合と離散のファンタズマ)を行います。

趣旨

本研究会は、システムの不均衡の解消に伴って現れる非自明かつ大域的な現象とその発生メカニズムを追求する研究者が一堂に介し、研究発表と意見交換によって当該分野の発展に寄与すると共に、次世代を担う若手研究者の育成に貢献することを目的とする。

お問い合わせ

会期:2011年3月12日(土)-3月13日(日)
主催:灘研究連絡会
会場:東京理科大学 神楽坂キャンパス 241, 242教室 アクセス
参加費:無料
プログラム: http://qwik.jp/nada-ren/5wimprog.html
URL:http://qwik.jp/nada-ren/5wim.html


ラン懇話会62回大会2010.12.5



12月5日に約1時間くらいの講演をします。

私の講演は13:40~14:30です。
題目「ランの解剖学―ランとイメージの創作性」
新作「百刻みの刑」とその集合と離散について話します。

お問い合わせ

期日:2010年12月5日(日)
時間:11:00~16:40
会場:東京農業大学「食と農」の博物館
   〒158-0098 東京都世田谷区上用賀2-4-28
   (東京農大世田谷キャンパス正門より徒歩3分)
TEL 03-3426-2638 FAX 03-3425-2554
大会プログラム:ラン懇話会62回大会プログラム
*17:00~19:00まで懇親会(懇親会会費3500円(学生は1500円))
 @「食と農」の博物館1階カフェ・プチラディッシュ
*大会参加に予約は不要です。
*演者の都合等により、講演の順序や時間が変更されることもあります。あらかじめご了承ください。
*会場の「食と農」の博物館および併設のバイオリウム(展示温室)は通常開館中(入場無料)。見学自由です。
URL:ラン懇話会


銅金裕司・中村恭子「シルトの岸辺」展 2010.11.30〜12.16(小スペース11.30〜12.11)



11月30日にオープニングパーティー 17:00~ あります。

博士論文副査でもある銅金先生(京都造形芸術大学教授)との展覧会です。
前回同様、ランと昆虫の新作「百刻みの刑」を展示します。(2Fスペースに最近の主な作品を展示します)


ダーウィンは『英国産および外国産ラン類の昆虫による受粉』(1862年)で、ランが昆虫によって受粉される仕組みを検討し、アングレーカム属の異様に長い距(スパー)に対応する長さの口吻をもつ昆虫がいるはずだと示唆した。するとアーガイル公はそれに噛みつき、そんなことが自然に起こる可能性はなく、そこに創造主の知恵を見るべきだと主張したという。この創造主というランと昆虫の境界、あるいは岸辺の周辺について。
そこで、我々は、我々の作品そのものの中に創造主さえ投げ込むことにしたのだ。
すると、どうだろう、その境界はみごとに振動しはじめ、優雅な生きたドローイングが描かれだし、離散して、百刻みの刑になった。

中村恭子・銅金裕司

お問い合わせ

会期:2010年11月30日(火)-12月16日(木)
会場:art space kimura ASK?(2F)
会期:2010年11月30日(火)-12月11日(土)
会場:art space kimura ASK?(新設B1F)
〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-5 木邑ビル2F
TEL 03-5524-0771 FAX 03-5524-0772
開館時間:11:30〜19:00(最終日17:00まで)
休館日:日曜、祝日
観覧料:無料
URL:art space kimura ASK?


中村恭子展 ランの解剖学―生殖の線と百刻みの刑 2010.10.8〜11.10



10月7日(木)18:00〜オープニングパーティーがあります

ランと昆虫の新作「百刻みの刑」を展示します!



