■木工
┣ 秘密基地 in Garage(2023.7)
┣ 9マス将棋(2021)
┣ 脇息(2019)
┣ 正月用品(2018)
┣ 流木の椅子(2018)
┣ 竹あかり(2018)
┣ バランストレーナー(2016)
┣ チビ椅子ほか(2021)
┗ クライミングウォール(2020)
■金属などなど
┣ ニキシー管時計(2024.9)
┣ Bluetooth環境(2024.5)
┣ ESP32(2023.11)
┣ 初期型ファミコン(2022.12)
┣ 1/24 ハコスカドア開閉(2022.6)
┣ 多肉&表札っぽいやつ(2021)
┣ Nyan PararinからリベンジM16(2021.12)
┣ スターリングエンジン(2021)
┣ 製麺機レストア(2018)
┗ 二足歩行(2018)
■秘密基地 in Garage
憧れのガレージが遂に実現.
イナバの車両2台用のサイズ.
軽4ホビオとバイク2台以外の空きスペース.
勿論,秘密基地を作るために確保したもの.
これさえあれば,板金も塗装も音出しもやり放題.
貴重なスペースは約4,200×1,500程度の床面積.
床・壁・天井をどんな体裁とするのか断熱対策は?
色々と素人なりの思案を巡らし,いよいよ着手.
失敗を恐れず取り敢えず床から始める.
束柱は60□,根太は45□の杉材をカットしていく.
フローリングはカフェ材と呼ばれている杉板.
t30なので床下の断熱材は無しでもいけると判断.
ビニールホースでコンクリート床の水平を確認.
ピラミッド建設もこうしたのか空想を巡らす.
コンクリート床には傾斜があるので水平を確保するため,
束柱の長さを調整しつつ,ウレタン樹脂系接着剤で接着.
その上に根太組みを乗せ接着剤+コーススレッドで固定.
硬化を待って,カフェ板を壁側から千鳥張り.
今回はインパクトドライバーが大活躍,楽チン楽チン.
8列張って約6.5㎡の床が完成,お次は壁の製作.
一応水平を確認,新築並みの3/1000以内に収まってるかな.
床に続いて壁に取り掛かる.
四面のうち二面はガレージの壁を利用するので,
断熱用にスタイロフォームt=20を入れて,
OSB合板t=9をドリルビスで只管固定していく.
ドリルビスは下穴不要なので『タイパ』最高!
残念ながら壁の間柱に相当する間隔が尺単位ではない.
サブロクサイズの板に無駄がでてしまうのは致し方ない.
OSBは見た目は良いのだが丸ノコで切断する時に,
ツルツル滑るのでガイドをしっかり固定する必要がある.
黙々と作業を続け二面の壁が完成,お次は残り二面の壁.
『多肉&表札っぽいやつ』のVer'UP版を製作.
100均のガーデンライトを2基調達してバラシ.
ソーラーパネルは2枚,バッテリーは単3サイズ,コントICは流用.
LEDは省エネタイプでアルミパネルに組み込み.
ブロック塀に仕掛けてみると意外とボンヤリ風情で良さげだ.
さて,残り二面の壁用に間柱として2×4材を立てる.
収納ラックを壁沿いに設置するため,その柱も序に立てる.
見える部分はマッドブラックで柱を塗装.
その後はまた只管スタイロフォーム+OSB張り付け作業.
尺単位でないため歩留まりが悪く,中途半端な板が続出.
しかしムダには出来ないと,継ぎ接ぎだらけなのは致し方ない.
収納ラックの棚板はニス塗装の1×4材を4枚ずつ並べ三段.
残るは天井張り,石膏ボードでやろうかな・・・
天井張りに悩みながらガレージ側に抜けるドアの製作.
壁で余った2×4材で枠組みしてビンテージっぽくモールを貼る.
ドアノブもそれ風を組み込む,塗装はマッド系の水性塗料でシブく.
2×4材は反りが強くて完成したドアが歪んでいる,重石で暫し矯正.
体重測定約15kg,結構重くなってしまった.
悩みに悩んだ天井は,軽天部材+石膏ボードに決めかけたが,
軽いと言いながら意外と重い,普通の建物では問題無いだろうが,
薄い鉄板屋根にこれだけの追加荷重を加えるのは不適と判断.
数的根拠は無いが屋根が潰れないまでも撓む可能性は否めない.
結局,野縁は杉角材+スタイロフォーム+中空ポリカで軽量化.
中空ポリカ端部はアルミテープを貼って少しでも断熱効果を期待.
上向きの体勢が厳しく,現物合わせでなかなか作業が捗らない.
廻り縁は黒く塗装したモール,ぐるりと貼付けたら引き締まった.
照明やらコンセントを設置して一応完成,やれやれ…
久々の日比谷野音,聖地の建て替えが予定されているようだが,
このコンパクトさが良いよね,甲斐バンドのコンサートで盛り上がる!
翌日は宿近くの勝鬨橋をうろうろ,無数のリベット群にウットリ.
両津勘吉が友人のため機械室に忍び込み橋を開けてしまったのだ.
さて
基地以外のスペースは鉄板剥き出し状態のまま.
気休め程度だろうが,暑さと湿気対策のため吸排気系を整備.
