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「わたしたちの地球」という言葉がある。

たしかにわたしたちが生きている地球です。
でも、この言葉の持つ意味に時々、疑問を感じることがあります。

わたしたちは地球に生きる一員ではあるけれど、地球はわたしたち人間だけのものではないからです。

わたしには、まだまだ知らないことがたくさんあり、専門的な知識や思想のある方々からは何をいっているんだかと言われそうですが.........自分の中にそんな想いがあるのです。

地球の歴史の中での人類の歴史はどれだけのものでしょう。

太古の昔からたくさんの動植物をはじめとする有機物、生命体が地球と種をまもるために、その生活形態、生態を変えながら自然の中で地球と共存をはたしてきたのだと思います。それが地球の歴史です。

そんな時、思うのです。
文明、文化、進化、下等というものの定義っていったいなんなんだろう.......と。
わたしたちが知っているこれらのことは、すべてが人間のもつものさしで測り理解したことでそれがすべてとは言えないような気がするのです。

人間は自分たちの生態を変えることなく、自分たちのまわりの環境を変えることによってより快適な生活を手にいれてきました。その結果、地球に共存してきた動植物はかつてないほどの種が絶滅しつづけ今もなおレッドライン上にいるものはたいへんな数です。そして大気を含め地球環境そのものまで脅かしています。

こんなことを言っていても、いざ自分が生活している空間を見ると、便利さのもとに手にいれてきたものを放棄できるかといえば、それは難しいこととも言えます。なんだ、理想論か?

...........でも、人々が人間のおかしてきた地球規模の破壊を意識し、破壊の現実に目を向け、人間至上主義ではなく、人間も地球に生きるたくさんの生命体のひとつ、その連鎖なくしては崩れてしまうことだと意識すれば、何かが変わるかもしれない。

そんな想いのページです。

2002.2.27
ADU

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