※こちらの作品は、「鋼の錬金術師(通称:ハガレン)」の2次創作小説です。
性的表現を含みますので、15歳未満の方は、閲覧は禁止です。
15歳以上の方も、閲覧は自己責任で行ってください。
この作品により、エドウィンのイメージが崩れても、当方は一切責任を負いません。
(一部、ガンガン4月号のネタばれも含まれます)
それでもよろしければ、ゆっくりとスクロールしてください。
それは、本当に突然のことだった。
ガラッ。
充満する湯気の向こうに、浮かびあがる白い影。
アタシはその気配に驚くこともなく、いつもより弾んだ声で話しかけた。
「あ・・・ロゼさん、いいお湯でしたぁ♪ありがと・・・・・・」
「・・・・・よお。」
「!?」
突然、開かれた扉は、アタシを真理の世界へと導いた。
我慢できない
「・・・・・・・・エド!?」
「・・・・・ピアス、返しに来たぜ。」
「なっ・・・・・ロ、ロゼさんは?」
「店の方に出かけたぜ、オレがいるなら安心だってさ。」
「そ、そう。」
はっ!
アタシは、自分の状況に気がつくと、反射的に自分の腕を胸の前でクロスして、バスタブに身を沈めた。
「おー!バツタブ付きの風呂、久しぶりだな!」
「えっ!」
エドはなんの躊躇もなしにこっちに近づいてくると、呆気にとられているアタシをよそに、湯加減を確かめた。
「オレも入りてーな。もう、何カ月も湯になんて浸かってねーよ。」
「だ、だったら、今出るから、ちょっと向こう行っててよ!」
アタシはいつもの調子で、エドに言い放った。
少し伸びた長い髪の間から、いつもの金の瞳がアタシを見つめる。
その光は、いつもとは違う決意のようなものが感じられた。
「・・・・・・・イヤだ。」
「え!?」
「もう、待てない。」
「なっ・・・・・」
エドは突然、自分の服を脱ぎ出すと、あっという間に一糸まとわぬ姿になってしまった。
「きゃ・・・・・・」
アタシは思わず、目をそむけていた。
だ、だって、何も付けてないなんて・・・・いくらメンテで見慣れてても、そこだけは別世界だった。
「ホレ、ちょっと詰めろ。」
「えっつ!!!」
「風邪ひかす気かよ!」
「う、嘘でしょ!・・・・・きゃあ!」
エドはアタシの背中側から無理やりバスタブに入ってきた。
アタシは頭がパニックになりながらも、狭い湯船の中でエドとは反対側に身を寄せてを小さくなった。
それとは対照的に、エドはさっきまでアタシが寛いでいた湯船のヘリに寄りかかって、代わりにくつろいでいる。
「ふあ―――――――気持ちいいな・・・・・」
「・・・・・・・」
言葉をなくしているアタシに、エドは何もなかったかのように言った。
「どうした?」
「ど、どうしたじゃないわよ!」
「オレをスパナで殴りつけるか?・・・ああ、その恰好じゃ、さすがにスパナはねえよな。」
「ア、アンタいったい・・・・何考えてんよ!」
それだけ言うのが精一杯だった。
エドは、まっすぐアタシを見つめて、落ち着いた声で言った。
「オレだって・・・・・・スッゲー考えて、今、ここにいるんだぜ。」
「えっつ?」
「だから・・・・・こっち来て、オレの話を聞いてくれよ。」
エドが両手を拡げてアタシを呼ぶ。
そ、そんなこと言われたって、ど、どうすればいいの?
「・・・・・ああもう、素直じゃねーな!」
グイ!
痺れを切らしたように、エドは腕を伸ばすと、アタシの強引に引き寄せた。
こういうときのエドの力に、アタシがかなうわけがない。
「きゃ・・・・・」
小さな悲鳴の後にアタシがたどりついた場所は、アイツの逞しい腕の中だった。
後ろから抱きかかえるように、エドがアタシを包み込む。
「怖く・・・ないから。」
耳元でそんな声で囁くなんて、アンタらしくない。
こんな狭いバスタブの中で、エドと裸で抱きあってるなんて、もっとあり得ないわ。
「ウインリィ、こっち向けよ。」
「や・・・・・」
「・・・・・オレのこと、嫌いか?」
そんな風に聞くなんてズルイ。
これじゃあ、好きって言うしかないじゃない!
