mkfile2 マニュアル (最終更新 2011/8/25)
※このマニュアルは、当該処理をパラメータ無しで実行したときに表示されるものと
同じです。
【名前】
mkfile2 - ファイル作成処理 Ver.2.0.0
【形式】
% mkfile2 [オプション] サイズ[k | m | g | t | b] [ファイル...]
【機能説明】
ファイルを作成します。
標準コマンド「mkfile」との違いは、ファイルの内容をパターンで指定できる
ことです。
サイズに単位が指定できます。
「k」はキロ、「m」はメガ、「g」はギガ、「t」はテラです。
「b」はバイトでなく、ブロックであることに注意してください。
1 ブロックのバイト数は、オプション「-b」で指定できます。
(単位文字の大文字/小文字は区別しません)
単位を指定しないと、バイト数が指定されたものと見なします。
ファイルを省略した場合、標準出力に出力します。
【オプション】
-v
作成したファイル名とバイト数を、標準エラーに出力します。
-p パターン (デフォルト: 0x00)
ファイルの内容を文字列、または 16 進数で指定します。
16 進数で指定する場合、先頭に「0x」を付けます。
16 進数が 2 の倍数桁でない場合、先頭に「0」を付与します。
2 バイト以上のパターンを指定した場合、かつ、ファイルサイズに余りが
発生する場合、途中までのパターンを出力します。
-r/-raz と同時に指定することはできません。
-b サイズ (デフォルト: 512[バイト])
1 ブロックのサイズを指定します。
ファイルサイズと同様に単位を指定できますが、「b」の指定はエラーに
なります。
-r パターン 1,パターン 2
ファイル内容を、半角文字間、または 16 進数間のランダムにします。
16 進数で指定する場合、先頭に「0x」を付けます。
16 進数が 1 桁の場合、先頭に「0」を付与します。
2 バイト以上の指定はエラーになります。
-p/-raz と同時に指定することはできません。
-o
ファイルを上書きしません。
このオプションを指定しないと、mkfile 同様、ファイルを上書きします。
-raz (anti-zip)
出力値 0x00 から 0xFF で、同じ値は連続出力しません。
この機能を使って出力したデータは、圧縮ツールでほとんど圧縮することが
できないでしょう。
-p/-r と同時に指定することはできません。
【制限事項】
・サイズは 0 から 9223372036854775807[バイト](約 7[エクサバイト])まで
指定できます。(理論値)(Solaris 版)
ただし、Linux 版では、2[GB]目の出力でエラー終了となります。
【終了ステータス】
0 正常
>0 エラー
【関連項目】
mkfile
【mkfile2 使用許諾】
Copyright (C) 1995-2011 K.H
1.本ソフトウェアはフリー・ソフトウェアです。個人使用、業務使用に関わらず
自由に使用できます。また、再配布についても自由です。
2.本ソフトウェアは無保証です。自己責任で使用してください。
3.不具合のご連絡、改善要望などは、下記の URL を参照して下さい。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~dump_struct/
【使用例】
例 1: ファイル内容 0x00 で、5[GB]のファイル「file」を作成します。
% mkfile2 5g file
例 2: ファイル内容"AB"の繰り返しで、2[MB]のファイル「file」を作成します。
% mkfile2 -p AB 2m file
例 3: ファイル内容 0x0123 の繰り返しで、4[KB]のファイル「file」を作成します。
% mkfile2 -p 0x123 4k file
例 4: 16 進数 0x0A から 0xF0 までのランダムで 20[バイト]出力し、他の
コマンドに引き渡します。
% mkfile2 -r 0xA,0xF0 20 | od -t x1
例 5: 文字「A」から「Z」までのランダム 10[バイト]、標準出力に出力します。
% mkfile2 -r A,Z 10
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