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活動記録
ノ イ バ ラ 咲 く 江 川
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☆5月22日 「江川下流域サクラソウトラスト1号活動地前の川岸」
 10年前から江川沿いのセイタカアワダチソウを抜き続けました。理由は川岸一面に密生したセイタカアワダチソウの種がトラスト地に播種されることを恐れたためです。
 5年間はただ抜き続けるだけでしたが、その後植生に変化が見られるようになって、在来の植物が少しずつ増えてきました。このことに勇気づけられてひたすら帰化植物を抜き続けました。
 4年ほど前から川岸に小さいながらも在来湿性植物の群落が見られるようになりました。まず気づいたのは「ツユクサ」の群落、次いで「オギ」群落でした。一昨年は新たに「ミゾソバ」や「サデクサ」の群落が誕生、昨年から水辺に近いところにはイヌゴマ、イヌコウジュ、キツネノマゴ、カントウヨメナ、ツボスミレたち、少し乾いた場所にはイタドリ、キンミズヒキ、ヤブジラミなどの在来種群落が形成されました。
 ノイバラは江川下流域の自然の中で自生する代表的な植物ですが、5月にノイバラが川岸に群落を作って、昔ながらの川の景観とさわやかな香りにみちていました。

(C) Saeko Ogawa 2005

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