シドニー周辺650kmレンタカードライブ2

更新日:2001.03.18

2001年2月02日(金) 14:00:CityのHertzでレンタカー借りてブルーマウンテンへ @ A

2月03日(土)ブルーマウンテンからFitzroy Falls,カンガルーバレーへ B C D E
2月04日(日)ウーロンゴンからオリンピック公園,シドニー市内 レンタカー返却 
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 さて,ドライブ2日目。この日特に感じたのは,ナビゲーターが欲しいっ! と言うこと。過去に,米国西海岸とハワイでレンタカーのドライブ旅行をやった経験はあるが,その時は,友人が乗っていて,もっぱら私がナビをやった。ナビがいると運転に余裕が出来るし,道も間違えにくい。

 今回は一人旅という事で何もかも一人でやったが,やはり一人は辛い。何度も道を間違えた。原因は,ラウンドアバウト。ラウンドアバウトはロータリー式の交差点で,ほとんどの場合は4叉路である。しかし,5叉路,6叉路なんていうのが時々ある。進入口の案内板を見て,時計回りに回りながら出口を数えて目的の方向に出て行くのだが,出口がいくつもあると,1つ違う方向に出ていってしまう。教えてくれる相棒が欲しい所だが,それでも,なんとかFitzroy Fallsに到着することが出来た。

▲Fitzroy Fallsの案内看板。「地球の歩き方」にも載ってなかったが,観光客は多かった。ただし,日本人はゼロ。

ブルーマウンテンは雨だったが,南下する内に徐々に天気は晴れてきて,

CFitzroy Fallsに到着する事が出来た。Fitzroy Fallsは,その名の通り,大きな滝。

→それより,私を喜ばせたのは,ブルーマウンテンでは霧で見えなかった,グランドキャニオンの様なテーブルマウンテン。

←次の目的地,カンガルーバレーまでは,数十キロの距離。テーブルマウンテンを眺めながらのドライブが続く。

→いたる所に牧場がある。しかし,あまり羊や牛は見かけない。人間より,羊の方が多いという話を聞いたことがあるが。。そう言えば,FOR SALEの牧場をちらほら見かける。

←途中,牧場に隣接した食料品店を発見。大々的にアイスクリームの看板を出している。きっと,自家製アイスクリームを食べさせてくれるだろうと,店の中に入っていったが,あったのは,スーパーでも売っている様な工場製造のアイスクリーム。がっかりしたが,暑かったので思わず買ってしまった。

→カンガルーバレーに到着。さぞや,野生のカンガルーがピョンピョンしているのだろうと思ったが,一匹も居ない。再び,がっかり。

←もう,高原はいいや,海が見たいなぁ。海岸まで一気に走っちゃおう,と走り出したが,行けども行けども高原ばかり。

→途中,小さな街並みが見えたと思うと,また高原。これの繰り返し。オーストラリアの広さがしっかり判ってしまった。途中,NOWRAの街を通り過ぎてしまい,75kmほどのロスが発生。でも,制限速度は110km,カンガルー注意の看板を見るもスピードを落とさず北上を開始すれば,遅れはすぐに取り戻せる。

NOWRAからBERRY,KIAMAを経て,PORT KEMBLAへ。

Dここの海は恐いくらい荒れていたが美しかった。この北には工業地帯のウーロンゴン(WOOLLONGONG)がある。

→沢山のカモメが風に向かうように翼を休めていた。ヒッチコックの映画「鳥」の様だ。でも,大変大人しく,人間の食べ物をねらったりはしない。

E2泊目の宿は,Thirroulのモーテル。地球の歩き方を見てあちこち見て回ったが,満員だったり,どう見ても評価が間違っているとしか思えないモーテルしかなかった。清潔度合いがイマイチだったが,日も暮れかかっていたし,特に危険もなさそうなのでここに決めた。$75で朝食無し,T/C不可。

Thirroulに泊まったのは訳がある。この西側にあるMt.Keiraは,世界的に有名なハンググライダーのフライトエリアなのだ。右は,その入り口を示す看板。

←3日目早朝,Mt.Keira Lookoutの,展望レストランに向かう。早朝だったので閉まっていたが,これはなかなか景色の良さそうなレストランだ。レストランの隣が,ハング専用のパーキングとなっていた。

