サイクロイド&トロコイド

平らな地面を,中心A半径1のタイヤが「滑ることなく」転がるとき,タイヤの外周上に固定された点Pが描く曲線を「サイクロイド」といいます.接点が(θ,0)のときのPの座標は
x=θ-sin θ,y=1-cos θ
です.θを動かしてタイヤを転がしてみましょう.
注意して見て欲しいのは,Pが地面に触れるとき,一瞬「速さ」(速度ベクトルの大きさ)がゼロになることです.

次にいったん軌跡を消去し,a=APを0.8に変えましょう.タイヤが転がるとき,タイヤの外周より内側に固定された点Pが描くこの曲線を「トロコイド」といいます.接点が(θ,0)のときのPの座標は
x=θ-a sin θ,y=1-a cos θ
となります.
今度はa=AQ=1.2にします.このときのPは,電車の車輪のうちレールに触れる部分より外側に固定された点とイメージするとよいでしょう.この軌跡もやはりトロコイドと呼ばれ,a>1の場合は“ループ”ができます.また,Pはレールの上面(地面)より下に“めり込んだ”とき,電車の進行方向とは逆向きに進みます.少し不思議ですね.

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