ウィルタネン(ワーターネン)彗星 46P  Wirtanen



2018年 12月29日 23時19分〜 露出 L 2分×8 R,G,B 各2分×44 EM-200赤道儀
SBiIG STY-8XME  FC-100+RD(f:600mm)

1948年に発見された周期5.4年の短周期彗星です。
絶対等級が8.0〜14.5と暗いので、普段は明るく見えませんが、2018年は彗星と地球との位置関係がよく
4等級まで増光し肉眼彗星になりました。
ちょうどふたご座・こぐま座流星群の頃で月明かりもなく、彗星と流星の両方を楽しんだ方も多かったのではないでしょうか。
さてこの時期、彗星と地球の位置関係が近かったため、彗星の移動速度も大変大きくなっていました。
冷却CCDカメラで撮影していたのですが、LRGBフィルターを切り替えている間に彗星が大きく動いてしまい、
画像処理をすると白赤緑青の星像がいくつも残り大変見づらい画像になってしまいました。(下の画像)
(移動量の大きな彗星は冷却C-MOSカメラが欲しくなります)
そこで、加算平均を取るときにシグマクリッピング(σ=1.2)を指定してコンポジットしたところ、上のような画像になりました。
星が消えて、尾の広がりがよくわかるようになったのではないでしょうか。
なお、この彗星は彗星探査機ロゼッタの最初の目的地でした。







2018年12月16日 0時00分〜 露出 150秒×8 ISO1600 EM-200で恒星時追尾
CANON EOS Kiss X7i  FS-60CB+RD(f:255mm)




2018年12月15日 0時49分〜1時 3分 露光2分の画像を7枚コンポジット
EOS Kiss X5(IR改造)  ISO1600  TamronSP AF17-50mmF/2.8 XR Di II LD Asphericalを35mm,F2.8で使用



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