ネコフンジャッタ。 日記書いたりして…のんぽり記を書いてない。 ふと。中学生の頃を思い出した (成り行き任せで書いてしまおう) 中一の頃 二年先輩で すれ違うとみんな目を伏せてしまうような 不良の烙印を押された3年生が居た。 実績も豊富らしい♪。 聞かされては居たが 何の実害も受けてないし 人の意見に左右されてはいけないのだ〜 って思ったような気がしたが ただ ぽわ〜っとしてただけだったような気がする。 すれ違っても何の感慨もなかった。 恐いなんて。全くない。 部活がない時は 音楽室で友達とピアノ弾いたり、 ハモッたりして遊んでいた。 (音楽がとにかく好きだった)。 ある日(つーか毎週) お友達が塾で早く帰ったので 一人音楽室でピアノ弾いて遊んで居た。 (ショパンやベート−ベンが 弾ける訳ではない…ヘタだ)。 ふと気が付くと 彼が(NO1の不良)入り口に立っていた。 その頃流行の曲を弾いていたのが 気になったのかも。 気が付いてへら〜っと笑った (私がだ…聞かれて恥ずかしかった) そしたら いつもデカイ態度しか見たことない彼は 普通に去ってしまった。 (初めて見るような「しまった!」顔で)。 それから2〜3週間してから 彼は毎週音楽室に現われた。 話す事もないので 別に気にしなかったが。 ある日。…。 (これ…恋愛物じゃないです)。 彼がピアノの所まで来た。 「俺にも弾けるか?」。 「誰でも弾けますよ〜♪」(でもない)。 彼はド(C)の音がどれかも知らなかった。 (ピアノの鍵盤)。 「ド」はドーナッツの「ド」だ。 こんな彼に何が弾けるだろうかと考えた。 何か弾きたい〜の定番。 子供でも覚え易い。 譜面にすると見たくないが。 黒鍵叩いてるあの有名な曲だ。 「ネコフンジャッタ」♪。これだ♪。 毎週彼に教えた。 覚えが早いのだ(興味を持つのは好きだから) そうして彼は誰にも知られずに (番長の威厳を保ったまま) 「ネコフンジャッタ」が弾けるようになった。 卒業式の日の列にすれ違った。 普段はすれ違っても知らん顔 でかい態度の彼 (音楽室以外)。 私がいつもと同じにコッソリ笑ったら、 止まって「おう…」。って言った。 彼の威厳を保つ為に 知らん顔した(にっこりだけ)。 卒業おめでとう御座います〜♪。 今でも弾けるんでしょうか?? 「ネコフンジャッタ」。 まさか道をフミハズシテ(こら) 小賢しいタイプじゃないから きっと真面目な社会人。