香魚庵さん、おはようございます。貴ホ−ムページのキノコ情報により解明したことがあります。大子地方では、「一本シメジ」が最も一般的で、松茸に次ぐ最高のキノコとされています。また、それに似たキノコに「ツキヨタケ」がありしばしば中毒者が出ているということです。ちょっと待ってください。おかしいです。「イッポンシメジ」は毒茸ですよ。また、図鑑で見ると「ツキヨタケ」は見た目がまるで違うので間違えることはないですよ。それについて、「香魚庵」さんの「奥久慈のキノコ」を見て、謎が氷解しました。正解は、「イッポンシメジ」や「ツキヨタケ」は方言だったのです。「イッポンシメジ」の正式名称は「ウラベニホテイシメジ」「ツキヨタケ」の正式名称は「クサウラベニタケ」で名前もなんか似ています。生育環境(シロがある処)も同じで、見かけ上の両者の中間種もあるそうです。軸を裂いて中空の状態やその軸の中心の色で判別できることもありますが、自信のない場合は、食べないという選択をした方が無難だそうです。ちなみに、私は野生のキノコは食べないことにしています。(土の臭いが苦手)現在、椎茸、ナメコ、ヒラタケ、舞茸を栽培中です。
拙い当HPをリンク集に加えさせて頂き有難うございました。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。最近忙しさに感けて更新も滞りがちで申し訳なく思っております。
以前、見事なジャコウアゲハの写真を頂いたことがあります。撮ったのは近所のアマチュア写真家の方(故人)なのですが、撮影場所は近くの押川の河原だそうです。ジャコウ揚羽なんてほとんど見たことはないので、偶然見かけたのですかと聞いたら、そんな訳はないでしょうと笑われてしまいました。蝶を撮影しようとする場合、その食性を調べ幼虫が食べる植物を探す事から始めるそうです。そして見つけ出したら、蝶が来るまで毎日その場所に通うのだとのこと。大変そう。ジャコウ揚羽の幼虫が食べるのは、ウマノスズクサという名の何ともいやな臭いのする雑草です。この草はアリストロキア酸というアルカロイド毒があり、他の虫は食べません。この幼虫は黒い体に白い線が入る気味の悪い姿で、この毒を体に貯め込みます。幼虫や成虫(揚羽)を食べた動物は、吐きだして二度と捕食しなくなります。この蝶に姿を似せて身を守るベーツ擬態には、クロ揚羽やオナガ揚羽がいます。調べると他にも、特殊な食性を持つ蝶がいます。ギフチョウ ーーーカンアオイカラスアゲハ ーーーカラスザンショウホソオチョウ ーーーウマノスズクサアゲハチョウ ーーーミカン類、カラタチ、山椒キアゲハ ーーー人参、セリ、パセリアオスジアゲハーーークスノキ、タブノキ、アジニッケイその他詳しくは、下記URL参照http://www.eisai.co.jp/museum/herb/familiar/bug_bait.html
IoT(アイ・オー・ティー)ってこの頃よく聞きます。Internet of Thing(物のインターネット化)の略で「近頃巷に流行る物」のひとつです。「物とインターネットの融合」とかいいますが、なんだかよくわかりませんね。、かなり昔にシャープの「インターネット冷蔵庫」ってありましたが、あまり売れませんでしたねえ。じゃあ、インターネット魔法瓶って知ってますか?電気ポットの使用状況をメールで知らせたり、WEBで見たりすることができます。それが何の役に立つのかって?頭のいい人はいるもので、離れたところに住む子供が老親に送るんだそうですよ。電源の入った時間で何時に起きたか、今日も無事に生活できているとかポットを押す回数で健康状態や来客が来たなどもわかるそうです。電話するのはお互いに煩わしいし、負担になります。さりげなさがいいです。このサービスの正式名称は、象印の「見守りホットライン」といいます。ポットレンタル料込みで、月3千円(初月5千円)は高いと思うか安いとみるか。DocomoのLTEを利用しているそうで、山の中では使えませんね。
毛虫に続き蛇です。山には危険がいっぱい。関東にいる山楝蛇(ヤマカガシ)は赤と黒の特徴のある模様で一目でわかります。上顎の奥に毒牙があり、これで噛みつかれると死亡する場合があります。その毒はハブの10倍マムシの3倍以上といわれています。(ハブは毒の強さより毒の量で勝負しています。)普段はおとなしいですが、毒蛇だという認識があるのか上半身真っ赤になり、コブラのようにエラを広げて鎌首を持ち上げて立ちます。そして噛みます。ただ毒牙は奥にあるので、通常指を噛まれても危険ではありません。「毒もないのに生意気だ。」と棒などで叩くと毒液を吹きかけます。これはフォトトキシンといってヒキガエルが持っている毒です。ガマを食べたときに貯めておきます。もし目に入ったら大変。毒牙の成分は溶血毒で、血液凝固成分を壊し血液をサラサラにします。そして鼻や歯茎、内臓、肺などから出血して数日後に死亡に至ります。大子地方では昔からの言い伝えで、「マムシは生きて害をなすが、ヤマカガシは死んで害をなす。」といわれ、蛇の死骸で遊んでいると頭を殴られます。昭和47年の死亡事例以降は以降毒蛇として認識されるようになりましたが、この辺では昔からヤマカガシの死骸は危険なものという認識がありました。おそらく死骸の毒牙に触れたための死亡例が、多数あったものと思われます。山中でヤマカガシに出会っても刺激せず、死骸にも触れないで下さい。
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