かなり前に公開していたジョーク集。一部小冊子などで漫画にされたものも含みます。つまり、ネタ帳みたいなもの。
現在では不適切と思われる表現など、修正しているものもあります。
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俺は、西日の射す窓際の席でコーヒーを飲んでいた。
ウエイターの気配に気づき、窓からそちらへ視線を移した。
彼は俺の前に「甘口いちごスパ」を盛った皿を置いた。
こんなの注文してないよ、と言おうとしたら、彼が、
「あちらのお客様のおごりです」
と付け加えて去っていった。
カウンターを見ると、真っ赤なスーツを着た女性が、やはり真っ赤な「甘口いちごスパ」をおいしそうに食べていた。そして、俺のほうを見ると、にっこり微笑んだ。
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「ヤメテ、イッキ」
そう書かれたポスターの真ん中に、「甘口いちごスパ」の写真が・・・。
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「残さず食べろ! 世の中には飢えた子供がいるというのに」
答えて、
「それは、一般論だ!」
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日本の喫茶店で、スパゲッティの残飯に占める割合が一番大きいのは、マウンテンである。
しかも、三色。
※当時は3つしかメニューに載っていなかった。以下同様。
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目的地を知らされて、救急車の運転手が曰く、
「またか」
救急車が走り去って行くのを見て、地元の人間が曰く、
「またか」
甘口トリオの「完食」に挑戦した学生が、担架に乗せられて曰く、
「またか」
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ここには、近隣大学の新入生が数多く眠っている。
「先輩、許して!」
そんな叫び声が聞こえてきそうだ。
しかし、同じ食べ物で死ぬのなら、
私は食べて死ぬ方を選ぶだろう。
平和な世の中である。
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イメージして下さい。
今、あなたは何もない部屋に閉じ込められています。
もう3日、何も食べていません。
さて、明日から一日三食、次のうちどれかを食べることが許されるとしたら、どれを選びますか?
1.甘口いちごスパ
2.甘口小倉抹茶スパ
3.甘口バナナスパ
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「まぜるな危険! バナナとパスタ」
※HNMLのメンバー、Shige氏の名言。
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某カレー専門店のカレーライス1300gと
「マウンテン」の甘口いちごスパ1皿
おごってもらうなら どっち?
(条件:1時間以内に完食)
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「料理だって?」
彼は勢いよく立ちあがった。
「親が死んでも認めんぞ!」
そして「それ」を指差し、大声で怒鳴った。
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最近、急に甘いものが食べられなくなった。
甘口いちごスパが原因かどうか、定かではない。
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「あなたはなぜ、山に登るんですか?」
「そこに山があるからです」
※エベレスト山(チョモランマ)の人類初登頂を果たしたイギリスの登山家 George Herbert Leigh Mallory が "Why do you want to climb Mt. Everest?" に "Because it is there" と答えたやり取り。そのまま当てはまってしまう。
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そして、日本軍は真珠湾を奇襲し、太平洋戦争に突入したのである。
しかし、その赤と青と白の国旗を掲げる国に負けようとは、当時だれが想像したろうか。
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「○○ができたら、何かあげる」
たとえその賭けに勝つ自信があろうとも、絶対にのってはいけない。「何か」が何であるか、その店に行ったことのある人間なら、いくらカンが鈍くとも判るのである。
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スペアは「抹茶」、
ストライクは「いちご」、
スプリットは「バナナ」。
ボウリングをするとき、以上のように言いかえるのも、また一興である。
「抹茶トライ」
「ナイスいちご」
「またバナナだよ」
「お、いちごダブルだねえ」
※HNMLメンバーの一部で流行った。
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名古屋には、「マウンテン」という名の喫茶店が、少なくとも2件存在する。
※小冊子にてこれらの喫茶店を訪ね歩くという企画を行った。
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「マウンテン」は喫茶店である。スパゲッティの専門店ではない。
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「マウンテン」関連のサイトが乱立している今、当の喫茶「マウンテン」の来客数は、5年前に比べてどれくらい「増加」したのだろうか?
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「甘口いちごスパ下さい」
ちょっと待て。
君は本当にそれが食べたいのか?
それをたいらげる自信と責任感はあるのか?
「あ、やっぱりやめます」
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ある日のこと、彼は罰ゲームのため、喫茶マウンテンに連れていかれた。
しかし、驚いたことに、彼には何の災難も降りかからなかった。
災難だったのは彼を除く全員であった。
はるばる遠くから来たというのに。
その日は月曜日だった。
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マスター、いっそのこと、「レインボースパ」を作ってみたらどうだろうか。
見た目も鮮やか、まさに芸術。
味? そうだねえ・・・いちご、オレンジ、グレープフルーツ、キウイフルーツ、ブルーベリー、もも、ぶどう、でどうかな。
私は食べないけど。
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どこかの番組みたいに、
金に糸目をつけず、
最高の食材でもって調理しても、
甘口いちごスパは食べきれないような気がする。
あの甘さと量には勝てない。
ところで、
その番組で「甘口いちごスパ vs 甘口バナナスパ」をやったら、
おもしろいだろうなあ。
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「冷やしスパ」があるんだから、
「流しスパ」だってあってもよさそうだが。
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世の中には、知らないほうが幸せな事って、ありますよね。
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「あなたが何と言おうと、あれはああいう食べ物なんです」
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今は健康ブーム。特に食べ物に関する情報は、困ってしまうぐらい氾濫しています。
もし、もしもですよ、「甘口〜スパは○○に効く」とかいう情報があなたの耳に入ってきたら、信じます?
