Vespaタイトル

~Vespaな生活~



いつの頃からだろう?

脳みその深いところにベスパの影が”ちらほら”し始めたのは・・・

でも,まさか本当にコイツと付き合うことになろうとは思いもしなかった.

2006年9月.なんとか走るがボロボロの状態で入手したヴィンテージ100.

それから,楽しいVespa生活が始まったのだ.


Profile
ベスパ購入計画(2006.08/14)ベスパが家にやってきた!(2006.09/02)
キルスイッチの接点調整(2006.09/03)ボロボロの車体(2006.09/09)
クラッチがすべる!!!(2006.09/09)エンジンオイル交換(2006.09/16)
フットレールのお手入れ(2006.09/17)ハンドルロック作製(2006.10/07)
ガソリンホース取替え(2006.10/07)エンジン卸しの練習(2006.10/19)
意味ね~じゃん!リザーブタンク(2006.10/19)ベスパの燃費(2006.10/19)
クラッチ板入荷(2006.10/26)ライセンスプレート復活(2006.11/25)
クラッチ交換準備(2006.11/26)クラッチ板交換!(2006.12/02)
ウインカー交換(2006.12/03)冷却フィンカバー塗装(2006.12/03)
マフラー塗装(2006.12/10)伊勢原にスケッチツーリング(2006.12/16)
シートの皮取替え(2007.01/05)ホイールの塗装(2007.01/21)
前輪ブレーキアウター塗装(2007.02/04)ヘッドライトケーブル断線修理(2007.02/11)
メーターの調整(2007.02/12)シートが届いた!(2007.02/18)
バックミラーステー作製(2007.03/04)バックミラー取り付け・・失敗(2007.03/10)
伊勢原スケッチツーリングⅡ(2007.03/21)ハンドル周り配線調査(2007.04/08)
リヤキャリア製作大作戦1(2007.05/03)リヤキャリア製作大作戦2(2007.05/05)
リヤキャリア製作大作戦3(2007.05/13)電気工学のすすめ(2007.06/16)
タイヤ交換(2007.06/23)電気工学の挫折(2007.07/14)
城山スケッチツーリング(2007.07/16)電気工学復活の兆し(2007.07/29)
リムダイナモ入手(2007.07/29)ベスパ転倒!(2007.08/11)
ワイヤー類交換初日(2007.08/11)マフラー割れ修理(2007.08/13)
ワイヤー類交換二日目(2007.08/15)ようやく試運転調整(2007.08/19)
電気工学復活!(2007.09/09)いよいよウインカー取り付け(2007.09/16)
ヘッドライト取替え(2007.10/21)リヤブレーキシュー交換(2007.10/28)
箱根ツーリング(2007.11/03)フロントブレーキシュー交換挑戦(2007.11/23)
マフラー交換(2007.12/16)フロントブレーキシュー交換(2007.12/23)
爆発の源、プラグ交換(2008.01/20)スタンドの改良(2008.02/23)
春の予感(2008.03/15)塗装準備①(2008.05/03)
フェンダー塗装①(2008.05/05)フェンダー塗装②(2008.05/06)
塗装準備②(2008.05/31)プラグケーブル交換(2008.06/01)
フェンダー塗装③(2008.06/15)エンジンカバー塗装(2008.06/16)
塗装準備③(2008.06/28)シャーシ塗装(2008.07/06)
いよいよボディー塗装①(2008.07/13)いよいよボディー塗装②(2008.07/21)
塗装後のパーツ組み立て(2008.08/03)デジタルメーター取り付け(2008.09/16)
電気回路図を作成せよ(2008.09/16)タンデムステップ作製(2008.09/28)
稲取ツーリング(2008.11/24)フライホイールを外す(2008.12/21)


Profile

「えの工房」を間借りして「vespaな生活」なるプログラムを
担当している小生は「えの工房」店長の実弟である.
name・・・・<岳(gaku)>
address・・<神奈川県海老名市(相模川のすぐ横、
大山と富士山が美しい.)>
hobby・・・<アコースティックギター・スケッチ・もの作り・もの直し>
表面はカリッと!中はトロトロ!
ちょうど「クリームシチューのパイ皮包み焼き」
のようなツボオケ(肥溜め)に兄貴に呼び出され,
大石を投げ込まれてから,
既に40年も経ったのだろうか?
それからというもの,兄貴に追いつけ,
追い越せと生きては来たが,今だあの日から
なんの進歩もないような気がする.(匂いは取れたのだが・・・)
それでも「えの家」の血を色濃く引継ぎ,
今回念願のベスパを手に入れたのを機に
復活の記録を兄貴のHPの隅に掲載させてもらうこととなった.
つたない文章と,ヘタクソな写真ではあるが,
最後までお付き合いしてもらえればと思っている.


ベスパ購入計画(2006.08/14)


親父のホンダスーパーカブ.
兄貴のホンダモンキーZ50J.ヤマハDT125.ヤマハSR400
もう一台ヤマハSR400.そして最後のホンダTL125を
売っぱらってから十数年が経ち,
それからはもうバイクに乗ることもないだろうと考えていた.

もっぱら車とチャリでの移動がメインだったのだが,
いつの間にか車はカミサンに取られ,
移動の手段としてスクーターを気にするようになっていた.

しかし街行くスクーターを見ても,
所有する喜びを感じるようなものはなく悶々とした
日々を過ごしていた時,「そうだ!どうせのるならベスパだろう!」

それからというもの,ネットで調べたり,バイク屋を回ったりしたが,
結構高価で手の届くものはなかった.

そして,ようやくこのベスパに出会うことができた!

そのベスパは,横浜の頑固親父のバイク屋にころがっていた.

携帯で撮影。写真以上に錆びが目立つ 夏の太陽の下「これがベスパか!」


ベスパが家にやってきた!(2006.09/02)


8月14日にバイク屋で散々悩んだ挙げ句,その日に契約.
(こんなボロで,まともに乗れるんだろうか?)
(もう少しお金を出して整備されたやつの方がいいんじゃあねえの?)

決断したにも関わらず,
いろいろと考えてしまいオーナーになった喜びより
どうやって付き合おうという不安の方が大きいまま,納車の日を迎えた.

なんといっても,このベスパには鍵がない!
エンジンの止め方も解らない.
ウインカーやテールライトも点くか解らない.
ガソリンオイルはどうやって混合すりゃいいんだ~!
どうやって,横浜から自宅の海老名まで乗ってくりゃいいんだろう・・・・

結局納車までに東奔西走して,
軽トラと労働者(会社の後輩で徳幸という)を確保.
残暑厳しい9月2日にベスパを迎えに行くこととなった.

これで安心して海老名に持って帰れる!!

軽トラから降ろされたベスパのエンジンを掛けてみる.
バイク屋の親父がエンジンを掛ける手順をこっそり見ていて
目に焼き付けてきた.
スタンドを掛けたベスパの右側に立ち,右手でアクセルを握る.
シートを抱え込むように左手でチョークノブを引き,
右足でスターターレバーを数回踏み込む.
(ここが格好良いのだ!昔乗っていたSRの始動時の儀式のようだ.)
ここで注意!普通のバイクのように一発で踏み込むと
レバーが地面に当たってしまい,削れてしまうのだ!
BROOOO~
掛かった!!
小さな車体を震わせて,
車格に似合わない2サイクルサウンドが心地よく響く!
アクシデントはこの後すぐに起こった.
エンジンが止まらない!!
鍵がないベスパはキルスイッチでエンジンを止める.
しかし、キルスイッチを押すと,バチバチと指に電気が走り,
一行に止まる気配がない.
っていうかいて~し!
しかたなしに,フェールコックを閉じて,軽トラを返却している間に労働者
徳幸君がアクセルを吹かし,ホース内の燃料を消費して止めてくれた.
今日からコイツと一緒だ!  ふふっ・・・やな予感!!

キルスイッチの接点調整(2006.09/03)


翌日,早速ベスパの現状把握を実施!
取り合えずキルスイッチの状態を確認.
スイッチカバーを外してみると,接点の接触が悪いようだ.
接触板の折り曲げを深くし確実に接触するようにする.
試運転してみると明らかに先日よりは良い.しかし,スイッチカバー経由
でボディー,地面へと電気を逃がし,
スパークプラグへの電流を絶つことで
エンジンを止めているようだが,この導線上のどこかの流れが悪いと
人間側に電気が流れるようだ.
取り合えづ,汗をかいている時は素手でスイッチを押すのはやめよう.

ボロボロの車体(2006.09/09)


その他のところも見てみよう!
車体のあちこちに錆びが発生しているが,足元が一番激しい.
フットレールを外し,簡単に錆びを落としてから
ホワイトプラサフを噴いておこう.
いずれ全塗装する時までこれで我慢!!

ステップのフットレール周辺がボロボロ! フットレールを外すともっとボロボロ!

仮塗装完了!(しばらくはこんなもんでしょ・・)
フットレールはアルミリベットで固定されているため,
裏からドリルでもんで取り外した.

レールは後で綺麗にしよう。

クラッチがすべる!!!(2006.09/09)


河原での現状確認,簡単な補修の後,近所をツーリング.
走ってみないと,現状の不具合がはっきりしない.
アクセルの状態,クラッチの切れ具合,シフトの入り具合,
サスペンションの利き具合,ブレーキの利き具合,
各種ライトの付き具合など,五感をフルに使った作業だ.
かなり癖はあるが,おもしろい!!
天気も良いし,顔が笑みを隠し切れない!
(周りからみたらかなり怪しいオヤジに見えたろう.)
しかし,この微笑もながくは続かなかった!
なんと,数キロ走ったころから,加速時にクラッチが滑り出した!!
たぶんオイルの温度上昇と伴に,状態は悪化の一方だ.
信号で停止してから,巡航速度まで加速するのに,大分時間が掛かる.
エンジン音だけは,フル回転なのに・・・
怖くて,右折ができない.大通りも横切れない.
取り合えず,クラッチをなおさなければ!!!

エンジンオイル交換(2006.09/16)


クラッチ板が磨り減っているなら交換しかない.
でも待てよ?エンジンオイルが腐っていて,悪さしてることも考えられるな・・・
ってことで,エンジンオイルを交換!
滑るクラッチで,近所のDIY店に行き,オイルをゲット.
ベスパのHPで,オイルの廃油ボルトと給油ボルトの位置確認!
オイルの量はっと・・・・「給油口からこぼれ出ればOK」・・・
おお~,とってもアバウト!

これは給油ボルト

オイルは結構きれいだった.残念!
結局,クラッチのすべりは解消できず,クラッチ板の交換を
やるしかない!

フットレールのお手入れ(2006.09/17)


先日,ステップ周りの仮塗装のために取り外したフットレール
のお手入れを実施.
部品は,アルミレール.滑り止めのゴム.
アルミダイキャストのストッパーと簡単なもの.

車体からのもらい錆びが激しい

ゴムは,中性洗剤で洗って,
レールは形を整えてから,ペーパーを掛け
最後にコンパウンドで磨きこんだ.

お~磨けばひかーる!!

取り付けは,本塗装時に再度取り外すことを考慮し,
アルミリベットではなく,ボルトナットで固定した.

こんなもんでしょ。

ハンドルロック作製(2006.10/07)


購入当時から,ハンドルロックAssが欠損していた.

ベースは残っている。

 ネットで部品購入しようとしたら,ゲゲ・・・高い!
しかたなしに作製することとする.
とは言え難しいものはできない.
形,材質など細心な注意を払いデザイン,構造を決め作製に取り掛かる.
まずは,部材の切り出しだ.

本体となるアルミ部品の切り出し。もちろん手作業!
切り出した部品

汗だくになりながら,なんとか部品が形になった.
あとは,実際に取り付けてみながら,合わせては削り,
削っては合わせての繰り返し・・・・
最後はやはりコンパウンドで磨いて完成!

南京錠かよ! 実際につけるとこんな感じ。

ガソリンホース取替え(2006.10/07)


ガソリンタンクを外して,キャブのチェックをした時から
ずっとガソリンホースがガチガチになっているのが気になってたんだ.
DIYショップでガソリン用ホースを購入
内径7mm 外形11mm
(12mmが標準らしいがショップには11mmしかなかった.)
1mで189円!! ホースバンドは1個189円.
合計378円で,ガソリン供給の信頼性が向上することに感激!

タンクを外すとキャブが現れる。硬化したホースからの漏れが心配
お~綺麗なホース!!

エンジン卸しの練習(2006.10/19)


早くクラッチ板を交換しなくては!
しかし,クラッチ板はNETで探したショップで入荷待ちの状態!
交換するためにも専用工具が必要らしいが,
これもまだ入手の見込みなし.
取り合えず入手次第いつでも交換できるように練習しておこうっと!
最初に後輪の取り外し.
これは,ボルト4本で簡単に外せる.
し,しかし,なんの考えもなしに後輪を外したら写真の通り.
ケツが重く,センタースタンドを軸に尻餅状態.
これだけならよいけど,ケツを片手で持ち上げながら
後輪を差込み,ボルトを固定するのは至難の業!!
おかげで4日ほど筋肉痛に苦しむ.

まじかよ。ケツが重い!!

こんどは学習して車のジャッキを使用.
なるべく奥が見れるように河原の傾斜地を利用して,
腹ばいになってエンジンを覗く.