SUS製丸形フード付換気口150φを取り付ける.
吸気側に2箇所,排気側に高・低×左・右の4箇所.
排気側は120φDC12Vファンを取付け.
手持ちのソーラーパネルを壁に取付けてファンを回す.
クソ熱い環境,ジグソーとドリルで鉄板と格闘すること暫し.
防錆対策に切断面にスプレー&コーキング処理して完了.
ところで,いったいどの程度の時間で空気が入れ替わるのか?
ファン1台は58.5CFMの風量,取り付けた4台がフル回転と仮定.
ガレージの秘密基地を差し引いた容積は約72㎥とすると,
11分程度で入れ替わる計算,マジっすか…
■9マス将棋
新聞に連載中の『無月の譜』を毎日楽しみにしている.
将棋の駒師のはなし,流石に材や彫りや書体など多彩だね.
9マス将棋で孫に遊んでもらおうかと手持ちのクルミ端材で工作.
まずは盤,裏には凹みの中に四角錘,血だまりと呼ぶらしいが物騒,
彫るのは意外と面倒,クチナシの花の足は簡単に六角形で良しとする.
盤面を仕上げていよいよクライマックスの線引き,日本刀で太刀盛り,
と行きたいところだが,マスキングテープの隙間になんちゃって漆を塗布.
お次は駒,頂点の角度は144度,20枚ぐるりと並べるときれいな円になる.
厚さも頂点に向かい薄くなる,16枚を切り出してひとつづつ整形.
文字の彫りはお手本を見ながら下書きしてカッターナイフで.
窪みに漆を垂らして,最後にワトコオイルで二度塗りして完成.
序に関係ないけどワイヤレスイヤホンネタ.
ジョギング中に紐付きはどうも邪魔くさいのでBluetooth対応に.
しかしどうもイヤーピースがしっくりこない,大きさを変えてもイマイチ.
特に雨に降られたり濡れた時は,耳から外れておむすびころりん.
低反発の『CAMO PLUGS』を加工,押し潰している間にカットや穴明け.
純正ピースの筒だけ残したものに差し込む,馴染み具合が良さげだ.
■脇息(きょうそく)~苦しゅうないぞ。近う寄れ。~
世良公則氏のアコースティックライヴの序に都内をウロウロ.
たまたま通りかかった新橋の『なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。』で昼飯.
何というコシの強さ,味も絶品.蕎麦というジャンルを超越した感がある.
巨匠松本零士氏デザインの宇宙船で遊覧したり,荒川線を制覇したりと…
ところで脇息という代物,江戸時代の骨董でも手に入れようかと思ったが,
まあ作ろうかと,何時もの亀山製材所で材料を物色.
ここはなかなか珍しい広葉樹メインの端材が格安でおススメのスポット.
エンジュ16t端材を入手,木目が美しいねぇ.図面を起して切断&成形.
溝堀りにトリマーを初めてまともに使う,ストレートジグも製作.
扱いに慣れるまで手間取ったが,しかし電動工具は音が五月蠅いなぁ~
ボンドとダボでパーツを組み上げて,仕上げはナチュラルにワトコ塗布.
『苦しゅうないぞ近う寄れ』的な使い方は残念ながら一生ないだろうが,
ミニテーブルにも使えるかな.サイズはW540×D180×H275 1.4kg重
■正月用品
一度はしめ飾りを作ってみたいと思っていたところ,ワラが入手できた.
見当もつかないが,三束で大作に挑戦する訳ではないので足りるだろう.
まずはワラの下処理,ハカマを取り,水に浸けてワラ打ちしてミゴ抜き.
ワラ打ち用の木槌がないので前浜をウロウロして流木を拾って製作.
ここまでで以外と手間が掛かる,まあ準備は大事なシーケンスだけどね.
どれにしようか思案の末に鶴飾りに挑戦しようかと,九州のものらしい.
神聖なものは左縄らしい,頭部になる三つ縄をなう.縄になる様が楽しい.
翼を組み胴体と合体させ形を整える,くちばしはトウガラシを取り付けた.
台所には輪飾り,縁起物のユズリハを探す.街路樹の数枚を失敬する.
引き抜いたミゴでミニほうき作り,捨てるところが無い先人の知恵に感服.
鏡餅セットは毎年スーパーなどで調達していたが,あまりにも味気ない.
餅を載せる台,三方を作る.材料は檜薄板.
サイズは5寸のつもりだが,ホームセンターには幅広の薄板5tが無い.
仕方がないので細板20mm幅をコツコツと接着剤でつなぎ合わせた.
四角のコーナーは裏にノコ目を入れて,湿らせたあとゆっくり曲げていく.
繋ぎ目は山桜の幹皮で樺縫いに挑戦,専用の道具がないので苦戦.
前と左右の三方には擬宝珠の刳形を入れる,いきなり神聖っぽくなる.
早速飾り付けるが,白木はやっぱり良いねえ.何故か背筋が伸びていた.
■流木の椅子
前の浜をウロウロ,ビーチコーミングって訳でもないが.
伊良湖ならヤシの実なんかが打ち上げられているかも.
イルカの耳骨はサーファーの縁起物らしいが,未だに見つけられない.
