山登りタイトル

~山登りの巻~



■静岡(神奈川)
 ┣ 日本平行 307m (2023.5)
 ┣ 真富士山(第一)行 1,343m (2022.3)
 ┣ 高草山行 501m (2021.9)
 ┣ 平山観察地行 (2021.9)
 ┣ 十国峠771m&岩戸山734m行 (2020.1)
 ┣ 鉢窪山行 674m (2020.1)
 ┣
千葉山行 496m (2018.11)
 ┣ 愛鷹山塊行 (2018.8)
 ┣ 柏尾峠行 (2018.5)
 ┣ 桶ケ谷沼行 (2018.4)
 ┣ 八高山行 832m (2018.1)
 ┣ 山伏行 2,014m (2017.9)
 ┣ 枯山行 548m (2016.4、2016.9)
 ┣ 山伏行 2,014m (2015.6)
 ┗ 金時山行 1,212m (2017.10
■山梨
 ┣ 牛奥ノ雁ヶ腹摺山行 1,990m (2024.5)
 ┣ 竜ヶ岳行 1,485m (2024.2)
 ┣ 金峰山行 2,599m (2023.10)
 ┣ 瑞牆山行 2,230m (2021.10)
 ┣ 十二ヶ岳行 1,683m (2019.12)
 ┣ 身延山行 1,153m (2014.11)
 ┗ 乾徳山行 2,031m (2014.11)
■長野(群馬、岐阜)
 ┣ 浅間山行(前掛山) 2,525m (2021.11)
 ┣ 乗鞍岳 剣ヶ峰行 3,026m (2020.10)
 ┣ 硫黄岳(八ヶ岳)行 2,760m (2019.10)
 ┗ 旧国鉄篠ノ井線廃線敷行 (2016.4)
■神奈川
 ┣ 鎌倉切通行 (2022.11)
 ┗ ミツバ岳行 835m (2015.3)
■岐阜
 ┗ 金華山行 329m (2018.8)
■三重
 ┗ 熊野古道 伊勢路行 (★2024.3/24更新)
■新潟
 ┗ 小柴山行 265m (2017.6)
■鳥取
 ┗ 鳥取大山行 1,709m (2019.11)
■北海道
 ┗ 礼文岳行 490m (2018.5)

■山道具
 ┣ テント補修ほか (2017)
 ┗ ポンチョの製作 (2015)
■火起こし
 ┣ 焚火台 (2022.1)
 ┗ 火打石 (2020)


■日本平行
お泊りの孫たちを引き連れてちょっこしハイキング.
県立美術館から平澤寺(へいたんじ)経由で山頂を目指す.
駐車場に到着したのは既にお昼,広々した公園で飯を食らう.
さて,県美バス停近くのハイク入口看板から歩き始める.
里山っぽい風景や新緑,竹林,小川を眺めつつのんびり.
平澤寺に着いたら境内の石段を通り抜けてやっと山道に入る.
途中,切通しっぽい場所があるがここだけ何故掘ったのか??
暫くでゴルフ場横を歩き,もう少しで山頂.
山頂はコロナ明けのGWで人,車,バイク,チャリで賑わっている.
富士を眺めつつ小休止して,さて下山.
帰りにMINI STOPで50円引きソフトクリームを食べて一服.


芸術品 コース入口
新緑 平澤寺
切通し シダ
山頂の富士

■鎌倉切通行
エンニオ・モリコーネのコンサートまで其処らを散策.
取り敢えず飯,半よもだカレー半たぬきそばを食らう.
落ち着いたところで何故か高島屋のアンモナイト探し.
壁面など結構其処かしこに渦巻が発見できた.
日本橋は上空を確保すべく工事が始まっているようだ.
コンサートはフルオーケストラの圧巻だった.
終演後は串カツ田中小伝馬町研修センター店で燃料満タン.


昼飯 アンモナイト
日本橋 コンサート会場

翌日は寄り道して秋晴れの下,鎌倉アルプスをハイキング.
鎌倉駅から金沢街道をてくてく歩き始める.
鎌倉最古の寺,杉本寺.苔生した石段を下から見上げる.
十二所(じゅうにそ)神社は12人も神様がいて頼もしい.
社殿軒下の兎の彫刻が素晴らしい,右側の耳が垂れている.
さてここから徐々に山に入っていくという雰囲気.
三郎の滝を通り過ぎ,いよいよ泥濘んだ登りが始まる.
しばしば滑りながら朝夷奈(あさいな)の切通に到着.
一夜にして切り開いた伝説,塩の道でもあったらしい.
岩に掘られている磨崖仏(まがいぶつ)の前で手を合わせる.


杉本寺 十二所神社の兎
三郎の滝 朝夷奈切通
朝夷奈切通

更に登り,熊野神社では狛犬阿形の口内にヤモリの子供.
暫く稜線を進むと十二所果樹園,展望台で昼飯.
このあたりから左側にフェンス,米海軍施設があるらしい.
お猿畠の大切岸を通り,まんだら堂やぐら群を眺める.
期間限定で丁度公開中だった,ほんとにラッキー.
名越切通,中世はどんな人が通行したのか往時が偲ばれる.
切通は交通だけでなく防衛機能も併せ持っていたんだ.
最後は,小池栄子さんが夫のために創建した安養院.
鎌倉駅に戻りぐるっと一周16km,2万6千歩の旅でした.
帰路の電車では八海山カップ酒を舐めながらの振り返り.


熊野神社のヤモリ 米海軍施設の塀
お猿畠の大切岸 まんだら堂やぐら群
名越切通 名越切通
安養院 コース地図

■真富士山(第一 1,343m)行
孫たちの春休み連泊中のイベントとして,
有り余った体力で牽引してもらうべく久々の山行.
途中の真富士の里でトイレ休憩,林道を走り第3登山口へ.
ここから既にミツマタが満開状態,歩いて暫くで群生地帯.
花の甘い香りも漂っていて何とも良い感じ.
花言葉の『強靭』は紙の原料に由来.
更に進むともう一つのお目当て,ネコノメソウ発見.
見落としがちな可愛い花がひっそりと咲いている.
道端の石仏に見守られながら高度を稼いでいく.
バイケイソウの群生,見た目は美味しそうな葉っぱだが,
ウルイなんかと間違えて誤食すると大変な目に合うらしい.


ミツマタ満開 ミツマタアップ
ネコノメソウ1 ネコノメソウ2
石仏 バイケイソウ

ヲイ平分岐を右に折れる頃には体も慣れ始める.
稜線に出たら北に進路を取って暫く歩くと山頂に到着.
天候はイマイチだが,富士や南アルプスが望めた.
聖岳~赤石岳~荒川岳と雪を被った山並みが壮観.
お湯を沸かしてカップ麺でランチタイム.
孫が食べようとジャカリコをめくったところ『大大大吉』が出る.
確率0.75%らしいが,無欲の人間には運が付く事の証か…
真富士峠経由で水場で喉を潤して無事下山.


ヲイ平分岐 山頂
聖岳遠望 ジャカリコ大大大吉

■浅間山(前掛山 2,525m)行
京都一周トレイルが気になっていたが,突然の90度方向転換.
既に先月に初冠雪,本格的な冬に入る前に今しかないと浅間山行.
小諸に前泊して『ほろ酔いセット』ほかで士気を高める.
ルートは火山館コース,浅間山荘登山口でパッキングを済ませる.
可愛い野良がまとい付き,目で執拗に強請る.
8:45 鳥居を潜り歩き始める,緩い登りはウォーミングアップに丁度良い.
不動滝を横切り高度を稼ぐ,クマザサの葉が輝いていて眩しい.
暫くで硫黄臭,沢水は鉄分を含んでいるのか.草は凍っている.
火山館で念のためヘルメットを借りる,雨が降らず水不足だそう.
湯の平は周りの急峻な岩山と対照的で平原が気持ちいい.


ほろ酔いセット 登山口の野良
浅間山荘登山口 不動滝
クマザサ 硫黄臭
草氷 火山館
借用ヘルメット 湯の平

平原を過ぎるといよいよの登り,急に喘ぎ出しヒーコラする.
山頂方向はいかにも火山な感じで殺伐とした異次元が素晴らしい.
急登の突き当りで『立入禁止』の看板,火口まで500mの地点.
現在は『レベル1』なので右折して前掛山に向かう.
シェルターを通って山頂着,火口方向は噴煙らしきものは確認できない.
ロケーションを楽しんでから風を避けてシェルターまで下りて昼飯.
長野限定のホームラン軒と五目おこわで空腹を満たす.
普段は風速20~30m程度あってこんな風の無い日は珍しいらしい.
一服して下山開始,若しやと思っていたが『かもしか平』で遭遇.
既に先方は気付いていて俺をじっと観察していた様子.
アイコンタクトを取ろうとするが,何を考えているのか判らない.
何事もなかったかのごとく回れ右してから徐に歩き始め,草を貪る.
『山の住人』たるゆえん,威厳がにじみ出ていて余裕のヨッチャン.
16:00 登山口に無事到着,翌日は序に昇仙峡の紅葉を堪能して帰路.


