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両替対決第3弾!ヨーロッパのレートは? | |
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CC=クレジットカード、BN=現金、TC=トラベラーズチェック、VI=VISA、AX=AMEX、JPY=日本円
CI=CITIBANKワールドキャッシュ、MA=Maestro
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イギリス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
空港で現金5000円を両替したところ、6DM(約603.45円)もの手数料を取られてしまった。これに懲りて、以降はAMEXのトラベルサービスオフィス(TSO)で、円のT/Cを両替することにした。AMEXのT/Cならば、AMEXに行けば手数料は0になる。オフィスはロンドン市内のあちこちにあって結構便利。場所はAMEXのWWWサイトであらかじめ調べておくと便利です。 ロンドン最終日に、現金の手持ちが少なくなったので、仕方なくワールドキャッシュで引き出してみました。ごらんの通りレートは最悪でしたが、24時間使えるので便利です。前回の台湾とは違って、1発でうまくいきました。 AMEXのレートは、TSOごとに違うようで、シティにあるTSOのレートは、ほかのどの両替所のレートよりも良かったです。おまけにコミッション(手数料)無料なので、とってもお得でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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フランス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
TSOなので当然のごとく手数料なし、またレートボードを見ると、円T/Cをフランに直接替えるよりも、一旦ユーロT/Cにした場合のほうが、レートが得でした(1フランで1円くらい違う)。フランスでは円T/Cはあまり良いレートで買ってはくれないようで、ユーロで得した!と感じました。 記載のレートはFRF→EURO→JPYとしたときの円換算レートです。EURO→JPYは、T/Cを買ったときの134.22を利用して計算しました。 また、地下鉄の駅にMaestroのステッカーがあったので、早速利用してみました。詳しくは別ツリー(#00744など)に書きますが、レートは上の通りで、あまりよくありませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ドイツ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ケルン駅に着いて、早速大聖堂前にTSOを見つけましたが、この日はあいにく日曜なのでTSOは閉まってました。仕方なく駅構内の両替所(Reisebank)でT/Cのコミッションを聞いたところ、なんとDEM10(約700円)と言われたので、やめてATMで現金を引き出すことにしました。 TSOのATMでキャッシングすることも考えたのですが(ATM手数料無料)、帰国までまだ2週間あるので、利息(年29.8%)がかなりかかりそうなので、ワールドキャッシュを使いました。 ユースではCCを使おうと思って、ATMであまり現金を出さなかったのですが、いざユースに行くとCCは使えませんでした。仕方なく、緊急用の1000円札を使って激悪のレートで両替しました。 最後に、もしTSOが開いていた場合のシミュレーション(DEM→EURO:公定固定レートで換算、EURO→JPY:TC購入時の134.22、手数料0)をしてみました。やはり、ワールドキャッシュよりも断然得になることがわかります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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スイス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バーゼル駅の両替所は、T/Cのコミッション無しでした。最初は円を両替しようとしましたが、レートボードを見ると円のレートは良くなかったので、ユーロを使いました(1フランで約1円お得)。スイスはユーロ通貨圏ではないのですが、やはり円よりもユーロのほうが高く買ってくれます。 ちなみに、レートはCHF→EURO→JPYとしたときのレートを書いてあります。EURO→JPYのレートは、僕がEUROを買ったときの134.22(過去1ヶ月で最悪のレート)を使っています。それでもユーロを経由させたほうが、直接CHF→JPYとするよりも得になりました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イタリア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イタリアに入ってまず着いたミラノ駅の両替所は、なんとT/Cのコミッションが無料だったので、早速ユーロTCを両替しました。レートは公定固定レートでした。 次にベネチアに行きましたが、こちらの駅は・・現金/TC共に手数料9.8%でした。ミラノの駅が無料だったので期待してたのですが、残念です。しかしベネチアのTSOも、奥まった場所ですがすぐに見つけることができ、やはりNo Commissionで現金化できました。 フィレンツェには土曜日に着きました。着いた時間は12:40。TSOの営業は 12:30までだったので、もう少しのところでTSOで両替できませんでした。仕方なく、町中の両替所を渡り歩きましたが、どこも手数料が4.5〜6%と高額。そこで、TSOのExpress Cashを使って生まれて初めてのキャッシングを利用しました。自宅に電話したついでに、妹に西武へ行って入金するように頼んだので、利息は4日分だけで済みました。この結果、ATM手数料は無料、利息はわずか22円で済みました。このときはAMEXの高い年会費も、うまく使えば元が取れるかも!?と思いました。 翌28日は日曜日だったので、やはりTSOは休み。しかし、このままではユーロのTCが大量に余ってしまうので、日曜に開いている両替所の中でも一番 コミッションの低い(4.5%)トーマスクックで両替しました。しかし、ミニマムコミッションに引っかかってしまい、結局5500リラの手数料を払いました。 バチカン博物館のエントランスにある両替所も、やはりコミッションが0だったので、両替しました。しかし、端数を切られてしまったので、TSOなどよりは若干劣ります。 TELEMONDOは、一般のVISA加盟店です。この店ではカード限度額すれすれの高額の買い物をしたので、セゾンに電話してレートと換算額を教えて 貰いました。TIMも、一般の加盟店ですが、ここではAMEXが使えなかったので、Maestroを使ってみました。(VISAは限度額オーバー間近だった) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まとめ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヨーロッパも他国と同じように、為替変動を考慮してもやはりワールドキャッシュレートが最も悪く、ついで現金のレートが悪かった。またクレジットカードとT/Cについては、同じくらいのレートだった。しかしヨーロッパの場合、「手数料」が非常に高く、せっかくT/Cが良いレートでも、かなりの手数料を取られてしまう。(手数料は現金でも取られるが、T/Cの手数料のほうが高い) T/Cの場合、発行元(Thomas cookやAMEX)が運営している両替所ならば、自社発行のT/Cならは手数料無料で両替してくれる。ヨーロッパの場合は、やはりThomas Cookのほうが、日曜も営業している上、両替所の数が多いので、使い勝手が良さそうだった。ちなみにAMEXは日曜休みで、各都市にほぼ1〜2箇所しかない。 したがって、最もおすすめできる決済手段は「クレジットカード」そして「Thomas Cook EURO T/C」と言えるだろう。トーマスクックのユーロT/Cは、日本ではさくら銀行などで扱っている。 |