AからZまでのアルファベットの流木を探した人の根性には恐れ入る.
今年の台風も御多分に漏れず,河口には大量の流木が流れ着いた.
行政は大金を掛けて撤去作業を進めるわけだが,何か釈然としない.
折角なので椅子を作ろうかと素材を探すが,意外と真っすぐな枝がない.
まあ,ある程度は妥協してこのぐらいだろうという量を持ち帰る.
シャワーを浴びせて砂落としと塩抜きをして自然乾燥.
椅子の座は両サイドの枝2本で細枝18本を挟み込むのだが,
細枝はそれぞれが好き勝手に曲がっていて言うことを聞いてくれない.
仕方が無いので熱湯で茹でた後にLアングルに挟んでの矯正ワザ.
それでも挫折しそうになったが,有り余る時間を掛けて何とかクリアー.
全ての材料が太さも曲がり具合もまちまちなので,現物合わせが基本.
切ったり,削ったりしながら微調整を根気よく繰り返す.
最初から設計図はない,その時の気分次第で自由に組み上げていく.
背は曲木とY字の枝で自然な風合いをプンプンさせてみた.
曲木は荒木田土の色,所謂田んぼの土色で何とも味わい深いグレー.
腰かけてみると,少し撓りながら頼りなげに優しく受け止めてくれる感覚.
胴上げで受け止められた時の少し沈み込むけど一応大丈夫みたいな…
完成サイズは(W)550×(D)570×(H)860,重量は4.1kg也.
■竹あかり
毎年恒例のタケノコ掘りの序に青竹1本を伐採,節を抜いておく.
太い竹を切り出して運び出すが一苦労,サイズ100φ×1,950 5.8kg也.
序にやぶきた茶の新芽を摘み取り,紅茶を作った.なかなか乙な一杯.
さて,Excelでsin波を書いて位相をずらしたりしてデザインを考える.
プリントした紙を竹筒に貼って,波は回し引き鋸で刻む.
竹用ドリル6,8,12φで波状の軌跡を描く,穴は面取り仕上げ.
竹の穴明けは切り口が非常に綺麗でサクサクと作業が進む.
本来のあかりはロウソクだが,LEDテープSMD3528アンバー色で代用.
炎の揺らぎは,キャンドルICでパワーMOSFET 2SK2233をドライブ.
100均チビタッパーに回路を収めて竹筒内側に固定.
玄関脇にて,ACアダプターで電源供給.ほのぼの感で雰囲気バッチリ.
その後,三本立ての2系統でドライブしていたが,
竹の割れやカビなどで見栄えが悪いため更新することに.
そろそろ伐採時期かなと山に入りヤブ蚊に襲撃されながら,
汗だくで鋸挽き,斜面での搬出にも四苦八苦して持ち帰る.
前回の教訓を活かし柱よろしく丸鋸で『背割り』を入れた.
ジグソーとドリルを駆使して竹に切れ込みを入れていく.
3本はそれぞれデザインを変えてみた,これで当分はイケるかな
■バランストレーナー
木工というほどのものではないけれど,
たまたまTVで目撃,体幹にも良さそう.
波乗りの事前トレーニングにも結構導入されているらしい.
ネットでググると20kと結構なお値段、なので.
手持ちの材料で早速,製作開始.
ボードは19t合板が良さそうだが手持ちは12t,ちと強度不足かな.
3t&4tべニア板を両側から挟んでボンドで接着,都合19tの板に.
卵型に成形,裏側長辺両サイドにはストッパーとして12t板を2枚積層.
ヤスリでスムーズなカーヴに仕上げていくが,うぅ~筋肉痛.休憩,休憩.
芋お湯割り&島らっきょう塩漬け,FMのフォーク三昧で暫しまったり.
高田渡は大物だったんだなとか昭和にふけっていた.ヤレヤレ・・・
アクリル絵具でお絵描きして,最近お気に入りのシェラックで4回塗装.
ボードを載せるローラーは塩ビ管を加工.
肉厚のVPが欲しかったが,ホームセンターでは需要が無いのか,
仕方ないのでVU-100で12t板の円板を両端と内側の計4枚で補強する.
黒塗装してから,接地面にメスの面ファスナー25mm幅を張り付ける.
仕上がりサイズは,ボード:745×395×19t,ローラー:114φ×408.
早速試乗,おぉ~なかなか調子が良いね.大道芸人やれそう?(笑)
■チビ椅子ほか
孫の三歳の誕生日に椅子をプレゼントしよう.
図書館で借りていた木工本にたまたま記事が.
我が家のダイニングで40年弱使ってきたテーブル.
最近,一回り大きなものに入れ替えたばかり.
古いテーブルは集成材だが厚みもあるのでこれを材料にする.
まずは便利グッズ(治具)の製作.
①座板など丸みの加工には豆鉋が都合良いので作る.
手持ち3t×20幅の鉄板を使いグラインダーで刃を付けて,
焼き入れした後に砥石で研いでいく.
鉋台は4つのパーツを組み上げ刃を入れ込む.
②脚は板材を角材にして丸棒に仕上げていくが,
治具があると鉋掛けがし易い.