この時の写真がタイトルの写真

しかし,これでも限界がある.トカゲのような状態でベスパの
ケツの中に頭を突っ込むのだが,両手を使っての作業は・・・・むり.
色々とHPで調べるとどうやら車体を寝かして
修理するのが一般的のようだ.
早速ガソリンタンクを外して,オイルを抜いて転がしてみる.
(オイルはどこまでバラスかで抜いたほうがベスト)
お~らくちん!らくちん!!

へんな所に枕木をかうと車体が変形するので注意!!

クラッチカバーは油と泥とその他もろもろの汚れで形が分からない.
この時とばかりに,パーツクリーナーで汚れを落とす.
ここまでやっておけばクラッチ板交換時もばっちり!!

うっう!この汚さはどうだ!!

意味ね~じゃん!リザーブタンク(2006.10/19)


海老名市文化祭に絵を出展させてもらうために
市役所まで打ち合わせにに行く.
市役所まで2km強.滑るクラッチでも大通りを避けていけば十分行けるな.
加速しないベスパを騙しながら走りだしてすぐに・・・・・
ビ~ スポポポ・・ビ,ビ~ スポポポ!! や,やばい!!
どうしちゃったんだい?
そうか,ガス欠だ! すぐに燃料コックをリザーブ側に切り替える.
エンスト前に切り替え完了.そのまま加速する・・・・
はずだったのに,相変わらずビ,ビ~スポっスポポ・・・
止まることは無いが,調子も戻らない.
なんとか市役所まではたどり着いて,帰りに満タンにする.
満タンにしたら,スポポポはなくなった.
リザーブ側のフィルターが詰まってんのかな?
帰ってからキャブを外しフィルターを掃除.確かにゴミで詰まってはいたが,
このためならリザーブ側だけ異常ってのもおかしい.
タンク側の給油口は専用工具がないと外せそうもない.
NETのショップに問い合わせてみると,もともとの構造上の問題で,
これが普通で異常ではないらしい・・・・・
リザーブの意味ね~じゃんんんん!!

ベスパの燃費(2006.10/19)


そうそう,給油した時に燃費を計算
納車時,軽トラの荷台に積んだままスタンドで満タンにしてから
今回が初めての給油だ.
満タンで4L入った.
てことは、満タンからリザーブまでがほぼ4L.走行距離は157km
燃費は39km/Lだ!
メンテでこぼしたり,クラッチが滑ってる状態も考えれば,
もう少し伸びると思われる.
たぶんリザーブは1L程度あるのだろうけど,使えないので意味がない.

クラッチ板入荷(2006.10/26)


やった!待ちに待ったクラッチ板が入荷した.
一緒にワイヤー類一式とウインカーAss,ガスケットのセットを購入
実は専用工具のクラッチプーラーとクラッチコンプレッサーは
まだ入荷待ちで入手できていない.交換はまだ先になりそう.
クラッチコンプレッサーは簡単なものなので自作しよう.
まずは待ちわびたクラッチ板の溝を切る.
これでオイルの廻りが良くなるらしい.
溝を切ったクラッチ板は,100均で購入したタッパの中でオイル漬け.
交換が待ちどうしい.

新品のクラッチ板。100は3枚だ。
溝きり終了。彫刻刀で地金がでるまで削る
エンジンオイルに漬け込む

ライセンスプレート復活(2006.11/25)


購入当初から気になっていたライセンスプレートの変形と錆び.
一度外して,プラハンで叩いて変形を直す.
(鉄板ってすてき!プラスチック製とかにはまねできない技である。)
形を整えてから,ペーパー掛けし,ここも全塗装までは
ホワイトプラサフを吹いておく.

テールがこれだといかにもボロ!
これで美しいお尻になった。

クラッチ交換準備(2006.11/26)


待ちに待ったクラッチプーラー入荷!1890円!
(しかし送料と手数料で合計3090円.予算オーバー)
ともあれ,事前に作製しておいたクラッチコンプレッサーと
合わせて,クラッチ板の交換ができる.
コンプレッサーは,クラッチスプリングを圧縮してクラッチ板
をフリーにするもので,M10L120のボルトとロングナット
それにΦ35程度のワッシャーを組み合わせただけの簡単なもの.

左がコンプレッサー、右がプーラー

エンジンをばらしてクラッチを取り出すにはそれなりの知識が必要だ.
小生の場合は「宇賀神商会」さんのHPが大変役にたった.
メールで相談にのって頂いたり,情報を頂いたりで大変感謝している.
クラッチ板交換にあたっても「宇賀神商会」さんの旧HPに掲載
されていたエンジン分解手順写真がそのままマニュアルとなった.
PCで若干の加工をして特性マニュアル本にさせてもらった.

クラッチカバーの外し方から,クラッチ板交換,組み立て方までのマニュアルの完成だ

これで準備完了だ!あとは天気の良い休日を楽しみに待とう!
宇賀神商会さんに感謝!

クラッチ板交換!(2006.12/02)


12月1日吉日,朝からピーカンのクラッチ板交換日和!!
(どんな日和だい.)
マンションの駐車場で,ガソリンとエンジンオイルを抜いて
ベスパに工具類を満載し,徒歩でいつもの「ガレージ河原」に向かう.
歩くこと2分(早っ!!)ガレージに到着.
缶コーヒーとタバコで河原の風景を楽しんでから早速ベスパ
を寝かして作業に取り掛かる.
ベスパを寝かし後輪を外す.ここまでは,何度かやっている
ので問題ないが,トラブルはこの後すぐに訪れる.
タイヤとブレーキカバーを固定しているベースプレートを
外すためにドライブシャフトのナットを外す必要があるが
これが外れない!!
インパクトレンチがあれば良いのだが持っていなし河原では電源もない.
冬なのに汗だくで取り組んでいると,
見知らぬ老人が楽しげに話しかけてきた.
「ほっほ~古いスクーターですな・・・」「・・・」
レンチを握る腕に力が入らない.しかたがないので小休止
しながら昔話の相手をすることとなる.
さて,再トライだ.
同じやり方をしていても埒が明かない.
ナットを緩める時にドライブ側が回転してしまし上手く
力が掛からないため,ベースプレートのタイヤ固定用の穴
に長ボルトをセットし,プレートを固定.
この後は,手動インパクトレンチ作戦で行く.
叩いては回し,回しては叩き!!
やった!回った!
しかしこの時点でかなりの体力と時間を奪われてしまった.
ブレーキ本体を外し,ようやくクラッチカバーが現れた.

ここまでの道のりが長かった

クラッチカバーは簡単に外れた.
中からは,オイルで光輝くクラッチが現れた!!

クラッチカバーを外すと・・

ここで,クラッチプーラーの登場,使い方はいたって簡単で
呆気なくクラッチが外れた.
(この一瞬のために2ヶ月も我慢してきたかと思うとどうよ!)

以外と呆気なく外れたクラッチ

クラッチコンプレッサーでクラッチをバラバラにし
問題のクラッチ板を取り出す.
ノギスで厚みを測定するが,新品と大して変わらない.
ただ,真っ黒で,コルクの表面はコチコチにツルツルだったので,
これが原因で滑っていたのだろ.
この状態を見ると,オイルの廻りがあまりよろしくないように思うが,
これは単なる個人的感想・・・かな?

上が現品、下が新品のクラッチ板

ここで新な問題.
急に風が出てきた.
強風が乾いた河原の砂を一機に巻き上げ砂の嵐となる.
これはヤバい!
開けっ放しのエンジン内部に砂が入らないようにウエス
を詰めるが,なにから何まで砂だらけだ.
作業の手を早め,クラッチを組み立てエンジンに組込んでいく,
この間も砂の攻撃に苦しめられる.
特にオイルシールを交換したが,液体シールを併用したため乾く
まで砂から守らないといけない.
まるで,パリダカのピットのようだ.
なんとか組み上げ時計を見ると午後1時だ.
9時からの作業だから,4時間も掛かってしまった.
よし!早速試運転!
エンジンを掛ける前にギヤをいれ,押しながらクラッチの
切れ具合を確認する.よし問題ない.
エンジンを掛けギヤをローに入れる.
恐る恐るクラッチを繋ぐと,今までにない加速!
そのまま2速3速とシフトアップ!早い早い!
河原の土手の道路では,満面の笑みを浮かべながら
スクーターを走らせる怪しいオジサマの姿があった.

これで走れる。どこにでも行ける!

バイクは走って当たり前なのだが,自分で修理したバイクが
走るようになると,走っていることが奇跡に感じる.
五感がエンジン音やキシミに集中し,問題の有無を常にセンシングする.
この一体感がたまらないのだ!!

ウインカー交換(2006.12/03)


クラッチを交換して走りは絶好調のベスパ!
まだシフトの調整とかせにゃならんけど,しばらくは
ドレスアップを楽しもう!!
ってことで,クラッチ板と同時に入手したウインカーを
交換することにした.
購入時からウインカーレンズが割れていたため
愛飲している焼酎のペットボトルを加工し,セロテープで
補強していたのだが,いかにもボロ.
しかもハンドルに固定するサポート部のネジも壊れており,
走行中に時々押し込んでやらないとプラプラになる.
今回はアッセンブリーで交換した.

ピンボケ御免!ペットボトルで補強した現状のウインカー
さらにピンボケ御免!!交換終了。

冷却フィンカバー塗装(2006.12/03)


あちこちに発生している錆びをなんとかせねば.
今回は,お尻のカバーの下からちょろっと見える
冷却フィンカバーを塗装する.
全体的に塗料が劣化し錆びが浮いている.

錆びて微妙な色。これはこれでいいのだけれど、やっぱ耐久性は?

ペーパー掛けしてから塗装.う~ん、引き締まった!

なんか新車のようだ!・・・親バカ??

マフラー塗装(2006.12/10)


錆びている箇所の中で一番気になっていたのはマフラーだ.
いつものように車体を寝かし,後輪を外すと
エキパイの取り付けボルトが見える.

この状態で後輪を外せば、マフラーは簡単に外せる。

外されたマフラーは錆びと泥と油にまみれていた.

油はマフラーに穴が明いてるからか?

いつものようにペーパー掛けしてパーツクリーナーで油分を取り,
耐熱塗料(黒)で塗装する.
本当は,マフラー内のカーボンを焼き落としたいところだけど
今回は塗装のみとしておく.

塗料が乾く前はテカテカ!乾けばつや消しなんだけど。

シリンダーヘッドとエキパイの間にあるガスケットも取替え,
組み込み込んで今日の作業終了!! 焼酎だ!!

伊勢原にスケッチツーリング(2006.12/16)


今日は天気も良いし,ベスパでスケッチに出かけよう!
もともと小さなスケッチブックとWinsor&Newtonの12色
固形絵の具をセットしたパレットを持って,
チャリであちこちとスケッチ出掛けていた.
実はベスパを購入したのもチャリでは足が伸ばせないため,
オシャレなバイクでもっといろんなところに
行って絵を描きたい!っていう欲望からである.
目的地までの行程も楽しみ,スケッチを楽しみ,
傍らのベスパを愛でる.(う~ん.快感!)
今回は伊勢原方面に出かけ,長閑な片田舎で大山を描くことにする.

伊勢原にて。近所の畑仕事をしていた爺が話しかけてきた。
今年は紅葉が遅い。12月なのにまだ紅い葉が残っている。

短いツーリングではあったが,快調に走るベスパが
とても頼もしい.これからもよろしく!

シートの皮取替え(2007.01/05)


新春である.
実は年末に破れているシートの皮を発注したのだが,
型を取るため既存のシート皮を製作元に送付する必要がでてきた.
すぐに発送すると年末年始の休暇にベスパに乗ること
ができなくなるため,休暇明けまで発送を待ってもらうこととなった.
貰った時間で新春大山ツーリングに出かけた.
ご存知の方も多いと思うが,神奈川県中央部にある丹沢
山系の中でも,古くから信仰されてきた山である.
中腹にはケーブルカーの駅があり阿夫利神社まで行くことができる.
駐車場からケーブルカーの駅までの道は,狭く急な坂道に,
昔ながらのみやげ物屋が並び独特の風情をかもし出し,
特に豆腐料理は有名である.
おっとっと!趣旨がずれてきているぞ~。
結局,さむいので近場で済ませたツーリングとなったが
場所はどこであれ,ベスパを走らすことが楽しいのだ!

大山の途中にて.スケッチも描けた.

本題に入ろう.
大山ツーリングを終えて,すぐに破れたシートの皮を剥いだ.
シートはボルト2本で固定されているだけなので,
簡単に外すことができる.
皮は,裏側に折り返しの所をガチャダマ(クリップのようなもの)
みたいな金具で固定されているので,1つずつペンチで外せばOK.
あとは,タンデムベルトとコンビニフックのボルトを外
せばズル剥くことができる.

シート裏側、ガチャダマを外したところ。
外されたシートの皮

製作元に皮を送って2週間ほど経ってから,皮の変形
が激しいため型が取れず,結局シート本体を送ることとなった.
発注したシートの皮は純正ではなく,値段も手ごろなのに
結構シビアな職人さんのようで大変感謝している.
出来上がりまでしばらく時間がかかりそうではあるが楽しみである.

ホイールの塗装(2007.01/21)


前章の理由で,しばらくベスパに乗れない.
そこで,この時間を利用してドレスアップを・・・
今回は錆びてボロボロのホイールを塗装することとする.
ベスパのホイールはボルト6本を外せば簡単に二つ割することができ,
パンク修理やタイヤの取替えが非常に容易にできる優れものである.

