手術の記憶

2008年12月04日
手術について説明を受けました。
甲状腺は、首の中にこうついていて、それをとるために、こうやってメスを入れますと。
ふと、「甲状腺とると、空洞ができるのかな? どうなるんだろう?」と思い、質問しましたが、本人も気づかないし、見た目も変わらないとのこと。
2008年12月19日
今日から入院です。
午後2時に病院に行きました。説明うけ、そのまま病室に。もともと、自覚症状もなかったので、そのままベッドに横になる気もなく、病院内をうろうろしてました。
2008年12月20日
入院2日目。まだ手術前だし、正直、何もすることもありません。このままじゃ太るかな、ということが心配になりました。
ビリーズブートキャンプのDVDでも持ってくればよかった、と本当に思いました。しょうがないので、腕立て、腹筋、スクワット300回ずつやって気を紛らわせました。
2008年12月21日
入院3日目。明日は手術ですが。今日までは普通に食事もできます。昨日同様、筋トレをして休みました。
2008年12月22日
今日は、いよいよ手術の日です。

手術が15時からなので、朝から食事抜きで、7時から水も禁止。午前中に点滴を1本。今日は風呂に入れないと思ったので、合間をみてシャワーを浴びました。
そうこうするうちに、時間となり、前の患者の手術の遅れもなく、時間通りに呼び出しが来ました。
部屋で着替え、下着も紙の使い捨てのものに替えて手術室に。
手術室の大きな扉まで、看護師さんが付き添って来てくれ、扉の前で、「ここからは一人で」と言われ別れました。なんだか地獄の門をくぐるときってこんな感じなのかな、と思いました。
扉をあけて入ると、別の看護師さんが。どうやら、病室担当と手術室担当は別の看護師さんが担当するってことのようです。
手術台に横になると、執刀の医師に、「事前検査で心臓がひっかかったみたいだけど大丈夫?」と聞かれ、今聞いてどうなるんだろう? と思いつつも「大丈夫です」と回答。

吸入マスクをつけられ、「では麻酔しますよ」と。ツンとする臭い。周りのカチャカチャする音を聞きながら気が遠くなる。「ああ、これから手術だな、数を数えろとか言われるのかな。。。」と思っていたら、ごろんとベッドを移されました。そう、その時、すでに手術は終わっており、病室に戻るストレッチャに乗っていました。即ち、私には麻酔をかいだ瞬間から記憶がなく、手術をまったく感じないまま、手術が終わっていたのでした。

17時前には病室に戻っていたので、2時間弱のオペでした。

その後、傷はちょっと痛み、麻酔が残っているせいか、クラクラして周りがよく見えません。視界の片隅のドレーンチューブを感じて、手とか動かすのが怖い。体動かせないし、痛いというより、なんだか息苦しいような感じでした。最初のマニュアルには、「痛ければ痛み止めを打ちます。」とあったのですが、看護師さんが、さかんに、「痛みはどうですか? 痛み止め打ちますかどうしますか?」と聞くので、なんだか痛み止めをうつと治りが悪くなるとかあるのかな、ってな気分になって、1時間あまり遠慮してたんですが、楽になるならと思って痛み止めを打つと、実際ぐっと楽になりました。

その後21時くらいにはベッドを起こし、座ることができました。
22時には、尿管をとってくれました。これは楽。正直、手術前より、傷よりも尿管が気になっていたのです。尿管からは尿はほとんど出ておらず、尿管を抜いたら、ちょっと尿意が。で、歩いてトイレまで入ったのですが、ピリっと痛みを感じ、尿はでませんでした。
その後、テレビとかちょっと見て、眠くなってきたのでそのまま就寝しました。
2008年12月23日
手術の翌日。
朝イチでトイレに。「まだ痛いのかなぁ。。。」と思ったのですが、トイレは普通でした。

首には、体内の出血を排出するドレーンがついていますが、痛みはほとんどありません。
食事は、朝はヨーグルトだけ。昼はお粥。夜はうどん。全部普通に食べられました。

もし、神経が損傷し、嚥下障害や発声に影響がある場合、すぐ症状がでるとのことでしたが、その兆候はなく、ひと安心。
2008年12月24日
手術後2日目。

痛みもないので、つらくもありません。体内の出血も安定してきたようなので、ドレーンを抜きました。抜くとき痛いかな? と思いましたが、別に痛みもありませんでした。
今日の食事は、3食お粥。でも、今日はクリスマスイブなので、主食はお粥でしたが、デザートとして、ケーキがついてきました。病院側の心にくい心配りです。
2008年12月25日
手術後3日目。
明日は退院。
食事も3食普通です。今日はシャワーも浴びました。
2008年12月26日
予定通り退院です。
特にどうということもなく、普通に歩いて電車にのって帰宅しました。

家に帰って体重測ったら、案の定ちょっと太ってました。今日からウォーキングしようか、とも思いましたが。。。迷った挙句、今日は早く寝ることにしました。
2008年12月27日
自宅に戻って1日目。

普通の生活です。今日から、ウォーキング(ジョウギングマシンで速度を時速8km程度にして1時間半)を始めました。
運動も軽くは問題ない(ただし、あごを大きくしゃくりあげて上をみるようなことだけは禁止!!)といわれ、酒は禁止とは言われませんでした。
でも、1ヵ月後の血液検査で、少しでもいい結果を出したかったのでビールは自粛し、ホッピーをそのまま飲みました。
2009年01月18日
術後、1ヶ月の傷跡。

見た目、非常にきれいにふさがってるし、このまま時間が経過すれば目立たなくなるかな、との予感です。
触っても、しっかりくっついているし、首の中に空洞がある感じもしません。
退院から今日まで、毎日、休日は1時間半、平日は30分のウォーキングを続けてきました。ビールも自粛してホッピーで我慢しました。おかげで、ちょっとやせた感じです。




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