手持ちの2×4材などで丸棒台を製作,これからも活躍しそうな一品だ.
③脚の固定に75度のホゾ穴をあけるが,
穴あけ用のドリル刃ガイドを作る.
座板の表面は鉋で凹加工.
脚は座板側が30φ,先端が22φの丸棒加工.背中の棒5本は12φ.
棒やすりやペーパーでRを付けて磨き上げていく,うぅ~筋肉痛&ビール.
パーツが揃ったので組み上げていく,脚はチークの楔を叩き込んで固定.
仕上げはWATOCOのオイルフィニッシュでナチュラルに.
座高は210mmのかわいいチビ椅子が完成,気に入ってもらえるかな.
2016.9/17追記
ギターを弾くときに右足を載せる足台を製作する.
前出のチビ椅子より更にチビサイズだ.
以前に鉈の柄を補修した時の残材を脚に使おう.
仕上げはシェラック塗装,水研ぎ,花咲かGで.
サイズはW200×D200×H140,足を載せてみると丁度良い感じだ.
2021.8/4追記
こう暑くては何もやる気が起こらない.
少しでも涼を求めようと焼け石に水的なミストを玄関先に取付け.
3箇所のノズルから噴射された霧で暫く,真下で浴びるとびっしょり.
買い物中に突然,焚火用のローチェアーが欲しくなる.
眼の前のメーカー品を衝動買いしたがる自分を何とか宥めた.
やっぱり自作かとググってみるとLIMIAさんのサイトに良さげな物.
ホワイトウッド角材と杉板を寸法どうりにカット.
ビス止めしながら組み上げ,背中は8号帆布ネイビー色を鋲止め.
全体に金槌などでダメージを作って,ヴィンテージっぽく.
仕上げは最近敬遠していた着色ニス,何故かって余ってたから…
折り畳み式で座り心地もバッチリ,重量2.6kg也.
ベランダ用に余った板材で半丸ローテーブルも製作.
早速,灯油ランプを点し水割りを飲りながらまったり,雰囲気良かぁ~
■クライミングウォール
以前から気になっていたクライミング教室に参加した.
十数m高の垂直若しくはオーバーハングの壁と格闘すること暫し.
トップまで登れた時の達成感はなかなかだ,気持ちが良い.
途中で腕がプルプルしてきて「セミ状態」から動けない悔しさもなかなか.
教室ではトップロープクライミングだったがお手軽なボルダリングが良さげ.
時々はジムに通うとして,日常トレーニング用にプライベートな壁が欲しい.
適当な壁は作れないかと早速我が家の壁を物色.
1Fから2Fへの階段を抜け屋根裏部屋までの壁は高さも文句ないのだが,
残念ながら墜落したときの安全確保が問題なので敢え無く落選.
結局,寝床にしている2F六畳間・和室のコーナーに「壁」を作ることに.
お得意のプラダンを使って1/1スケールで案を練ってみる.
勿論,日常生活に支障が無いと断言するプレゼンをカミサンに敢行.
コーナー1面は垂直,もう1面は100度で1.8m高から130度の斜度に.
試しにホールド12個セットを格安で入手,取り付けはM10が標準らしい.
12tコンパネ全面に8吋間隔で爪付きナットM10を取り付けて,
ルートの難易度を自由に変更できる構造にする.
柱にM8鬼目ナットを埋め込み,2×4材で枠組みを作っていく.
柱の穴明けは避けたかったがやむを得ないか・・・
加工したコンパネはM8ボルトで2×4材に固定して完成.
壁の圧迫感は意外と少なく安心する,試しにちょっとぶら下がってみる.
お隣さんの登山家T氏が壁を製作したとのことで,ちょっこしお邪魔虫.
二階の一室に組み上げられた壁には様々な形のホールドが百余り.
カラフルで新進気鋭の芸術家のキャンバスっぽい感も.
既にトレーニングを重ねていて壁の其処かしこにチョーク跡,
幅6尺の壁は壮観だ.
壁の角度は110度のオーバーハング,
両サイドの筋交い単管で角度調節ができる仕掛け.
ホールドは市販品と自作物が混在していて,バリエーションに富む.
クラス別に自ら設定したルートも多彩で様々なシーンが体験できる.
アックス用のアルミ板取付やジャミングのクラックも設置されていて,
実践に向けた真剣さがひしひしと伝わってくる,心地良い緊張感.
コロナ禍で儘ならないようだが,次なる高峰のチャレンジに期待したい.
■ニキシー管時計
庭のチョコベリー(アロニア)に黒い実がたわわに実った.
しかし苦いためかカラスさえ手を出さない.
冷凍と解凍を繰り返すことでそれも軽減されるとの情報.
収穫しながら齧ってみるとやはり苦い,約1.1kgだ.
前出の軽減法後もまだ苦いが半分を泡盛で果実酒にしてみた.
エビスグサもそこらに芽を出すので,数本を移植してみた.
最近,黄色い花が咲きそこから細長い鞘が伸び始めた.
決明子(けつめいし)が収穫できればハブ茶で一杯かな.
長い事段ボール箱で眠っていた製作途中のニキシー管時計.