山頂方向 立入禁止
シェルター 前掛山
火口方向 昼飯
カモシカ
昇仙峡紅葉

■牛奥ノ雁ヶ腹摺山行 1,990m
大潮を狙って近所の海岸に潮干狩り.
浜では既に只管ガジガジとアサリを漁っている十人程度.
早速始めたもののなかなかに獲物が見当たらない.
周辺の状況に探りを入れながら辛抱強く続けると,
アサリ様がちらっとお出ましになった,途端に笑みが零れる.
また黙々とやる,結局のところ十数個の頑張ったで賞.
みそ汁の具にして有難くいただく,味が濃いいぞな~


某海岸 アサリ

誰が命名?日本一長い名前の『うしおくのがんがはらすりやま』行.
ペンションすずらんの前が登山口,歩き始めて途端に汗.
木々の新緑が眩しいくらいに素晴らしい,一斉に芽吹いている感.
鹿対策のネットが厳重に張り巡らされている横で高度を稼ぐ.
急に眼の前が開け立ち枯れの林,その先が恐らく頂上かな.
縞枯れ現象と呼ばれる山の自浄作用らしい,学習した結果なのかな.
勿論山頂から富士を眺める,この角度もなかなかオツですなぁ~
南アルプスもチェックして昼飯,『ごつ盛&ホットドッグ』


ペンションすずらん 登山道
立ち枯れ 山頂""
富士 南アルプス
昼飯

大休止してから隣のピーク小金沢山2,014mに向かう.
熊笹の原っぱが気持ちが良い,サクサクと歩を進める.
山頂で何か気配,鹿がモクモクと新芽らしきを食んでいる.
親子が付かず離れず微笑ましいが人間にとっては害獣か…
来た道を戻って下山,帰路途中にお決まりの地酒『春鶯囀』を調達.


熊笹原 山頂
鹿 花
花 若芽

■竜ヶ岳行 1,485m
近所の神社で『筒粥祭』,占いの結果報告をチェック.
関係ないけど例えばキャベツは『八ト』とあるので豊作かな.
かわいい巫女の舞を見た後に神馬のくぐり.
子供のおねしょが治るらしいが,ジジイはチョビ漏れ退散かな.
さて,辰年にちなんで竜ヶ岳登山.
『毎日サンデー』族の強みを最大限に生かして,
体調バッチシ,天候バッチシ,暖かそうだしと本日の決行.
しかも雪が適当にあって,バレンタインデーは関係ないか…
登山口に到着したのは10時過ぎ,ワンタッチアイゼンに手間取る.
既に雪道なのでここから装着したほうが良さげだ.
暫しで登りに入ると一気に汗が噴き出る,厚着し過ぎだね.
ドピーカン,風もないのでTシャツでもいけそうな陽気だ.
残念ながら稜線にでると雪解けのぐちゃぐちゃ道となる.
石仏と東屋で一服,富士を眺める.
熊笹の原っぱの中を最後の登り,やけに空が青い.


結果報告 神馬くぐり
登山口 雪の登山道
石仏 最後の登り

ヒーコラして山頂,先客はベンチでまったり寛いでいる.
ジュラルミンのスコップでノンアルビールをデポって冷やす.
金ちゃんヌードル レタス+わかめ投入&ハムマヨ&バナナの昼飯.
腹が整ったところで360度の展望,富士や南アルプス,八ヶ岳.
青空,雪,大ロケーションと最高にたまらんぜよ.
ゆっくりした後,下山は湖畔コースを辿る.
時折本栖湖がちら見え,雪上に木の削りカスが上を見上げると,
立ち枯れに丸穴が住人はお出掛けのよう,新築して間もないか.
車に戻って中ノ倉峠1,082mへ移動,例の1000円札ポイント.
残念ながら逆さ富士は望めなかったが,穏やかな湖面だった.


山頂 スコップとノンアル
南アルプス 本栖湖
木の穴 千円札と

■金峰山行 2,599m
山に行こうと紅葉前線と天気予報をチェックしていざ.
廻り目平は直火OKの数少ないキャンプ場で気に入っている.
まわりの景色もヨセミテ的で,行ったことないけど…
さっきまで雨が降っていたようで全てが湿気ている.
薪は持参せず拾うつもりだったので困ったもんだ.
新聞紙を焚きつけにど根性で何とか着火させ楽しむ.
今回のテントはカタログギフトで入手した怪しいやつ.
日暮れと共に結構冷え込んできたし,厚着をして就寝.
熟睡出来ずに朝を迎える,納豆付きの日本の朝食.


廻り目平キャンプ場 テント張り
夜の焚火 朝飯

パッキングを済ませ林道をトボトボ歩き始める.
久々の山行なので体力というか特に足が心配だ.
意外と林道が長い,平行する沢は水がほんとに綺麗.
一口飲んでみるとこれが旨い事,この水で日本酒作ったら最高だね.
林道終点に何故か廃車,昭和の車『草むらのヒーロー』か…


林道 ホタルブクロ
ヒカゲノカズラ 廃車

とうとう恐れていた急登が始まった,途端にペースダウン.
登山道は非常に整備が行き届いていて敷いた木材の並びは美的だ.
徐々に樹高が低くなり,紅葉がポツポツ,騙しだまし歩く.
山小屋から最後の登りを踏ん張る,大石がゴロゴロで歩きづらい.
秋晴れの下,山頂からの展望は素晴らしい,五丈岩の近くで昼飯.
下山は攣りそうな足を宥めながらボチボチと.
カラマツ林でハナイグチを摘んで,『オ』で地酒を購入して帰路.


登山道 紅葉
山頂までの斜面 山頂
八ヶ岳 ハナイグチ

■瑞牆山行 2,230m
いま読んでいる小説に何故かSTREETS OF FIREの曲が登場.
懐かしいなぁとFIRE INC.の『今夜は青春』(臭っ!)を聴きながら目的地へ.
中部横断道の全線開通であっという間,みずがき山自然公園に前泊.
キャンプ場でテント泊予定だったが,面倒になり駐車場で車中泊.
BSアンテナでテレビを見ながら,酎ハイ&日本酒と野菜うどん鍋で夕飯.
夜中は結構冷えた,BMWバイクのおばさん情報では一昨晩は
更に寒かったようで,未だに30℃前後の地方のものにはピンと来ない.
5時過ぎに目覚め,早々の雉打ちを済ませ朝飯の準備.
ごはん,卵入りみそ汁,納豆,いわし,海苔と正統派の和食.
今回は黒森ルートからの周回右回りコースでぐるりと岩山を堪能予定.
ロッククライマーにとっては聖地,マットを背にポイントに向かっている.
8:30 パッキングを済ませ歩き始めるが,あちこちに鹿糞が転がっている.
登山口の標識が無い,どこだろうとウロウロしたのでいきなり20分ロス.
林の中はシャクナゲの群生,来季にまた訪れるのも良いかも.
不動滝は意外と迫力あり,小休止して水分とエネルギーチャージ.
その後,沢を渡り損ねてルートを逸れること二回,またしてもロス.


車中泊 キャンプ場
ロッククライマー 鹿糞
登山道 岩1
不動滝 岩2

12:10 山頂着,天気は良いしロケーションは最高.
富士,八ヶ岳,金峰山や足元の巨石群をぐるりと展望.
風を避けて岩陰で昼飯,欽ちゃんヌードル&五目御飯&ノザキのミート.
もう一度遠望してから下山開始,富士見平を目指す.
登山道は大きな石がゴロゴロ,鎖場などもあって手古摺る.
小屋周辺はテントが数張り,水場もあって山気分を味わうには最適地だ.
一服してからみずがき林道経由で駐車場へ,16:00 無事到着.
帰りに山梨の銘酒『春鶯囀』を買って拾った銀杏をアテに一杯と行こうか.


富士 八ヶ岳
金峰山 岩3
富士見平小屋 銀杏で一杯

■高草山行 501m
車で行った事は記憶にあるが,歩きでは初めてかもしれない.
孫たちが二泊中でエネルギーが有り余っているので天気も良いし,
と言う事で昼飯を調達して林叟院に向かう,駐車場に着いたのは昼.
取り敢えず腹ごしらえ,炭水化物×炭水化物の王道『焼きそばパン』
一口食べたところでトンビに攫われてから食べるのは久しい.
駐車場の彼岸花群生は少しピークを過ぎてしまっている感じ.
最初は林道から取り付く,林の日陰は丁度良さげな涼しさだ.
道端には様々な野花が咲き,アケビの熟れたものを味見したり.
途中からは林道と山道を繰り返して高度を稼ぐ,しかし暑い.
水分を余り持ってこなかったので,孫たちは喉が渇いたとブーイング.
それでも騙しだまし東峰に到着,ベンチで小休止しながら展望.
序に二等三角点がある西峰にも足を延ばす.
来春は静岡が東限らしいキスミレでも探索しに訪れようか.


