7月の誕生石【カーネリアン】

今日はルビーに次いでもう一つの誕生石カーネリアンについてお話します。

 


カルセドニー(玉髄)の中の赤色系のものをカーネリアン(紅玉髄)といい、
赤色・赤橙色・帯褐赤色・帯褐橙色までも含み縞目のない無地の赤メノウまでを称し、
名前は果実のできる桜の実(さくらんぼ)の色に似ていることに由来しています。
最良とされているのはインド産で、
カーネリアンは陽の光に当たると茶系(ブラウニッシュ)の色調が強い赤に変わります。

昔は血の気を抑え怒りを鎮める効果があると思われていたようで、
紀元前2500年頃のメソポタミア王墓からはカーネリアンを使用した装飾品が発掘されていたり、
ナポレオンが携帯していたと云われる八角形の印章もカーネリアンで出来ていたそうです。
このように古くから護符として大切にされ“勇気と勝利のお守り”として身に着けられていたカーネリアンですので、
現在のパワーストーンブームでもよく使われているのではないでしょうか。


★トップへ   ★次へ   ★戻る