今時こんな手が掛かるデバイスも無いと思うのだが,
ほんのりとオレンジ色の数字がガラス越しに光る出で立ち,
灯油で点すハリケーンランタン同様タマラナイのだ.
ハードはほぼ配線してあるが,PICでドライブする必要がある.
以前に手に入れてあった秋月のPICライターをPCに接続するも,
232Cは通信可となったものの,肝心のライターが認識されず.
やはりWin11では動作出来ないのか,思案の末に諦める.
今後使用頻度は多くないだろうからあまり投資もしたくない.
といったところへ『e電子工房』さんのライター発見.
シンプルで使いやすそうなので,早速回路を組む.
例によってテストプログラムで定番『Lチカ』する.
このスタイルで行けそうなので,いよいよプログラミング開始!
■Bluetooth環境
火打石を探そうと河原を歩き回る.
なかなか硬質の石が見つからず諦めかけた時に,
小さな水たまりで生命反応,暫しじっとして水面を眺めてみる.
と,ノソノソと歩き始めたその正体は手長エビ,唐揚げサイズ.
そっとリリース,枝豆発売中の幟発見.
何故か『サザエあります』とも『はて?』
近所の漁師さんらしい,早速立派な1個をゲット.
勿論,晩酌は枝豆とサザエの刺身と久々の『磯自慢』たまらん~
合羽橋で衝動買いしたオイスターナイフが初めて役立った一幕.
さて,木更津のAM波を長い事愛聴しているのだが,
最近は様々な生活ノイズやらが増え受信環境は宜しくない.
行く行くは5エレ八木でスカツリFM波を捉えたいと画策しているが…
まずはSONYスカイセンサーにループアンテナを取付ける.
100均のフォトフレームをベースにコイルを巻き孫の手で支持.
伸縮自在で方調もバッチシの孫の手はまこと調子良かぁ~
受信周波数を木更津固定に共振させアンテナ入力.
ラジオ片手に家中をうろうろ,ベストな受信位置を探った.
ラジオはそこにFixしてBluetoothで飛ばそう作戦.
サービス距離が稼げそうな1MiiBluetoothトランスミッターを選定.
ラジオのライン出力を接続,しかし変調レベルがショボい.
仕方が無いのでレベルアップ用にラインアンプを製作.
試作のために初めてブレッドボードを使用,意外と便利だったんだ.
手持ちのオペアンプJRC 2114DDで14dBのゲインに設定.
タカチの細長プラケースに何とか押し込む.
何故に小ささを追求するんだろう,製作しずらい事この上ない…
JBL GO3スピーカーで鳴らしてみる,うぅん良い感じ.
Miiは子機2台まで接続できるのでもう一台を画策.
以前に鉱石ラジオ無給電スピーカードライブで使ったものがある.
スピーカーは往年のFOSTEX FE83,既にエッジが硬化している.
ウレタンエッジを入手,張り替えてコーンも黒塗装して保護.
100均の700円スピーカーをバラして基板&BATTを移植.
ボックスに取っ手を付けてポータブル?に,調子良かぁ~
■ESP32
大谷崩れで生痕化石探し,古第三紀のものらしい.
深海底で巻貝がはいまわったものを2個発見,当時に想いを馳せる.
転戦して砂金堀り,特質を知ってポイントを攻めないと非効率.
しかし,欲に目が眩みガムシャラな結果は一粒の成果も得られず.
もう少し道具を揃えてリベンジしたいところだ.
スマホでラジオを聴いているけど『峠の釜めし』にINすると,
その効果絶大,益子焼の響きはメロウで良い感じ,気に入った.
さて,IoTをターゲットにしたモジュール,ESP32なるもの.
1000円ちょっとなのに,Wi-Fi環境でいろいろと遊べそうだ.
離れたところで緊急ボタンを押すとLINE通知する仕掛けを作った.
『LINE Notify』経由でメッセージを配信してもらうもの.
今回はテスト的にやってみたが,更に活用してみたい.
■初期型ファミコン
ずっと捜索中だったファミコンをとうとう発見した.
引っ越しのためにそこらを片付け中にたまたま.
かなり黄ばんだボディーのヤレ具合が経年を感じさせる.
果たして動作するのかカセットを探すも見つからず.
仕方がないので確認用に麻雀ゲームを@50で入手.
しかしアナログTVが無いのでAV化と序のレストアを始める.
RF基板は不要なので取り外し穴はプラバンで塞ぐ.
赤白はあまり好みではないのでブロンズ&白に塗装.
AV取り出しのバッファー回路を小基板で組み込む.
本体基板からそれぞれの信号を取り出し配線作業.
電源はACアダプターをやめ,USB MiniBに変更.
元々10V給電だが,5Vの3端子REGで落しているだけ.
なので,3端子を撤去して直に基板に給電.
蓋をして動作チェック,麻雀ゲームを立ち上げてみる.
おぉ~懐かしい昭和の香,適度にギザッた画像が溜まらん.
あれ?音声Lchがノイジー.電源に電解コン追加で軽減.
CPUのクロック漏れなのか完全には収まらないが良とする.
序にコントローラも分解清掃,SWゴムが劣化でボロボロ.
仕方ないのでネットで部品を入手し,全て新ピカに取替.
