アガチス・バルサ材
(10分の1)

アガチスやバルサ材でミニだんじり製作

(平成25年2月27日(水)更新)

 ミニだんじりといっても、いろいろな形があったり、またいろんな彫物が施されています。
 創作工房として、一味違っただんじりを作ってみたいと思います。
 そこで、材料は、またまた加工しやすいアガチスという材料を使いたいと思います。彫刻ができるかどうかわかりませんが挑戦してみます。 
 製作するだんじりの大きさは、大屋根高さ約31cmで約10分の1サイズになります。以前製作したホウノキだんじりとちょうど同じ大きさです。

 アガチスの材質がよくわからかったので、彫刻を試してみました。ホウノキより柔らかく、すごく彫りやすい感じがします。左写真は、土呂幕や見送に置く彫物を作ってみました。大きさは、約25mmです。板に絵を描いて、ドリルで大まかに穴をあけ、彫刻刀で形を整えてから彫っていきます。

 今回のだんじりの彫物は、主に土呂幕と見送だけにします。あとの彫物は簡略化して製作したいと考えています。
 左写真のように、土呂幕と見送の彫物を組んでいます。しばらくは、彫物に集中ですね。

 だんじり全体像は、今のところ一部分だけお見せします。これも以前から少し作り始めていました。ちょっと、違うかな??と思われた方はお楽しみに!!!

 彫刻刀は、平:1.5mm、3.0mmと丸:1.5mm、3.0mmの4本を使っています。後は、まめ小錐で細かな穴をあけています。

 左写真は、土呂幕の一場面です。まだ彫物の配置等は決めていませんが、出来上がりをイメージしながら作業を進めています。

 武者や馬の彫物は、下書きした絵よりどうしても大きく彫ってしまいます。特に、馬の彫物は気をつけないと牛のようになってしまいます。最初から細かいラインで彫っていると割れる可能性が高いです。ですから最後の仕上げで、スリムな馬になるように調整するのが難しいところです。

 いろいろ工夫しながら作業していきます。 
 土呂幕の荒彫りをしました(左写真の上側)。これから、武者や馬の足などの大きさも調整しながら、細かい彫り作業に入ります。

 バルサ材とアガチス材の2台を同時進行で製作しています。いつもの小生の悪い癖で、どちらかが完成してから、次に着工すればよいものを。

 そんな訳で、まずは彫り彫りしましょう。
  
 だんじりの全体像を仮組してみました。
 松良、脇障子、兜桁、大脇、半松良を「ウエンジュ」という黒色の材質を使用して、アクセントをつけてみました。彫物はしません。
 また、縁葛、大連子、小連子、は彫物を入れないで、アガチス材を使用します。
 左写真では、三面の土呂幕を並べてみました。枡組は、荒彫をしています。

 アガチス材もいろいろで、褐色から白っぽい色、木目は板目や柾目がありますが微妙に杢に特徴があったりして、面白いです。

 材色は統一したほうがよいと思いますが、創作工房では、どういう風なだんじりに仕上がるのか楽しみです。
 左写真のように、だんだん形になってきました。
 馬らしく出来上がってきましたね。
 これから、細かな彫りを入れていきます。

 アガチス材は、非常に彫りが入りやすいですよ。
 しかし、ケヤキと違い、材の色つやはあまりよくないですね。

  
 武者や松などの配置をどのようにすればよいか、いろいろ考えながら彫っています。
 ちょうど左写真のように土呂幕を配置してみました。松の大きさをもう少し小さくする方がよいのかもしれませんね。
 見送の武者も彫っているので、あまり進んでいないような感じですかね。
 
 新年の仕事始めは、見送りの製作となりました。
 創作だんじりということで、見送りも工夫を凝らした彫物を作ろうと思っています。
 
 材質はアガチス材です。細かな部分まで彫りやすいので気に入ってます。今年もマイペースで行きましょう!!!!! 
 見送り部分の松などを彫りました。
 後は、合戦場面の武者を入れてきます。
 
 また、だんじり全体を組み立てていきます。
 製作をサボっていたわけではありません。
 アッチいったり、コッチいったり、本当に気ままに製作しています。
 左側より、ホウノキ材で完成品(ミニだんじりコーナーを参照)です。
 続いて、アガチス材、バルサ材、アガチス材の製作中の作品です。
 後、ホウノキ材をもう一台作ってみたいと思います。
 すべてが完成するのは、いつでしょうね!!!
 
 バルサ材の枡組を製作しました。続いて、アガチス材の枡組を製作していきます。同じデザインでは面白くないので、さらにバージョンアップしたいと思います。