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それ、

違うんですう

 

共同構成・出演/野田貴子・今井あゆみ・山本政保
演出/大橋宏
 
 
DA・M+野田貴子共同公演  
 

2010年8月27日(金)〜30日(月)開演:毎晩夜7時半 ※開場は開演15分前
プロト・シアター ※JR/東西線「高田馬場」駅徒歩13分 Map
チケット:¥2500  ※前売り・当日共
問合せ・予約:03-3360-6463 /03-3368-0490(劇場直通)
メール予約 お名前・ご希望日・枚数・ご連絡先を記載下さい

●全席自由席 上演時間 1時間20分予定


 

 
ごあいさつ

酷暑の毎日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このたび、劇団DA・M今井あゆみと野田貴子は同封のチラシの通り共同公演を行う運びとなりましたのでご案内申し上げます。
 
そもそもは、DA・Mの今井が、ここ数年の劇団活動とはテイストの異なる作品“可笑しい話”に挑戦しようと、以前より交流のあった野田貴子とコンビを組み、2年前の夏(2008年8月)に『うたたね快楽宴〜河童乃相談』(原作:川上弘美「河童玉」)を行なったのがきっかけです。舞踏家やコンテンポラリーダンサー、ベリーダンサー、生命力溢れる若い役者達という色とりどりの協力出演者達とともに水舞台にて面白可笑しく妖怪世界〈河童〉を演じさせて頂きました。その節は、多くのご好評を頂きましてありがとうございました。 それに引き続く川上弘美世界をベースにした共同作業となります今回は、同氏諸作品より多数のエピソードを引用・構成しながら、より身近な日常世界に女の視線を懲らし、ユラユラと揺れる日頃の無意識を生態化しようという試みです。 そして心許ない私ども女2人のお相手をして頂きたく、山本政保さんに参加頂きました。舞台で見せる活達でユーモラスな姿の裏で、普段はどこかとりとめのない空気感を放っている、不思議な魅力を持つ男優さんです。演出は前回同様、DA・M大橋宏が担当します。口語体の身体が、多様な生へと変容し、ナマナマしい現実世界へと少しでも繋がっていけばと願っています。時に、何かを覗きこむことが怖くも、それを楽しみつつ目下稽古に励んでおります。

 つきましては皆様、残暑の夕涼みに是非お誘い合わせの上、ご笑覧下さいますようお願い申し上げます。
 公演後は、簡単な飲食をご用意しておりますので、もしお時間ありましたら是非、お残りの上ご歓談下さいますよう合わせてお願い申し上げます。ご意見・ご感想等お聞かせ頂けましたら幸いです。

2010年7月末日
DA・M/今井あゆみ+野田貴子

 

スタッフ

制作協力/玉木康晃・玉木千裕・長野由利子
協力/maco・イクミ
ヴィデオ/たきしまひろよし〔PLASTIC RAINS〕写真/田中英世・中村和夫  
舞台・照明/吉川聡一・山崎久美子・阿狩家
スタッフ/八重樫聖・中島彰宏・比屋定尚美
企画・制作/劇団DA・M+野田貴子

出演紹介

野田貴子 
役者。小劇場を中心にスタイルにとらわれず多数出演。劇団ぼっかめろんでは海の家や酒場など劇場でない空間での乗り打ちゲリラ的公演をこなす。役柄もオカマ、着ぐるみ、妖怪、男装の麗人まで様々。DA・M’08 番外公演『うたたね快楽宴〜河童乃相談』では河童と女の両方を演じた。他、最近の出演は龍昇企画、ユニットR、果実の会には皆勤。今年は若手劇団HUSTLE MANIA「拝啓、道半ばより」に出演した。

今井あゆみ 
1990年故岸田理生に惹かれ演劇を志し上京。同劇団の新人を経て'98年よりDA・Mに参加。以後'02ラオコン演劇祭、'04キルギスタン演劇祭、インドネシアアートサミット等の公演参加他、アジア現代演劇人達との直の交流を目的としたAsia meets Asiaにても活動している。言葉を多用した作品への参加が少ないが前回DA・M’08 番外公演『うたたね 快楽宴〜河童乃相談』に続き、日常的でありながらかつ不可思議さを感じるテキストに心惹かれ今回また言葉世界に挑戦。

山本政保 
1957年、東京生まれ。83年より小劇場の公演に多数参加。87年劇団自家発電(主宰・大森寿美男)を経て、90年第六感事務所に所属し、以降すべての公演に出演。90年事務所解散後はフリーで活動。主な出演作はシアターXプロデュース「原始かぶき青森のキリスト」龍昇企画「ゴドーを待ちながら」「モグラ町」「納屋の中の戀」等。また自ら企画する果実の会では、「アフリカの砂漠」等で作・演出も手懸けている。