ジュエリーショップなので、通常のギャラリー空間とは異なります。
ご理解とご協力をお願いいたします。

お問い合わせ

会期:2010年10月8日(金)-11月10日(水)
会場:ジオデシック
〒153-0042 東京都目黒区青葉台2-16-7
TEL:03-6415-7488
開館時間:12:00〜20:00(最終日15:00まで)
休館日:木曜
観覧料:無料
URL:http://www.geodesique.co.jp/


郡司ペギオ幸夫著『生命壱号』7月下旬に出版予定



郡司ペギオ幸夫『生命壱号』青土社, 2010

トラとキツネの絵を装丁に使って下さっています。

01007刊/四六判/380頁
C0010 定価2520 円(本体2400 円)
ISBN978-4-7917-6514-0

「対立し相反するように見えることを個物のなかで調停し、壊れずに動き続ける画期的生命モデルの全貌。生命を理解する、とはどういうことか?」

URL:青土社リンク


第四回 内部観測研究会 2010.3.5-3.7


5日に「ランの解剖学 ー ランとイメージの創作性」の発表を行います。最近考えているランと昆虫の「百刻みの刑」についても言及します。

趣旨

 松野孝一郎による内部観測の提唱から20年、郡司ペギオ幸夫の存在論的観測理論の構築から15年が経とうとしています。その間、当時盛んであった人工生命や複雑系の研究やその成果が既存分野に拡散・浸透していくのとは独立に、しかし並行的に、内部観測の適用範囲も広がってきました。他方で、今日の科学はより情報工学的な意味でのシステム、そしてシステムの記述可能性を前提として進んでいるように思います。原理的な問題を追求するよりも、まずは計算可能な領域を拡大し、シミュレートすべきである、それでも扱い得ない問題があるのならば、そのような問題は重要かつ原理的であり、考える価値がある、しかし問題が原理的であるのか否かの判断は(常に)今は時期尚早である、と。果たしてそうなのでしょうか? そうではない、と私たちは考えます。内部観測が徹底的に考え抜いた、システム、相互作用、機械論、観測者などについての議論は、色あせるどころか、その有効性を証示する結果は少しずつ、しかし着実に増えてきています。 本研究会は、日頃それぞれの個別分野で活動している研究者たちが、自らの研究を報告し、また専門の枠の中では議論しづらいトピックを提起し、そして今日アクチュアルな問題を交換し合うことを目的として開かれます。今回は思いのほか多数の講演者・参加者にご参加いただけることになり、内部観測の提示した問題群の変わらぬ重要性を改めて再確認しています。
(文責:高橋達二)

お問い合わせ

会期:2010年3月5日(金)-3月7日(日)
主催:灘研究連絡会
会場:東京理科大学 神楽坂キャンパス 341教室 (3号館4階)
参加費:無料
URL:http://arn.local.frs.riken.jp/IM/index.html


中村恭子 日本画作品展 2010.1.7-1.11


第49回全日本蘭協会洋ラン展「サンシャインシティー 世界のらん展2010」にて、作品展を行います。ランを描いた作品を10点程出展します。

ごあいさつ

この度、第49回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展2009」において中村恭子日本画作品展を開催いたします。本作者はランを中心に植物の世界への論理を用いて生物の創造性あるいは発生プロセスを研究しています。植物を描くことで世界を裏返実験的な制作を、何卒ご高覧の程宜しくお願い申し上げます。

お問い合わせ

会期:2010年1月7日(木)-1月11日(月・祝)
主催:全日本蘭協会(AJOS)
会場:池袋サンシャインシティ(コンベンションセンター)文化会館2階
〒170-8630 東京都豊島区東池袋3−1 サンシャインシティ
交通:サンシャインシティのホームページでご確認ください。http://www.sunshinecity.co.jp/
TEL:03-6380-5887
開館時間:10:00〜18:00(最終日15:00まで)
休館日:無休
観覧料:無料
URL:http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/event/e0605.html


東京藝術大学大学院美術研究科博士審査展 2009.12.8-12.20


大学では最後の展覧会です。
15日15時から博士論文の口頭発表も行います。

ごあいさつ

東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程の最終審査を一般公開いたします。 本展覧会は、博士学位の修得を目指す学生達にとって最終関門であると共に、 大学院在学中の集大成としての作品、研究を発表し、今後、作家・研究者として活動していく上で、 出発点となる展覧会でもあります。

お問い合わせ

会期:2009年12月8日(火)-20日(日)
休館日:月曜日休館
開館時間:午前10時〜午後5時 (入館は午後4時30分まで)
会場:東京藝術大学大学美術館
観覧料:無料
主催:東京藝術大学
問い合わせ:美術学部教務係 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL:050-5525-2122
ハローダイヤル:03-5777-8600
URL:http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exhibitions_ja.htm


