”末っ子の甘え排除” で 配置される数字が2つに限定される
3つのマスの位置関係 と 数字の排除を決定するために利用する
テクニック について説明します。
下の 一覧表 を参照してください。
前ページの[名称”末っ子の甘え排除”の由来]で使用した 本家,長子の分家 などの言葉で説明しています。
本家は,配置される数字が2つ(第一の数字(長子),第二の数字(次子))に限定される 最初に注目するマスです。
長子の分家は,配置できる数字が 第一の数字(長子) と 第三の数字(末っ子) に限定されるマスです。
次子の分家は,配置できる数字が 第二の数字(次子) と 第三の数字(末っ子) に限定されるマスです。
長子の分家 とも 次子の分家 とも 同じ領域にあるマス に 第三の数字(末っ子) は配置できません。
3つのマスの位置関係 と その右端欄に 配置できないことを説明するテクニックを表示しています。
行と列とを読み替えて同じ関係になる場合については記載していません。
番号9 のパターンは 末っ子の甘え排除の基本形です。前のページの 末っ子の甘え排除[テクニック]で説明しました。
番号10 のパターンは [テクニック”末っ子の甘え排除”の発展]の 1)配置できる数字が2つに限られる 3つのマスの位置関係 で説明しました。
多くのマスから数字を排除できる可能性がでてきます。
一覧表に示された多くのパターンでは,中級までの排除のテクニックを確実に適応すれば テクニック”末っ子の甘え排除” を使わなくても排除される数字を決定できます。
番号7 のパターンを下図で説明します。
数字 や マスを囲む色 の意味は[テクニック]で説明した基本形の時と同じとします(緑のマスには 記載されている数字以外の数字 は配置できません。ピンクと赤のマス から 第三の数字(数字3) が排除されます)。
末っ子の甘え排除も適応できますが,中級までの排除のテクニック(そこのけ排除 と 三都物語排除)を確実に適応すれば 排除される数字が決定されます。
長子の分家(
行1列5) は 本家(
行1列1) と 同じ行 にあります(大マスは異なります)。
次子の分家(
行1列6) は 本家(
行1列1) と 同じ行 にあり(大マスは異なります),
長子の分家(
行1列5) と 同じ大マス(かつ同じ行) にあります。
(本家 には,長子(数字1) と 次子(数字2) のみが居住しています。
長子の分家 には,長子(数字1) と 末っ子(数字3) のみが居住します。
次子の分家 には,次子(数字2) と 末っ子(数字3) のみが居住します)
末っ子の甘え排除 も適応できる配置になっています
(末っ子の甘え排除を適応すると,ピンク と 赤 のマスに 数字3 が配置できないことがわかります)。
この配置では,中級のテクニックである そこのけ排除 と 三都物語排除 を適応することによって 数字3 を配置できないマスを見つけられることを説明します。
行1 では 3つのマス
行1列1,
行1列5,
行1列6 には,3つの数字 数字1,数字2,数字3 しか配置できません。
三都物語排除により,
行1 の 列2〜4,7〜9 には 数字3 を配置できないことがわかります(数字1,2 も配置できません)。
次は,行1 と 大マス2 に注目します。仮定と上記の三都物語排除により,数字3 は 行1 の 列1〜3,7〜9 には配置できません。
そこのけ排除により,大マス2 の
行2列4,行2列5,行2列6,行3列4,行3列5,行3列6 に 数字3 を配置できないことがわかります。