信じたとして、続ける自信はあります?
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「課長が転勤だそうですね」
「ああ、あのうるさい上司がいなくなると思うと、せいせいするよ」
「送別会はどうしましょう」
「そうだなあ…」
「…マウンテンでやるってのは、どうですか?」
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人間の知識欲の旺盛さには、まったくあきれる。
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「マウンテンの甘口スパゲッティは、まず食わないよね」
「うそお、あんなのがおいしいの?」
「え? ちがうよ。まず食わないって言ったんだ」
「まずくはないんでしょ?」
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女性が1人であの大盛りのスパゲッティを食べている姿を見たときは、ちょっと驚いた。残さず食べられるんだろうか。
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大体、あの店に一人で行くと、かえって目立つ。
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私はいちごが好きだ。
キウイも好きだ。
パスタも大好きだ。
デザートに乗った、砂糖の入っていない生クリームも好きだ。
しかし、(以下省略)。
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感覚の相違:
日本人は「甘口いちごスパ」の写真を見ると、味に対してマイナスのイメージを持つ傾向があるようだが、外国人(少なくともうちにいる留学生)が見ると、プラスのイメージを持つようだ。事実、「おいしそう」という言葉を何度か聞いた。
我々はこのページで甘口スパゲッティに対しては「うまい」とか「まずい」とかのコメントは一切していない。しかし、写真を掲載することで「まずそう」というイメージは与えているようである。それでも、「一度は行きたい」と思う人は少なからずいるようである。
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「店長! 昭和区のマウンテンとかいう喫茶店が甘口いちごスパをメニューに載せています!」
「なに?! くそう、先を越されたか」
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「俺さあ、ホームページで今話題になってる、例の喫茶店のそばに住んでるんだ」
「へえ、いいなあ」
…いいか?
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甘口いちごスパの年間産出量が日本一の県はどこか。
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マウンテンの厨房は、どんな匂いがするのでしょうね。
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バナナ効果 [Banana Effect](名)
甘口バナナスパを食べることにより生じる結果。
マウンテンを出た後24時間以内に起こるすべての現象は、こいつのせいにされる。
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喫茶マウンテンの公式サイトって、どこにあるのでしょうか。
※当時はなかったし、その必要もなかった。
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猫もまたげないほど量の多い甘口スパゲッティ。
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確かに
ここで掲載している画像は
どんな風に使ってもらっても構わないと
私は言ったかもしれないが
だからってなにも
壁紙にすることはないだろう
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一過性のブームなんだろうか。
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「あれだけ警告したのに、なぜ?」
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『せっかく彼女を誘いながらも「何が食べたい?」と尋ねるのはデートをする資格のない男である』
(朝日新聞社「恨ミシュラン」のアフォリスムより)
…ほーお。
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ところで、「マウンテン」はデートスポットの1つに入れてよいものだろうか?
※当時はデートで利用する客があまり見られなかったので。
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甘口スパに挑戦するのは、果たして「冒険」だろうか、「無謀」だろうか?
※これも、当時の甘口スパが結構険しかったので。
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躾のよい人間ほど失敗する傾向がある。
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「すみません、この『コーンスープスパ』って、どんなのですか?」
若者は、水をテーブルに置いて去ろうとしていたウェイトレスに訊いた。
「少々お待ち下さい」
アルバイトなのだろう。その質問に答えることができず、マスターに助けを求めていた。
程なくして彼女は若者の前に再び現れ、彼の質問に対する答えを告げた。彼は了解したのか、それを注文した。
「お待たせいたしました」
ウェイトレスは「それ」を若者の座るテーブルに置き、去った。
若者はその瞬間、自分がウェイトレスに愚問を投げかけたことをやっと知った。
数分後、彼は大きなため息をついて席を立ち、レジで金を払い、店を出ていった。
私は、ほとんど手がつけられていないそれを横目に、最後の一口を飲みこんだ。
※実話。
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食べもしないのに、わあわあ騒ぐのはよくありません。よからぬ噂や妄想を広めるだけです。食べず嫌いはいけません。
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たまにテレビで見る「大食い選手権」とかいう番組。あれの優勝者は、甘口スパゲッティを何皿完食できるだろうか。
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「同じもの注文したのに、なんでこうも違うの?」
二人は顔を見合わせた。
※実話。
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「当たり」が出たら
もう一皿
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食べ残しをされた場合、
倍の料金をいただきます。