東京芸術大学日本画第一研究室発表展 2009.8.29-9.6


私は「ランの解剖学」をテーマにした関連作品を出品予定です。

ごあいさつ

この度、東京藝術大学大学美術館陳列館、正木記念館2階において「東京芸術大学日本画第一研究室研究発表展」を開催いたします。
この展覧会は、東京藝術大学大学院日本画第一研究室の学生と担当教員の研究成果の発表を主とし、展覧会の企画・運営など作品展示に関する総合演習として行われているものです。
学生の自主企画展としてはじまった展覧会ですが、平成15年度より日本画第一研究室の正規カリキュラムとして実施しております。
また、第一研究室担当教員、学生が作品を出品し、研究成果の公表と大学教育の一現場を公開する事を目的としております。

お問い合わせ

会期:2009年8月29日(土)-9月6日(日)
主催:東京藝術大学日本画第一研究室
会場:〒110-8714
   東京都台東区上野公園12-8
   東京藝術大学大学美術館陳列館
TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600
開館時間:10:00-17:00(最終日は閉館16:30まで)
休館日:無休
観覧料:無料
URL: http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/current_exh...
ホームページ: http://www.geidai.ac.jp/labs/ichiken/

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日本ナボコフ協会年次大会 2009.5.16


第11回日本ナボコフ協会年次大会で、ミニ展覧会と発表を行います。
生殖の線シリーズの作品5点程度出品いたします。
発表は、ランを通して読むナボコフ著『アーダ』というような内容です。

ウラジーミル・ナボコフは小説家であると同時に蝶の研究者としても知られ、昆虫や植物に対しての知識も深かったことが知られています。ナボコフの代表的作品の一つに、ラン科植物や昆虫が次々に登場する『アーダ』があります。私はこの作品がある部分は、ランと昆虫の不思議な駆け引きそのものを小説として具現化しているように思いました。発表では『アーダ』に登場するいくつかの表現とそれにまつわるランと昆虫の話を比較しながら、小説が表現するランの営みの不思議な一面を、私の絵画作品にもふれつつ紹介したく思います。
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「生命の解剖学」生きた自然を描く—中村恭子日本画作品展 2009.2.14〜2.22, 2.28〜3.7


数奇和大津ギャラリー、数奇和東京ギャラリーにて、展覧会を開催いたします。
展覧会には郡司 ペギオ-幸夫さん、若島 正さんが文章を寄せて下さいます。
私は大津では20点程度、過去の作品も何点か出品いたします。
東京では最近の生殖の線シリーズを中心に10点程度展示いたします。

15日は郡司さん(中央)がいらっしゃいました。

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会期:2009年2月14日(土)-2月22日(日)
会場
:滋賀県大津市神領3-2-1数奇和大津ギャラリー
TEL:077-547-3209
開館時間:11:00〜18:00
休館日:火曜日
観覧料:無料

会期:2009年2月28日(土)-3月7日(土)
会場:東京都杉並区西荻北3-42-17ツインハイツ1F数奇和ギャラリー
TEL:03-3390-1155
開館時間:11:00〜19:00
休館日:日曜日
観覧料:無料
URL:http://www.sukiwa.net
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グリーン情報 Garden Center 1月号 掲載


グリーン情報 Garden Center(ガーデンセンター) VOL.417の1月号、
特集:園芸×アートで「自然を描く〜園芸に生きた芸術家」の章に作品が紹介されています。

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http://www.green-joho.jp/
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中村恭子 日本画作品展 2009. 1.8〜1.12


第48回全日本蘭協会洋ラン展「サンシャインシティー 世界のらん展2009」にて、作品展を行います。
ランを描いた作品を10点程出展します。

ごあいさつ

この度、第48回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展2009」において中村恭子日本画作品展を開催いたします。本作者はランを中心に植物の世界への論理を用いて生き物の創造性あるいは発生プロセスを研究しています。植物を描くことで世界を裏返すという実験的な制作を、何卒ご高覧の程宜しくお願い申し上げます。

