2012年 5月21日  金環日食


1週間ほど前から天気予報にやきもきしていましたが、天気予報は次第に上方修正されていきました。
当日早朝は東の空に中層雲がまだ残っていましたが、西からは青空が広がり始めていました。
子供の頃、図鑑で金環日食の予報を見て以来、わくわくして待っていた現象が見られる期待が高まっていきました。

日の出直後の東の空に彩雲が見られました。


自宅から近いということもあったのですが、ベイリービーズを長時間観察するため、相馬−早水線に近い信州松本空港南端の公園駐車場で観望・撮影することにしました。
多くの人が観望、撮影に訪れていました。
国立天文台の観測班、アストロアーツ編集部、NHKの撮影スタッフも陣取っています。
日食が始まるのをみなさん待ち受けています。



日食が始まりました。時々薄雲が通過しますが、太陽を覆い隠すほどではありませんでした。


金環食が近づくと空気がひんやりし始めました。空がまるで夕暮れが近づいたようにオレンジ色に色づき始めました。


2012年 5月21日 7時35分28秒  FC-100(D:100mm f:800mm)  EOS Kiss X5(IR改造)  ISO:200  露出:1/400
月の谷間から太陽の光が明滅するベイリービーズが始まりました。
月の移動とともに光が明滅する様子がとても神秘的でした。


木漏れ日も「金環」になっていました。


3秒ごとのベイリービーズの変化をまとめてみました。
月縁の地形が浮かび上がってきます。



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