11月の誕生石【シトリン】U

前回に引き続き、11月の誕生石【シトリン】についてお話し致します。

 
写真…シトリン裸石

 

 シトリンの和名は黄水晶で、
色はレモン色から黄緑、黄茶、褐色、琥珀色で、このような和名になったのだと思いわれます。
主な産地はブラジル・インド・チリ・スペイン・ロシア・フランス・アメリカが多いようで、
高品質と言われている産地はブラジル・スペイン・マダカスカル・ロシアと言われているようです。
ブラジルのリオグランデ州のアメシストを約470℃で過熱すると
明るいイエロー色になり、アメシストを約550℃で加熱すると暗めのイエローから褐色になるそうなので、
リオグランデ州の名前から、
リオグランデ・シトリンと呼ばれる事があるそうです。(リオ・グランデ Wikipedia) 

    
写真…ファントム入りシトリン

 
 最近ネットショッピングなどで見かけるファントム入りシトリンは、
水晶(石瑛)の一つであるシトリンが結晶成長中に地震や噴火などにより環境が変わり、
一定期だけ不純物が混ざった状態がシトリンの中に山の様な形の結晶になって表れて、
煙りがかった様に見える結晶が表れている石を指すようです。
そのシトリンの中に見られる結晶がまるで幽霊や幻影の様に煙りがかっているようなので、
ファントム入りと指しているようです。
(ファントムとは、西欧で幽霊や亡霊の意味があります)


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