飾りの舵輪
船外機#5搭載の船体製作 その2
アンテナ支柱先端
コードを絡める
バネで抑える
エンジン支柱軸受け:ボールベアリングを挿入
蒸気エンジンとラダー機構
試運転の結果は、船外機は軽快なエンジン音を発しているものの、ゆったりした走りです。試運転の様子を下記動画サイトをご覧ください。
船はオープンボートということで特に飾りはありませんが、4cmほどの舵輪をつけてみました。 図10〜 完成写真を掲載します。
船体が出来たところで蒸気エンジン、ラダー機構、ラジコン装置等を実装していきます。蒸気エンジンは船外機として自作した、ボア12mm、ストローク14mmの1気筒複動式ですが、自作した模型ボートに搭載するとどんな走行性となるか体感しようとするものです。
考察
完成
エンジン重量:1064g
船体重量:936g
バラスト重量:1400g蒸気エンジンの重量は1064gあり、船尾に実装されていることから、前後のバランスをとる必要があり、バラストとして船首に1400gの鉛板を実装しています。 おもりは、つり用の鉛重りを購入、サンマ蒲焼の空き缶(アルミ製)に溶かし成型したものを船底に配置、その上に板で止めています。 図9にバラストと風呂場でのテスト状況を示します。
アンテナ支柱
ネジで脱着
電池
スイッチ
今回の製作は操作を楽しむことより蒸気エンジンボートの自作体感が目的の為、ラダー制御のみの機能とし、低価格なRC受信機(Futaba T2ER)とサーボーモータ(S3003)を選択しました。 実装の様子を図7に示します。 アンテナは持ち運びを考慮し、支柱をネジで受信機ボックスにネジ止めする形とし、支柱先端にはアンテナコードを引っ掛ける金具を付けています(図8参照)。
ラジコン装置
ラックにピンをはんだ付
平歯車のボスにサーボの軸を3方向から止める為のネジを切る
軽くする為、片面を旋盤で切削
サーボの軸(6mm)を歯車のボスに直接挿入。
平歯車の取り付け:
ラック歯車 :協育歯車工業
RK75B 2−0308
ラダー角度を20度とすると、支点と作用点の距離を考慮すると平歯車の直径は70mmとする必要があり、重量も結構あります。 歯車の重さによる慣性力を少しでも減少させたく、旋盤を使って歯車の不要部分を削り、半分程度の重さにしました。 歯車へのサーボ軸の固定は、たまたま歯車のボスの内径は6mmとサーボモータの軸(6mm)と同じで、都合よく、そのまま使えましたが、歯車のボスには軸を止めるネジは1箇所しかない為、重い歯車を支えるには不十分と考え、ネジをもう1箇所追加しました。 図4ラックとピニオン機構参照。
ラダー作用点
熱遮蔽板
蒸気エンジンは船尾側面に取り付けた軸受けにラダー軸(8mm)を単に差し込んだだけです。 エンジン重量は約1Kgある為、サーボモータの負荷がかかることを考慮し、軸と軸受けの間に図2に示すボールベアリングを挿入しています。
また、燃料のアルコールがこぼれ、船が火事になることを配慮し、蒸気の凝結した水を溜める為にも受け皿を設置しています。 さらに、バーナーの熱が船の側板に直接あたらないよう、アルミ板で遮蔽しています(図2エンジン取り付け(1)(2)参照)。
スクリュー直径35mm
バラスト
平歯車 :協育歯車工業
S75B 95B+0306
サーボモータ
蒸気エンジンとサーボとのリンク
燃料漏れ、凝結の為のトレー
蒸気エンジンの取り付け
サーボ
モータFutaba S3003
RC受信機
ラダー用サーボモータ
ストローク28mm
ラダー20度
ベアリングをビスで固定、
その上にラック歯車を置きバネで挟む
取り付け支柱(ラダー支点)
ピニオン(平歯車)
サーボモータ風呂でのテスト