二つ割されたホイール。チューブにまで錆びがこびり付いている。

外観もボロボロだったが,内部は更にボロボロでヤスリ
とペパーと錆び取り薬で錆びを取り,パーツクリーナーで油分
を取り除いてから塗装する.

お~見事な赤錆!
お~UFOのような見事な色と形!!

今回は天気の良くない寒い日に塗装したため,
家に戻っててから,白熱球で照射!
大した効果はないのかもしれないが,いつか板金屋が車のボディーに
ライトを照射しているのを見て,まねてみた.

気分は板金屋!焼付けのつもり.

それでは,仕上がり具合を見て頂こう.
塗装前と塗装後である.お~びゅーてほー!!

塗装前の前輪ホイール
塗装後の前輪ホイール

ベスパはスペアータイヤがあるため,順番にホイールの塗装を実施.
足元にキレが蘇った!!

前輪ブレーキアウターの塗装(2007.02/04)


まだシートが出来上がらないため,前回に引き続き足回りの
塗装をやっておこう.
ホイールは綺麗になったのだが,タイヤをセットするとホイールより,
ブレーキアウターの方が目立ち,コイツをきれいに
しないと今ひとつである.
本来はばらして塗装したほうが,びゅーてほーなのだが,
所詮足回り.すぐに汚れる.
あまり綺麗にして汚れを気にするようになると,乗る楽しみが半減する.
と理屈をくっつけてマスキングによる手抜塗装とする.

ワイヤー類のあと,ショックなどは新聞紙でラフなマスキング.手抜きは得意である.

それでも,塗装をすればそれなりには綺麗になりますな.

遠目なら新車?そんなわけないか!

ヘッドライトケーブル断線修理(2007.02/11)


娘がインフルエンザでダウン.家に居ると感染の恐れがあるため,
ベスパをつれて河原に非難.
注文しているシートの皮がまだ出来上がらないため,
今日はハンドルシフトのワイヤー交換準備でヘッドライト周りの様子
を観察しようと思う.
とその前にフロントサスにグリスニップルを見つけたため注脂を実施.
あまり入らなかったけどまあいいか.

購入したグリスポンプの初仕事

さあ,本業に戻るとしよう.
ワイヤーは多分ライトケースを通過してハンドルバーからグリッ
プまで達しているのでは?とあたりをつけて,まずヘッドライトを,外す.
お~!ラッキーではないか,ワイヤーはライトケースの中で
ハンドルバーの回転体に掛けられていた.
しかし,奥のワイヤーはメーターを外さないと見えない.

ブレーキとクラッチワイヤーは
ハンドルバーを貫通しているが,アクセルとシフトワイヤーはココから外せる.

奥のワイヤーを確認するため,メーターを外す.
前輪車軸のメーター回転ケーブルを外す.
これはボルト一本で簡単に外すことが出来る.

回転ケーブルは断面が四角形で車軸の回転をメーターに伝える.

メーターの固定はライトケース下のヘッドライト固定ボルトの
後ろのボルトを外せば簡単に外せる.
回転ケーブルのアウターを押し込みながら,メーターを引き抜けば
可愛らしいメーターが飛び出してくる.

この状態でケーブルアウターの袋ナットを緩めればメーターが外れる.

メーター穴からシフトワイヤーの奥の分が覗けて,よし今日ははここまで.
あとは外したパーツを綺麗にしながら元に戻そう.
ところが,ヘッドライトを戻す段にきてケーブルの断線に気付く
寸前のところで切れてはいないが,銅線2~3本がかろうじて
繋がっている状態!(お~神よ!)

夜間走行中に切れなんでよかった~!

半田鏝で繋ぎなおせばいいや・・・・・
忘れていた.ここは河原だ.コンセントはない.
バイクをマンション3階に上げることもできないので,
DIYに圧着端子とペンチを買いに行く.
なんと端子圧着用ペンチは,めん玉が飛び出る金額であったが,
いろいろ付きペンチが790円で売っていた.
道具だけは良いものを揃えたほうが良いと思いつつも,
目先の値段に負けお買い上げ!
きびすを返し切断したケーブル部を圧着端子で固定!
晴れて復旧することができた.

ちょっと無骨だがこれで安心!

ようやく組み上げ,試走.
とは言え,シートが無いためタンク地下ケツで疾走する.
な,なんてこった!メーターが暴れてスピードが分からない!!
まだまだ,楽しみは続くのであった!

メーターの調整(2007.02/12)


今日は3連休の最終日!
昨日,調子が悪くなったメーターをなんとかしなければ・・・
取り合えず,メーターを外し,メーターワイヤーを抜き取ってみる
ドライブシャフト側のメーターのピニオンギアカバーを取り外すと
中から可愛らしいギアが現れた.
変形,磨耗などは認められない.

中央にあいている四角の穴も磨耗はしていない

抜き取ったメーターワイヤーを綺麗にふきあげ,
グリスを塗りこんでアウターの中に収めなおした.
昨夜,ネットでメーターの分解方法を調べたがほとんど分解修理が
できない代物のようだ.
ただ,裏側の小穴からCRCを吹き込むと,
多少は復活するとの記載があったため,
神に祈りながらCRCを噴射!
(助けが必要な時だけ神を信じる不届き者である.)

頼む!復活して~

どうやら不届き者には神も力を貸してはくれないようだ.
0~50km/hまでは気が狂ったように針が暴れる.
ただ,昨日と違って50km/hを超えると落ち着きを取り戻すようになった
でも,体感スピードとは異なるため精度は信用できない.
まあしゃーないか?
新品を購入する金もないし,しばらくはこのメーターと付き合おう!

シートが届いた!(2007.02/18)


やった~!!待ちに待ったシートの皮が完成し,本日到着!
思い起こせば、1月5日以来の念願のシート.
これでタンク地下ケツ走行からおさらばだ.
シートの皮は,1月27日に皮の型取りのため必要ということで
送っていたシート本体にセットされた状態で届いた.
これにコンビニフックとタンデムベルトを取り付け,
あとはベスパに取り付ければOK!

思わず記念写真!
お~新品の香り

  早速試走である.
久々のシートに座高が伸びたような感触を
楽しみながら50kmほど疾走する.
メーターの針の暴れも慣れれば気にならない.それよりシートの
感触を楽しみながら,ケツに意識を集中させ呆け顔のオヤジライダーは
道行く人には奇妙に映ったことだろう・・・

どこの田舎だ!それはともかく
久々のベスパの勇姿を見ておくれ!

バックミラーステー作製(2007.03/04)


絶好調のベスパ.
少し早い春の日差しを受け,だいぶ癖を掴んで疾走する.
しかし,購入当初から取り付けられていたバックミラーは,
ボディー横にあるため,
後続車を見るために目線をだいぶ下に向けるため,
気合を入れて見る必要がある.
見た目はオシャレで気に入っているものの,
やはり安全には替えられない.
ってことでミラーをハンドルに取り付けることとする.
ハンドルに取り付けるためには,ステーが必要となるが,
純正はいい値段がするため,以前ハンドルロックを作製した時の
アルミの端材を使ってステーを作製することとする.
純正をよく見たことがないが,たぶんハンドル裏側にあるボルト穴を
利用して固定するのだろう.

ボルト穴は2箇所あるが、今回は前側の穴を利用しよう

ボルト穴の周囲は3D曲面の連続のため,ミラーバーをちょうど良い
位置に持っていこうとするとそれなりの工夫が必要だ.
まずは,現物を計測して図面を起す.
なるべくコンパクトにデザインしてみる.

ハンドルからの飛び出しを最小限にデザイン

図面は1:1で作成したため,
切り取り直接アルミ端材(厚さ5t)に貼り付ける.
電動ソーがないため,カット部分に沿ってドリルで穴を明け,
あとは金ノコで切断.

左端しの部品は,ステー高さ調整用のライナーになる
切り落としたらヤスリで荒削り

形を整えたら耐水ペーパー#400で凹凸をなくし,さらに#800で仕上げ
最後はコンパウンドで磨きをかける.

手前がミラーバーの固定穴,奥はハンドル固定用の穴
う~ん,美しい!(自画自賛)

早速取り付け・・・・・
そ~だ.ミラーがない.ステーだけつけても役にたたない.ふふっ.
給料日前なので,取り付けた勇姿はしばらくお預けだ.(オイオイ)

バックミラー取り付け・・失敗(2007.03/10)


ステーも出来上がったので,ハンドルミラーを購入する.
投資をけちって,量販店にて吊るしのミラーを物色.
あちこち回ってみたが,2種類しかなくどちらも1400円ぐらいの
値段であるが,決してデザイン的には納得できるものではない.
(やはり,オリジナルには勝てないか・・・)
とは言え,安全には変えられない!お金にも変えられない!
意を決しご購入.早速取り付けてみる.

前から見るとこんな感じ.
ステーとの取りあいもばっちり.

デザインに不服はあるものの,しばらくはこれで行きましょう!!
早速,試走だ.またがって後方確認・・・・・・
どこの位置にしても,自分の腕しか映らない・・・・
そんなばかな・・・・バーが短いのだ!
気を取り直して走行しながら後方確認!・・・おっ技を発見!
直進しながらハングオンしてやると後方が見える!!・・・(涙)
およそ安全性向上には程遠い.っていうかバムミラーのほうがよかったじゃあねえか!

バーをこのぐらい延ばさないと後ろが見えない.

どうせ見た目が悪いのだから,全ネジボルトで延長してやればいいや.
ズンギリボルトと長ナットで延長だ.・・・・

ところがミラーとアームの付け根のネジは,緩み防止のため細目ネジ
を使用していることが発覚!M10のP1.25だ!
DIY店に行くも,流石に販売していない.
またまた,しばらくお預け状態となる.

伊勢原スケッチツーリングⅡ(2007.03/21)


まだまだ,あちこち手を掛けないといけないところではあるが,
バックミラーの失敗もあり,
ここのところは春風を受けてのベスパ散歩に甘んじている.
と言うかこれが本来の姿かな.
暖かい日を狙ってまたまた伊勢原に出かける.
なぜか最近伊勢原でのスケッチが多くなっているが,
まあ飽きるまでは通おう.
今回はスケッチの最中に後方から竜巻に飲み込まれるという
「落ち」もついた.(お~コワ!)

なぜか田舎に向かってしまう。やっぱ百姓の倅だから?

ハンドル周り配線調査(2007.04/08)


早い早いと言われていた桜だが,昨日の花見は見事なものだった・・・
散り行く花びらをグラスに浮かべ,
平安の世からの替わらぬ美しさに感謝したのもつかの間!
あっちゅう間に酔っ払いのオヤジ集団と化したのは言うまでもない.
てな訳で,今日は二日酔いでの軽作業となった.
ワイヤー類交換や,全塗装をするのにハンドルの取り外しが必要だが
ここには,色々なものが所狭しとひしめいているため,
事前によ~く調べておく必要がある.

ウインカースイッチ部。ドライバーだけで配線も外せる。
灯火器類スイッチ部。こちらも同様。これなら簡単だ。

ウインカーの配線も以前確認している.
ヘッドライト内の配線の行方を追って見る.
これなら何とか配線も抜けそうだ.(入れるときは難しそいうだが)

配線とワイヤーが外せれば,ハンドルの取り外しもOKだ.

ここで,最近手に入れた工具を紹介!
左が,ワイヤーアジャスター金具にテンションをかける,
インナーワイヤープライヤー.
右がワイヤーカッターだ.共に1000円台で入手可能.

これがあればワイヤーの交換も楽チン・・・のはず.

リヤキャリア製作大作戦1(2007.05/03)


あっと言う間に5月連休.あれこれと予定はしていたが,実家のお茶
摘みのてんだい(手伝い)や,親父バンドフェスの
エントリー用デモテープの作製やらで,
まとまった時間がとてないでいたのだが,ようやく念願の
リヤキャリア製作に着手!.
ずっと欲しかったベスパのリヤキャリア.ネットで探すも1万数千円と
バックミラーをケチる小生には高嶺の花!
自作を決意し,
だいぶ長い間DIYショップに行ってはなにかいい部材はないかと
物色をしていたが,ようやくソレらしい物が見つかった.
もともと金属加工も簡単なものしかできないため,一から作るとなると
動工具代のほうが掛かり過ぎる.
市販生活用品の改造でオリジナルに近いものが
できないかと都合の良いことを企んでいた.
見てやってください!おばちゃん必携の「お買い物キャリア」!!

折りたたみ式お買い物キャリア.
折りたたむとこんな感じ

なんと,DIYショップのアウトドアーコーナーで980円!値段の魅力に負け
寸法も気にせづ,即刻お買い上げ.
家に持ち帰ってから,ベスパのお尻に合わせてみる.・・・い・け・そ・う

リヤキャリア製作大作戦2(2007.05/05)


早速,不要となる車輪をカシメ金具をつぶして取り外し.
次に,可倒式の荷台を牽引フレームから取り外す.

流石に車輪は不要
可倒式荷台はそのまま使えるので,ユニットごと取り外し

牽引フレームが,そのままキャリアのメインフレームに.
ただし長すぎるのでちょうど良い長さに切断.
折りたためる取手用フレームも切断し,フレーム固定用のサポートとする.