■1/24 ハコスカドア開閉
押し入れを捜索中,偶然に未開封1/24 ハコスカ(A社)を発見.
開閉出来ないドアを開閉させようと切り取り始める.
まずは,スジ彫り用ブレード0.15mmで気長にボディーを撫でる.
部分的に突き抜けてきたら精密ノコギリで慎重にカットしていく.
切り取り終えただけでも何故か達成感に満たされる,何なんだ…
調子に乗ってボンネットやトランクまで切り取ってしまった.
中身のエンジンなどのパーツが無いのにどうしたものか.
ステン線1φと真鍮パイプで蝶番を作ってドアに接着.
ドアがピシャッと閉じるようネオジウム磁石1□×4を仕込む.
ドアの動きをチェックしてみると,意外と気持ち良く閉じてくれる.
昨年は裏年だったオリーブだが、今年は沢山結実した.
小さなグリーン玉は日増しに大きくなっていく.
すぐ近くの柑橘系ではアゲハの幼虫がサナギ化の準備.
世間は色々と騒々しいけど,自然はそんなことお構いなし.
連綿と,淡々としかも着実に時を刻んでいる.
さて,若しやギミックの底無し沼に嵌まりかけているのか.
ボンネットとトランクの裏のノッペリを実車っぽく.
0.3tプラバン2枚重ねてそれっぽくする細工,結構面倒.
ボンネットは開閉用のヒンジを0.3tアルミ板で加工.
意外と難航,ヒンジの収まりがまだまだ満足出来ない.
ちょっと箸休めも兼ねて別のギミックに色気が出る.
イグニッションONでエンジンアイドリング音が欲しい.
ググってDFPlayerを発見,パワーAMPも内蔵で丁度良さげ.
20φSPでMP3データを再生してみる,おぉ~面白かぁ~
流石に小径すぎてGTRの重低音は再現厳しいが,
そこは脳内補完で何とか乗り切れる,イケイケ!
DC-DCコンも含め後部座席裏に何とか押し込めた.
ここで脱線,以前からガチャガチャのバス降車ボタンが
気になっていた,押してみたい衝動に駆られる.
ネットで入手するも矢張りリアルさに欠ける.
そこで中古モノホンに中身だけ移植することに.
スペースの関係で電源は乾電池をやめUSB仕様に変更.
各パーツの収まりを考えながらギリギリのやり繰り.
試ピンポン,『次,止まります~』うぅ~痺れるぜ.
■多肉&表札っぽいやつ
鉢植えのオリーブは今年不作,渋柿は鈴なり.
ヘタに焼酎をつけて袋に入れ暖かいところで4日間程度.
渋が抜けた柿を味わう,たまにはこういうのも乙だねぇ~
玄関回りがごちゃごちゃしてるので整理する序に表札っぽいやつ製作.
多肉植物の壁飾り,隣人から『薄氷』を少し譲ってもらう.
残りは園芸店で『春萌』,『白牡丹』,『サンライズマム』を入手.
タッパーの底を四角にくり抜き,荒いメッシュの金網を取付け.
水苔と園芸土を詰め込んで蓋する,側面には小穴を適当にあけた.
全体をイメージしつつ,棒でかき分けて植物を植え込んでいく.
一週間程度落ち着くまでそっとしておいてから,箱に仕込む予定.
タッパー収納と鉄板文字取付用の箱を9t合板で製作.
箱は屋外設置なので手持ちの耐候性化粧シートを貼り付ける.
文字の裏側にはLEDを仕込み,フォトTrで夜間点灯の回路を組む.
植物のメンテナンスが出来るようタッパーは取り外しができる構造.
夜間のライトアップも丁度良さげな感じ,シメシメ…
■Nyan Pararin~ニャンパラリンからリベンジM16
写真の彼女たちの名誉のために断っておくけど,
ここのところ我が家の花壇にモッコリう〇〇を垂れるホシでは無い.
黒のブルマーと白のラヴは善良な野良たち,今は黄昏を楽しんでいる.
忙しなく生き急ぐ人間どもをあざ笑うかのよう,時間はゆったりと過ぎる.
さて本題の撃退に何かないかと思案,猫が嫌いな超音波大作戦.
汎用タイマーIC555で25kHz程度を発振させ圧電素子をドライブ.
圧電素子は100均の防犯ブザーからパーツ取り.
缶の貯金箱にもろもろを収める,電源は006P電池とEXT DC12Vを切替.
電池ドライブではアルカリでも24H程度しか持たない,テスト用かな.
ガーデンライトの足を流用し缶に取付,地面に差し込んでのスタイル.
ニャンコ先生じゃないけれど,『Nyan Pararin~ニャンパラリン』と命名.
効果は如何,いざ出陣.すぐ慣れちゃうっていう残念情報も耳に入る.
リアルなマラソン大会は久々,エコパでハーフに参戦.
ポニテ姉さんにペースメーカーよろしくロックオンしたものの,
置いてけぼりを食らったが,何とかサブ2達成.
さて,2週間ほど経過したある日,地面にモッコリと痕跡が.
慣れたのか,そもそも効いていなかったのか定かではない.
その後もしばしば痕跡を残されて俺らのプライドはズタズタ.