「・・・・アンタこそ、どうなのよ。」
「あ?」
「アタシにこんなことして・・・・・」
「バーカ、それこそ愚問だろ。」
「え!?」
「・・・・・・好きすぎて、気が狂いそうなんだよ。」
「エド・・・・・」
「だから・・・こっち向けって。」
「あ・・・・・」
ゆっくりと振り向くと、エドの真剣な金の瞳がアタシを見つめていた。
アタシはスッと肩の力が抜けるのを感じた。
安心できる。
信じられる。
大丈夫、この瞳は、嘘なんかついてない。
「ウインリィ、好きだ。」
エドの左手が、アタシの濡れた髪をゆっくりとかきあげる。
「エド・・・・アタシも、大好き。」
そう答えて、アタシはゆっくりと瞳を閉じた。
「ん・・・・・・」
微かな感触が、唇から伝わってきた。
温かくて。
やさしくて。
エドの匂いがした。
「よかった・・・生きて・・・・た。」
エドの腕の中で、アタシは思わずつぶやいた。
「・・・・・勝手に殺すな!」
「だって・・・・行方不明だって聞いたわ。」
「あんなところで死んだら、オマエが泣くだろうが!」
「えっ?」
「だから、ぜってー生きて帰るって思った。」
「エド・・・・・」
詳しいことはよく分からないけれど、とにかくエドは、アタシのために生きて帰ってきてくれた。
そのことだけは、揺るぎない真理のようだ
「怪我とか、してないの?」
「・・・・・してたけどな、今は、バリンバリンの本調子全開だぜ!」
「バリンバリンって、アンタ・・・・・」
「だから・・・・もう・・・・我慢しないことにした。」
「えっ?」
「一回死にかけて、かえって踏ん切りがついたよ。」
「エド?」
「・・・・・・オマエが欲しい。」
その言葉とともに、今度は深くて激しいキスがアタシを襲う。
「・・・・んんっ・・・・・」
アタシは、恥ずかしさと嬉しさで、思考回路がどこかへ飛んでしまいそうだった。
「・・・ふ・・・・あん・・・・・エ・・・・ド」
「・・・・ウインリィ・・・・・」
漏れ出る吐息が、絡み合ってひとつになる。
アタシ達は、本当はずっとお互いを欲していた。
でも、長い間気付かないフリをしていた。
今はまるで・・・・・禁忌を犯すような気分だけど、それでも構わなかった。
「もう・・・・我慢しなくていいよ。」
その言葉は、自分自身への言葉だったのかもしれない。
*****
「・・・・・ウインリィ・・・触るぞ。」
エドがアタシの乳房をわしづかみにする。
「あんっつ!」
「ご、ごめん・・・・加減がわんなくって・・・・・」
「ばか・・・・もっと、やさしく・・・触って・・・・・」
「・・・・・こうか?」
エドは、アタシの反応を見ながらゆっくりと両手でアタシの乳房をもんだ。
初めて人に触られる感触は、何とも言えない心地よさだった。
「あ・・・・・・ん・・・・・・・」
思わず、声を上げてしまったアタシを見て、エドがささやいた。
「じゃあ、・・・・これはどうだ?」
エドは乳丘に唇を這わせると、乳首を口に含んで舌でコロコロと弄んだ。
「あはっ!いやぁ・・・・ん!」
身体が自然に跳ねがって、全身に痙攣が走る。
「感じるみたいだな。」
調子に乗ったエドの手と舌が、そのままアタシの身体中を這いまわる。
もう半分以下に減っているバスタブのお湯が、激しく波打っていた。
「オマエ・・・・・やわらかくて、いい匂いがするな。」
「や・・・・・もう、のぼせちゃう・・・・」
「そうだな・・・・・それじゃあ・・・・・・」
ポン。
エドが勢いよくバスタブの栓を抜いた。
排水口にお湯がボコボコと吸い込まれていく。
「もう、お湯なんかなくったて、十分身体は火照ってるだろ。」
「・・・バカ。」
「こっちの準備も、そろそろいいかな?」
エドの指が、素早くアタシの股間に滑り込む。
「あんっ・・・・・・」
急にエドに触られて、一気に腰が砕ける。
そんなアタシを、エドは逃がさないといわんばかりの抱え込んで、丹念にそこを弄り始めた。
「これは、水で濡れてるんじゃあ、ないよな。」
「や・・・・いじわる・・・・・」
アタシの声を遮るようにキスをしながら、エドはさらに奥深くまで指を差し入れた。
クチュクチュ。
「んんんっつ!」
唇を塞がれて、声も上げられない。
アナタが欲しいなんて、口に出しては言えない。
だけど、アタシの身体は、もう切なすぎる悲鳴を上げていた。
「な・・・・もう、入れていいか。」
「ん・・・・・」
その言葉を聞いて、アタシは全身がふるえた。
硬直してそそり立ったエドの真理が、今、アタシの扉を開けようとしている。
「ウインリィ、こっち向いて、少し・・・腰上げるぞ。」
「うん・・・・」
「いくぞ。」
ズズ・・・・
「ああ―――――!!!」
エドの真理がアタシの膣(なか)に入り込んだ瞬間、扉の鍵が弾け飛んだ。
バスタブの僅かな残り湯が、最後に排水口に吸い込まれていく音がバスルームに響く。
ズズズズ・・・・・・
「ああ――んっんっ、や・・・・・あ!」
「ふっ・・・・・・ぁ!」
もう何がなんだか分からない。
エドのうめき声とともに、徐々に奥まで差し込まれるそれを、アタシは微かな痛みと快感を同時に感じながら受け止めていた。
「だ、大丈夫か!?」
「少し・・・・痛いけど、平気。」
「止めるか?」
「イヤ!・・・・・お願い、止めないで。」
アタシは必死で、エドに懇願していた。
今、止められたら気がくるってしまいそうだった。
「・・・・・もう、この先は止まんねーからな!」
「うん・・・・」
「動くぞ。」
「ああっつ!」
ゆっくりとしたエドの腰の動きと一緒に、アタシ達がつながってる音がバスルームに響き渡る。
もう、水音なんかじゃごまかしきれない。
ぐちゅぐちょぴちゅぴちゃ
「んあっ・・・・・や・・・・ふっ・・・・ん・・・・あっ、あっ−!」
「はぁはぁ・・・・ウインリィ・・・・・すげー・・・・よ」
「へ・・・・な・・・・なにが?」
「オマエ・・・・・柔らかくて、でも・・・・キツくて・・・・・気持ち・・・・よすぎ・・・・」
そう言いながら、エドはアタシの唇をまた塞いで、更に激しく腰をグラインドさせる。
あ、アンタこそ!・・・・何よこれ、なんでこんなに硬くて熱いのよ!