軸は溶接のため慎重にヤスリで外していく.

カットされたメインフレームの下端は,ベスパのフェンダー上に接地する.
できるだけ本体に穴加工とかしたくないので,
接地部に吸盤を取り付ける.
本来は,フレームの芯上に取り付けたいところだが,これが流用品の性
ほんのちょっと寸法が合わず,
やむなくオーバーハングした形で荷重を受けることとなる.

かなりの荷重が掛かるためできるだけ強固に取り付け

細かな作業は現物合わせとなるため,
ここでキャリアを固定する金物を作製し取り付けることとする.
金物は100円ショップで家具などを固定するステンレスプレートを流用.
1.5mm程度あるステンレスのため,
曲げ加工や穴あけ加工が大変だろうと考えたがやはり耐久性が大事!
しかし,家に帰って万力に挟み,えいやあ!と押したらぐにゃり!?
ハンマーで叩けば簡単に90度!
(たしかにステンレスって書いてあったのに・・)
簡単に加工できたので早速ベスパに装着してみる.
装着は,シートロック用ボルトに挟み込む形で取り付け.
ボルト一本で固定ってのもどうかと思うけど,
本体加工しない場合はここしかない.

本来はボディーに直接固定したいところだが・・
シートを閉めるとこんな感じ.お~オシャレじゃん!

リヤキャリア製作大作戦3(2007.05/13)


いよいよ,キャリヤの装着である.
紙面では書ききれない細かな工夫と,
手抜きをもって980円キャリアが完成した.
オリジナルと異なり,スリム&ロング
(物は言いようで,流用品だからこうしかならないだけって話だが・・・)
のキャリアはスモールボディーにぴったし!

これで,お買い物とちょっとしたツーリングの使い勝手が
良くなるってものだがなにせ,自作.
手抜き.・・・・どのくらいの荷物が詰めるかは「掛け」.
キャリアごと落として皆様に迷惑を掛けないように.
しばらくは軽いもののみ限定搭載という自粛規制付きで使用開始とする.
また時間がとれたら,簡単に取り外しができるように改造も考えよう!!

取り付け前.横から見ると.
装着!使わない時はこんな感じ.シーシーバーのよう
使用時はこんな感じ.かなりの面積を確保できる.ただ強度が・・・

電気工学のすすめ(2007.06/16)


あちこちにスケッチツーリングに出かけていて,
やりたいことができていない
かったが,時間を見つけてリヤウインカーの作製に着手!
安全性の向上から,リヤウインカーを設置せねばと思っていたが,
えれくとろにっくは不得手なため手を付けていなかった.
とは言え,キャリアを設置したことでウインカーステーを作製する
手間が省けたので,そろそろ潮時と検討を開始した.
リヤウインカー仕様条件は以下の通りだ.
●既存の電気系統は追いきれていないし,
色々調べたがテールランプの球が
切れるとエンジンが停止するという代物!
よって乾電池による単独回路とする.
(おいおいと言う貴兄もお有だろうが,これがいっぱいいっぱい)
●安全性向上のため,球は高輝度LEDを使用(だいじょうぶかよ!)
●困難を極めたら潔くあきらめる.
・・・・以上だ.
まずは部品の調達!
なるべくえれくとろにっくに近づかないように,
出来合いの物で想像に近い部品を探す.
そうこの頃は小癪にも自転車パーツが豊富で
点滅するテールライトをすぐさまゲット!!
(1ヶ1300円程度と高価!しかも2ヶ必要!いえ~い!ままよ!)
早速分解するも,基盤はちっちぇ~し,みえね~し,で何ともし難い.

なんじゃ~こりゃ~!

しかも,スイッチはそのまま使用できると踏んでいたが,高機能すぎた.
1度押すと点灯.も一度押すと点滅.
も一度押すとランダム点滅.長押しする
と消灯.・・・しかもちっちぇ~スイッチは分解しようにもみえね~し.)
欲しい機能は,スイッチON!で点滅! スイッチOFF!で消灯!!
それだけで良いのだが・・・
netで色々なサイトを探したものの高度すぎて良く分からない.
しかたなく一から勉強することとなった.
まずは,LEDと抵抗と電池BOX,基盤を手に入れ,
自分で組み立ててみる,これは簡単!,
スイッチを入れると・・・お~点いた!(あたりめ~だ.)

ちいさな感動

ただこれではウインカーにならない.リレーがなにので点滅しない.
入手した情報によると,100円ショップのデコレーションライトを買うと
もれなく電池BOX内に,
トランジスターが組まれた点滅回路が付いてくるとの朗報!!
(お~スバラシー)早速購入し部品はゲット!
このまま,情報通りに組み込めば当然点滅はするだろう.
しかしせっかくだから勉強しよう.
自分で回路図を書いてみる.・・・・ふふっ・・・わ・か・ら・ん

まあその内,その内

まだまだ,始めたばかり.全貌が明らかになるのはまだ先のこと.
乞うご期待!!(・・・期待できるのか~?)

タイヤ交換(2007.06/23)


ウインカーの完成まではまだ時間がかかる.そこうしている内に注文して
いたタイヤが届いた!!
以前ホイール塗装した時にローテーションをしたが,
現在3種類のタイヤを履いている.
前輪はミシュランS83,後輪もミシュラン.
(型番は不明だがこれがオリジナルのようだ)
スペアータイヤはブリジストンHOOPだ.
(なんだこのチンドン屋状態は!)
パターンはオリジナルが一番センスが良いのだが,
現在の交通事情にはちょいと無理がある.
コーナーで立ちやすいのだ.HOOPは量販店でも手頃な値段で
販売しているスポーツモデルではあるが,
「HOOP」というロゴとパターンデザインがかわい過ぎる.
色々検討した結果,ミシュランS1を発注していたのだ!

お~男らしいデザイン!

今日は休日!タイヤ交換予定日!梅雨なのにどっかんぴ~!暑いし.
おまけに光化学スモッグ警報まで発令される始末!

ガレージ河原は自殺行為とマンションの一画で作業することとした.

こっちのほうがよっぽどガレージらしいじゃん!

ホイール割れば簡単交換~!と思いきや!
新しいタイヤがホイールにはまらない.新品だからしかたないのだが,
日陰での作業なのに汗だく!
まっ,ホイール組み込んでから,無理やりエアーを入れてやれば,
なじんでしまうから大丈夫!と思いきや,
ホイールにチューブを挟み込んで,あえなくパンク(おいおい・・・)
午後ティーで気を取り直し,今度はパンク修理.
かれこれ3時間.ようやく交換終了!お~走りそう!!!

交換前のS83
これが新しいS1!す・ぽ・お・て・い!!

さあ,いつもの試走だ!!
接地面積が狭くなっていることを,しっかりと感じる!
たぶん燃費にも良さそう,コーナー!・・・・素直だ!
もっと切れ込むのかと思ったら,意外に素直.
これで箱根の旧道でも負ける気はしない!
(ってベスパのパワーじゃ登らねえし!!)

電気工学の挫折(2007.07/14)


ようやく本格的な梅雨らしい天候となってきた!
(別に嬉しいわけではないけど)
そんな訳で,屋外での作業はできないため,LEDウインカーの勉強だ.
庶民の味方!図書館!そう,高そうなハードカバーの本を無料で借り,
難解な回路とにらめっこ.お~,若造の頃にこのぐらい勉強していれば,
もちょっとなんとか・・・

こんなに借りてもタダ!当たり前か.
蛍~の光~窓の雪~!

結局,改造しようとしていたチャリンコ用テールランプの回路は
次第に解けてきたものの,最後にICで壁にぶつかる.
しゃ~ないので,えの工房店長(実兄)に聞いてみた.
(兄は電気,電子関係に詳しいのだ.)
撃沈! やはり点滅,ランダム点滅,点灯は,
IC内で制御されているそうで,結局,新な回路を作製した方が早いし,
堅いらしい・・・お~神よ~!
既に,購入してしまったテールランプ(1ヶ1300円を二つも・・)は,
かみさんと娘のチャリンコのケツで光るしかないのだ.
(しかも1ヶはばらしちゃったし!)


城山スケッチツーリング(2007.07/16)


7月としては記録的な勢力の台風4号が駆け足で過ぎていった.
各地で被害が広がっているようだが,
運良くこのあたりはそれほどではなかった.
今日は台風一過の休日を利用して城山までスケッチに出かけた.
雨でしばらく乗っていなかったが,ベスパの機嫌は絶好調である.
今日はやけにギヤの入りがスムーズで,最高速も75kmを記録!
(おっと、メータは壊れているので信頼できる数字ではないが.)
台風の影響で,茶色く濁った川は決して美しくはないが,
まあ一枚描いておこう.

城山町にて.やっぱこの角度からのベスパがいいね.
河原ではバーベキューする人たちが大勢いたが,めんどくさいのでそこは描かない.

スケッチも完了.さあ帰るべ,と思ったら,ななんと,
ウインカーが割れている!いつ割れたんだろ?
マンションの駐輪場かあ~?いやいやここまでは割れんだろ?
早く帰ってビニールテープで補強しなければ.
エンジンを掛けると,何処からとも無くカラカラという金属音.
さっきまで気にならなかったのに・・・走り始めたもののなんか気になる.
一度止めて調査してみると,どうやらマフラーだ.
蹴飛ばしてみると,返事をする.エキパイとチャンバーの付け根に
油が滲んでおり,どうやらここの溶接が切れたようだ.
前回,塗装した時も油が滲んでいるのが気にはなっていたのだが,
とうとうぐらぐらと動くところまで,劣化してきたようだ.

駐輪場で当たった程度ではここまで割れないだろう.劣化か?
塗装時の写真。矢印の部分の溶接が切れたようだ

ふふ・・・なんだあ~?・・・少しずつ直しているつもりが,それより早い速度で壊
れていってるではないか!! めらめらと闘争心の炎が燃え上がるのを感じつつ,
チキンラーメンを食べるべく,帰路を急ぐのであった.

電気工学復活の兆し(2007.07/29)


「え~らっしゃい~!」・・昨夜の会社での夏祭りの疲れを引きずりつつも
ここ数日間で練り上げた構想を検証すべく,布団から這い出した.
そうLEDウインカーの話である.
断念したチャリンコ用テールランプを捨て,色々考えてみると,
もともと,ベスパの電気回路から切り離して,単独の電源,
単独の点滅回路という発想のもと思考錯誤して来たわけだが,
よ~く考えてみると,もともとウインカー点滅用のリレーは
組み込まれている訳で,LEDの消費電力から考えれば,
単独回路にしなくても・・・・
(おぃおぃ,もっと早くによ~く考えてから動けよって話だ.)
ウインカーに来ている+のケーブルからLEDのアノードに接続し,
カソード側をボディーに接地してやれば良いのでは?要するに,
既存ウインカーからパラレルでLEDを発光させるのだ.

これなら点滅回路はいらない訳で.

因みに,ウインカー部の電圧を測定すると,点灯の度に3vが検出される.
(あれ6vじゃねえんだ.・・まあいっか)
せっかく,テストするのなら前回使用した黄色の輝度の低いLEDではなく,
白色LEDがいいなと,部品を購入して基盤上の取り付けた.
念のため150Ωの抵抗を噛ませて早速テスト!

接続の様子.毎度のピンボケで申し訳ない.

 接続して,ウインカーのスイッチを入れると!

昼間なので分かり難いが確かに発光!

お~光った!
ちなみに,3Vしかないので抵抗をバイパスして接続してみると,
より明るく発光することが確認できてた.
既存ウインカーもごく微量減光しているようにも感じるが,
どうせ最初から視認性は極悪だから,まっいいか.

LEDの数や,輝度,既存回路への影響に対策など
問題は山積みではあるが,まずは一歩前進!
ふふっ・・・・電気工学の復活かあ~?

リムダイナモ入手(2007.07/29)


蛍の光と言われるヘッドライトも何とか明るくしたいものだと,
前から狙っていたチャリンコ用のリムダイナモを入手した.
(使い古しではあるが)
ベスパの車輪の軸動力を利用して走行中だけでも
前方を明るく照らそうという計画だ.
最近見かけるリムダイナモ発電機付きのLEDライトを搭載した
チャリンコは明らかにベスパのヘッドライトより優れている.

こいつで,明るい未来を!

チャリンコの車輪は26インチ.ベスパは10インチ.
タイヤ外周をそれぞれ測定する回転数に換算すると,
1:1.617の差がある.また,スピードもチャリとベスパでは差がある.
最高速で1:2程度か.よって,ベスパの車軸回転数を1/3.235と
なるようにプーリーで減速してやれば,
たぶんチャリンコ程度の実用性が確保できるはず.
おっ!勢い付いて来たぞ~,末は博士かぁ~?(小学生の理科だろ!)
まあこちらも乞うご期待!!

ベスパ転倒!(2007.08/11)


盆連休突入!今朝は早起きして会社の先輩の家庭菜園で
空芯菜と枝豆を頂く約束!
支度を整え駐輪場のベスパのシートカバーを剥ぐってみると・・・ゲゲッ!
なんと右側のウインカーが吹っ飛んでいる!
お~っ!バムミラーも吹っ飛んでいる!
どうやら,誰かがベスパを移動させようとして倒してしまったようだ.
ベスパのセンタースタンドは,
車体を持ち上げると勝手に仕舞ってしまうため,
知らない人間が持ち上げると呆気なくバランスを崩し倒れてしまう.
その結果最低でもウインカーは破損する.
小生のベスパはバムミラーだったため被害が拡大してしまった.
発見した時にはちゃんと立っていたため,
倒した人間はヤバイと思ってすぐに起したのだろうが,
せめて「倒しちゃったよ~」と名乗り出て欲しかった.