超音波がダメならお次は水攻めと『M16作戦』でリベンジ.
100均で水鉄砲3個セットを入手,これが実に完成度が高い.
特に引き金の抵抗感といったら申し分ない,水の飛びも完璧.
クラフト鋸で慎重に真っ二つ,臓物を取り除きホースを仕込む.
センサーライトのモーションセンサー回路部のみを利用しようと,
回路解析,10Sタイマーと水中ポンプドライバーを追加して試作.
小型のごみ入れを水タンクにして鉄砲と回路を組み上げる.
『M16』(俺の前で用を足すな!)と命名.
早速,花壇に仕掛けてみたが果たして結果は如何…
センサーの感知角度が広すぎてご主人様でも過敏に反応.
可愛い水タンクはあっちゅう間に空っぽ,給水お替り.
しかも水の残量が確認出来ないので給水タイミングも判らず.
まずはセンサー部にカバーを取付て感知角度を狭める.
発射時間はもう少し短くても良いじゃねぇ,タイマー時間変更.
水位計は自作するっきゃないか…
M6真鍮ボルトに3φでL字に穴あけ,片方にパイプロウ付け.
チェンソー用の燃料パイプを繋いでタンクに取付け.
これで万全の体制となった筈だが,守備範囲が狭すぎる.
既に他の場所で用を足している輩が出現,くそっ!!
彼らとの頭脳戦はエンドレス領域に入った感…(泣) .
■スターリングエンジン
カルノーサイクルに近い動作を実現できる外燃機関で,
熱機関では熱エネルギーを高効率で仕事に変換できる可能性あり.
パワーを得ようとすると大型化などなど,
小難しい話は専門家にお任せだ.
過去に3回ほど挑戦したが,アルミパイプ製ピストンの精度が得られず,
気密度が足りず動作まで至らず,悔しい思いを引き摺ってきた.
今回は心機一転,注射筒を使ってディスプレーサ形に挑戦.
まずは心臓部のパーツ加工から始める.
ピストン用に3mlのガラス製注射筒,ディスプレーサ用に1mlを使う.
水で冷やしながらミニルーターでそれぞれの必要な長さにカット.
ピストンはボア10mm,ストローク14mmなので約1.1cc,
排気量ではないけど…
外筒は手持ちの塩ビ管やアルミパイプに接着剤でアルミ円板2tに固定.
70φディスプレーサはプラビールジョッキの輪切り筒40mm長に収める.
フライホイールは100φ5tのアルミ円板,
ディスプレーサとピストンに90度の位相差を設ける,
それぞれを連結するためシャフトなどの仕組みを細工する.
各部を組み上げて沸騰させたお湯を入れたカップに乗せ試運転.
しかし,気配は感じるもののトルク不足感で回るまでに至らない.
エアー漏れは事前にチェック済み,回転部の負荷の軽減策を検討.
軸受け部の改修,フライホイールの真円度調整とバランスウエイト貼付.
再度お湯入りカップに乗せて待つこと暫し,やっと自身で回転を始めた.
上部に氷を乗せて更に温度差を作ると,43分程度回り続けた.
いゃあ~思わずガッツポーズ,飽きもせずずっと動作を眺めていた.
■製麺機レストア
酷暑から一変,秋の風と思いきや未だ30℃以上の気温.
なのに涼しい,この短期間で毛穴まで飛躍的な進化を遂げたのか.
あまりの暑さに鳴りを潜めていた蚊も吸血活動を再開したようだ.
香時計は風情があるが,取り敢えず杉葉で線香を作ろうかと.
胸高直径50cmなので恐らく樹齢100年超えの杉葉を集めて乾燥させる.
ハサミで細かく刻んでから,擂鉢とお茶ミルで粉末状にして水で練る.
後は型に入れるなりして固める,杉の香りがオツですなぁ~
近所の浜には『ハマゴウ』が群生,薄紫の花が満開.
葉と茎を刈り取って乾燥,ネットに入れて風呂に浸ける.いい香りだ.
ベランダの巣箱,
今シーズンは大盛況で3カップル目が2羽の雛を育てている.
親鳥が引っ切り無しに餌を運び込んで,早朝からベランダは賑やかだ.
トランスジャパンはトップがゴール,
買い出しに行く途中で5連覇を目指した望月氏とすれ違う.
晴れ渡ったゴールの大浜海岸は鉄人たちの聖地と化していた.
さて,本題の製麺機.
オークションで小野式1号片刃丸ハンドルを入手.
切刃は2.2mmなのでうどん用,反り返った台座はラワン製.
高度成長時代の象徴のような,広葉樹で木目がはっきりしない材.
俺らが中学生だった時,技術家庭の授業で本立て製作の課題.
材料はラワン材,逆目を気にして恐る恐る鉋掛けしていた矢先の事,
担任の先生が「思い切ってこうやるんだ」と一振り,
途端に酷い逆目が立ってボロボロに.
砥の粉で凹みを修正してニスで仕上げ,
その後そこに目がいくたびあの時を思い出したものだ.
レストアのため全分解,グラインダーやCRC,プラハンを駆使してバラし.
意外とパーツ数あり,記憶力が危うい今日この頃,
復元用にと写真とメモをしばしば.