そう言いたかったけど、まともな言葉にならない。
「んんんん!・・・・・はあっ・・・・あん!エド・・・エド・・・・・」
「ウインリィ・・・・やばい・・・もう・・・加減できねー・・・・」
うわ言のようにつぶやくエドに、朦朧とした意識の中で、アタシは必死でしがみつこうとしていた。
もう、アンタしかいらない。アンタを離さない。
心が、そう叫んでいたから。
「あっ、あっ・・・・・アタシ・・・・なんか変だよ・・・エド・・・」
「ウインリィ・・・・・オレも・・・・・はっ・・・・・なんか変だ。」
もうすぐ。
もうすぐ。
経験したことのない快感が訪れる。
アタシ達は、そんな予感がしていた。
二人で、どこまでもいってしまいたかった。
「あっあっあっ・・・・・・ああん・・・・もう、来ちゃう!」
「オレも、もう・・・・・はぁはぁはぁ・・・・・限・・界・・」
「あん!はぁぁぁぁ!」
「うっ・・・・・・ううっ!はぁ!!!」
頭の中が真っ白になって、エドとつながったところだけが、激しく痙攣していた。
ドロドロとした液体が、アタシの膣(なか)で渦巻いている。
エドの本気を受け止めて、アタシは女である喜びを感じていた。
******
「ウイン・・・・・リィ、大丈夫か?」
先に正気を取り戻したエドが、やさしくアタシに問いかける。
「ん・・・・・大丈夫・・・・・」
「そっか。」
「ね・・・・エド」
「ん?」
「・・・・すごかったね。」
「・・・・・おう、すごかった。」
クスッ。
子供のように紅潮した顔でうなずくエドをみて、思わず笑ってしまった。
「笑うなよ!」
「ごめん。・・・・・でも、またシャワー浴びなきゃね。」
「そうだな。全身ドロドロだし。」
「ダレのせいかしら?」
「・・・・・・そんなの決まってんだろ!」
「え?」
「オマエのせいだ。」
頭上から降り注ぐ温かいシャワーに濡れながら、アタシ達はまた、とめどないキスをした。
Fin.
Words by 深海
2008.3.15 本誌のじらしっぷりに妄想を我慢できずに練成
★戯言★
ということで・・・・・・・長いよ!(爆)
超久しぶりでございますね、「真理の扉」の更新。
やって、しまいましたね、お風呂H♡
いつかは書きたかったシュチュの一つですが、まさかこんなとこで書くとは!
服脱がす手間が省けてよかったわ(オイオイ)。
でもさ、やっぱノーマルカップリングやる以上は、行きつく先は男女の営みでしょ。
多少、設定に無理があっても、急に兄さんが攻め攻めな別人になっても、この際関係ないっしょ!
だって、本誌であんなに色っぽい二人を見せられたら・・・・我慢の限界です(爆)
タイトルの「我慢できない」は、管理人の気持ちそのものです(笑)。
・・・・・死の淵から復活した兄さんが、エロに目覚める。
原作じゃありえないけど、最もやってほしいシュチュなんです。
最近、色気をグングン増して、お互いの気持ちを意識し始めた二人が、いったいどこで爆発するのか?
その期待が、高まる中、今月号の色っぽい二人を観たら・・・・
「入浴中のウインリィを襲う、ロン毛兄さん!妄想が止まりませんでした。
実際は、初めてこんなにうまくいくとは思えんが(笑)
あ、でも天才だからもしかして・・・・・・!
それにしても、初めてなのにバスタブ・・・・・・・・(スマン)。
で、でも、シーツ汚す心配ないからいいんじゃない?(そーゆー問題か?)
ああ、ちょっとスッキリした(え?)
やっぱ、湧き上がった妄想は、排出しないと身体に悪いよね。
人様に迷惑かけないところでね(掛けてないか?)
でも、今回のエドは一歩間違えば犯罪だよね(いかんいかん)。
悪い大人の妄想にお付き合い頂き、ありがとうございました!
でわまた。