快適なエアコン2等車 02 Mar 1998
ハジャイを出た列車は一気にがらんと静まり返った。乗客は大半が下車してしまい、乗っているのは欧米系バックパッカーや日本人ばかり。タイの人たちは、わずかに数人がノンエアコン座席車に残る程度であった。僕たちは、追加料金を支払って、とりあえず空いたエアコン車に席を移し、朝の身支度をした。しかし車内には、国境に向かっているという一種独特な緊張感が漂い始めていた。
BACK TOP NEXT