木っ端微塵のバムミラー
跡形もないウインカー(新品だったのに・・)

先日左ウインカーのレンズが割れたばっかりなのに,
今度は新品の右ウインカーがくっちゃくちゃ!!
ほんと直すより早く壊れていく・・・しゃーない!
盆連休を利用してワイヤー類の交換とマフラーの修理を
やろうと思っていたところだ.楽しい作業が増えたと思おう!

ワイヤー類交換初日(2007.08/11)


ウインカー,ミラー破損により走行できず,
先輩の野菜は断念。気を取り直して
以前から計画していたワイヤー類を交換することにする.
中古で購入したため,ワイヤー類の信頼性が分からないため,
昨年クラッチ板を購入した時に,いずれ交換とワイヤー類一式も
購入して置いたのだ.ワイヤーカッターとワイヤーテンショナーも
入手しておいたので,あとは交換するだけになっていたのだが,
何せハンドルを外す必要があるので気合を入れて
作業しなといけないため,今日に至ってしまった訳だ.
しっしかし暑い!!まだなんにもしてね~のに既に汗だくだ!
熱中症にならないように作業はいつもの河原ではなく
マンションの日陰で実施することとした.
さて,本当は工程を追って写真で見て頂きたいところだが,
なんせ工程が多いため,箇条書きで表記してみた.
①ギヤオイル抜き.シート外し.ガソリンタンク外し.キャブレター外し.
(キャブのアクセルワイヤー末端金具もここで外しておく)
②ウインカー,ヘッドライト外し.メーター外し.・・・汗!汗!!
③車体倒し.後輪外し.マフラー外し.
(これはマフラーの割れを直すため.)
④クラッチワイヤー,チエンジワイヤー末端金具外し

クラッチワイヤー,チエンジワイヤーの末端金具を外し,引き抜ける状態とする

今回は,アクセルワイヤー,クラッチワイヤー,
チエンジワイヤー(2本)の計4本の交換
⑤ウインカー,ライト系のスイッチ類取り外し.

これはウインカースイッチ部.黄色:電源,青:左ウインカー用.茶:右ウインカー用

⑥クラッチレバーからワイヤーエンドを抜き取る
⑦フロントブレーキワイヤーを緩め,
ブレーキレバーのワイヤーエンドを抜き取る
⑧ハンドルのケーブル類をヘッドライト部まで引き抜く・・汗!汗あせ!
⑨ヘッドライトケース内でアクセル,チエンジワイヤーの
ワイヤーエンドを抜き取る

ヘッドライトケース内の細かな作業に格闘する

⑩ハンドル固定ボルトを抜き取り,ワイヤー,ケーブルを誘導しながら
ハンドルを引き抜く,ぬっ抜けた!ぷるぷるしながら,
ケーブルなどに無理な引っ張り力が掛からないように何とか完了.
すでにパンツまで汗びっしょである.

ハンドルが外されたフロント部
外れたハンドル

マンションの片隅での作業のため,
住人が「あら~バイク屋さんにでもなるんですか~?」
とか「元にもどるんですか~?」など声を掛けてくれる.さあ~どうだろう
今日はここまで!!も~無理!脱水!
シャワーを浴びて,ビールじゃ~わっはっはは!!

マフラー割れ修理(2007.08/13)


ワイヤー類交換の途中ではあるが,
静岡の実家に帰省したため作業は中断.
しかしこの帰省を利用して兄貴から溶接器を借り,
割れてしまったマフラーを修理しようという魂胆.ふふっ
車の乗っけた黒い鉄の塊を怪訝な顔で見つめる家族を尻目に,
いざ静岡へ~!!
割れたのはエキゾーストパイプとチャンバーのつなぎ目.
どうやら割れたのは初回ではないようだ.
すでに同じ箇所が素人が行ったような溶接跡がある.

力を加えるとパクパクしている
拡大してみると割れている箇所が良く分かると思う

兄貴の溶接器到着を待って早速溶接だ.
にわか板金屋が火の粉を飛ばす.
結局,チャンバー側に大穴を空けながら,なんとか固定は完了!
兄貴の助言通り穴はマフラーパテで埋めることとする.
さっビールじゃ~わっはっはは!!

修理じゃなくて壊してんじゃねえの?まっしばらく持つべ

ワイヤー類交換二日目(2007.08/15)


さっいよいよワイヤーの交換とハンドルの組み立てだ.
せっかくの機会のため,取り外しておいたハンドルを分解し
掃除とグリスアップを行う.
長年の汚れででろでろ状態だったが,これで綺麗サッパリ!

ハンドルをバラスと数々のパーツが
アクセルワイヤーエンドを引っ掛ける部品.新品同様だ

各所にグリスを塗りながら組み立てる.
ハンドルバーの抜け落ち防止のピンを入れるのに悪戦苦闘しながらも
なんとか組み上げる.メインのワイヤーはハンドルさえ外れていれば,
難なく抜き取れ,挿入もグリスを塗りながらわりと簡単に完了.
ワイヤーの先端がアウターから突き出す瞬間に引っ掛かりはするものの,
何度か抜き差しするとわりとすんなり通る.
クラッチワイヤー挿入時のポイントは,
外してあるハンドルのワイヤールートにあらかじめワイヤーを通し,
その後,アウターワイヤーに挿入する必要がある.
これをやらないとハンドル組み立て時にクラッチワイヤーのアウターが,
ハンドル内に入っていかない.

アクセルワイヤーはハンドルを経由させてからアウターへ

ワイヤーが通ったら,電装ケーブル類をハンドル内に収めながら
少しずつハンドルを差し込んでいく.ケーブルが中々通らないし,
ハンドルを少しづつ差し込みながらワイヤーも定位置に
収めていく作業は難易度が高い・・・・汗!汗汗!!
あ~やり直し!くっそ~!とりゃ~
腕,足,腰・・・全ての部位をぷるぷるさせながらなんとか納まった。

見た目は元通り

その後,アクセル,チエンジワイヤーのエンド部を
所定の金具に引っ掛け,電装ケーブルを元の位置まで引き直す.
文面にすると簡単だが実際はいじめである.
やっとのことで,全て納まり,ヘッドライト取り付け時に「おやっ?」
ライト固定用の金具がない!家宅捜査したものの見つからず,
やむなく注文.形はできたがまだ走行不能.
取り合えず,現在作製中のテールウインカー用に
ケーブルを車体内に通して今日の作業は終了!

ウインカー用ケーブルは古いワイヤーを先に車体内に通し先端を繋いで引き込んだ

ようやく試運転調整(2007.08/19)


ヘッドライト固定金具が入手したため,ようやく最終段階.
大破したウインカーもレンズを接着剤とビニールテープで固定し,
曲がった固定金具を叩いて戻し何とか装着.
しかし固定金具の樹脂の部分が割れているため,
ハンドル固定が緩い.購入しようとしたら欠品中のため
しばらくはこれで我慢だ.(なんか我慢しているところばかりだなあ)

写真では分からないが固定が心もとないウインカー

全て組み上げドキドキの試運転!
エンジンは一発で掛かる!
ライト・・ウインカー・・・テールライト・・・・
よし!全て正常だ.
ワイヤーのテンションは事前に当たりをつけて置いたため
早速走行してみる・・・チェンジが重い・・・ずれている・・・クラッチが滑る.
おっアクセルは軽い!調整は微妙だ.なんとか走れるようにはなったが,
しばらくは調整しながらベストポジションを模索しよう.
いや~暑い夏だった.熱中症で倒れなかったのは奇跡だ.
これも一重にちべた~いビールのお陰だ!ビールでビールに乾杯!!
(なんのこっちゃ)
おっと忘れていた!バムミラーが破損してしまったので,
以前購入しほったらかしとなっていた丸いミラーを既存のステーに
無理やり取り付け急場をしのぐ事に!

仮設ミラーも取り付け久々の走行!

電気工学復活!(2007.09/09)


ワイヤー取替えから乗る度に微妙な調整を繰り返し,
なんとか以前の感覚に戻って来た!
ほんのチョットの調整で当たりが変わる.
お陰で調整の達人に近づくことができた.走行も復活したことだし,
しばらく中断していたテールウインカーの作製に取りかかろう.
以前,自転車用のテールライトを改造し,
なんとか点滅させることに成功しているのだが,やはり赤色ではどうよ.
それにデザインも気に入っているわけではないので,ここは奮発して
新しくバイク用のウインカーを新調し,LEDを組み込むこととする
LEDは東急ハンズで高輝度の白色球を購入.
ウインカーは厚木のバイク屋でコンパクトなデザインのものを購入した.
(お~いつになくゴージャス!)
早速ウインカーをバラしてみる.簡単な構造だ.

球は別売だ.

デザインを意識し小型のものをチョイスしたため,
LEDの組み込みスペースが・・・ちっちぇ
以前試作用に購入した基盤を切り刻み,
LEDと150Ωの抵抗を2セット組み込む.

結構窮屈!断線しないようケーブルを一まきする.
どうです!結構いけてるでしょ?

早速,レンズを取り付け,3Vを乾電池で掛けてみる.・・・・
・・・暗っ!・・・

な~にが超高輝度だ!まっしばらくはこれで我慢だ.(また我慢)

いよいよウインカー取り付け(2007.09/16)


さ~!電池では発光したLEDウインカー!いよいよ組み込みだ.
前回ワイヤー交換時にボディー内にウインカー用ケーブルを
忍ばせてある.よって今回はハンドル周りの配線とテール周りの配線で
点灯するはず!・・・そう,はず!
まずは,ウインカースイッチからの左右ケーブルを
ライトケース内に引き込み,それぞれのケーブルを分岐させ,
一方を既存ウインカーへ,もう一方をボディー内を経由し
テールに繋がるケーブルと結線!このあためヘッドライトケース内は,
ケーブルだらけで収まりは悪い.まっいいか,見えねえし!

ライト収まっかな~?

テール側のケーブルはガソリンタンクを外すと見える
テールランプ用ケーブルの横を通す. 
既存ケーブルを通している穴は余裕がないため,
仕方なくすぐ横に穴を明ける.

止水のためビニールテープで保護する.

いっいよいよ点灯だ!エンジンスタート!ウインカースイッチON!!
・・・・暗っ!!・・・・
しかし,計算通り点灯!心もとない明かりではあるが,
小生にとっては命の光!(ちょっとオーバー?)
暗くても無いよりいいか?ってな訳で長い時間をかけて
なんとか結果に結びついた.いや~やれやれ! ビール、ビール!

見よこの神々しい光!・・蛍なみだな.
後ろ姿はこんな感じ.如何でしょう?

いつもの試走だ~!ウインカースイッチON!!・・・・
走ってるからテールウインカー見えねえじゃん・・・・
それはそうと問題発覚.以前からか,今回の結線が問題か,
ヘッドライトが走行中に消える!
走り始めと二速に入れるためアクセルを戻すタイミングで消えやがる.
たぶん回路上テールランプも消えていると思われる.
すぐに復活するのだが,気になる.
電気工学完全復活までの道のりは遠い・・・・と~てもとても!
(徳幸君の笑い声が聞こえる)

ヘッドライト取替え(2007.10/21)


清水の舞台から飛び降りる覚悟の,お・と・な買い!
ヘッドライトと前後ブレーキシューをお買い上げ!!(お~まいがっ!)
ヘッドライトは最初から風前の灯で,
もちろんもともとワット数も低いのだが,
ケースもボロボロでメッキも剥げていて更に効率が低下しているのだろう.
固定用の爪も折れていたので思い切って交換することにする.

やはり新品は光輝いている!

v100対応のライトなのだが,ET3と兼用と見えて,
不要なスモール球用のベースと穴が開いている.
この部分がライトケースに干渉して収まらないため,
不要な部分は全て切断.

表からみてもいかにも明るそう

流石にラフな作りのため,固定用の爪も適当な長さにカットし,
周囲のリングもプラハンで叩いてなんとかケースに収める.
ついでに,前回からアクセルを捻るとライトが瞬く現象を改善しようと,
ハンドルスイッチのケーブルを一度外し,配線し直した.

ライトが新しいと面構えも締まる

っしゃ~!試走だ!
やはり,アクセルシャフトが配線に干渉していたようだ.
ライトの瞬きは直った.肝心なライトの明るさは!  ・・・・ふっ.

リヤブレーキシュー交換(2007.10/28)


季節はずれの台風20号.一夜明ければ朝から日差しが眩しい!
先週,ブレーキシューを交換しようと前後のタイヤを外すも,
こりゃ簡単にはいかんな.あ,ってことが判り,
交換のため一週間イメージトレーニングをしていたのだ.
フロントブレーキシューを外すためには前輪の
メインシャフトを外す必要があるが,この固定ナットが逆ネジなのだ.
なんどかトライしたが,前オーナーの技か,ボルトの頭を舐めていて
一向に外れないため後回しとし,今回はリヤブレーキシューを交換する.
早速,後輪を外し車輪固定用のベースプレートを外す,
これは前回クラッチ板交換時に苦労したところで,
学習能力を駆使してベースプレートに共周り止め用にボルトを差込,
メインシャフトのロックナットを,えいや~と回す.
どんなもんじゃい!簡単に外れた!