彼岸花 花1
アケビ 花2 花3
花4 花5 花6
チョウ 花7 花8
最後のスパート 安倍川河口方面
二等三角点

■平山観察地行
山行メモではないけれど,一応山系.
天気も上々だし,シーズン到来かと思い鷹柱観察へ.
竜爪山の登山口でもある平山方面に向かう.
途中,平山登山口の石鳥居を横目に高度を稼ぎ観察地に到着.
取り敢えず腹ごしらえ,出前一丁カット野菜入れ&定番のハムマヨ.
観察地のロケーションは素晴らしい,正面に富士.右手には駿河湾.
既に先客,長玉とかも置かれそれっぽいグループが猛禽類をカウント中.
左手前方稜線の向こう側から,上昇気流を捉えて次々と上空へ,
飛んでいるらしいのだが,さっぱり捉える事が出来ない事暫し.
こちとら飛蚊症も患っているので,ゴーストも舞って始末に負えない.
それでも粘っているとやっとのこと柱らしき光景が拝めたのである.
上昇を繰り返した後は,徐に自分たちの方(西方向)へ飛来.
グライダーのごとく翼を広げて悠々と滑空する姿はカッケー!の一言.
それっぽいグループは数が多いのでカウントに苦慮していたが,
約350羽ほどが西へ向かった模様だ,フライトの無事を祈るばかり.
淡々としかもダイナミックな自然の営みには改めて驚かされる.


平山登山口 昼飯中
観察地ロケーション 鷹柱
西へ たぶんサシバ

■乗鞍岳 剣ヶ峰行 3,026m
ここのところの愚図ついた天候を気にしながら,チャンスを伺い出発.
前泊の『風穴の里』を移動,三本滝駐車場で7:15のシャトルバス待ち.
既に集結したチャリダーたちはセットアップ中,
ここはヒルクライムの聖地とは知らなんだ.
スーパーカブ荷台に自転車を積載して到着の元気な人も,どちらから?
バスは約30分掛けてガスで視界ゼロの真っ白い畳平に到着.
ガスって風があって気温が低いの三拍子揃って歩く気分も失せる.
真っ白けでどっちに進めば良いのやら,皆と同じ方向へトボトボ歩く.
鶴ヶ池も拝めず,構わず進むと時折ガスが切れて少々回復の兆し.
こんな天気の悪い日はライチョウに遭遇する確率が高いんだよな,
と言ってる矢先の出来事,眼の前に彼らがいた.
3羽の集団が何かを頻りに啄んでいる,暫し静かに観察.
不消ヶ池~肩の小屋の頃には青空がガスの切れ間から望めるほどに.
更に急登に喘ぎ後ろを振り向けばロケーション抜群の景色が一望.
10:30 山頂着,遠望を楽しんでいると突然ハト?
20羽程度の集団が山頂を周回し始めた.

三本滝駐車場 ガス
ライチョウ 肩ノ小屋
権現池 山頂鳥居
山頂ロケーション ハト?

風が強くて寒いので早々に下山開始.
肩の小屋分岐で大雪渓を横目に肩の小屋口に向かう.
大雪渓と言っても肝心の雪が無い,温暖化の影響はここにもか…
岩の上にホシガラス,ずっとこちらを伺っていたが番で飛んで行った.
草紅葉や綿毛のチングルマ,すっかり秋だなあとシミジミ.
暫し下るとダケカンバの群生,緑の木々とのコントラストは素晴らしい.
登山道と車道を出たり入ったりしながら,次第に沢音が大きくなる.
三本滝は見ごたえ十分,たっぷりとマイナスイオンを浴びる.

チングルマ ホシガラス
ダケカンバ 三本滝 右側の滝

翌日は折角だし天気も良さそうなので上高地に向かう.
こちらももれなくマイカー規制なので沢渡からバスに乗って出発.
大正池でバスを降りて正面に焼岳,秀峰と呼ばれるだけのことはある.
バイカモが清流の流れに揺れて,日が差した斑の緑が良い感じ.
よく見ると岩魚が悠然と泳いでいる,
塩焼きにしたら酒のアテに最高だよなぁ~と妄想を巡らす.
明神池までゆっくり散策して河童橋まで戻る,
次回はぜひ登山で訪れたい.
紅葉真っ盛りのなかGoToトラベルが利用できてお得な旅となった.

焼岳 田代池
バイカモ 岩魚
穂高岳 地域共通クーポン

■十国峠771m&岩戸山734m行
ふらりと熱海に出掛けた帰りの道,折角だからと十国峠&岩戸山行.
夜明け前に散歩,遅ればせながら今年初の日の出を拝む.
その足で日本三大古泉の『走り湯』で湯気を浴び,伊豆山神社に参拝.
参道は837段の石段,地元の小僧っちもここを登って通学している.
後から知ったが,境内にKYON2の鳥居があったとは…
朝飯を済ませ十国峠の登り口,姫の沢公園に向かう.
林間駐車場からアスレチックコースのAコース~Bコースへと登っていく.

熱海日の出 走り湯
伊豆山神社 姫の沢公園

既に花粉が舞い始めている気配の林を抜けると,
気持ちの良い芝広場に出た.残念ながら富士は雲に隠れていたが,
南アルプス(光岳,大無間山)や駒ヶ岳を展望.
暫しの休憩後に東光寺経由で岩戸山を目指す,
笹林の整備された道を水平移動.狭い山頂には既に2パーティー,
眼下には熱海港,彼方には利島のロケーション.
『きのこの山』と『ベジタブルおっとっと』でそそくさとエネルギーチャージ.
帰路は東光寺分岐まで戻り,石仏の道を下る,
正面には海原に浮かぶ伊豆大島.

十国峠 駒ヶ岳
南アルプス 岩戸山山頂
石仏の道 大樹

■鉢窪山行 674m
昨年から伊豆のジオが気になりだし,今回も伊東の序に立ち寄る.
石川さゆりの『浄蓮の滝』に近い静大セミナーハウス横から取り付く.
ところでガンレフはこれまで首に掛けていたが,どうも歩きづらく邪魔.
カメラホルスターなるものを製作しようかとも思ったが,
面倒なので購入し今回が初登板.
ここは遊歩道として整備されていて,樹木には名札もあり退屈しない.
道端には嘗ての溶岩石が鎮座していたり…
植林帯を抜け,ヒメシャラなどの雑木と青空のコントラストが気持ち良い.
暫しの喘ぎで展望台に到着,富士と赤石や聖など南アルプスを展望.
その後ピークに向かうが,三角点の柱石を見過ごして進んでしまった.
林道などを歩きながらどうも可笑しいと思った時には,
丸山にかなり近づいていた.
結局,途中で引き返し通り過ぎた三角点を確認し,噴火口にも降り立つ.
これが1万7,000年前の噴火跡なのか,中心部は漆黒でひび割れている.
沈静化している趣ではあるが,マグマに直結しているようにも見える.
周りはスコリア(溶岩のしぶき)によって形成された擂り鉢状の地形が見て取れる.

登山口 カメラホルスター
溶岩石 雑木林
富士 南アルプス
山頂 噴火口
噴火口アップ

■十二ヶ岳行 1,683m
先日,ジュビロ磐田メモリアルマラソンにハーフで参戦.
号砲間近,『進撃の巨人』六人衆,沿道からは気持ちわりぃ~の声.
途中,ジュビロ選手や幼稚園児などとハイタッチで
ブレイブをもらいギリギリ『サブツー』でゴール.
ちょうど一週間前,西湖野鳥の森公園に行き手乗りヤマガラに遭遇,
お互い一線を越えてないかい?
近所をウロウロしてたら変わったネーミングの山発見『十二ヶ岳』.
帰ってからググってみるとアクロバティックで楽しそうな山,
ということで本日の山行と相成りました.
以前に作ったバードコールが行方不明なので,
急遽2つを製作して持ち込んだ.
10:30 文化洞トンネル登山口から取りつくが,
昨日のジムの疲れでいきなりの急登が辛い.
ガラ系の鳴き声が聞こえたので早速バードコールを取り出すも鳴らない.
ネジに松脂の粉末を塗したのが却って悪さしたのか,
いくら回しても鳴らないので断念…
その後も急登は続き11:55 毛無山に到着.眼前には単独峰の富士.
先着の数名のパーティー,
『今日は二時半起きだったよ』とかオバはんはどこでもエネルギッシュだ.
暫しのLOOKチョコでエネルギーチャージ後,再び歩き始める.

ジュビロ磐田ハーフ 手乗りヤマガラ
バードコール 登山口
登山道 毛無山頂

ここから山頂まで11のピークがあるらしく,最初の一ヶ岳をやり過ごす.
順調にカウントアップしていくが,痩せ尾根で鎖場がしばしば登場する.
今年初の自然由来な氷を発見,いつか降った時の残雪かな…
十一ヶ岳の後に長い鎖場と吊り橋,本日のクライマックスシーン登場.
吊り橋後の鎖もかなりだ,
柔道でもやってるって感じのソロ女性がエネルギーチャージ中だった.
もうひと踏ん張り後13:15 山頂着.
鬼ヶ岳方面に少し歩を進め南アルプス展望.日本の1,2,3の名峰,
富士・北岳・間ノ岳を一度に望めるとは贅沢極まりない.
風を避けた平地で大休止,カップ麺を啜る,湘南たこせんべいも最高.
下山は桑留尾ルート,道すがら落ちた枝を携帯鋸でカットして持ち帰る.
15:20 下山口着,『旧根場通学路』の標識.
道路が出来るまで5kmの山道を通っていたんだなぁ~
帰りは天母の湯でひとっ風呂,
今月の課題曲アニキの『シャボン玉』を聴きながら帰路に就く.

