関西エリアで電子工作の普及で活躍されているPUPさんの2020年末の頒布に反応し、
メールで連絡させていただいたところ、在庫あり頒布可能との連絡をいただき入手に至る。
表面実装部品が極少で難易度低、普通の電子工作キット経験者なら問題なく製作できる良キット。
ただし「製作手順書」は存在せず「製作注意資料」が提供されるので写真と想像力を働かせながら、
自分の製作技術を総動員して慎重に工作する必要あり。
製作段取り
1.ルーティン(routine)
PC画面に基板レイアウトを拡大表示するため、両面基板をスキャナーで画像ファイル化。
(毎回ルーペで基板のシルクやホールを確認するより100倍楽)
基板を拡大して目視チェック、パターン切れやショートのチェックのヒントになる。
製作注意資料の印刷。
2.工具準備
温調はんだごて、ニッパー、ラジオペンチ、ピンセット、プラスドライバー、棒ヤスリ、拡大ルーペ。
基板押え治具。
定規、LCRメーター。
3.線材等の準備
0.3oはんだ(細すぎて3mくらい消費! この倍くらいの太さのほうが楽)
性能確認
・アンテナ無しでMW放送/AM、FM放送放送の受信ができるほど高感度だった。
いずれSSGで感度測定をしてみたい。
・音量は個人が机上で使うには十分な大きさ。
・操作性…多機能故少々難しい。 慣れが必要。
工作時間は延べ6時間、実時間は2時間半程度?
作成途中に外部からの割り込みが多く、中断する毎に再段取りが必要…。
トラブルが皆無だったため回路図を参照することが無かった。
振り返ると、フラックスを一度も使わず一発取り付けのみだった。
頑丈な筐体とオールインワンなラジオに仕上がり、大満足です。