アイソン彗星 C/2012S1 ISON


2013年11月23日 5時14分04秒〜 露出 30秒×5  山梨県北杜市
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8(F3.5)  EOS Kiss X5(改造機)  ISO1600


多くの方が地平線に近づくアイソン彗星を追っているので、薄明の中でもまだいけるのではと思い撮影に出かけました。
冬型崩れの天候で雲や霧がなかなか取れなかったため、北杜市へ移動しましたが、小淵沢の手前まで結構な霧でどきどきさせられました。
高度が少し上がった方が尾が明瞭に写ると思ったのですが、撮影結果を見ると、高度より背景の暗さの方が影響が大きいことがわかりました。
しかし、薄明の中でも負けずに輝いているアイソン彗星には「よくここまで成長したものだ」と思わざるを得ませんでした。
パンスターズ彗星の時もそうでしたが、この2つの彗星は酷評されてから発憤しているように見えておもしろいです。
もっとも、当初の予報があまりにもハデすぎましたからね。



アイソン"彗星"と"水星"】
左の明るい星が水星です。
2013年11月23日 5時24分38秒〜 露出 20秒×3  山梨県北杜市
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8(F3.5)  EOS Kiss X5(改造機)  ISO800



【アイソン彗星と水星・土星】
左上の明るい星が水星、左隅下(山の上)にある少し明るい星が土星です。
薄明がこれだけ進んでも、口径35mmの双眼鏡でまだ彗星の頭部と短い尾が確認できました。
2013年11月23日 5時30分59秒〜 露出 6秒×3  山梨県北杜市
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8(F3.5)  EOS Kiss X5(改造機)  ISO800





2013年11月17日 5時04分20秒〜 露出 30秒×12  長野県松本市
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8(F3.5)  EOS Kiss X5(改造機)  ISO1600




2013年11月19日 4時54分18秒〜 露出 30秒×11  長野県松本市
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8(F3.5)  EOS Kiss X5(改造機)  ISO1600

スピカに接近してきたので月明かりがありましたが撮影に出かけることにしました。
月明かりの影響を少しでも減らすため、透明度を稼げるように標高の高いところでの撮影です。
先日の雪が少し残り、それに月明かりが反射して青白くキラキラと光っています。
空の方は思ったほどヌケがよくなく、コントラストは稼げませんでしたが、長い尾(上)とスピカとの接近(下)を撮影することができました。
尾に昨日の小バーストの跡が見られますが、今日の活動は昨日に比べおとなしくなっているように見えます。
現地で一緒になった方に口径4cmの双眼鏡をのぞかせていただきました。
今回ははっきり存在と尾を確認することができました。






2013年11月16日 4時55分20秒〜 露出 90秒×7  長野県駒ヶ根市
CANON EOS Kiss X5(IR改造)  FS-60CB+RD(f:255mm)
 元画像を25%縮小後トリミング


モニターに写った彗星像にびっくりしました。この2日間でこんなに変わってしまうとは…
ラヴジョイの増光に発憤したのでしょうね。
口径3cmのファインダーではまだ確認できませんでしたが、これからの彗星の姿の変化が楽しみになってきました。
近日点を生き残り、長大な見事な尾を見せてほしいものです。
前日までの雨で地面が濡れ、もやっている状況でしたので背景が荒れ気味です。


<頭部のアップ>

元サイズからの切り出し





2013年11月14日 4時 9分21秒〜 露出 3分×11  長野県松本市
CANON EOS Kiss X5(IR改造)  FS-60CB+RD(f:255mm) 


急に尾が長くなり、頭部も大きくなりました。
小バーストの情報は帰宅してから知りました。
よいタイミングで撮影できてよかったです。





2013年11月 9日 3時39分01秒〜 露出 3分×5  長野県松本市
CANON EOS Kiss X5(IR改造)  FS-60CB+RD(f:255mm) 


薄雲が通過する条件下での画像です。
確実に明るくなり、尾も長くなってきていますが、スリムすぎる姿が「太陽をかすめたときに大丈夫か?」の心配にもつながります。





2013年11月 2日 3時39分01秒〜 露出 3分×5  長野県松本市
CANON EOS Kiss X5(IR改造)  FS-60C+RD(f:255mm)
 

前回から約3週間たちました。
デジカメでも明るく、尾も長くなってきましたが、全体に貧弱な感じがするのは否めません。
コマが大きくなってこないところを見ると、本体が相当に小さいのではないかと思われます。
近日点通過前後に大化けすることを期待しながら、様子を見たいと思います。






2013年10月14日 3時47分 露出 L:4分×6 R,G,B:1分×3  長野県松本市
ST-8XME  FC-100(D:100mm)+RD(f:600mm)

前日、デジカメで撮影したアイソン彗星があまりにも貧弱なため、冷却CCDで撮影してみました。
こちらは暗いなりに彗星らしい姿をとらえることができました。
順調に増光を始めたようですが、標準光度8.0では、明け方の東の空ではせいぜい3等級止まりで、ボートルの限界クリアもあやしいところです。





2013年10月13日 4時23分 露出 4分×4  山梨県北杜市
CANON EOS Kiss X5(IR改造)  FS-60C+RD(f:255mm)

アイソン彗星の増光が鈍かったため、なかなか食指が動かなかったのですが、
FS-60CB+RDの写野に彗星、火星、レグルスが入る位置関係になってきたので撮影してみました。
尾が伸び、彗星らしい姿はとらえられましたが、いかんせん淡すぎです。
この彗星も、マスコミが騒ぐときには…のジンクスが当てはまってしまうのか…?


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