奥のボルトはベースプレートの共周り防止用

これでシューが外れるかと思いきや,ブレーキレバーを外すために,
ブレーキベースプレートまで外す必要があることが判明.
これを外すとガスケットが必要になるが,たまたま以前購入していたため,
そのまま作業を続行する.外したブレーキベースプレートから
ブレーキレバーを抜き取る.90度回転させて抜けばよいのだが,
外した瞬間にシューについているスプリングの力で,
ぱっち~ん!と目が覚める音がする.(お~おどかすじゃあねえか.)

ブレーキレバーを外すと,スプリングが付いたまま2枚のシューが外すことができる.

古いシューは厚みは十分あるのだが,
表面が硬化してブレーキのタッチが非常にタイトだったようするに,
ブレーキを踏んでいっても,なかなか利かず,更に踏み込むと
どっかのタイミングで急に利くという状態である.
小生の場合カクテルがそれである.
なあ~だあこのジュースみてえな酒は~?なんて調子こいていると,
帰りの電車で急に意識を無くし,乗り過ごし~・・・
おっと,話が飛んでしまった.いずれにしても,
安全とは言いがたいブレーキである.

見よこの新品の輝きを!

新品のシューにスプリングをセットし,
支点となる二ヶ2本のシャフトにセットするまでは問題ないのだが,
難関はその後だ.ブレーキレバーを差し込むために,
2枚のシューをガバーっと開く必要があるのだが,これが力仕事!
ってか力だけではどうにもならない.
人参ジュースとタバコで一服しながら手を考える.
結局,長ナットとボルトとソケットレンチを組み合わせ,
「簡易ブレーキシューガバーっ装置」を考案.
ネジの力で,シューを押し開き,ブレーキレバー挿入に成功!!

実用新案「簡易ブレーキシューガバーっ装置」

半日掛けて交換完了!
前輪のメインシャフトのロックナットを外すのに必要な
6角のソケットレンチを購入するために,島忠まで試運転!
お~わんだほ~!!すんごくソフトなきき具合.
ブレーキを踏み始めるとじんわ~とブレーキが利いていく!
ドラムブレーキも捨てた物ではない.
しっかり利けば100ccのバイクを止めるのに十分な力を有しているのだ!

箱根ツーリング(2007.11/03)


時節柄,紅葉狩りだろってことで,
幼稚園からの付き合いである幸宏と箱根ツーリングに出かけた.
幸宏は静岡在住であるが,小生のベスパが
海老名から箱根まで走行できるかを案じ,
わざわざ一度我が家まで来てくれて,二人して箱根に向かうこととなった.
午前中,雲の多い天候の中,快調に走行する2台のスクーター.
幸宏のスクーターは,ホンダ,フリーウェイ250ccである.うぇ~い!
小田原でカレー南蛮を食らっている頃には,
すっかり雲も取れ絶好のツーリング日和
べスパも快調そのものである.小田原の海岸,風祭駅周辺散策を経て
いよいよ旧一号線での登山道挑戦,渋滞の車の横を快調に飛ばすも,
流石に急勾配のヘアピンでは1速まで落としてのアタック!
なんとか,本日の宿,強羅温泉に到着!
時間もあるので夕暮れの町並みを散歩する.
ふと気が付くと,周りは若いカップルの群れ・・・
白髪頭の男2人っていったい・・・

流石に250は大きい.昔はこれがCB750とSR400だった
強羅公園にて,奥の山間に大涌谷が見える

翌朝も快晴!近くの強羅公園の散策,スケッチをすませ,昼近くに解散.
ヤツは箱根を登り静岡へ,小生は下り海老名へ向かう.
思えば何度も幸宏とツーリングし,最後には分岐点で別れを
繰り返してきた.何度味わっても少し切ないのはたぶん・・・・
あっ俺だけ?

フロントブレーキシュー交換挑戦(2007.11/23)


リヤブレーキのシュー交換で,ドラムブレーキの本来の
パフォーマンスを取り戻したベスパ!
この調子でフロントブレーキシューの交換だ.
早速フロントアクセルシャフトのナットカバーを外し,
逆ねじのナットとスピードメーター用のピニオンギアを外す.
ここまでは順調に作業が進む.

中心にアクセルシャフトの頭が覗く

次にベアリングに刺さったシャフトを外すのだが,
色々やるもビクリともしない.シャフトの頭をプラハンで殴り倒すが,
これ以上やるとフロントフォークが歪んでしと断念.
得意の「あるもので簡易専用工具~」ってことで,
シャフトのタイヤ固定タップにボルトを差込,
ネジの力で無理やり抜き取るという荒業に転じるも,
あたたた~ネジ山を舐めてしまった!

簡易専用工具の発案も空しく外れない

これ以上は無理と判断し,いつもの神頼み,
宇賀神商会さんにどうした物かと質問
なんと,専用工具があるとのこと!その名も「前アクセルシャフトプラー」!
無料レンタルできるとのことで,次はコレにてチャレンジだ.
ところで,最近走行の度に心なしか排気音が
大きくなっている気がしていた.本日の走行でこれが幻でないことが
分かった.以前補修を繰り返したエキパイとシャンバーの接合部から
煙が立ち上っている!お~神よ!!
バラ~パン,パッパッパンと豪快な排気音で走行しながら,
しゃ~ねえボーナスでマフラーを購入するか?
と頭の中で金勘定しながら帰路を急ぐのであった.

マフラー交換(2007.12/16)


走りこむ程にマフラー音が大きくなる中,
注文していた新品のマフラーが届いた!
天気は良いものの気温が上がらず,冷たい冬空の中交換作業に入る.
既存マフラーを外してみると・・・やっぱり!
盆連休に溶接したところにパテ補修していたのだが,
ここに大穴があいている.一度パテで補修したのだが,
何度やっても上手く塞がらない.潮時か.

穴が・・・銀色の物体はヒビをアルミテープで補修したところ
やはり新品は美しい

マフラーの取り外し,取り付けはすでに手馴れたもの.
あっと言う間に取替え完了.お~サイドビューも引き締まった!

黒が際立つ!

いつもの試走だ! 
エンジンを掛けると「パランパンパン・パン・」と元気な音が響き渡る!
あら?購入する時の注意書きに「純正ではないので多少音が大きい」と
書かれていたが,本当に多きい!しかも甲高い!
今までの中低音が利いた2サイクル音に慣れ親しんでいただけに,
少し元気が良すぎるか!高音が強く,いかにも2サイクルの音がする.
まっ穴から排ガス出すより良いか.
1、2速で吹かした時の息継ぎも解消されている.
マフラーと一緒に宇賀神さんよりフロントアクスルプラーを借用した.
次こそはフロントブレーキシューの交換だ!

フロントブレーキシュー交換(2007.12/23)


青色LEDの発明を良いことに,クリスマスの電飾が
チンドン屋状態になってしまったことに心を痛めているのは
小生だけだろうか?・・・うぇ~ぃ
宇賀神さんから,フロントアクスルプラーが届いた!
ようやくフロントブレーキシューの交換ができる.
まずは,シャフトの逆ナットのゴムカバーとナットを外し,
借用したプラーをシャフトにねじ込む.一杯までねじ込んだら,
プラーの軸穴に鉄心を差込,ハンマーで叩くと・・・お~少しずつ
アクスルシャフトがベアリングから抜けていく!
それ打て,やれ打て!!(がん!!)おっと調子に乗りすぎて,
横のアルミカバーをぶん殴ってしまった!!うぉ~~(涙)

アクスルシャフトにプラーをセットする
鉄心を挿入し,ハンマーで殴る!
お~シャフトが抜けていく!!

シャフトさえ抜けてしまえばこちらのもの,
ブレーキシューの構造は,多少の違いはあるものの前回交換した
後輪ブレーキシューと似たような物だ.
古いシューを外してみると,後輪同様コッチンコッチンで,これじゃあね.

新旧シューの記念写真
シューセット完了この状態でないとどこが変わったのか分からないからね

シューを交換し,アクスルシャフトの挿入だ.ここでまたプラーが活躍.
シャフトをセットし,プラーにワッシャー,ナットをセットし
シャフトにねじ込んでいく.ねじ込んだら,
ナットを固定しプラーを回すとシャフトがベアリングに引っ張り込まれる.
(なるほど人間てすんげ~な)感心,感心.

プラーはシャフトを抜く時と挿入する時に大活躍だ

早速,プレーキワイヤーを調節して試乗だ.
お~らぐじゅあり~!やんわりと利くブレーキはなんとも言えない.
宇賀神さんありがとうございました。m(_ _)m

爆発の源、プラグ交換(2008.01/20)


お~寒い!!とは言え細々とベスパとの暮らしも続いている.
昨年末より一速での吹け上がりで息をつき出していた.
マフラーを交換してしばらくは良い感じだったのだが,
やはり別に原因があるようだ.
取り合えずキャブのフィルターを確認してみるも,たいした汚れもない.
プラグを外してみても,まあこんなもんかな?って感じ.
若干濡れているが,かぶっている様子も特にない.
ただ茶褐色の汚れも無い訳でもない.長いことバイクに乗っていたが
プラグを交換して調子が良くなった記憶もない.
ないないづくしではあるが,念のため,プラグを交換することにする.

そんなに悪い焼け具合でもないのだが・・・

プラグは,「NGK B7HS」バイク屋に在庫が一個しかなかったが
奇跡的にもゲットすることができた.
早速交換.・・・絶好調!あの不快な息継ぎが魔法のように消え去った!
やっぱり,プラグが汚れていたんだ.基本ってほんと大事なんですね~
走りも調子良くなったことだし,またドレスアップをと,
寒~い河原でアルミモールのお手入れ.歪んで,へこんで,
変色していたボディー周囲のアルミモールをピカールで磨く.
全塗装時にはもう少し真面目に磨きたいが,
今回は寒~いためこの辺で勘弁して下さい.

遠めでは綺麗そうに見えるボディーの塗装もかなり汚れているのがわかるでしょ?

スタンドの改良(2008.02/23)


ベスパのセンタースタンドには,足掛けがない.
要するに収納状態からスタンドを出すために,
ちょこっと顔を出したスタンド先端のゴムキャップに靴のつま先を
引っ掛け降ろしていくのだが,ちょっと滑るとバネの力で,
バッタ~ン!!と元に戻ってしまう.
その「バッタ~ン」は休日のマンションに響き渡ってしまうのだ.

スタンド収納時.ほんの少しゴムキャップが覗く.
スタンドを出した状態

そこで,この「バッタ~ン」を解消するために,足掛けを取り付けた.
できれば,ハーレーのそれのように,丸棒でデザインして溶接,
またはボルトで固定したいところだが,
オリジナルスタンドにあまり加工をしたくなかったため,
今回は配管固定具を流用した.

グレーの異物が配管固定具である.
スタンドを掛けると,その全貌が明らかとなる.って大げさな.

安っち~し,格好はよろしくないが,使いかってはバッチグ~.
合わせて ,ボディー裏に衝撃吸収ゴムを取り付けたため,
万が一足を滑らしても,「バッタ~ン」が「ダン」程度となった.
大した改造でもないが,使い勝手は◎.

春の予感(2008.03/15)


つい先日まで肉団子のように着膨れしてベスパを駆っていたが,
今日の日差しはまさに春!っていうか暑いくらいだ.
ちょっと伸び始めたクラッチワイヤーを調整しがてら
近所に春を探しに出かけてみる.

まだ桜には早いが,種類が違うのかそこここに桜が咲いている.
もう終りかと思っていた梅もまだまだ見頃の木もある.

こうしてのんびり春景色を見ながらの走行も格別である.
へっぶしゅょ~んん!!しかし,小生は花粉症なのである.・・・ずる.

塗装準備①(2008.05/03)


へっぶしゅょ~んんん!5月と言うのにまだ花粉が飛んでいる.
それはそうと,季節も巡り既に初夏のような日差しが眩しい.
気温が上がるのを待ってボディーの塗装を計画している.
今回はその前準備としてレッグシールドの「VESPA」のエンブレムを外す.
エンブレムはアルミ製でリベットで固定されている.
いつものようにリベットの裏側からドリルでもんでエンブレムを外す.
エンブレムはメッキを施してあるが,表面の劣化とキズが激しいため,
この機会に綺麗にしておこう.

写真では見にくいが,かなり劣化している

メッキ表面をコンパウンドで磨くもらちが明かない.
仕方ないので耐水ペーパで磨いたら・・・地肌が出てしまった!・・・ふっ.
まあ素地はアルミだからとメッキを全て剥ぎ取って,
コンパウンドで磨き直しして,文字間の黒塗装も剥げていたので,
磨いた文字表面をマスキングして塗装も施した.
最後にクリアー塗装をして完成.

メッキではないので質感は変化したが,こっち方が渋いな.

・・なのだが,エンブレムと一体となっているリベットは
削り取ってしまっているので,ボディーへの固定をどうしよう.
結局,プラ板でエンブレムの下地板を作成しビス固定できるよう加工した.
こうしておけば,塗装時やその後のクリーンング時に
エンブレムを簡単に外すことができる.さて次回はいよいよ塗装かあ?