お問い合わせ

会期:2009年1月8日(木)-1月12日(月)
主催:全日本蘭協会(AJOS)
会場:池袋サンシャインシティ(コンベンションセンター)文化会館2階
〒170-8630 東京都豊島区東池袋3−1 サンシャインシティ
交通:サンシャインシティのホームページでご確認ください。 http://www.sunshinecity.co.jp/
TEL:03-6380-5887
開館時間:10:00〜18:00(最終日15:00まで)
休館日:無休
観覧料:無料
URL:http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/event/e0605.html
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東京藝術大学日本画第一研究室発表展 2008. 9.20〜9.28


私は「ランの解剖学」をテーマに10作品程度展示いたします。

ごあいさつ

この度、東京藝術大学大学美術館陳列館、正木記念館2階において「東京芸術大学日本画第一研究室研究発表展」を開催いたします。
この展覧会は、東京藝術大学大学院日本画第一研究室の学生と担当教員の研究成果の発表を主とし、展覧会の企画・運営など作品展示に関する総合演習として行われているものです。
学生の自主企画展としてはじまった展覧会ですが、平成15年度より日本画第一研究室の正規カリキュラムとして実施しております。
また、第一研究室担当教員、学生が作品を出品し、研究成果の公表と大学教育の一現場を公開する事を目的としております。

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会期:2008年9月20日(土)-9月28日(日)
主催:東京藝術大学日本画第一研究室
会場:〒110-8714
   東京都台東区上野公園12-8
   東京藝術大学大学美術館陳列館
TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600
開館時間:10:00-17:00(最終日は閉館16:30まで)
休館日:無休
観覧料:無料
URL: http://www.geidai.ac.jp/labs/ichiken/
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Midsummer Show 2008 - 10 emerging artists - 2008. 8.1〜8.22


Azabu Art Salonにて生殖の線シリーズの”ハナバチ”と”コトスキー”を展示いたします。

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会期:2008年8月1日()-8月22日()
開廊時間:12:00〜19:00
所在地:〒106-0045
    東京都港区麻布十番1-5-10アトラスビル1F
    Azabu Art Salon
    大江戸線7番出口より徒歩1分、南北線5a出口より徒歩2分
TEL:03-5414-2118
休日:日、月曜日
観覧料:無料
URL:http://www.azabuartsalon.com/
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中村恭子 日本画作品展「ランの解剖学」2008. 3.7〜4.2


長野県高森町蘭植物園で、2回目の展覧会です。
「生殖の線」のシリーズで、本画とデッサンによる、実験的な展覧会になると思います。

「例えばあるランの花にどんどん接近していって、内から外を見る、あるいは外から内を見る。今までとは少し違った視点や感覚で世界を裏返したら、どの様でしょう? 」

ごあいさつ

「ランの解剖学」
 描く、というのは単に目前にあるものを自己のうちに映しとる鏡のようなことではありません。例えばあるランの花の、内にある秘密や原因をあばいて、その生命を見極め、さらにその一つ花のから無限に複雑な存在の可能性を見出すこと、なのです。
 植物には人間のそれとは違った秩序、知の体系があります。植物の世界はとおり一遍では難解で、エロティックな暗示に満ち、悪魔的で、眉をひそめるような内容に映るでしょう。例えばオフリスとミツバチの関係。イメージの重心を気まぐれに転移して、身体が交換可能な精神。この両者の模倣、反復と「ずれ」は知性そのものです。ところで、そういった生き物の知性が、執拗でいて、ともすればある極限で吹っ切れるような眩暈に似た瞬間があります。その時しばしばある「笑い」の気。生き物の行いには自分が作り出したものにあまり真面目に、深刻になりすぎないように自ら笑い飛ばすしたたかな諧謔があるようです。神に対して悪魔がいるように、ランを解いていく時に本題にそって影のようにつきまとうこの「笑い」の、世界に対する二重の視点は、「生き物らしさ」へのヒントがあるように思います。
 世界の全てはもともと屈曲したものなのでしょう、世界には不可解な程に狡猾なものが存在します。それがどのような倒錯や奇怪な表現や現実であっても、植物の生命の世界でごく当たり前のように必要不可欠に流転している関係、相関であれば、そこに人が昔そうであった太古を思い出しても不思議はありません。ランの内部の風景から世界を見つめ直した時、ランは何か重要な本質を示唆してくれるでしょう。これは、諧謔の花の、愛の解剖学なのです。

