補助動詞
補助動詞
ひとつの動詞だけで動作・行為のさまざまな変化、状態、あるいは動詞の相を表すことができない場合には、補助動詞+動詞というパターンを用います。日本語の動詞+助動詞の組み合わせにも通ずるところがあります。補助動詞と動詞が組み合わさるとき、あとにくる動詞(本動詞)は不定詞や現在分詞、過去分詞などの形をとり、補助動詞のほうが人称や時制に合わせて変化します。以下、補助動詞のなかでも最も重要なものについて解説します。
1.受け身を表す ser/estar/ficar+過去分詞 〜される、〜られる
Esta obra é conhecida. よく知られた作品です。(obra 作品 conhecido,da 形容詞 よく知られている)
2.動作・行為の始まりを表す。 
@começar a+不定詞 〜しだす、し始める
Começou a chover. 雨が降り出した
Aestar para+不定詞 〜するところだ
Estava para sair. たった今出かけるところだった。
3.継続や進行を表す。 ir/andar/vir/estar+現在分詞 〜している、〜していく
Vem estudando bastante ultimamente. 最近よく勉強している
4.反復・繰り返しを表す tornar a/costumar+不定詞 繰り返し〜する
Tornou a insistir em sua idéia. 彼は自分の考えを繰り返し述べた。
5.動作・行為の終了を表す。
6.必要・義務・強制を表す
7.可能・許可・技能を表す
8.意志・願望を表す。
9.予定・近い未来を表す。
10.結果を表す。
11.推量を表す。