→ハングエリアであることを示す看板があった。これによると,下の専門学校の付近にランディングがあるようだ。OZの観光客と二人,誰か飛びに来ないかなぁとしばらく待っていたが,誰も来ない。

←ハングランチャーの入り口。鍵がかかっていて入れなかったが,扉の先は,ハングが飛び出すためのランチャー台が見えた。雲を見ると,フォローの風。これでは,誰も飛びに来ないはずだ。

→ランチャー台の横には,自由に入れる展望台があり,Lake Illawarra,WOOLLONGONGにある製鉄所の煙突から出る炎等を見渡すことが出来る。風が変わるのを待っていたが,昼までには,シドニーに帰らなくてはならない。待ちきれず1号ハイウエイで一気にシドニーに向かったが,途中の分岐で標識を見落とし,69号線に入ってしまう。

 

 気がつけば,CAMBELLTOWN。むちゃくちゃ外れている。やがて,5号線にぶつかり,これでシドニーに向かう。

Fシドニー市街に入る前に寄り道して,オリンピック公園に向かう。広大な施設だったが,オリンピック後の今はひっそりとしていた。

14:00には,Hertzに車を返さねばならないので,Rozell Bayに架かる橋を渡って,一気にシドニー市街に入る。

G気がつくとSTAR CITYの近くに出て来ていた。前方には,シドニータワーが見えている。

→とにかく,渋滞にはまると大変なので,Sydney Exhibition Centreから,WILLIAM ST.方向を目指す。ところが,意外と道は空いていて,あっと言う間にHertzの前に着いてしまった。まだ,返却時間まで2時間もある。ちょっと遊び心を出して,バスで2回ほど行っている,ボンダイビーチを目指す事にした。

 しかし,油断大敵。シドニー市街に入ると,車の流れは悪くなり,キングスクロスの辺りでは,一方通行だらけで,完全に迷ってしまう。どうしようと思っていたところに,いつも乗っていた325番バスを発見。すぐさま,後ろについてWatsonsBayまで「誘導」してもらった。

Outer South Hdの辺りで,青空をカンバスに飛行機雲で宣伝文字を書いている飛行機を見つけた。左は,WIZARDの文字。

→ついに,憧れのボンダイに到着。もっと居たかったが,道は混んでいるし,早々に切り上げてWILLIAM ST.のHertzを目指した。

 感想

 思った以上に,オーストラリアの道は走りやすかったと言える。運転マナーも良く,右方優先を守っていれば恐い思いをすることはなかった。ホームステイしていた家のおじいさんは,定年退職後に,オーストラリアを19週間かけて回ったそうで,私の通ったルートは,シドニーの郊外をうろちょろしただけ,本当のオーストラリアドライブはアウトバックにあるそうだ。 とはいえ,トリップメータ上の走行距離は,3日間(正味2日)で725kmに達した。(ただし,途中で,道を間違った分を差し引いて650kmということにしておきます)。

 途中,車のトラブルは無かったが(流石トヨタ車),困ったのはガソリンスタンド。ほとんどがセルフスタイルで給油なんてやったことのない私はど〜しよ〜も無い。入ったガソリンスタンドで,車の給油口を開けようと,何やら引っ張ったらボンネットが開いてしまい恥ずかしい思いをした。どこかの石油会社のCMを地で行くようで,困ったなぁと思っていたら,中から従業員が飛んできて,「やって上げるよ」と言って給油してくれた。多分,こいつに任せておいたら危ないと思ったのでしょうな? 

 今回,Hertzに支払った金額は,カムリCSIセダン @$69×2=$138 +フルカバレッジの保険料PKG&ガソリン精算18L分+GST10%で,合計$229(約15000円)だった。Hertzでは,満タン返しをしないと,$0.162/Kmまたは,$1.4/Lで精算するので,満タン返しが絶対トク。(このときのレギュラーガソリンの相場 $0.98/L) 2日で$99というレンタカー屋さんがマンリーにあったので,値段だけで選ぶのなら,他にもっと安い選択肢はいくらでもあると思う。何れにしろ,日本よりかなり安い。

 運転上の注意事項を追加すると,信号機が日本のモノと違う(矢印と赤黄青の組み合わせ)ので,ちょっと戸惑うこと。通常タイプはすぐに慣れますが,右折サインがわかりにくいモノがあり,考えていたらクラクションを鳴らされてしまった。

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