一ヶ岳 痩せ尾根
鎖場 残雪
吊り橋 十二ヶ岳山頂
南ア

■鳥取大山行 1,709m
あれっ?山の紅葉,もう時期遅しの感.
大山は丁度良さげで百名山だし,山陰観光も兼ねて出掛ける.
高速SAで仮眠を取りながら移動,
10:40 下山野営場駐車場から歩き始める.
夏山登山口から弥山(みせん)のピークを目指し,整備された階段を登る.
時折ガスも出て気温もそれほど高くないのに汗が一気に噴き出してくる.
やっぱり雑木林は良いなあ,紅葉は黄色がメインで赤色は少ない.
避難小屋工事中の六合目で小休止,チョコとポテチでエネルギー補給.
思っていた山容とは異なり,ガスの切れ間から山頂の荒々しさが望める.
大山寺の鐘の音が彼方から聞こえている,ちょっと修行僧の気分ってか
八合目を過ぎると『ダイセンキャラボク』の群生,
赤い実を齧ってみるとほんのり甘い.
植生保護のため木道が整備されていて,
高さがあるのでちょとした浮遊感覚の歩き.
12:50 山頂着と言っても残念ながら工事中のため,
少し手前の仮設休憩所で昼飯.
下山中にサルノコシカケの隣になめこ?を発見,
惜しいが確証が無いので眺めるだけにした.大山寺本堂に寄り道,
参道では人懐こい猫がにゃぁにゃぁとすり寄ってくる.

登山口 階段の登山道
雑木林 山頂方向
紅葉 紅葉
山頂 木道
木の実 ダイセンキャラボク
なめこ? 大山寺
参道の猫

翌日は快晴,移動中に大山を望む.やはり,存在感があるなぁ~
道の駅で見たパンフでたまたま三徳山三佛寺投入堂が近いことを知る.
以前から気になっていた所なので早速出掛ける.
数珠を回す,煩悩は108を優に超えている.
受付で靴底をチェックされる,最低限をクリアと言われ登山届に記入.
鎖場もあって結構ハード,足場をしっかり確保しながら高度を稼ぐ.
文殊堂から大山を望む,パワースポットっぽい,ロケーションは最高だ.
45分ほどで投入堂に無事到着,何故こんな所に?
どうやって建てた?唯々凄いの一言.
軽キャンパーでの二泊目,セッティングも要領を得てテキパキと動ける.
車内は座ったまま全てに手が届くズボラな環境.
テレビを見ながら食事,秘密基地のようで楽しい.
温泉でゆっくり汗を流した後なので酒も進む,
酎ハイ→ビール→芋焼酎→ウイスキーと四種混合.
序に鳥取砂丘,出雲大社,水木しげるロード,
オオサンショウウオと定番観光して帰路に就く.

大山遠景 煩悩
鎖場 大山を望む
三徳山三佛寺投入堂 キャンパー車内
出雲大社 オオサンショウウオ

■硫黄岳行 2,760m
ラグビーのアイルランド戦の熱気も冷めやらぬうち,
久々の山行,前日は横谷峡で乙女滝からおしどりかくしの滝まで
往復8kmを散策.山行前のトレーニングにしてはちとキツカッタかも.
宿の朝飯をそそくさと済ませ,一路登山口の桜平へ.
10:00 駐車場(上)に車をデポってゲートを横切りトボトボと歩き始める.
夏沢鉱泉を経由,11:10 オーレン小屋で小休止,いやぁ良い天気で爽快.
アーモンドチョコでエネルギー補給して峠を目指す.
11:45 夏沢峠着,林立の風力発電のプロペラが強風で吹っ飛んだ模様.

エコパ 乙女滝
おしどりかくしの滝 登山口ゲート
オーレン小屋 夏沢峠

さて,ここからは山頂を仰ぎ見ながら歩を進める.
時々稜線のガスやら天狗岳や下界を振り返りながら高度を稼ぐ.
12:30 飯時のパワー切れ寸前に広々としたガレキの山頂に着く.
爆裂火口の荒々しさには圧倒される,噴火の凄まじさは如何ほど.
ホシガラスがこちらを頻りに気にしている,その後気持ちよさそうに滑空.
絶景のなか,カップ麺にふえるわかめを入れて,
五目おこわと食す.贅沢この上ない.
腹が落ち着いたところで,横岳~赤岳方面や360度のパノラマを楽しむ.
下りは赤岩ノ頭経由で峰の松田~オーレン小屋~桜平,16:00着.

ちいさな紅葉 山頂爆裂
山頂爆裂その2 ホシガラス
横岳赤岳方向 花と紅葉

■千葉山行 496m
久々の大谷崩れ,まわりの木々は紅葉真っ盛り.
時折ガス間に覗く青空とのコントラストが気持ち良い.
大昔は海底だった証を探そうと瓦礫の中をうろうろ.
メンバーの何人かが化石を発見,生物が這った跡だそう.

大谷崩れ 大谷崩れ紅葉
化石1 化石2

結構紅葉が進んでいるようなので,千葉山へ出掛けてみる.
ルートはいろいろだが,伊太和理の湯(いたわりのゆ)駐車場より歩く.
駐車場横の長い階段が登り口,林の中の道は整備されていて歩き易い.
ドウダンツツジ群生地のどうだん原に到着,其処かしこに紅葉の赤.

登山口 登山道
どうだん原 紅葉1
紅葉2

展望バッチリのスカイペンション『どうだん』を通り,山頂を目指すが,
0.5km手前で入山禁止の表示,台風24号の倒木で通行不能.残念…
折角なので分岐を智満寺に向かう,茅葺き屋根の立派な本堂.
ベンチで昼飯,カット野菜&ウィンナーをラーメンにぶっこんで食す.
歩いてきた参道(登山道)には石仏が全部で33体,
杉の巨木群『10本杉』が拝めず残念.

入山禁止 石仏
智満寺本堂 中門

■金華山行 329m
今年の夏は未だ花火を見ていない,このまま夏も終わりか…
大曲の花火,天候が心配,遠いなどで断念.長良川花火へ出掛ける.
駅スーパーで食料&酒を買い出して,会場まで歩く.
夕暮れとともに満月が顔を出した頃,花火が打ち上がり始めた.
既に缶酎ハイから焼酎水割りに移行中,
自作コンパクトテーブル『NOA NOA』が調子良い.
翌日は折角だからと金華山に登る.8:50 ルートはいろいろあるようだが,
登りは七曲りルート,本日も猛暑日の37℃予報.
ずっと木陰の道なので助かるなぁ~
9:45 山頂着,岐阜城から360度を展望,
信長も同じような目線で眺めていたんだろうか.
古井戸の近くを通りかかると,微かに爽やかな香り.
恐らく自生しているヤブニッケイかな?
リス村の台湾リスも暑さで涼しい処を求めているのか,腹ばい状態.
下りは百曲りルート,岩場が多くて歩きにくいので慎重に足を運ぶ.12:00 下山完了.

長良川花火 ミニテーブル
七曲りルート 山頂展望
岐阜城 リス
百曲がりルート

序に長良川鉄道に乗ろうと関市役所駅に向かう.
車を捨て電車で美濃駅へ,うだつの上がらないオヤジが
『うだつの上がる街並み』をぶらぶらする作戦.
が,電車の本数が少なくまた乗車駅に戻るとなると時間が掛かり過ぎ.
であっさりと断念,急遽郡上八幡へ.古い町並みをぶらぶら.
宗祇水を飲む,やわらかい味で流石名水百選.ボトルにも汲み取った.
近くの川では皆さん足を浸けて涼んでいる,
水が身近にあるのが当たり前の環境だ.
水は意外と冷たいが足が慣れてくると気持ちが良い.
ふと空を見上げると雲がやけに高い.

