bgrep マニュアル (最終更新 2010/3/3)
※このマニュアルは、当該処理をパラメータ無しで実行したときに表示されるものと
同じです。
【名前】
bgrep - ファイルにおけるバイナリパターンの検索 Ver.2.0.0
【形式】
% bgrep [オプション] パターン [ファイル...]
% bgrep [オプション] -e パターンリスト... [ファイル...]
% bgrep [オプション] -f パターンファイル... [ファイル...]
【機能概要】
ファイルからパターンを検索し、見つかった位置を出力します。
パターンは文字列、または 16 進数のどちらで指定できます。
先頭が「0x」である場合、16 進数が指定されたものと見なします。
なお、16 進数は英大小文字を区別しません。
ファイルを指定しないと、標準入力を入力とします。
パターンが見つからない場合、何も出力しません。
パターンが見つかった場合、ファイル名、パターン、位置(10 進数 1 相対)を
出力します。
【オプション】
-c 一致した位置ではなく、パターン数を表示します。
同時に指定された -l は無効となります。
-i 比較中に大文字と小文字を区別しません。
16 進数で指定されたパターンには無効です。
-l パターンが一致したファイル名だけを列挙します。
パターンが 2 回以上見つかっても、ファイル名の出力は 1 回
だけです。
-s 存在しないファイルや読めないファイルに対してのエラー
メッセージを抑制します。
-e パターンリスト
1 つ、または複数のパターンを指定します。
複数のパターンを検索する場合、当該オプションを複数指定
します。
当該オプションを指定した場合、非オプションでパターンを指定
しないで下さい。ファイルと見なします。
-e で指定したパターンは、-f で指定したパターンより先に検索
します。
-f パターンファイル
1 つ、または複数のパターンを指定します。
パターンファイル内の各パターンは、改行文字で区切られている
必要があります。
当該オプションは複数指定することができます。
当該オプションを指定した場合、非オプションでパターンを指定
しないで下さい。ファイルと見なします。
-f は -e より後に検索します。
-q パターンが一致したかどうかに関わらず、何も出力しません。
終了ステータスでパターンの一致を判定できます。
同時に指定された -c/-l、および -csv は無効となります。
--files ファイル一覧ファイル
1 つ、または複数のファイルを指定します。
ファイル一覧ファイル内の各ファイルは、改行文字で区切られて
いる必要があります。
--csv 結果を CSV 形式で出力します。
--uniq 重複するパターンを無効にします。
文字列、および 16 進数で指定されたパターンが同じ場合、最初の
1 つを除いて無効となります。
【終了ステータス】
0 パターンが 1 つ以上見つかった。
1 パターンが見つからなかった。
>1 ファイルのオープン、または読み込みエラーを含む、その他のエラーが
発生した。
【bgrep 使用許諾】
Copyright (C) 1995-2010 K.H
1.本ソフトウェアはフリー・ソフトウェアです。個人使用、業務使用に関わらず
自由に使用できます。また、再配布についても自由です。
2.本ソフトウェアは無保証です。自己責任で使用してください。
3.不具合のご連絡、改善要望などは、下記の URL を参照して下さい。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~dump_struct/
【使用例】
例 1: ファイル「file」から文字「漢字」を検索する。
example% bgrep 漢字 file
例 2: ファイル「file1」と「file2」から 16 進数 0102 と EF を検索する。
example% bgrep -e 0x0102 -e 0xEF file1 file2
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