23回愛知県医師テニス大会報告

:平成16328日(日)

とこ:安城市総合運動公園

 毎年恒例の愛知県医師テニス大会が今年も安城において行われ、上條俊之会長(豊橋市)の音頭のもとに48名の参加がありました。

一人二種目まで出場可能とし、まずミックス以外のダブルスをリーグ戦形式で行ってから、午後からはトーナメント形式でミックスダブルスを行いました。参加資格をドクターだけでなく家族や医療関係の職員にまで広げており、ハイレベルな戦いが繰り広げられました。

愛知県医師テニス大会とは別に全国医師テニス大会も行われており、今年は918日(土)から920日(月・祝日)の連休中に北海道で開催されます。多数の皆様のご参加を希望します。今大会の詳しい結果や全国大会の情報は、協会及び私のHPからご覧いただけますので参考になさってください。

 今大会、一般男子Aにおいてみごと二連覇を果たされました石川清先生にご寄稿をお願いいたしました。先生は第二日赤の副院長として、昨年暮れのイラン南東部地震の時も率先して救助活動に向かうなど超ご多忙の中、見事に仕事とテニスを両立されており、その迫力はぜひ皆さんにも見習っていただきたいと思います。そして来年こそ先生の三連覇を阻止する腕自慢の先生の現れることを期待しています。

テニスか学会か ―第23回愛知県医師テニス大会に参加して―

石川 清

今年の愛知県医師テニス大会はある学会と重なり、どちらかをやめなければならなかった。最初からテニスと決めてはいたが、学会を欠席する理由は人には言わなかった。その理由は『大切な学会をテニスごときで欠席するとは・・』という人も中にはいるかもしれないから。

人にはそれぞれ価値観の違いがあり、自分のテニスの価値観が全ての人に理解してもらえるとはかぎらない。テニスは自分にとって、健康の維持、体力の維持、ストレス解消の手段として毎日の生活の中になくてはならない、生活の一部になっているし、テニスを通じての仲間は非常に多く、人との交流の手段としても欠かせない。だから、今回は学会より価値がある、価値があると思って、テニス大会に参加した。

自分の中でテニスの価値観を高いまま維持できているのは、やはり試合の勝負にこだわっているからかもしれない。試合中、相手に勝つための作戦や駆け引き、そのとき味わう緊張感がテニスの面白さの最も大きな理由かと思う。手軽にできるスポーツでこれだけの緊張感を味わうことができるものは他にはない。試合に勝つために上手くなろうと日頃の練習に身が入り、それでもなかなか勝てないから際限のない目標となり、長続きしている。試合での勝負がなければ、テニスはラジオ体操やジョギングと同じ単なる身体を動かす運動と同じで、とても長続きすると思えない。

今回の大会は3月最後の日曜日、暖かい絶好のテニス日和で、周りの環境もすばらしい安城市総合運動公園で開催された。年1回この大会でだけ顔を合わせる人たち、仕事上でも知り合いの人たち、その他多くの人たちと試合を楽しむことができた。親睦テニス大会とはいえ、良く気心の知れた相手でもやはり勝負は勝負、決勝戦まで5セット戦ったがプレッシャーを感じるゲームも何度かあり、かろうじて優勝することができた。終わってみれば、すばらしい天気の中で1日を過ごせた爽快感、コートを走り回った適度な疲労感、きわどい勝負の中で優勝できた充実感、久しぶりに会った人たちと交流できた満足感等々、学会をやめてテニス大会に参加したのは大正解であった。

たかがテニス、されどテニスである。

大会結果

 一般男子A  石川 清   白子 隆志(名古屋・名古屋)

       準優勝 重盛 忠誠 梅沢 純司(刈谷・岡崎)

 一般男子B  西村 良彦 宮本  俊雄(豊橋・新城)

       準優勝 浅井 英和 浅井 宏之(名古屋・名古屋)

 一般女  磯部 博子 岡田 ルミ(知多・高浜)

       準優勝 村上 遙  村上 まゆ(岡崎・岡崎)

 シニ  山口 民夫 石榑 秀勝(名古屋・名古屋)

       準優勝 魚住 義明 額田 協 (名古屋・高浜)

 ミック  加納 隆之 小林 聖子(瀬戸・瀬戸)

       準優勝 佐々 治紀 佐々 徳子(稲沢・稲沢)

日本医師テニス協会HPhttp://members.at.infoseek.co.jp/drtennis/

中村光治HPhttp://members.at.infoseek.co.jp/doctorkn/

(文責 大会幹事 岡崎市 中村光治)

テニスの話題のページへ戻る