郡上八幡街並み 川で涼む

100均の二分割携帯箸を使ってみたがイマイチ,チープなんだなぁ~
普段使いの自分の箸は中華屋で貰った少し長いもの.
普通の225mm長程度に比べ270mm長,この45mm差は大きい.
以前に切り出した竹を割って,手元を7□の先端を5○に削る.
釣竿製作の要領,真鍮棒2φで二本継ぎに加工.
漆塗料で仕上げ,収容ケースはマホガニー細板2tで組み上げる.
次の山行で早速使ってみよう,楽しみだ.
最近読んだコミック『山と食欲と私』は面白い,山メシは良いよねぇ~

箸二分割 箸使用時

■愛鷹山塊行
ここのところ涼やかな日が続き明日からは天気が崩れる,行くきゃない.
二百名山でもある愛鷹山,今回は北側4つのピークをまわるつもり.
10:40 山神社駐車場から歩き始める,
相変わらず遅っ!勿論最遅パーティーを自覚.
体が慣れるまでトボトボ登り始めて暫し,
鹿が斜面上からじっと見つめている.
不慮のトラブルで身動き出来ない風にも見えるが,そっとしておこう.
富士見峠をやり過ごして急登,意外と遠いなぁと体が悲鳴を上げる.
11:35 黒岳1,087m山頂着,丁度宝永火口が真正面に眺望できるんだね.
休む間もなく本日の主峰である越前岳を只管目指す.
途中エネルギー切れで「一本満足バー」を齧り,腹を落ち着かせる.
13:10 越前岳1,504m山頂着,
霞掛かっているが展望はまあまあ.さて,♪メシメシ♪
マルタイ熊本ラーメン+野菜+チャーシュー3枚&てりやきバーガー.
冷えたノンアルビールで咽喉を潤してから,
麺を一気に掻き込む.至福の時だね。

山神社鳥居 ぽつねんと鹿
黒岳山頂 越前岳山頂
昼メシ材料 メシ完成

大休止の後,お次のピーク呼子岳1,310mに歩を進める.
結構な痩せ尾根,山頂の展望はイマイチだが,
少し先で越前岳越しの富士を望む.
割石峠経由で鋸岳に向かうが,
手前の蓬莱山1,296mで通行禁止の立て看,15:10ここまで.
峠まで戻って東沢を下山,
沢ルートのため所々荒廃していて何度か目印のテープを見失う.
岩もごろごろしていて緊張の連続,途中に「大杉」結構な存在感だ.
麓に近づいた沢で「ジムニー沢ロック」チームが奮闘中.
17:00 駐車場着,「早出早着」の基本を逸脱,反省.

花 越前越しの富士
割石峠 カエル
警告板 大杉

■礼文岳行 490m
稚内周辺で半日ブラブラ.
サロベツ原野の帰りに無人のJR『抜海駅』(ばっかい)に立ち寄る.
たまたま261系特急サロベツが通過,コバルトブルーでイカシテいる.
雪原を疾走する様は,嘸かしかっけぇだろうなと思い稚内駅に転戦.
この駅にはいろいろな歴史があるようだが,
終点の車止め用バラストが少し寂しげだ.
稚内~サハリン~シベリア鉄道への接続,
陸路上野発パリ・ロンドン行の実現は如何…
北海道遺産『北防波堤ドーム』,ローマ建築のようなデザインで
若干26歳技師の設計とはセンスあるね.
ノシャップ岬の帰りにエゾジカが道沿いに,頻りに雑草を食んでいる.

サロベツ原野 抜海駅261系
稚内駅車止め 北防波堤ドーム
エゾジカ道路横断

礼文島ではレンタルバイクでタンデム移動,峠からトレッキング開始.
其処かしこに花が乱舞,クマザサのなかアップダウンの道が気持ち良い.
桃岩を経由して元地灯台までブラブラ,
現実とは思い難い正にイーハトーブ.
灯台で昼食中,上を見上げるとあれっ?
逆光ぎみだが頭に赤い帽子,タンチョウツルが優雅に滑空.

桃岩 花が乱舞
タンチョウツル レブンハナシノブ

上陸2日目のメインイベント,礼文岳.
8:15 内路登山口駐車場にバイクを捨て歩き始める.
朝飯でご飯3杯おかわりしたので体が重い,
直ぐにダケカンバの林,新緑が気持ちが良い.
樹高が次第に低くなりあっという間に森林限界,一面クマザサの原っぱ.
ササのタケノコを採集したという若者,
茹でてあく抜きして味噌汁などに入れるとの事.
試しに一本,皮を剥いて齧ってみる.
多少,『えごい』(静岡弁?)が春感が味わえる.
9:40 山頂着,強風とガスで展望は厳しい.
時折,ガスの切れ間に久種湖や金田ノ岬が望めた.
暫しの遠望後に下山開始,野鳥観察などしながらゆっくりと下る.
立ち枯れの樹木にいくつかの穴,鳥が虫取りでもした跡なのか?
11:20 下山.昼飯のため船泊マリンストアに向かう途中にアザラシ観察.
金田ノ岬東岸で28頭の昼寝姿,一頭が頻りにこちらを気にしている.

礼文岳登山口 ダケカンバ
山頂を見上げる 強風の山頂
久種湖や金田ノ岬 虫取り穴?
タケノコ アザラシの昼寝

絶滅に瀕しているランの女王と言われる『アツモリソウ』,群生地を観察.
昔は子供が風船草と呼び,
通学途中に膨らみを手で潰して遊んだと宿の主人の話.
澄海岬の青は素晴らしい,トド串を食べる.駆除した肉は缶詰にも.
スコトン岬に向かう途中,風は更に強くなりドカヘルが飛んでいきそうだ.
岬より少し戻ってゴロタ岬より一望,
ササの緑と海の青のコントラストが最高だ.
帰りの洋上で次なるターゲットの利尻富士を眺める,
9合目からは残雪が結構あったみたいだ.

アツモリソウ 澄海岬
トド串 ゴロタ岬
洋上の利尻富士

■柏尾峠行
ちょっくら山をブラブラしたいと思い立ち,近場に出掛ける.
梶原山から尾根伝いに北上して,余裕があれば高山までのつもり.
昼飯を調達して登り口の妙立寺に到着したのは既に10:40.
尾根まではずっと登り,雨上がりの湿気が暑さに加わり速攻で汗だく.
11:05見晴らしの良い梶原山着,静岡・清水市街が一望.
水分補給をしてから更に北上,次のピーク帆掛山へ.
相変わらず暑い,林の中は風も無く多湿,11:20山頂(一本松公園)着.
こちらも大パノラマで気持ちが良い,
我がウサギ小屋は何処だろうと探すのは貧乏人の嵯峨かな…
茶畑などを眺めながら,11:50柏尾峠着.小休止して更に北上.
農道を歩くと,望遠レンズを構えたバードウォッチャーオジサンが.
期待のサンコウチョウはこのあたりにはいないらしい,残念.
暫し歩くと山原との分岐,目指す高山は近いようだが微妙な時間だ.
高山はやめ一度山原方向へ歩き始めたが,結構下るので途中で戻る.
もう昼過ぎなので腹が減った,メシメシと林の中で腰を下ろす.
腹が落ち着くと一気に戦力ダウン,
高山行は次回のお楽しみとしよう,山は逃げない.
さあ,家路に着いたら冷えたビールと酎ハイで
咽喉を潤そうとそそくさと下山開始.
翌日は静浜基地でブルーインパルス見学,相変わらずかっけぇ~.
トップガンの『Danger Zone』がピッタリだ,
Neil Young『Long May You Run』もたまらんけど…

梶原山展望 梶原山
一本松公園 柏尾峠
高山 ブルーインパルス

■桶ケ谷沼行
ベッコウトンボの羽化が始まったとニュースで知り,
デジスコ片手に観察に向かう.
人工繁殖用の生簀付近などを注意深く探すがなかなか見当たらない.
諦めかけた頃にふと目に留まったトンボ,
よく観察するとお目当てのベッコウトンボだった.
二頭が飛び交うのを暫く眺めていた,
時々こちらの様子を伺っているようにも見える.
観察路の日陰にはキンランが咲いていた,これも絶滅危惧種らしい.

ベッコウトンボ キンラン

今回はもう一つの目的がある,『ハマイチ』完走.
最近,サイクリストの間で湖一周がブームらしい,
浜名湖一周67kmがハマイチ.
ほかにも『カスイチ140km』や『ビワイチ200km』など大御所もある.
迷った挙句に,時計回りで弁天島をスタート・ゴールに.
後から知ったが,湖は反時計回り,島は時計回りがセオリーらしい.
左側通行なので,より水面に近く景色も良いという理由らしい.
まあ,大差ないような…掟破りのパーティーは取り敢えず湖西に向け,
ドピーカンのなか徐にスタートした.
雲一つない青空と湖の青と適当な風でペダリングも俄然気持ちが良い.
特に猪鼻湖沿いは静かな湖畔といった趣で雰囲気はバッチリだ.
ハマダイコンが至る所に群生していて満開,
波打ち際ではアサリ取りを楽しんでいる,浜名湖唯一の島『礫島』,
ダイダラボッチの弁当に紛れていた小石との伝説.
天浜線のレールと付かず離れず,
鉄路に縁がない生活が長い俺らには憧れの存在の『錆びたレール』.
川に掛った鉄橋などはタマラナイ,
浜名湖佐久米駅付近のそれは全長2mにも満たない,シビレるぜ!
いよいよゴール間近の村櫛で散歩中のヤギ発見,
もう一頭は今日は機嫌が悪いのでとの事.
頻りに周りの雑草を貪っている,一石二鳥なのか.
ここだけ時間がゆっくり流れている.

弁天島スタート ハマイチ地図
ハマダイコン群生 礫島
天浜線鉄橋1 天浜線鉄橋2
ヤギの散歩

■八高山行 832m
以前から気になっていた近所の低山.
来週の寒波到来前に登ろうと急遽出発.
大井川鐡道福用駅に到着したのは既にお昼.
踏切がチンチン鳴り出した,遠くから汽笛が聞こえる.アリスか!
徐々に近づいてくる汽笛,正にマシンを超越した雄叫び,咆哮!
12:11にSL急行列車が通過するんだ,C11 190昭和15年製の雄姿.
何とも言えない息遣い,生命力感.
五角形『合格』のプレートを掲げている,五角→ごうかく→合格祈願号,
ゲン担ぎに滑らない砂や護摩木も販売しているらしい.
護摩木は,1000℃の釜に投入され完全燃焼,あしたのジョーかっ…
駅の駐車場で緑のたぬき&バナナ&うなぎパイで軽く昼飯を済ます.
いくつかあるルートから,白光神社経由の急登ルートで12:35歩き始める.

