アニメ映画「もののけ姫」が上映されていた頃。
確か、この日は夜に訪れたはずです。それも、ラストオーダー間近。
ただかき氷を食べに行ったはずなんです。当時のHNMLのホームページでも、「マウンテンでかき氷の山に登ろう！」なんて表題で紹介していました。
初めてのかき氷。選んだのは、「夕張メロン」と「抹茶」の2つ。
そう、かき氷を食べに行ったはずなのに、1人だけ別のものを注文していました。
それは、「甘口バナナスパ」

メンバーはすでに「マウンテン」に到着。しかし、その1人だけが遅れてくるとかで、「じゃあ、こっちで適当に頼んでおいてあげるから」なんて、お約束の会話が交わされていました。
決して容赦しないのが、HNMLのいいところ（？）。彼の夕飯は「甘口バナナスパ」に決定してしまったわけです。

当時の甘口バナナスパ
生クリームとチョコレートソースでデコレーション。スパゲッティそのものに練りこまれているのはもちろん、その下にもバナナが隠れている。

彼も負けてはいません。どんな味であろうと「うまい」と言い切ってやる、そう豪語していました。
しかし。
それを口に含んだ瞬間、彼は笑い出してしまいました。それはそうでしょう。口の中に広がる濃厚なバナナの風味、いえ、バナナそのもの。
私も食べて見ました。
「うわぁ」
もう、なんと言えばいいのでしょうか。バナナチップスを大量にほおばったような、とでも言えばいいでしょうか。
これが彼の夕飯 − 笑わずにいられません。

え、かき氷？ おいしくいただきましたよ。というか、甘口バナナスパのおかげで、その存在がかすんでしまって、ほとんど憶えていないんです。かき氷初挑戦だったのに。

表の見方：
★印は私が挑戦した山です。
値段は当時のものです。
名称も当時のものです。
登頂率は全体を100%としていますが、ダブルは200%としています。