2019年(令和元年)7月9日
岡本医師が滋賀医大へ治療を妨害しないよう大津地裁へ提訴
7月12日(金)京都新聞 朝刊 27面 社会1
 

がん治療の継続求め提訴 滋賀医大、講座閉鎖の医師

 滋賀医科大付属病院(大津市)の治療講座閉鎖の決定で治療ができなくなるとして、特任教授の医師が11日までに、大学側に治療を妨害しないよう求め、大津地裁に提訴した。9日付け
 訴えたのは前立腺がん患者向けの「小線源治療」を行う岡本圭生医師。
 訴状によると、大学側は岡本医師の講座を12月末で閉鎖すると一方的に決定。手術は6月までとし、その後を経過観察期間とした。一方、岡本医師は12月までの手術受け入れを主張している。滋賀医大は「訴状を確認していない」とコメントした。
 同地裁は、岡本医師や患者の申し立てを受け、5月に大学側の治療妨害を禁止する仮処分決定を出した。大学側は決定を不服として取り消しを求める保全異議を地裁に申し立てている。
7月11日(木) 20時45分〜21時 NHKニュース おうみ845
 
 今晩は8時45分になりました。
 大津放送局から滋賀県のニュースを
 お伝えします。
 
稲垣アナ ニュースを続けます。
独自の治療で前立腺がんの治療を行っている滋賀医科大学附属病院の医師が、雇用契約などを理由に今月以降の治療行為を大学側から禁止されたのは、医師の裁量権の妨害行為にあたるとして、年内の治療の実施を認めるよう求める訴えをおととい(9日)大津地方裁判所に起こしました。

 訴えを起こしたのは、滋賀医科大学附属病院で前立腺がんの治療を行っている岡本圭生医師です。
 訴えによりますと、岡本医師は前立腺がんの患部に高い線量の放射線をあてる独自の治療を行っていて、患者への治療のほか後進の指導などにあたっていますが、ことしいっぱいで滋賀医科大学との雇用契約が切れます。

 大学側は、今月以降の残りの半年間は治療の経過観察の期間にあてるとして新たな治療の実施を禁止していました。
これに対し、岡本医師は、年内いっぱいは医師としての裁量権が認められるべきだとして、同意が得られた患者への治療を妨害しないよう大学側に求めています。

大津地方裁判所は、今回の訴えに先立って岡本医師らから出された仮処分の申し立てに対し、「大学側の措置には合理性がない」などとして、ことし11月末まで治療の実施を妨害しないよう命じる決定を出していて、治療は現在も行われています。
大学側は、この決定を不服として異議を申し立てていますが、今回の提訴については「訴状を確認していないのでお答えしかねます」としています。
一方、岡本医師の担当弁護士は「患者のために治療を行う医師の権利に対し、大学側が争う姿勢を示していることが残念です。裁判では、医師の裁量権が認められるよう全力を尽くします」とコメントしています。

ここまで大津のスタジオからお伝えしました。

この後はニュース ウオッチ9です