C11190 SL通過中
福用駅 登山口

神社の御神木?の樹洞にはミツバチの巣箱らしき姿が.
いきなりの急登でアキレス腱は伸び切るは,
慣れない体は悲鳴を上げるはで汗だく.
手にしたラジオからQueenの『ボヘミアン・ラプソディ』が流れてくる.
寒空にオペラチックなボーカルが染み渡る感じ,
何故唐突にガリレオと叫ぶ??
13:25五輪段で斜度は緩やかに,その先の伐採現場で山容が望めた.
馬王平から最後の登りだ.突然林に入ったところでカモシカと遭遇.
威嚇するでもなく,急いで逃げる訳でもなく,マイペースそのもの.
『何か問題でも?』といった風情で,
その先の思考も停止しているかのようだ,流石牛の仲間だね.
暫し見つめ合った後に徐に彼?は立ち去った.
角は雄雌両方ともあるらしく判別は厄介らしい.
14:30山頂着.時折日が差していたが,ガスってロケーションは宜しくない.
富士山も雲のなか,空気が冷たく体が冷えてきたのでそそくさと退散.
帰りに大代の名物となった『ジャンボ干支』に立ち寄る.
藁なのに結構リアルな造形,犬のケツ筋もお見事!

ミツバチ巣箱 山頂方向
カモシカ振り向き カモシカ立ち去る
山頂 ジャンボ干支


■金時山行 1,212m
箱根に一泊した序に何処かと言う事で.
以前,『箱根外輪山30km一周日帰り』を決行したのは何時だったか?
金時山は,その時の一つのピークだったんだなぁ.
食事処『蔵一』さんに車を止め,9:50に歩き始める.
今朝方は今季最低の気温3℃だったらしい,さぶっ! 
矢倉沢峠経由のルートを取る.
一気に汗が流れ始める,峠の茶店は閉まっていた.意外と人が多い.
笹原は気持ちが良い,真っ盛りの紅葉を眺めながら山頂を目指す.
粘度の高い溶岩で特徴的となった山頂付近は結構斜度がある.
11:00山頂着,平日なのに結構な人出,適当な岩陰で昼飯とする.
残念ながら富士山は雲の中だったが,
一瞬だけ山頂部分を拝むことができた.
体が冷えてきたので歩き始める,途中ソウシチョウらしき姿.
侵略的外来種ワースト100に選定されているらしいが,綺麗な囀りだ.
帰りは公時神社経由で13:20駐車場着.
仙石原のススキ原を散策して帰路に就く.

仙石原より山頂 矢倉沢峠から山頂
りんどう アザミ
紅葉 山頂の祠

■熊野古道 伊勢路行
籤運が悪い筈なのに無料カナディアンカヌーツアーに当たる.
どうせならと熊野古道(伊勢路)にも足を延ばした.
たまたま図書館にあった『岳人2023.11月号』を参考にルート検討.
道の駅『海山』で昼飯,車をデポって歩き始める.
国道42号から山道へ入ると間もなく石畳が現れる.
雨が多い地域なので道の維持のため石畳は欠かせなかったらしい.
延々と続く石畳建設にはどれだけの労力が注がれたのか?
出来れば江戸時代にワープして当時の様子を覗き見たいものだ.
風は冬並みに冷たいのに汗が流れ始めた.
馬越峠からは天狗倉山522mに向かう.
山頂からは尾鷲港が一望,大岩に登るには鉄梯子,お~怖!
峠を下り市街の尾鷲神社,二本の大楠を見上げる.
尾鷲駅から16:55発の亀山行電車で相賀駅にて下車,道の駅に戻る.
車で再び尾鷲に戻り,早速反省会を開く.
『太平洋』を飲みながら地魚を食らう,うぅ~沁み沁み.


道の駅海山 石畳
石仏 一里塚
馬越峠 尾鷲港
大石 天狗倉山山頂
尾鷲神社 紀勢本線電車内
反省会

翌日は早々に新鹿海水浴場の駐車場へ向かう.
伊勢路の終盤,大吹峠・松本峠を目指す.
民家の前を通ったりで波田須の道へ,鎌倉時代の石畳.
案内板が其処かしこ,路面にもプリントがあり迷わない.
大吹峠を越え松本峠へ,峠の地蔵足元には鉄砲跡が残る.
江戸時代に建立した日に妖怪に間違われ撃たれたとの説.
鬼ヶ城跡に向かい熊野の海岸線を展望してから,
熊野市街に下りて獅子岩・花の窟に立ち寄った.
神社の団子を急いで食べ,熊野駅より車を拾いに新鹿まで戻る.
明日はカヌーの予定が,強風予報で出来ないとの一報.
取り敢えず反省会,さんまずしで一杯もう最高.
一日順延で仕方がないので伊勢神宮や『VISON』で時間を潰す.
宿のとなり『一升瓶』で焼肉反省会.
翌日は晴れたものの空気は冷たい,宮川ダム湖に向かう.
インストラクターのレクチャーを受け,いよいよ漕ぎ出す.
所々の支流に入ったり,藤ツルを避けたりと冒険っぽい.
ということでなかなかに盛沢山の伊勢路行となった,満足満足.


新鹿海水浴場 波田須までの道
民家の庭 石畳
大吹峠 案内プリント
松本峠地蔵 弾跡
獅子岩 花の窟神社
伊勢神宮 内宮
VISON 焼肉反省会
宮川ダム湖 カヌー

■山伏行 2,014m
昨年の冬,大雪の後に登った以来の山伏.
そう言えば山行らしい山もそれ以来のご無沙汰だった.
先日,奥穂行きを予定していたけど,台風18号到来で泣く泣く断念.
それもあって,悶々を晴らしたい思いで出掛けた.
途中の24Hスーパーで食料調達して,歩き始めたのは10:15.
久々にアキレス腱を伸ばしながら,体は汗だく.
水場で小休止して一気に蓬峠へ,物の怪な緑の苔が良い感じ.
小屋分岐手前には,いつもの蒐場.足跡は2種類か.
12:45山頂着,ヤレヤレ.
チキンラーメンミニ+レタス&ブナピーとおにぎり2個の昼飯.
鹿3頭が警戒の鳴き声でこちらを暫し伺った後に去っていった.
13:35下山開始,大木にサルノコシカケが大勢.
岩の上に誰かの食痕,
モミの実?が綺麗に分解されている.リスの仕業かなぁ・・・
色んな生物の痕跡を確認しつつ,15:35駐車場着.
ガスで山頂のロケーションは今一つだったが,まあまあの山行かな.

苔 蒐場
山頂 鹿
サルノコシカケ 食痕

■小柴山行 265m
所用で金沢に出掛ける序に何処か寄ってく,てな感じに.
当初は『序に北海道はどう?』,日本語が間違っているよ,序じゃない.
結局,『ヤツガシラ』とかいう珍しい鳥がいるみたいてな事で,
新潟沖の粟島行で小さく纏まる.じゃあキャンプ場があるみたいなので,
テント泊ってことで車に適当に道具を積み込んでいざ.
金沢では美味しい日本酒を少し飲み過ぎたな,岩船港に向かい直走る.
途中,『原信』スーパーで食料&酒を買い出し,
港の無料駐車場でそそくさとパッキング.
意外と荷物があるぞ然も重い(泣),
16時発の最終高速船で一路粟島港へ.海は凪っていて楽勝だ.
内浦キャンプ場までは徒歩約1.5km,
テント設営&薪拾いしてから港へ戻り温泉に浸かる ふぅ~.
キャンプ場近くのあわしま牧場,馬が首を出して海を眺めていたが,
気配を感じて首を引っ込めた.
浜の玉石で囲い焚き火,直火は久し振り.
炎は良いねぇ~何とかのDNAが呼び覚まされる感,当然酒が進む.

一路粟島へ 粟島港
キャンプ場 直火で焚き火
あわしま牧場の馬

翌日はレンタルママチャリで島一周20km反時計回りツアー,
アップダウンが結構あってキツイ.
途中,野鳥観察や展望台から遠望,大型定置網『大謀網』を眺めたり.
お昼は釜谷地区のかもめ食堂で
磯ラーメン&キリッと冷えたスーパードライで一服,効くぅ~
4時間弱で一周を終えチャリを返却し,
港から小柴山に向け徐に歩き始める.
島縦断の県道峠に灯台入口の立て看板,
山頂には灯台と一等三角点がある.
灯台メンテのためか山道は整備が行き届いていて歩き易い.
海抜0mから約1時間で山頂着,立派な灯台は昭和29年から点灯開始.
下山してから港の温泉へ,
風呂上りの島民らしきおっさんは一升瓶で既に絶好調.
会話は何を言っているのかさっぱり理解出来ない,
頻りに『あぁ~,あぁ~』と盛り上がっていた.
頼りにしていたマリンスーパーは既に閉店(早っ!),
仕方なしに在りもので島最後の晩餐.

