「…ほれ」

「んぁ?…何?」

「…開けて見ろよ」

「ん、ん〜…?」

「…まぁ、その、何だ…けじめ、って奴だよ」

「………………………」

「って、んだよ、そのツラ!!!」

「だってしょっぱいよ、土方君。実際さ〜俺に指輪こんなもん贈って、どうすんのさ?」

「…っ、って…!」

「俺達野郎同士で結婚なんて絶対出来ないし、子供ガキだって出来ねェーぜ?」

「………………………」

「…まぁ、その…き、気持ちは嬉しいけどね…」

「…銀時」

「…お、お茶淹れるからさ!座って待っててよ」

「…銀時」

「な、何…?ひ、土方君、離して…お茶、淹れられない、よ…」

「…悪かった」

「な、何で謝るのさ…」

「別に…そう言う意味じゃなかったんだ…」

「…へ?」

「指輪。…そりゃぁさ、結婚出来たらって思うよ。時々、松平のおやっさんが『見合いしよ』ってうるせェしよ」

「!見合い勧められてんの、土方君?!」

「大丈夫だよ。ちゃんと断ってっから」

「そ、そっか…」

「…んだよ、心配してんのかよ」

「べ、別に…てか!いい加減離せって!今、新八も神楽も出掛けてるけど、いつ戻って来っか解んねェんだからな!!」

「まぁ、聞けよ」

「だから、何よ?!」

「その…1年記念」

「…は?」

「俺とお前が付き合う事になって。今日で1年なんだ。その…記念、つうか…」

「……………………………………」

「ベタだけどよぉ…何か形に残るモン、と思って、その…指輪……って、銀時?」

「…ぁ、あはは…」

「…銀、時…?」

「あははは、そっか…そっかそっか…今日で1年目か…」

「お前…もしかして…」

「俺、す〜っかり忘れてた」

「テメっ…!」

「まぁまぁ。怒んなよ。…だってさ、実際お前と、こんな関係んなる前から知り合いみてェなもんだったし。もっと前から知ってるような感じもしたし」

「…まぁ…」

「そっかそっか…記念、かぁ…」

「…………………………………」

「…よっしゃ!土方君、今日の仕事終わり、何時?」

「あ?…大体…7時、くれェ…?」

「7時ね!OK、解った!んじゃさ、俺、料理とお前でも食べれるケーキ作って待ってるから。仕事終わったら、寄り道しねェで万事屋ココ来いよ?」

「…は?」

「お祝いしよーぜ。2人で」

「ぇ…だって、ガキ…」

「新八と神楽には遠慮してもらいます。…何だよ、不満?」

「んな訳あるかよ!」

「じゃぁ、OKな。…ってな訳で、今夜は楽しみにしてるからな、土方君♪」

「そりゃぁこっちの台詞だってーの」

「じゃぁじゃぁ。銀さんは本当にお茶を淹れて来るので、そろそろ離してくれませんか〜?」

「…その前に」

「ぅん?」

「キス、させろ」

「…ん」

「……………………………」

「……………………………」

「……………………………」

「…じゃぁ、お茶淹れて来るな」

「…あぁ」

「あ、そうだ、土方!」

「あぁ?」

「今まで有難う。それで…これからも、宜しくね」

「…こちらこそ、宜しく」





・END・
2007/04/01UP