フェンダー塗装①(2008.05/05)


花のGW.昨日は静岡の幸宏と洒水の滝と丹沢湖をめぐる
ツーリングに出かけた.帰りには足柄峠に挑戦!
流石に苦しそうなベスパだったが,何とか上りきることができた.
(これなら箱根もなんとか越せそうだ.)
さて,今日はいよいよ塗装作業に掛かる.
ボディーの全塗装だ!・・とは言っても部品をバラして
置ける場所もないので,ハンドルやエンジンなどは降ろすことなく
そのままマスキングで誤魔化すという手抜き全塗装である.
それもちょびっとずつ.まずは簡単そうなフロントフェンダーから
やっつける.現状の塗膜を見て頂こう写真で見ると結構綺麗に見える
ボディーも接写で撮ると分かって頂けるだろうか?
もともとの塗装の劣化,剥げに加え,
前オーナーがタッチペンンのように部分的に補修しているため,
実際にはボロボロである.

このぐらい離れると結構綺麗に写ってしまう
接写するといろんなものが見えてくる

まずは研磨粉で汚れないように,タイヤなどをマスキンっぐう~!(・・・)
タッチペン補修部分の塗装が厚くなかなが剥がれないため
思い切って#80の布ヤスリで削り倒す.

だいぶ旧塗膜も剥がれて来た

おおかた塗料が剥がれ,凹凸がなくなったところで,
#400の耐水ペーパーで磨き倒す!
まばらに塗料が残っているが,こんなもんだろ.あまり真面目にやると
「手抜き塗装」の意味が無い!(開き直りである.)

コレだけ削ればよしとしよう

さっ次は天気の良い日を待って,サーフェーサー塗布だ!

フェンダー塗装②(2008.05/06)


ドッカンピーの塗装日和!温度25度,しつど30%.
これ以上の塗装日和もめずらしい.
そそくさと準備をして,いざ河原へ!
今日はフェンダーの下地塗装だ.手抜き塗装のため,
まずはフェンダー以外をマスキンっぐう~(・・・・・・)

マスキングテープと新聞紙で完全防備

仕上げはホワイトのつもりなので,
ムラが目立たないように白のプラサフを噴くことにする.
温度,湿度,太陽エネルギーで厚塗りしても見る見る乾く!!
あっという間にプラサフ1本を空にして本日の作業終了!

フェンダーにプラサフ塗装後の愛機.まだツヤはない.ってわかんね~か.

仕上げ塗装もしたいところだが,ここはグぐっとこらえて,
1週間は寝かさねば
次回はいつこんな日和が訪れるか分からないが,それまでに完全乾燥した
プラサフ表面を耐水ペーパーで整えておこう.

塗装準備②(2008.05/31)


今年は入梅が早いらしい.
塗装作業はお日様が顔を覗かせる合間にしかできない
そこで,そんな時間は塗装の準備をしておこう.
今回は,「フットレールのお手入れ」の章で遣り残していた
センターダクトのフットレールを綺麗にする.
ここは固定方法が他と異なっていたため外したら
元に戻んねえんじゃってことで,後回しになっていたところだ.
レールは二本.各レールは2箇所のスクリュービスと
一箇所のダボのようなもので固定されていた.
他のレールはアルミリベットだったため簡単に外れたが,
こちらは裏側の様子がわからないため,慎重に取り外しに掛かった.

スクリュービスとダボ?のような固定金具(上)

両端は,何て事のないビスだったため簡単に外れた.
しかたがないので無理やりこじって毟り取った.
(”慎重に”じゃあねえのかよ)見たことの無いダボのような金具で
固定されていた.レールの外されたボディーはかなり劣化している.
塗装の前に下地処理をしておこう.

やっぱ劣化がはげしいな.

外されたレールはいつものようにピカールで磨き,
塗装後の取り付けを待つ.

プラグケーブル交換(2008.06/01)


「プラグ交換」の章で,点火の重要性を認識した小生ではあるが,
どうしても納得ができない.プラグを交換すると
吹け上がりが良くなるのだが,あまりにもプラグの寿命が短い.
なにか他に原因があるのでは・・・?
そんな時,車好きのおっちゃんから,気になる情報を得た.
「古くなるとケーブルが劣化して,放電でもしてんじゃあねえの?」ふむ.
確かに,ウインカーやハンドル周りのケーブルをいじった時に
感じていたことではある.よし,プラグのケーブルを交換してみよう!!
ってことで,今回は交換が簡単なHTコイルからプラグまでの
ケーブルを交換してみる.交換前のケーブルは純正ではないが
かなりこっちんこっちんやろ~.

プラグキャップはNGK.ケーブルはもしかすると純正?

バイク屋で色々検討.4000円ほど投資するとイリジュウムプラグと
キャップケーブルのセットが手に入る.
しかしボーナス前.う~っっ・・・
(唸ってみたが財布の中身が増える訳もなく・・)
結局,NGK-LY11,1512円でお買い上げ.

ケーブルの長さは既存と同じ50cm

早速装着してみる.既存ケーブルをHTコイルのところで回しながら
引き抜いてみると,接触部の銅線が変色していた.
きっと接触も悪かったことだろう.新しいケーブルは「いえろ~!」
どうせカバーで見えなくなるが,
何となく派手なパンツを身に着けたような感じである.

日ごろは見えないが,いえろ~のケーブルが映える

早速試走・・・・な,なんじゃこりゃ~~!吹け上がりが全然違う!
今までは,加速時にエンジンの回転が追いついてくるように
アクセルを開けていたが,今はアクセルを開けた分,
エンジンの回転が追従してくる.ぺっくらするほどの変貌!・・・・
ちょっとまてよ.これが普通でいままでの状態が異常だったのか
良くなったんじゃなくて,もとに戻っただけか? 
まあしかし,普通を知らない小生としては劇的な変貌に,
にやけ顔を隠すことができないのだ.

フェンダー塗装③(2008.06/15)


つかの間,晴れ間が覗いた休日を狙ってフェンダーの塗装を行ってきた.
プラサフが乾燥するのを待って#800耐水ペーパーで表面を整え,本塗り
塗料はホームセンターで簡単に手に入る「日産車用ホワイト」.
着色も考えては見たが,どう頭を捻っても,
ベスパの造形美にはホワイトが一番良く似合うと思う.
形が呼ぶ色というのがあるのだ.
本塗り後,乾燥を待って(1週間)また#800耐水ペーパーで表面を整え,
今度は液体コンパウンドで磨き上げる.最後にクリアーを噴いて,
同じく乾燥後にコンパウンドで磨き上げた.
その努力の結果を見て頂こう!・・・写真じゃわかんねし

ツヤが写らないのが残念

ところで,今回の塗装で習得したことを記録しておこいう.
①仕上げは,塗料が流れる直前まで厚塗りすると綺麗なツヤがでる.
霧がけ状態だと,あとの処理が大変である.
また若干塗料が流れても気にせず修正は乾燥後に行う.
②塗装はできたら室内のブースで.(そんな設備持ってる素人がいるか)
河原での塗装だったため,よし!綺麗に塗れた!ところに羽虫が止まる
おい,おい,おい!しかもやる気なさそうに,ふら~っと
止まって,塗料に溺れる.(涙)
今日は,フェンダーも完成したので,
次の塗装準備としてパーツも外しておこう

1年半前にプラサフで仮塗装をしておいた足元もすでにボロ

この後,本格的な梅雨に入ると毎週の塗装作業は困難だろう.
全て完了するの夏の終り頃か.まっ気長にやんべ~。

エンジンカバー塗装(2008.06/16)


休暇を貰った月曜日.小生は島忠へと走った.
そう,いつか買おうと思っていた充電ドライバーを入手するためだ.
現在所有している充電ドライバーは2000円ほどで購入したもので,
本体に充電池が組み込まれており,一回の充電で連続5分と持たない.
河原での作業には不向きである.
今回,塗装を行うにあたり,バフ掛けが必要不可欠と考え,清水の舞台
(何回飛び降りれば良いのだろう・・・)
購入したのはリョービ製のBD122.12vである.

BD122購入時にバフ掛けセットも購入.イタズラにぐりぐりと回してみる

さて,仕上げ塗装を終えていたエンジンカバー.
早速バフ掛けを行ってみる.

見よこのツヤ!!

やっぱり,手作業では限度がある.道具って、す・て・き!
同様に仕上げを完了していた,フェンダーにも
バフ掛けしたことは言うまでもない.

塗装準備③(2008.06/28)


梅雨明けを待てずに,ボディー塗装の準備に掛かる.
本体はパーツに分解できないため,連続的に塗装をする必要があり,
まずは外せるパーツを全て外す.
ここで,異常を発見! マフラーを交換してから
排気音がやけにうるさかったのだが,
購入時「純正より若干うるさい」との評から,こんなもんかと思っていた.
しかし,外して見ると,エクゾーストパイプがエンジン排気口から
ずれてセットされていたため,フラン時部より吹き抜けていた痕跡がある.

やはりあのうるささは異常だったのか!

次に組み込む時に注意をすれば,また静かな走りが復活するかも.
その他に,シート,テールランプ,ナンバープレート,エンブレムなど
次々と脱がし,いや外しあられもない姿となってしまった.
しかし,スッポンポンになったボディーはその美しさが際立つ.

ベスパの美しさは,やはりこのボディーからきているのだ.

ばらしている間にお日様が顔を覗かせたので,急遽河原に.
どうせ,汚れるのだからいい加減に塗装しようと思っていた,
シャーシ部の下地塗装をやっつけてしまおう.
ブレーキは,ワイヤーやコードを外すのが面倒なので
マスキンぐ~で逃げることとし,スタンドだけは取り外した.
あと,ケーブル類もマスキンぐ~で逃げる.

でろでろの油と汚れを落とし,ペーパーで地金を出す

地金の出方は粗いけど,こんなもんだろ.見えね~し.すぐ汚れるし.
(この辺の潔さは自分で自分を褒めてあげたくなる.)
この後,ホワイトプラサフまで噴いて本日の作業は完了.
あっスタンドが無いので,駐輪場に置けない!!
仕方なしの生乾きのまま,スタンドを仮組・・・・
そ~っと,そ~っと・・・コツン・・・あ”~っ!!!(涙)

シャーシ塗装(2008.07/06)


梅雨の合間を狙いながら着々と塗装を進める.
前回シャーシの下地処理後プラサフを噴いておいたので,
いきなり仕上げ塗装だ
暑い河原で頭を下げての塗装作業! 汗だく! 熱中症!
作業が完了するころには,気持ち悪くなっていた.命を削っての作業だ.
(良い子はマネをしないようにしよう!)

どうせ汚れるので,クリアーは噴かない
<

さて,塗装の合間を縫って小物品の準備だ.
以前購入しておいたテールランプの配線をしておこう.
早速新品のテールランプをバラしてみると,
あれあれ随分と形状がことなる.オリジナルではないので
しかたないのだが,反射板の輝きは旧品のほうが良いし,
リフレクターはメッキ無しで,球も縦固定ではなく横固定だ.
結局,今回はベースのゴム板と割れていたカバーのみの交換とする.

右が新品.左リフレクターはメッキがはがれてしまって,以前アルミホイルで修理した旧品

いよいよボディー塗装①(2008.07/13)


今回からいよいよボディー塗装だ.
ここに来るまでに結構時間が掛かってしまった.
もう一ヶ月近くベスパに乗っていない.
小生の悪い癖で最初は丁寧なのだが,先が見えてくるといきなり
いい加減になる.(父親の格ちゃん譲りなのである.)
今回は一期にボディー全面を塗装するため,
一つひとつの工程に時間を取られる.
いつものように,#80の布やすりで全体を研磨し,
あらかた古い塗膜が削れたら#400耐水ペーパーで下地をつくる.
やはり面積が多いため,悪戦苦闘!
初日は河原で作業したが,やはり熱中症寸前.
やばい!危険だ!・・・ビールは旨い・・・
二回目の作業はマンションの日陰で行った.
(最初から・・と思うかもしれないが,ペーパーの音や床面を
汚さないようにソレはそれで気を使うのだ.)
よ~~っし! こんなもんだべ~(とうとう格ちゃんのDNAが・・・)

だいぶ古い塗膜が残っているが,格ちゃんのDNAが・・・

まっしかし錆びが発生しているところは,一応は丹念(?)に下地をだした.
つもり・・・

以前一度プラサフを噴いて誤魔化していたフットレスト部

よし!気になるところが気になる前に,早くプラサフ噴いて次に進もう!
はやくベスパに乗りたいよ~う!

いよいよボディー塗装②(2008.07/21)


さ~いよいよボディー塗装!!
暑い日が続き,体はバテバテだが,塗装にはもってこいだ.
休みに河原に通いプラサフ塗装はスプレー缶4缶使用.
日を変えて本塗りでスプレー缶6本.
仕上げは日を置いてから#800耐水ペーパーで表面の凹凸を
研磨してからバフ掛け後,クリアーを3缶スプレー!!
力仕事だ!くたくただ!バテバテだ!
でもビールは?・・・・・・・・うまっい~!!
それでは,仕上げ後のナイスバデーをご覧頂こう!

渾身の力技で仕上げたボディー!手抜きのわりには綺麗だべ?
前から見たらこんな感じ!
後ろ姿も力強い!