展望台より 灯台入口
小柴山登山道 一等三角点
粟島灯台

翌日は本土に戻り,折角なので『燕三条』に立ち寄り職人技を覗く.
ニッパー式爪切りで有名な諏訪田製作所,オープンファクトリーを見学.
排出材で作られたブランクアートや作業風景など見ごたえがある.
鍛造マシン(ENOMOTO)は400tで鋼材を圧し叩く,
その度に地球が揺さぶられ迫力満点.
ファクトリーショップに立ち寄り,
ショップ特価の爪切りと黒いSUWADAコンテナをついつい購入.
バールコーナーの特別SUWADA仕様エスプレッソマシンも
ピカピカで一切の手抜きが無い.

オープンファクトリー ブランクアート像
爪切り打ち抜き 鍛造工程



■旧国鉄篠ノ井線廃線敷行
あれっ?これも山ではないけれど,鉄チャンでもないし・・・
今日は絶好のハイキング日和,廃線跡をトボトボと歩こう.
JR明科駅に近い潮神明宮(うしおしんめいぐう)に車を捨ててスタート.
歩き始めて間も無く,北アルプスのビューポイント.
雪を被った名峰が一望だ,常念や白馬までゆっくりと展望.
暫くで三五山(さごやま)トンネル,赤レンガの内壁が良いねえ.

廃線敷スタート 常念岳
白馬岳w 三五山トンネル

トンネルを抜けると,満開の梅や桜が見え始める.
散歩猫と遭遇,最近には珍しい野生の目が宿っている.
蝶を追ったが,あっけなく逃げられてしまった.
2つ目のトンネル,漆久保(うるしくぼ)トンネル.
天井は当時のSLが吐いた煤で黒くなっている.
トンネル手前には小沢川を跨いだ橋梁,
レンガはイギリス積みで趣がある.
潮沢信号場の先にある駐車場まで歩いて引き返す,
約10kmほどのブラブラ散歩.

散歩猫 梅が満開
桜 漆久保トンネル
トンネル内部 小沢川橋梁



■枯山行 548m
山登りという訳では無いけれど,
この時とばかりにギフチョウで有名らしい枯山へ.
4月上旬の晴れた日が良いらしいので今日が絶好のチャンス.
と思いきや,到着した現地は曇天でしかも肌寒い.
あまり期待もせず遊歩道を歩き始めると,いきなり3頭と遭遇.
ひらひらと舞った後,アセビで吸蜜をアップで観察できた.
その後,再び舞い上がり一頭がこちらに向かってくる.
何故か俺の頬に羽根を擦って,優雅に飛び去っていった.
不審な人物とみて体を張ってテリトリーを主張したかったのかな?
カンアオイの花は地味な色合いでひっそり感が漂っていて趣がある.
卵はこの葉裏に産み付けるらしい.
たまたま捲ってみた葉に卵らしき物体が12個ほど.
まるで小粒の真珠のようでキラキラしている.
カタクリやスミレもそこかしこに群生していて楽しめる.

ギフチョウ カンアオイの花
卵発見 カタクリ

さらに遊歩道を歩いていくと,
道端にひっそりと山頂548mの看板が佇んでいた.
その後も散策したが,結局蝶は6頭のみの確認に終わった.
天気や気温の割にはまあまあだったのかなあ.
ところで昨年の10月中旬にアサギマダラを見ようと,
水見色の高山717mに出掛けた.
一頭を捕獲してマーキングしてみたが,無事南下しただろうか・・・

枯山山頂 アサギマダラ

2016.9/17追記
このところ少し虫が気になってきた(訳でもないけどタマタマ).
藤枝のタマムシ展示に出掛ける.
思えば子供のころ見掛けてからまったく遭遇していない.
数十匹の『タマムシ色』を一同に眺めたのは人生初だね.
手に乗せてしげしげと観察、動きはかなりゆっくりでマイペースだ.
たまたまニュースで見た『ハンミョウ』,別名『道おしえ』.
タマムシに対抗すべく鮮やかな模様,これって見たことあったかな??
浜松・光明寺で今がシーズンと聞いて早速出掛ける.
ところで境内のどこにいるのか,何の手掛かりもないし・・・
とたまたま立ち止まったところで道にハエのような虫が2,3匹いる.
あれっ?とズームすると鮮やかなハンミョウ様がおられるではないか.
動きはかなり機敏だが,ゆっくり近づけば逃げられないで観察できる.
アゴは大きくてエイリアンのよう.幼虫の動きは,またユーモラスらしい.

タマムシ
ハンミョウ ハンミョウ



■山伏行 2,014m
梅雨の晴れ間,チャンスと思い山行.
しかし,家を出たのはもう10:30遅っ!
途中買い出しを済ませ登山口駐車場を歩き始めたのは既に12:30.
蓬峠までノンストップで飛ばす,湿度が高いのか汗がダクダク.
もみじの種?緑のヘリコプターが登山道に落ちていた.
新緑が眩しい,右も左もみどり,みどり.
下山中のおじさん,山頂では南アも富士も展望ゼロだったと・・・
「小屋泊まりですか?」と言われる,いえいえ.
月1で登っていて,これまでに320回登ったらしい,えっ!スゲェ~.
10分の小休止でガスっている山頂を目指す.
14:50薄日が差す山頂着,ウグイスの姿を久々に見た.
モミの木のトップで暫し気持ちよさそうに囀っていた.
蓬峠から少し下った苔むした穴から,蛙?の合唱.
近づいて観察するが姿が見えない.
途中,熊笹の若芽を摘む,家で塩茹でに.
スジが多いが,日本刀(かたな)超辛口で流し込む.うぅ~沁みる.

蓬峠 もみじのヘリコプター?
山頂の白樺



■ミツバ岳行 835m
我が家のリビングのカレンダー,3月は満開のミツマタ.
今日あたりがチャンスと決め込み,11時に家出 遅っ!.
丹沢湖畔で黒胡椒の効いた鴨肉が乗った丹沢ラーメンを食って,
滝壺橋手前の駐車場から登山口に取り付いたのは,13:15.
いきなりの急登,汗が流れ始めTシャツで登る.
植林帯を抜け,冬枯れの雑木林が気持ち良い,眼下には丹沢湖.
ポツポツとあるミツマタがやがて群生となり暫しで14:25に山頂着.

登山口 途中の雑木
山頂

黄色い花が満開,西側の斜面にはミツマタの大木,その先には富士.
蜜を吸っている蝶,無風のポカポカ陽気で暑いぐらいだ.
下山は急なので慎重に,やっぱり膝がわらった.
帰りがけに世附大橋の釣り人に取材,小さめのワカサギが釣れていた.
ヤマセミ探しに湖畔を歩いたが残念,一途帰路.

ミツマタの花 ミツマタと蝶
富士



■身延山行 1,153m
乾徳山を下山して,またまた「みたまの湯」に浸かる.
今度は眼鏡持参で,露天の夜景を楽しんだ.
今夜の道の駅「とよとみ」に向かう.
近所に食事処や居酒屋まであるのでまことに便利.
ビールジョッキを片手に餃子を頬張り乾徳山行を振り返る.
翌朝,途中の「オハツキイチョウ」など見ながら,
ゆっくりし過ぎて登り口に到着.
山頂までのロープウェーがあるので,ほんとんどの人は歩かない.
蘇った五重塔を眺め,いざ東コース5kmの登山口へ.

オハツキイチョウ 斜行エレベーターで
五重塔 登山口

車道を歩くが,所々にお堂があるのであまり退屈はしない.
大光坊のベンチで昼飯.
途中からは舗装が無くなり,紅葉も少し現れた.
山頂付近の展望台で雲が掛かった頭だけの富士を望む.
北側の展望台では,北岳をはじめ南アルプスが展望できる.

三光堂 途中の紅葉
展望台からの富士 山頂



■乾徳山行 2,031m
軽キャンパーがほぼ完成したので,
使い勝手を試し序でに山行.
丁度テレビで乾徳山の紹介,結構面白そうな岩山だ.
岩好きにはたまらない山とのコメント.
しかも山梨なので距離的にも丁度良いし,温泉あるし,
道の駅も結構あるし,天気予報はばっちりだし,良い事尽くめ.
前日の昼間は,安倍峠へ紅葉狩り.もう時期遅し.
夕方から山梨へ移動,人気ランキング1位の「みたまの湯」に浸かる.
露天風呂から甲府市街が一望,眼鏡掛けてないのでぼんやり、残念.
今夜の寝座,道の駅「花かげの郷まきおか」に向かう.
19吋テレビを積載しているので,電波をサーチしたが捕まらず.
考えてみれば道の駅は意外と市街地には無いんだよね.
明日は早いのでとっとと就寝のつもりが,なかなか寝付けない.
目覚めてからセブンで朝飯調達,登山口駐車場へ向かう.
あれ?駐車場は既にいっぱいだ.
流石,関東に近い日帰り銘山だけのことはある.
パッキングを済ませ登山口まで道路をトボトボ.

