妙法山 大 乗 寺
千葉県香取市岩部561 0478(75)2076)
現在 麻衣山頂にあって末寺五力寺を擁す。
釈迦涅槃図 釈迦臨終の模様を描いたもので 貞享年間
当山十五世日運上人の作と伝えられる。総丈三・二米 幅一・六米 上部に葵の御紋を戴く。(市指定文化財)
飯高檀林より当山二十二世となられた智透院日審上人は、庫裡落慶の後、請われて身延山久遠寺の第五十四世となられた。総建坪約弐百平米。
杉板戸絵
当山十五世日運上人作と伝えられる。狩野派の技法によって、
表側は唐獅子牡丹、裏は松鶴が描かれている。四連総幅四・五米。
(市指定文化財)
茂蘭日従上人墓碑
俳聖日従上人は、当山二十一世にして蕉門の俳譜をよくし、名声遠近に響き啄木庵の始祖となる。
(安永八年松前講演の帰途 利根船中にて化す。)
啄木や 己が谺に 振りかへり 茂蘭
西郷隆盛の書 西郷隆盛の直筆と言われる、敬天愛人
岩部小学校発祥の地 明治政府の学制発布により、有志の学資金をもって明治九年五月二十日設置。大乗寺本堂に於いて発足した。
収蔵写経 妙法蓮華経一部八巻二十余部並びに立正安国論御首題 写経庫並びに本堂 庫裡に収蔵す。功徳主 高橋忠信氏