木製パーツは経年で汚れや腐食が見られる.
補修セットも入手出来るようだが,サン板と月板を新規製作し,
木製ロール2本は状態が良いのでヤスリ掛けで良しとする.
サン板は3tと4.5t,月板は8tと10t.アガチス材など手持ちの端材を加工.
真鍮プレートは残念ながら2枚ともクラックが入っている.
0.5t真鍮板を切り出し,
ロールに当たる辺はオリジナルどおりグラインダーで薄く削った.
それ以外の金属パーツはパーツクリーナーで油分を落としてから,
『サンポール』漬け&ワイヤーブラシの後,『マジックリン』漬けで中和.
ネジや平行ピンなど小物もワイヤーブラシでさび落とし&CRC吹き付け.
ネジはマイナスが使われていて,このレトロ感がタマラナイ.
最近は9割超がプラスだが,以前の加工技術ではプラスが作れなかった.
丸ハンドルのシャフトがなかなか外れず悩ましい.
KUREフリーズルブ3030を吹き付けホイールプーラーで引っ張るがNG.
結局,丸ハンドルシャフトの抜きは断念した,
無暗に頑張ると他へのダメージも心配だし.
パーツは緑色に塗装,『小野式1型』のロゴはゴールド色に,
台座は代わりのパイン集成材.
さて,組み上げようかとしたところで突然手が止まる,
情けないことに既に記憶が曖昧な事に気付く(汗~)
保険で撮影した分解中の写真を見ながら復元していく,
特に平行ピンはナンバリングして正解だった.
当然なのだが,微妙に癖があって元通りの位置に収めるのがしっくりくる,
組み上がった雄姿,『なんも言えねえ』 (あれ?もう死語),
メカニカルなギアの振舞いはタマラナイ.
ホッパーと呼ばれるアルミダイキャストのパーツも
磨き込んだ甲斐あって良い輝きをしている.
それではネクストステージ,いよいよ麺打ち.
つゆも本枯れ節で拘りたいところだけどねぇ~
■二足歩行
7月に入った途端,早速上半期の総括を始めたり世間は結構忙しない.
此方人等は,相変わらずふんだんに時間を使い,
これ以上の贅沢は無いだろう.
以前に二足歩行ロボットを作り掛けたが,
パーツ入手の都合で止む無く断念した事がある.
今回は『二足歩行ロボット入門 オーム社』で歩行の基礎を理解したい.
段階的にステップアップする内容で,解説も詳細にわたり丁寧.
モーターの数を少なくして歩行動作を実現させるため,
チェビシェフリンク機構を採用.
足の構造体はタミヤのプラバン2t+アルミ材少々,
動力は同社のギヤーボックスで非常に廉価.
プラバンはアクリルカッターで切断,ペイントうすめ液で接着.
うすめ液は使い古したマニュキアの空き瓶に入れて使うとバッチグー!
カットしては接着の繰り返しに飽きが来た頃,足のパーツが一通り揃った.
ギアーボックスと組み上げてスイッチON,第一段階のすり足歩き.
ついさっきまで無機質な物が,
突然意思を持った生命体の様に見えるのは気のせいかな…
ロボットを手で持ち上げた状態ではちゃんと片足が上がるのに,
実際の歩きでは重心移動が無いため,
折角上がった片足も着地して結果的にすり足歩きとなる.
第二段階,重心移動の機構としてもう一つギヤーボックスを取付ける.
そのボックス両端には電源用の電池006Pと単三×2を取付け重さを追加.
着地している足側にギヤ-ボックスを傾けて
重心を移動させれば反対側の足は浮いてくる.
下の動画では左足側に重心が掛かっているので,
左足が着地した時には右足がちゃんと浮いている.
次のステップでは,センサーとマイコンを追加し,自動制御を行う予定.
酷暑続きの今夏,
氷柱ならぬペットボトルを凍らせた『ペット柱』を扇風機の前に据える.
ペット表面に結露した大勢の雫が涼やかだが,
勿論焼け石に水的状況に変わりはない.
寝苦しい夜はベランダにハンモックを吊るし赤い火星を愛でながら涼む.
オヤジの足は汚いねぇ~,流石にこれだけクソ暑いと蚊さえいない.
クソと言えば『ツツジコブハムシ』,
最近知ったのだが3mm程度の糞にしか見えない彼ら.
近所の公園でつつじの葉を虱潰し,やっと一匹を発見,
ツンツンすると転がってブキッチョに足をバタつかせる.
何ともユーモラスな風体や動きに癒される,
写真の後ろ姿は少しいじけた幼児のようで,クレヨンしんちゃんっぽい.
スマホ用のマクロレンズはいろいろと遊べて楽しいことこの上ない.
さて本題,二つのギヤーボックスにギヤーを追加して
ALPSの回転センサーRDC803101Aを取付け.
+5Vを加えて,回転角に応じた電圧をADに取り込んで
モーターをコントロールする.制御はブリッジドライバーTA7291SG,
心臓部はずっと引き出しに眠っていたトラ技2011年のおまけ.
32bitARMマイコン(34×34)を搭載,
さてさて俺らにとってアレルギー的な存在のCでプログラミングだ…