工作の基本となる旋盤とミーリング盤に関しては、費用的には高めではあるが、「サカイのML360」を選定した。 工作精度について、Webでも高評価を得ているとおり、満足のいく機械であることを実感した。 この旋盤は、標準の3爪チャックで、80φの材料まで扱うことが出来る。

銀ロウ付けとはんだ付けに使うガストーチで、新富士バーナの「業務用パワートーチ」と「小型トーチ」を利用している。 前者は炎が大きく、今回の工作には少々不満を感じた。 なお、炎を使う作業は、耐火レンガとタイルをホームセンターで購入し、机の上にセットして使用している。 また、作業には消火器の準備も忘れずに。

ガストーチ

バンドソー(帯鋸盤)

板材、棒材を切断に使用している。発売者元は「ホーザン」であるが、真鍮、銅板であれば15mm厚まで可能となっており、今回の工作においては問題ない仕様である。 なお、写真の右側は、ボール盤であるが、バイスなどの使い勝手の面から、実際は上記ミーリング盤を使用しており、ボール盤は使用しなかった。

団塊工房工作室
283mm

 団塊工房の主要な道具類を紹介します。 今回程度の工作サイズを前提に、費用とスペースの関係からコンパクトな設備となっています。 

ハイトゲージ

基本的には高さを測る測定器であるが、先端に超硬チップが付いており、正確なケガキが簡単に出来る。正確なケガキは初心者には結構難しいワザであり、工作精度向上には欠かすことは出来ないが、その為にも一番頼りになる道具である。ハイトゲージは「新潟精機」を使用している。また、定盤は高価な為、ガラス板を使用しているが私の工作精度からすれば充分である。

板金折り曲げ機

ミニ旋盤とミーリング盤

板材を折り曲げて、ハコ形状の部品をつくる時に使用。 発売元は「ホーザン」。 折り曲げ機としては簡易型の為、ハコ加工には寸法の制限があるが、特に問題とはならなかった。 なお、真鍮版、銅板であれば0.5mm厚まで折り曲げられる。 万力を使って折り曲げるのと異なり、きれいに仕上がる。

105mm

98mm
85mm