参考文献: 澁澤龍彦著「幻想の彼方へ」/美術出版社1976, 高橋康也編解説「”知の果ての笑い”(澁澤龍彦文学館 7諧謔の箱より)」/筑摩書房1991, ジョルジュ・バタイユ著/中山元訳「呪われた部分 有用性の限界」/ちくま学芸文庫2003, ロバート・バートン著/斉藤美洲訳「”恋愛病理学”(澁澤龍彦文学館 3脱線の箱より)」筑摩書房1991.

お問い合わせ

蘭ミュージアム高森
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
休園日:木曜日
所在地:〒399-3107
長野県下伊那郡高森町出原512-73
電話:0265-34-3130
URL:http://www.ran-museum.jp/
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中村恭子 日本画作品展「ランの解剖学」2008. 1.5〜1.8


第47回全日本蘭協会洋ラン展「サンシャインシティー 世界のらん展2008」にて、作品展を行います。
ランを描いた作品を10点程出展します。

ごあいさつ

この度、第47回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展2008」において中村恭子日本画作品展「ランの解剖学」を開催いたします。本作者はランを中心に植物の世界への論理を用いて生き物の創造性あるいは発生プロセスを研究しています。植物を描くことで世界を裏返すという実験的な制作を、何卒ご高覧の程宜しくお願い申し上げます。

「…とおり一遍では難解で、暗示に満ちた、窺い知れない植物の世界。そのような花の、今までとは少し違った視点や感覚で世界を裏返して見たら、どの様でしょう? 」

「ランの解剖学」
 描く、というのは単に目前にあるものを自己のうちに映しとる鏡のようなことではありません。例えばあるランの花の、内にある秘密や原因をあばいて、その生命を見極め、さらにその一つ花のから無限に複雑な存在の可能性を見出すこと、なのです。
 植物には人間のそれとは違った秩序、知の体系があります。植物の世界はとおり一遍では難解で、エロティックな暗示に満ち、悪魔的で、眉をひそめるような内容に映るでしょう。例えばオフリスとミツバチの関係。イメージの重心を気まぐれに転移して、身体が交換可能な精神。この両者の模倣、反復と「ずれ」は知性そのものです。ところで、そういった生き物の知性が、執拗でいて、ともすればある極限で吹っ切れるような眩暈に似た瞬間があります。その時しばしばある「笑い」の気。生き物の行いには自分が作り出したものにあまり真面目に、深刻になりすぎないように自ら笑い飛ばすしたたかな諧謔があるようです。神に対して悪魔がいるように、ランを解いていく時に本題にそって影のようにつきまとうこの「笑い」の、世界に対する二重の視点は、「生き物らしさ」へのヒントがあるように思います。
 世界の全てはもともと屈曲したものなのでしょう、世界には不可解な程に狡猾なものが存在します。それがどのような倒錯や奇怪な表現や現実であっても、植物の生命の世界でごく当たり前のように必要不可欠に流転している関係、相関であれば、そこに人が昔そうであった太古を思い出しても不思議はありません。ランの内部の風景から世界を見つめ直した時、ランは何か重要な本質を示唆してくれるでしょう。これは、諧謔の花の、愛の解剖学なのです。

参考文献: 澁澤龍彦著「幻想の彼方へ」/美術出版社1976, 高橋康也編解説「”知の果ての笑い”(澁澤龍彦文学館 7諧謔の箱より)」/筑摩書房1991, ジョルジュ・バタイユ著/中山元訳「呪われた部分 有用性の限界」/ちくま学芸文庫2003, ロバート・バートン著/斉藤美洲訳「”恋愛病理学”(澁澤龍彦文学館 3脱線の箱より)」筑摩書房1991.

