単気筒蒸気エンジン#4  その2 製作工程

メインピストン軸との接続

クランクピン、制御ヨークの軸は2mmのビスを使用

ネジでベアリングを押える   

はんだ付けが完了後、はんだで埋まった穴をドリルで通すとともに、シリンダーに穴をあける。

ドリルは、バルブブロックの下部からメインシリンダーに通す。

バルブブロック下部の穴は、

その後ネジで穴を塞ぐ。    
メインシリンダ

8

ロス機構の様子

ロス機構の構成

回転軸構成

図1 エンジンヘッド部分

エンジンヘッド部品構成

mm軸 
クランクピン
バルブピストン
バルブシリンダ

内径12mm パイプ

円形のシリンダーを載せるようミゾを彫る

9

12

12

9

8

7

6

5

3

2

1

6

メイン

シリンダー
図5 ロス機構の部品と構成
排気口のドリル

10

 エンジンヘッド製作のポイントはシリンダーの接続とシリンダー間の給排気口のつくり込みです。 支柱とバルブブロックの給気/排気口等、あらかじめドリルで穴をあけておき、「はたがね」で部品を押え、シリンダーを挿入しトーチを使ってはんだ付けします。 とくに、シリンダーとの接続場所については、蒸気が漏れないように、充分はんだを流します。 はんだ付け終了御、ドリルを通しシリンダーとの穴を開けます。 図1にエンジンヘッドの部品を、図2に加工の様子を示します。

クランクディスク

ロス機構部品

バルブピストン軸との接続

Tクランク

制御ヨーク

 ロス機構では、T型クランク、制御ヨーク、クランクディスク、ピストンとの接続ロッドがスムーズに動作することがポイントです。 これら、可動部の接続は、2mmのビスを流用したピンで接続しますが、ていねいな部品製作が必要です。 図5にロス機構部分の部品と構成を示します。

フライホイール
ボールベアリング

 ペアとなる軸受けは正確に寸法を合わせる必要がありますが、精度をあまり気にしない工法として、円柱ブロックを旋盤加工し、ベアリングをはめ込んだ、軸を支柱に載せる方法を取りました。 図4に回転軸の部品と構成を示します。

図3 ピストン部分

内径3mm、外径4mm

      パイプ

内径4mm、外径5mm

       パイプ
ピストン
排気蒸気穴
バルブシリンダ
図2 エンジンヘッド部分加工の様子
「はたがね」で押えてハンダ付け
シリンダー、支柱、バルブブロックを「はたがね」で押え、はんだ付け。
置きしたところ
バルブシリンダー
バルブブロックのはんだ付け
バルブシリンダ
バルブブロック
メインシリンダ
シリンダー支柱には、バルブブロックを止めるネジ穴と給気/排気穴をあらかじめドリルであける    
支柱
排気口
給気口

11

7

バルブ

ブロック

4

11

11

穴の塞ぎネジ

12

12

10

5

1

2

図4 回転軸部分の様子

4

3

メインシリンダ
吸気口