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マスコミの報道っていうのは世間に対して物凄く影響力があり、場合によっては全く無実の善良な市民を世紀の大犯罪者に仕立て上げてしまうこともあるし、犯罪の犠牲者の側に追い討ちをかけて人生をぶち壊すこともあり、また極悪非道の人達を結果的に大儲けさせることもある。
全てのマスコミがいつも品性や良識を保っていて、中立であり且つ正義感にあふれ奢ることもなく、、、なんてある訳がないのでそんな事言うつもりはありませんが、みんながみんな三流ゴシップ雑誌みたいな今の状況はあんまりではないでしょうか。 また、いまだに受験戦争に我が子を出征させ続ける親達のことを、日本をだめにしている元凶のように表現して馬鹿にしておきながら、一方では東大合格者氏名発表、どこよりも早い、なんて特集をいまだに載せつづけている良識派のはずの週刊誌も実に気に入りませんね。 週間Pとか週間Gなんてサラリーマンの味方なんていうけど3割くらいはエロ本みたいだし。 (原稿料頂いたことが一度だけあるのですがあの時の記事は真面目な記事でした) どうしてなんでしょうか、マスコミの皆さん、すこし頑張っていただけませんか。 いつも新聞記事で気になることがあります。 たとえばある会社が誰かに訴訟を起こされたとき、その会社のコメントとして掲載されるのはだいたい決まっています。 「訴状を見ていないのでコメントできません」 おいおい、またかよって感じですね。 取材したがこんなコメントしか取れなかったというのは仕方が無いとしても、私が記者だったら、こんな記事を載せてしまった以上は、訴状を見た頃を見計らって取材に行き、訴状を見たうえでのコメントを記事にしない限りプロとして収まりがつかないと思うのですが、皆さんどうしているのでしょうか。 でも実際はその頃になってニュースバリューが落ちてしまっていれば、仮に取材したとしても記事は編成会議で没にされたりするんでしょうか。 仮に取材しても、たぶん今度は「司法の手に委ねられたのでコメントは差し控えたい」と言うのでしょうけれど。 もうひとつ、いつもお決まりのコメントの一つに、脱税や法人税の修正申告を指摘された企業が必ず言うコメントがあります。 「税務署との見解の相違があったようだ」 殆どこういうコメントです。 「なんとかとおるでしょう、と、先生が言うのでそうしたのですが、やはりだめでした」 とか 「今まで何年もこの方式でとおしてきたのに、ついに指摘されましたか」 というようなすっきりするコメントをたまには誰か発表してくれないものでしょうか。 大手一流企業の談合摘発事件などの時も多くの人が本当は知っていることなのに、 「うちの業界に限らず、どこでもやっていることでしょうが」 とコメントする企業は見当たりませんね。 コメントする人がいないのか、いてもマスコミが取り上げないのかは分かりませんが、こういうのって国民性っていうのでしょうか。
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