扉をあける
と、象の泣いた跡がある

その影をなぐさめると、
ことばは砂になって
ちいさな生きものたちの栄養になる

古い骨を探している
と、ふいに魚だった記憶を取り戻したりする

わたしは朗読する
一編の短い詩と、
思いつくままに、美しいひびきを