西ヶ崎駅周辺高架化計画
西ヶ崎町地内の浜松環状線踏切除却事業の内容についてでございますが、 現在、笠井坪井線と遠州鉄道西鹿島線が平面交差になっているため交通渋滞や踏切事故が懸念され、 また、この地区は遠州鉄道西ヶ崎駅に近く、市街化調整区域でありますが、 集落の形成をなし、笠井坪井線と国道152号周辺の沿道利用は煩雑となっております。 静岡県では、平成7年度から遠州鉄道西ヶ崎駅を中心とした水本医院付近から 浜松市老人福祉センター「竜西荘」付近までの延長0.5キロメートルの区間の事業に着手し、 この道路整備に伴い、遠州鉄道西鹿島線の延長1.2キロメートルを高架構造として、 隣接する国道152号線と県道熊小松天竜川停車場線の整備をしております。 また、浜松市は、この事業にあわせて市道有玉南積志線と鉄道の側道整備を行い、 安全かつ円滑な通行を確保して、鉄道沿線の地域分断の解消を図ってまいります。

次に、踏切除却事業の進捗状況と完成見通しについてでございますが、 平成7年度に測量・設計に着手し、平成9年度は、笠井坪井線の一部用地買収と鉄道高架の詳細設計を進めております。 今後、引き続き用地買収を平成16年度までに完成し、おおむね平成20年度の完成をめどに事業を進めております。

(浜松市議会・平成10年2月定例会より)


遠州鉄道西ケ崎駅周辺の道路・鉄道交通につきましては、道路の広域 ネットワークの整備を図り、遠州鉄道鉄道線の立体交差化も進め、魅力 ある地域づくりとともに、地域の一体的な振興、発展を図るため、また、地 域住民の皆様がお互いに安全で東西交通が十分確保されるよう計画され ました。このため、浜松環状線の整備に伴って遠州鉄道西鹿島線との平 面交差をなくして、遠州鉄道鉄道線を高架化し、交通渋滞、踏切事故な どの解消を図るよう事業を推進しております。  このため静岡県では平成7年度から、遠州鉄道鉄道線 1.3キロメートル の高架構造への測量及び調査を実施いたしました。また、浜松市もこの 事業に合わせて、市道有玉南積志線と鉄道高架後の側道用地の確保を 進めております。

 御質問の進捗状況でございますが、静岡県施行の浜松環状線につきま しては、平成7年度から事業化され、延長 570メートルの区間について、 現在4車線化のための用地買収が約30%の進捗でございます。  次に、市施行の市道有玉南積志線につきましては、延長 140メートルの 道路改良を予定しておりまして、現在までに約80%の用地補償契約が完 了しております。また、鉄道高架後の側道用地につきましては、平成13年 度までに約10%の用地補償契約が完了しております。なお、浜松市分の 市道有玉南積志線と側道となる鉄道用仮線用地の買収をまず先行させ、 用地確保に向けて引き続き努力してまいりますが、公共事業の財源確保 も厳しい折、地域住民の皆様には大変御迷惑をおかけしている状況でご ざいます。今後も県・市と鉄道事業者など関係者と十分な調整を図り、西 ケ崎駅周辺につきましては、平成20年代初頭の完成を目途に事業を進め てまいります。

(浜松市議会・平成14年2月定例会より)


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