自分で言うのもなんだが,手抜きのわりには美しいではないか.
早くパーツを組立てなければ!
っとその前に準備しなければならないことがある.
まずはせっかくの塗装面に簡単にキズが付けないように,
接触する可能性のある部分にカバーシールを貼り付けよう.
フットレール下のステップ部は凹凸が激しいので
白の塩ビ板0.5mmで形を作り貼り付けることとした.
その他のシールパーツは白のカッティングシートで作成した.
ただ,実際貼り付け段階では,白のビニールテープに変更したパーツもある.

上下にある大きなものがステップに貼る塩ビ板

それと,塗装のためにマフラーをばらした時に
エキゾーストパイプ接続部からガスが抜けていたので,
取り付け時にマフラーに応力が掛からないように
固定ボルト用の穴を大きくしておく.

最初からこんなに穴位置がずれていたのだ.きったね~穴になってしまったが,これでいいのだ!

塗装後のパーツ組み立て(2008.08/03)


クリアーが完全に乾燥してから,いよいよ各パーツを組み立てていく.
しかし,なんて暑さだ!とても日向では作業できない.
日陰でも汗が流れ落ちていく
まずは準備しておいたステップ他に保護シートを貼る.
その上からフットレールを重ねて取り付けてたのだが,
写真でお分かりになるだろうか?

塩ビ板を両面テープで固定してからフットレールを取り付ける

フットレール取り付けは,うんちんぐスタイルで頭を下にするため,
汗だく.まさに修行だ.
その後,エンブレム,テールランプ,ナンバープレート,テールウインカー,
ホーンを次々に組み立て行く・・・・といっても,
汗だくになりながら夢中で作業をしていたら,指がつり出した.
やがて腕も・・足も・・なんと脛、腿までもつり出し,
とうとうサンダーバードの操り人形のようにぎこちない姿となり
一時作業を中断した.たぶん暑い中,大汗をかきながら無理な格好で
長時間作業していたため,なにかが不足したのだ.
たぶん塩分とかミネラルとか.・・水は飲んでいたのだが,
金欠のためポカリを飲んでいない.清水の舞台・・・
いやいやそんな大げさではないが,すぐにポカリ購入,あんどがぶ飲み.
一時間も休むと体は復活!残りを仕上げる.
さあいよいよ苦労の成果を見て頂く! じゃじゃ~ん!!(古っ!)

どうだこのびゅーてほーなベスパは!

塗装を開始してから,長い間ベスパに乗ることが出来なかった.
いよいよ試走である.るんるんである.ぞっくぞっくなのである.
近くの田んぼの中で写真撮影.さあ,今年の夏は,
綺麗なベスパでスケッチに出掛けることとしよう!

ベスパの尻である.
フェンダーもキラキラ輝いている!
この塗装の厚塗り感を感じ取ってもらえるだろうか?

デジタルメーター取り付け(2008.09/16)


暑い夏が過ぎ行こうとしている.手抜き全塗装で力を使い果たしたのだが,
鈴虫の音を聞いていると,また活力が湧いてくる.
「そうだ・・・京都へ行こう!」・・・なんて金も暇もないので,
前から気になっていたメーターを何とかする事にする.
なんといっても,メーターの針が好き勝手暴れるため
速度は感で走行していた.たぶんオドメーターも当てにならない.
そこで,前々から気になっていた自転車用のサイクルコンピューターを
入手してベスパに取り付けることのする.
サイクルコンピューターは1780円で入手した.
(京都へ行くことを思えば安いもんだ!)
これは優れもので,スピード,距離,時計,消費カロリー・・・・
(コレはいらんな。)が測定できる.

これがサイクルコンピュターだ!って大げさな.

車輪につけた磁石をセンサーが感知して,時間当たりの回転数から,
スピード,距離を測定する.車輪の径によって設定が必要で,
本来は周長をインプットできると良いのだが,コイツは12インチから
27インチまで決められたインチに設定する必要があるのだが,
ベスパの10インチタイヤの周長は自転車の16インチタイヤの周長に近い.
若干の誤差は,今までに比べればなんちゅうことはない.
まずは,センサーから本体までのケーブル長さが短いため,
切断して長いケーブルを繋ぎ,既存メーターの回転ワイヤーに通す.

アウターはそのまま使用と思っていたが,通らず,アウターを外してケーブルを通す.

ハンドルまで,ケーブルを通して,本体に接続.
本体はハンドル裏にあるM8のタップを利用して固定.
やはり,プラスチックケースに収まったメーターは
ベスパの美しさには似合わないが,しばらくはこれで,
スピードが確認できる.よっしゃ~ビールだ.
(涼しくなってもやることは変わらないのだ.)

取り付け位置はおいおい見直そう.

取り付け後,茅ヶ崎まで試運転!
事前にMAPでスタート地点から到着地点までの
距離を計測すると,12.64kmだった.走行後メーターを見ると12.75km
お~っ!!なんてこた!誤差はわずか0.8%ほど!
ほっほっほっ.

電気回路図を作成せよ(2008.09/16)


リヤウインカーを作製した時から,
電圧が3Vしかないことが気になっていた.9月になってから,
暇さえあれば入手したVespa90のメンテナンスマニュアルの
電気回路図とにらめっこしていた.
どうしても理解できないのだ.
なんで,スイッチが負荷と並列になっているのだ??
この疑問はある時に突然解決した.
スイッチは「入れると通電する」という固定観念が邪魔をしていた.
ベスパの場合はバッテリーがないため,常時発電している.
要するに常に,ボディーアースしており,これを「切断する」ことによって,
並列になっている負荷部に電流が流れるのである.
これが分かってからはマニュアルの電気回路が容易に理解でき,
いよいよ我がV100を調査し,配線の色,スイッチの構造,
接点の位置などを確認!その集大成がこれだ~!!

苦労して作成したv100の回路図

これがスタートなのである.調査中にウインカーリレーの一時側,
ヘッドライトの一時側に電圧を測定したら,やはり共に3Vしか電圧がない.
公証6Vのはずだが.どこかでリークしている.・・・どこだ.・・・
いつになくシリアスな小生であった.
乞うご期待!
おまけ:回路図が見えにくいと思うが,V50,V100は共通だと思うので,
詳しく知りたい方はメールを頂ければ,電子データーを送付しよう.
(ちょっとえらそう)

タンデムステップ作製(2008.09/28)


うちには二人の娘がいる.長女は専門学校1年生.次女は高校1年生.
世間一般的には,相手にしてもらえないどころか,くさい!汚い!
エロい・・・と散々な扱いだ.
しかし,なぜかうちは相手にしてくれている.ありがたい話しだ.自慢だ.
その娘達がベスパに乗りたがるのだ.
もちろん喜んでタンデム走行.(ルン)
しかし,スモールボディーのタンデムは結構窮屈で,
特にベスパの張り出したケツを挟み込むようにして,
両足をフットプボードの末端に乗せるため疲れるのだそうだ.
そこで,娘どもに快適なベスパライフを提供するべく,
タンデムステップ作製に踏み切った.
市販品をチェックしたのだが,どうもデザイン的に気に入らない.
(値段的にはもっと気に入らない.)
できれば使用しないときは収納したい.一からの作製は困難なため,
いつもの島忠に入り浸る.あった!
見つけたのは,ちゃぶ台の足だ!1個210円.お買い上げ!

折りたたみ式のちゃぶ台の足

直接,フットプボードへの取り付けを試みたが,フットレールが邪魔して×
アルミの溝形押し出し材の端切れを購入して,下駄を作製しよう.

切り込みはフットレールをかわす溝

下駄にちゃぶ台の足を取り付ければOK!見事折りたたみ式!
しかも費用は1000円以下! 

あとは取り付けるだけ.

10月4日快晴!今日は,ちゃぶ台ステップの取り付けだ.
直接ステップボードに穴加工をしたくないと,色々悩んだが,
工夫をすればするほどゴツク,重量も増すので
意を決して直接取り付けることとする.
それでは,「折りたたみ式ちゃぶ台ステップ」を見て頂こう!

収納時・・・ちゃぶ台の足を立てた状態。
タンデムステップ使用時・・・ちゃぶ台の足を仕舞った状態

お~っ.使いかってもばっちり!やはり昭和の技術は奥が深い!
これで,娘共をケツに乗せることができる・・・・
しかし女子高校生をケツにのせて,
にやけ顔で走るおじさんライダーは傍から見ると,か~なり怪しいぞ!

稲取ツーリング(2008.11/24)


改造,改良も電装を残し一段落した11月に
静岡の友とツーリングを決行することとなった.
一人は,昨年一緒に箱根に行ったフリーウエイユッキー!
もう一人は,新車を買って間もないフォルツァシムの二人だ!
この二人について行けるようにVespaの整備も入念に!(ルン)
事前にタイヤのチューブを交換することにする.純正ではないが
信頼性の低い古いチューブより良かろう!

コレで足回りの信頼性はグッと上がる.

チューブも交換しいよいよ11月22日に伊豆稲取りに向けて,
しゅっぱ~つっ!
ここで,今回の予定を紹介しよう!
海老名を出発して,静岡の友と待ち合わせするのは小田原のかまぼこ屋.
その後,有料道路を通らずに熱海で梅園に立ち寄る.
通常初春なのだろうが,梅園の紅葉が見ごろとの
ユッキー情報で寄ることにした.その後,ひたすら走って
城ヶ崎海岸に向かう.そして本日の宿,
稲取で,お・ん・せ・ん!え・ん・か・い~!!どうじゃや~!

往復240km!Vespaではロングツーリングだ.

三連休というのに以外と空いている.小田原から1時間程で熱海
梅園に到着!紅葉を見てから,近くで蕎麦をすする.
(今夜はバイキングだから,軽めにしておかないとね.)

工事中で今一だったが,紅葉はそこそこ.

その後順調に距離を稼ぐが,
伊東を過ぎた辺りから渋滞が目立ちはじめた.
城ヶ崎海岸の手前で,オドメーターが100kmを超えたたため,
最初の給油.親父3名で歩く城ヶ崎海岸.胸は躍らない・・
てっ!ててて!て~て~てぇ~

すでに日が傾きだしている城ヶ崎海岸

せっかくのVespaツーリングなのに,バイクを写してない!
あわてて写したのは,宿の駐車場!どんな風景じゃい!

さすがに250ccの横だとちっせ~!

宿には16:00前に到着.早速部屋から暮れ行く町をスケッチ!
手前は稲取の港,遠方は伊東方面.

到着の乾杯のあと,ビールを飲みながら窓辺でスケッチ

温泉につかり,のびのびしてから,更に風呂上りのビール!
晩飯はバイキング,海の幸なぞつまみながらビール!チューハイ!!
部屋に戻った頃には,ぷ~ぷ~に出来上がっており,
稲取のネオン街でもそぞろ歩こうかなんて計画も忘れて
小学生並の早さで爆睡!(お~まいがっ!)
翌朝はゆっくり起きて,朝からバイキングで力いっぱい食べる.
その後,朝市で干物をゲット.
(値段の安いお買い得商品を購入したのだが,
味はそれなり!家族からブーイングの荒らし!)
帰りは早い時間から渋滞にはまったため,予定を変更して
伊豆高原で友と別れることに.その後は流行り歌などがなりながら
一人家路を急ぐのであった!
最後に今回の燃費は39km/Lであった.また腰が痛くなるかと思い,
コルセットをしていたにも関わらず,腰が痛くなった!
やはりVespaでのツーリングは100Km/日程度が限界かな?
自分の歳を棚に上げ,Vespaの性にする都合の良い親父であった.

フライホイールを外す(2008.12/21)


じんぐるべ~る♪じんぐるべ~る~♪
クリスマスが近いというのに今日は暖かい.地球温暖化が確実に進む中,
いよいよ電装系の源に向け調査を開始した.
なんて,やってることはなんちゅうことなく,
注文していたフライホイールプラーが届いたので,
クリスマスプレゼントを貰った子供のように,
早く使いたくてしかたがないだけなのだが・・・
フライホイールカバーを外すと,フィン付きのホイールが露見するのだが,
ここから先は神の領域と敬遠していた.

開けてはいけない神殿への扉

まず,ホイールを固定しているセンターのナットを外す.
ナットを回すとホイールも回ってしまうので,
いつものように簡易ホイール固定具
(なんでもいいのだが,ホールとケースの間にモノを突っ込んで,
回転を止めようという荒業!)を使用し,えいやーと気合で外す.

今回簡易ホイール固定具に選ばれたのは,パイレンの柄!あまりオススメはできない

ココで,本日のメインイベント!フライホイールプラーの登場である.
クラッチプラー同様に,まずはプラーケースをねじ込み
センターのボルトを締め込めば,簡単にホイールが外れる.

プラーケースをセットしたところ.あとはケースを固定してセンターボルトを締め付けるだけ

お~!!ホイールを外すと,中から綺麗なコイルたちが現れた
コイル自体は綺麗だが,
よく見ると配線の被服などは硬化しているように見える.
さて,まずはこのケーブル類を交換してみるか.
しかし今回はなんの準備もしていないので,ここまで!(おいおい)

宝石箱を開けたような綺麗なコイルたち

いずれにしても,ココが発電の源だ.ホイールの偏芯した軸を
トレースしてポイントがタイピングすることも解った.
簡単な装置ではあるが,
これだけシンプルにデザインされていることに感心する.
また,これなら故障しても手が出せるかも.知れば知るほどに,
味とコクが出てくるベスパであった.



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