「せんせ〜!!!」
バターン!と勢い良く開いたドアに、土方は眉間に皺を寄せる。
「坂田…何度言やぁ解んだ。ドアは静かに開ける!間延びした呼び方はするな!!」
振り向き様に注意を口にする。
「ん」
「…何だ、これは」
が、思いっきりその言葉はスルーされ、代わりに目の前に突き出された紙切れ、1枚。
怪訝な顔つきで、それを手に取ると…。
「入部届け。な、判押して」
「入部届けだぁ?お前剣道部に…」
「うん。剣道部もちゃんとやるからさ。掛け持ち。な、良いだろ?」
訝しげな表情のまま、土方はその紙を見つめる。
(掛け持ち?何と掛け持ちする……)
「…坂田」
「ん?」
「部活名んトコ、白紙だが?」
「うん。これから自分で作ろうと思って」
満面の笑みで答える銀時に、土方は微かに嫌な予感が走る。
(…嫌な予感がする)
「……坂田」
「ん?なぁに?」
「正式に部活動として、認定されてから判を押してやる。それから来い」
「え〜!ヤダヤダ!!別に学校に認定しもらう気、俺ねェもん!!」
「はぁ?じゃぁ、俺の判子も要らねェだろうが」
「ダメダメ!先生の判子だけは必須だから!!だから押して!!!」
頑なに、部名の入っていない届出用紙を押し付ける銀時に。
土方の嫌な予感はますます急上昇する。
暫く黙り込んでから、土方は。
「………………………………ヤダ」
「何でぇ?!!」
「何かものっそい嫌な予感がする!!俺の第六感だか何だかが押すなと言っている!!!」
「大丈夫だって!ちゃんと毎日活動するから!!」
譲らない銀時に、土方は。
「じゃぁ、何だ?!その部活動は何の活動する部活動なんだ?!!」
「ん〜…主に愛でるの」
「愛でる?」
「うん」
「…何を?」
「ん
」
ピっと差された指先に。
「…………………………………………」
クラリと眩暈がした。
「名づけて、『土方ラ・部』☆」
「却下!!!!!!!!!!!!!!!!」
・END・
2007/11/04UP