ピンチで落した葉は刺し芽で簡単に根付きます。
2節くらいで挿すのがいいようです。
挿し床は鹿沼土100%でもバーミキュライト100%
でもいいと思います。
私は50:50で混合にしました。
通気性と保水性が大事です。
いつも水分を含んで乾かさないようにしましょう。
根が出るまでは、霧吹きでシューが無難です。
ピンチが終了した後の姿です。
花が咲くと、重みで垂れ下がります。
葉の勢いのいいところで同じ位の高さに揃えました。
花が咲くと丸く下がるようにイメージしながら
揃えましょう。

シャコバサボテン 9月の管理

シャコバサボテンは春から夏の間にスクスクと成長して、9月になると
花芽をつける準備をしますが、せっく着いた蕾が落ちてしまう。
花が揃って咲かない。など経験した方はいらっしゃいませんか?
9月の手入れと置き場初で、明暗がはっきり変わります。
葉のすべてに揃って花を咲かせてみませんか?

その1 ピンチ


このシャコバサボテンは挿し芽で鉢上げしてから
3年目になります。
春にも下から2節のところでピンチをしてあります。
最初、3本の挿し目がピンチを繰り返すことで、
横芽を出し、ボリュウムのある株になります。
春から、さらに3節ほどの葉を伸ばしましたが、
まだ葉芽の若いものには花芽がつかないので
思いきってピンチをしましょう。




新芽は迷わずポロリ           このくらいの葉には花芽は付きますが、
                            全体のバランスを見てピンチをします。
                            摘んでクルッと回すとポロリ


 



その2 置き場初

シャコバサボテンは短日処理でもっと早く咲かせることもできますが
反対を返せば、いつも明るいところでは咲かないということです。
日が短くなって10月ころになると、赤い花芽が見え始めますね。
その頃になると寒さが増してきてさあ大変、どこに移動しようか〜と玄関の中にいれたり
部屋の中に入れたりしませんか?そこは
ダメです。
第1に花芽は小さい時ほど環境の変化に敏感ですぐにポロポロと落ちてしまいます。
第2に玄関や部屋の中では夜、電気をつけて明るくならからです。
ではどうしたら?
私は以前、温室のなかったころは9月中、
蕾の出ないうちに東向きか南向きの昼明るいところ
夜は電気をつけない
廊下の窓辺に並べました。
蕾が小指の第1関節くらいになったら、もう大丈夫です。
急な温度の差がないところ、観賞できる場所に移動して
思う存分綺麗なお花を堪能してください。


その3 水遣り

9月の中旬から10日くらいは思いきって水遣りを絶ってください。
10日ぶりの水遣りの時に開花促進剤(ハイポネックス、第1リン酸カリなど)
を規定に薄めてあげればなおいいでしょう。
そのあとも10日おきに2〜3回開花促進剤は効果が大きいと思います。
10月になるとほとんど水遣りはしなくてもいいです。
忘れた頃?2週間に1回くらい、温かい午前中がいいでしょう。