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会期:2008年1月5日(土)-1月8日(火)
主催:全日本蘭協会(AJOS)
会場:池袋サンシャインシティ(コンベンションセンター)文化会館2階
〒170-8630 東京都豊島区東池袋3−1 サンシャインシティ
交通:サンシャインシティのホームページでご確認ください。 http://www.sunshinecity.co.jp/
TEL:03-6380-5887
開館時間:10:00〜18:00(最終日15:00まで)
休館日:無休
観覧料:無料
URL:http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/event/e0605.html
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東京藝術大学日本画第一研究室発表展 2007. 9.20〜9.27

ごあいさつ

この度、東京藝術大学大学美術館陳列館、正木記念館2階において「東京芸術大学日本画第一研究室研究発表展」を開催いたします。
この展覧会は、東京藝術大学大学院日本画第一研究室の学生と担当教員の研究成果の発表を主とし、展覧会の企画・運営など作品展示に関する総合演習として行われているものです。
学生の自主企画展としてはじまった展覧会ですが、平成15年度より日本画第一研究室の正規カリキュラムとして実施しております。
また、第一研究室担当教員、学生が作品を出品し、研究成果の公表と大学教育の一現場を公開する事を目的としております。

お問い合わせ

会期:
2007年9月20日(木)-9月27日(木)
10:00〜17:00(最終日16:30まで)
主催:東京藝術大学日本画第一研究室
会場
:東京藝術大学大学美術館陳列館
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL: ハローダイヤル 03-5777-8600
開館時間:10:00−17:00(最終日は閉館16:30まで)
休館日:無休
観覧料:無料
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東京藝術大学創立120周年企画 「自画像の証言」展 2007. 8.4〜9.17


自画像が展示されます。

ごあいさつ

東京藝術大学大学美術館所蔵の自画像作品は、明治31年7月卒業の北連蔵、白滝幾之助から始まり、明治期においては190点、東京美術学校時代(昭和26年度まで)は1000点を超え、一時期途絶えたものの、現在も卒業制作として自画像収集は引き続いており、その総数は5000点近くになります。
 一世紀以上前から現在までの自画像とその画学生の語りかけてくる「真の現実の世界」は、われわれに「歴史」を感じさせてくれます。明治、大正、昭和、平成と時代は移り変わり、それぞれの時代の社会や文化の歴史と、二十歳前後にまで成長した個人の歴史とが、交差する地点で生み出されているものが、「自画像」作品といえるかもしれません。
 その時代の歴史を背負いながら生み出された自画像作品が一枚一枚積み重なると、その総体は日本列島そのものの歴史的世界の一つが形成されてくる、いわば、日本の近代化、国際化の歴史の証言ともいえそうです。約160点の自画像をお楽しみください。

お問い合わせ

主催:東京藝術大学保存修復油画研究室 050-5525-2278
会場
:東京藝術大学大学美術館陳列館
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
TEL: 050-5525-2200(代表)
開館時間:10:00−17:00(入館時間は16:30まで)
休館日:月曜(ただし9月17日(月)は開館)
観覧料:無料
URL:http://www.geidai.ac.jp/guide/120th_anniv/self_p_01.html
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中村恭子展 —植物的方法— 2007. 3.2〜3.28


長野県高森町蘭植物園で、個展を開催します。

…例えば植物の世界ではゲームか機械のようにn個の性が自己回帰的に増殖していく。そのような彼らにははたして「私」という観念がないだろう、あるいは全ての生命が「私」とも言える。ここでは精神は外部に宿るのだ。自分の分身はどこにでもいて、たとえ体の部分が変形して一部が金属になってもなんの不思議はない——

ごあいさつ

本展示は、植物園の来園者に対する問いかけの新たな切り口として、植物と絵画作品による競演を試みるものです。
科学だけでは伝えきれない植物の重要な本質を、アートという観点から示唆し、植物的な創造の手法を示すことで人間の現実認識の新たな経路を提案します。

お問い合わせ

蘭ミュージアム高森
開園時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
休園日:木曜日
所在地:〒399-3107
長野県下伊那郡高森町出原512-73
電話:0265-34-3130
URL:http://www.ran-museum.jp/
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