たった六時間のホテル滞在。そのわけは・・・・・。

実は次の日の予定が朝早くに出発する「アブシンベル遺跡」の観光だったのである。
アブシンベルはここアスワンから砂漠を4時間ほどバスで走った場所、スーダンの国境近くにある有名な遺跡だ。

アブシンベルに行くためには2時に起床して、3時にはホテルを出発しなくてはいけない。

夕方ホテルに入ったので・・・ん?

6時間じゃないな・・・だいたい8時間のホテル滞在でした。

夕食をすませ、一人で部屋に戻ったのだが、なんか物足りなく、ビールを求めてロビーのレストランに行った。

するとなにやらにぎやかな音楽が聞こえてきた。

地元のエジプシャンが音楽を奏でている。民族音楽のようだ。
思わず近寄ってみた。

すると・・・・・・

私を手招きする一人の男が。
ここに座って一緒に演奏してみないかとのこと。
おいおい、いきなり太鼓をたたけと言ってもできるわけ・・・

まあ、何とかなるだろう。

と言うことで地元民族バンド?に混ざって適当な演奏を始めたのであった。

なんとそれがまたなかなかはまったのである。
世界中の人からは拍手をもらい、ホテルの従業員からは爆笑され、一躍ホテルの注目を浴びてしまった。

さすが音楽には国境がない。

日本より前にエジプトでデビューしてしまった。

よし、DVDを発売するか・・・

そして部屋に戻った私はたった3時間の短い眠りについた・・・

そうそう、ここでも思ったのだが、夜のホテルのレストランに日本人は一人もいなかったのである。

その分エジプトではぶらぶらしてる日本人として、どこにいってもだいぶ人気者になりました。





HPトップへ   エジプト旅行記目次へ   エジプト旅行記 21 へ



エジプト旅行記

エジプト旅行記S

HPトップへ
エジプト旅行記目次へ
たった一人の宴・・・