登山口駐車場 登山口

気持ちの良い冬枯れ林を登り始めると,
次第に汗が滴り落ちてきた,まだへばるのは早い.
最初の水場「銀晶水」,お次は「錦晶水」.帰りに利き水しよう.
林を抜けると展望バッチリの国師ヶ原,山頂が目前.
ここから次第に岩場が増えてくる,髭剃岩の隙間を抜けて富士を展望.

気持ちの良い冬枯れ林 山頂を望む
髭剃岩の隙間、狭っ 富士を覗く

岩場が更に増えてくる,最後の岩は鎖も使いながら.
直前に登った人が怪我をしたらしい,結構岩に血が落ちている.
慎重に乗り越え山頂へ,大勢の人,人,人.
隙間を見つけて飯.「緑のたぬき」&とっくに期限切れの「五目ご飯」.
帰りは岩場を迂回するルートで利き水して下山.
いやあ,楽しい山だった.満足、満足.

髭剃岩 山頂



■テント補修ほか
先日,久々にキャンプのためテントを広げる機会があったのだが,
フライシートの内側が異常にベトベト状態で張り付いていた.
しかも異臭付き,やむを得ずシートを慎重に引き剥がし設営した.
帰ってからググってみると,
どうも経年劣化でポリウレタン加工が加水分解しているようだ.
ポリウレタンは重曹で剥がせるらしく,『重曹ちゃん』を1kg購入したが.
剥がした後に防水加工してもシートがヨレヨレになる情報も.
悩んだ末,剥がさずに巷で噂の信越シリコン『PORON-T』を塗布.
ロープにシートを広げ,刷毛塗り2回.結構サラサラの液体なんだ.
乾燥を待ってベタツキ度をチェック,
残念ながら劇的な改善はなく2割程度軽減されたのかな?
次に使うときに我慢出来なければ,ベビーパウダーでもぶっ掛けようか
序にいままでずっと懸案だった事,
テント内の収納スペースを少しでも確保しようと天井ネットの製作.
100均で車用の『サンシェードMサイズ2枚入り吸盤付き』を調達.
リング状に入っているスチールを慎重に取り外して,
四隅に紐を縫い付ける.
綿棒ケースの蓋を加工して小さなフックを4個作成して紐に縛る,
重さは丁度10gで完成,それを引っ掛けループで固定する作戦.
しかも吸盤用のハトメ穴がセンターからの吊るしに都合が良い.
これでテント内の居住性は多少アップかも,次のテント行が楽しみだ.
ところで,以前から鍛冶に興味があったが,最近ムラムラし始めている.
職人はやっとこ(火箸)も自分の都合が良い形に自作するらしい.
何時もの骨董市でやっとこと玄翁を発見,
各100円税込みで入手.これをサンプルにしてみよう.

PORON-T 2回塗布
天井ネット完成 やっとこ&玄翁



■ポンチョの製作
何故か手持ちのリップストップナイロン生地でポンチョの製作.
エマージェンシー時にはタープにも変身させるので,
サイズは1,400×2,600程度,生地の都合でグリーン&イエローツートン.
長方形の真ん中にフードを取り付ける.
フードは3枚のパーツで曲面縫いは始めてだけど,
ここのところミシン使いが少しは上達したので?何とかなるだろう.
シートは長辺側を二つに折りたたんでベルクロで左右3箇所を固定.
4隅と2箇所には補強テープを縫い付けてハトメパンチ.
この穴を使ってペグやポールを固定する作戦.
最後に防水スプレーを吹いて完成,収容袋込み重量240g.

ツートンのシート ポンチョに変身
タープに変身 収容袋



■焚火台
最近はキャンプ流行りで焚火台も様々なものがあるが,
使わないときはコンパクトになった方が良いよね.
交換用のメッシュシート415×415 SUS304を調達した.
13φSUSパイプを450mm4本に切断,地面側はゴムキャップ.
鉄板12幅3tを□に折り曲げて端部を溶接する.
久々の溶接だったが,溶接棒が引っ付いてトランスが唸る,
って事にビビらなければ,それなりに仕上がる.
□とパイプ上端から300mmポイントをM4ビスで固定.
前出のメッシュシート金具をパイプ上端に差し込んで完成.
SUS細パイプと4φ丸棒を加工したものを調理台とする.
早速,夕方にフィールドテストに向かう.
新聞紙に着火させ流木で焚火,メッシュの威力なのか絶好調.
お湯を沸かしてバカラのグラスでホットウイスキーをぐびっ.
『やる気のないダースベーダーのテーマ』とか意外としっくり.
ビートルズのホワイトアルバムも序に聴いてみる.
やっぱり生の炎はタマラナイねぇ~
因みに収容時のサイズ:90φ×440,重さ:805g


焚火台 パイプ固定部
分解時 焚火を愛でる

ところで,Captain Stagの中途半端にガスが残ったOD缶.
物置のコンテナを漁るといくつかがゴロゴロ.
ガソリンストーブは取り扱いが面倒だし時間も掛かるので,
最近は専らブタンのカセットコンロで重宝している.
CB缶からガスを詰替えようとアダプターを製作.
チャリのタイヤバルブ,4φスペーサー,網戸張替ゴムで組む.
時々,体重測定しながらガス移送作戦を行う.勿論屋外で.
重さから約8割充填されたところで終える,次の山行で検証か.
当然だが,安全性の保証は無いので自己責任の世界.


ガス詰替えアダプター 詰替え中



■火打ち石
火起こしほど楽しい行為は無い,
人類が最初に火を手に入れた瞬間のDNAでも呼び覚まされるのか?
  これまでもキリモミやユミギリとか挑戦してきたけれど,
最近それこそまた『火』が付いてしまった.
八丁堀の銭形平次が出掛ける時に,
おかみさんが火打ち石でカチカチやってたなぁ~
その『あんた,いってらっしゃい!』的な使い方ではなくて,
ホントに火が付く?純粋な疑問から『火』が付いてしまった,
取り合えず火打石なるものを入手せねば.
瑪瑙(メノウ)が良いらしい,伊豆・菖蒲沢海岸で拾えるとの吉報.
キャンピング序に西伊豆側からゆっくりと二泊三日で
ジオポイントを巡りながら下田経由で向かう.
海岸には『らしい石』は其処かしこにあるのだが,
イマイチ決定打に欠けるっぽい.そもそも判っていない.
堆積岩の一種でもあるチャートもいけるらしいので,
河口から2kmの安倍川の河原でも探す.
鉱物採取用ハンマーを手に入れ,ベルトにホルダーを縫い付けた.
もう気分はインディージョーンズでハイテンション状態.
火打ち金は100均の棒やすりをカット&成形して木片に埋め込んだ.
火花の出具合をその都度火打ち金で確認しながらの石拾い.
イマイチ火花の出がショボいぞ.

菖蒲沢海岸 拾った石たち
安倍川の河原 腰のハンマー
拾った石たち

火花が目出度く散ったとしても,
それを着火させるための火口(ほくち)をどうする?
チャーロープなるものが携帯性もよくて便利そう,
6φ真鍮パイプをカットして綿ロープを通す,ロープ先端に火を付けてから
パイプに引っ込めて指で塞ぐと酸欠でロープ先端が炭化.
偶然にもそこに火花が落ちて着火すれば,
麻ロープを解いた火付けで包み込む,そこからは火種を大事に育てるように,
徐々に大きくなる煙を眺めながら暫しの辛抱.
時折息を吹きかけたり,振り回したりで発火点を超えると
突然ボワっと炎が上がる,感動の瞬間だ.
火口としてチャークロスはロープ以上に使いやすい.
焚火を起して,綿100%の布を数枚を詰めた空き缶を熾きの中へ投入.
キャップにあけた穴から炎が消えたら火から下す,
穴にネジで蓋をして暫し.炭化したクロスが完成.
石にクロスを添えて金を擦ると偶然の火花が
クロスに乗っかって着火すればシメタモノ.
今回,瑪瑙は購入したもの.
残念ながら自ら拾った石では未だ成功していないが地道に探そう.
ところでタブレット背面に木片5t 30×20&3/8-1/4変換ネジを
得意のセメダインスーパーXで貼付け.
これに100均三脚を取り付けて自撮り可能になった.
しかし,アウトドアーでは液晶画面が分かり辛いなぁ~
他の手法の火起こしにも挑戦しようかと,
こんな原始的で根源的な遊びに時間を掛けるのは何と贅沢な.

火打石ほか一式 クロスを焼く
蓋をして暫し チャークロス完成
タブレット背面 三脚取付け

その後の伊豆ジオめぐりの序に縄地(なわじ)の海岸に向かう.
海岸近くには立派な『子安神社』,
本殿を廻り込むと『乳の神様』が祀られている.
往時は金山で栄えたようだが,
今はその面影すら無く時間が止まったようにひっそり.
海岸には様々な石が転がっていて,ハンマーで割っては火花を確認.
良い仕事をしそうな石を適当にチョイス,
チャートっぽい石で試し擦りしたところ,着火成功!

子安神社 乳の神様
縄地の海岸 採取した石たち




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