Munich city walk [June, 2005]

 午前中はルトヴィヒ二世の巡礼。同行者の車で市内に戻り、そのまま一緒に夕方まで散歩を楽しみました。日本から飛んでいった翌日にこんなに歩いたのは初めてです。
 散歩用の靴は土埃で真っ白に。
 話の種に見ておけと言われて連れて行かれたのは、街の西部にあるTheresienwiese。テレーゼ緑地と言うものの単なる広場です。9月に開かれるOktober festの喧噪が風景からは想像しにくい空虚な広さでした。テントと広場の大きさを比べると、確かに巨大な空間ではあります。喉が渇いたし、お腹も空いたし、とっとと食事に行こうよと同行者と交渉しただけの場所。
Englischer Gartenにあるbeer gardenで遅めの昼食。天候に恵まれ、屋外で食べる方が気持ちがいいのです。
園内を少し歩いて何やら撮影している現場に遭遇。その脇にはStreet musicianが。

 ここから少し遠回りしてResidenzに向かおうよと同行者からの提案。空気も気持ちがいいし、多少の回り道は可と返事しました。
同行者が見せたかったのは、この光景でした。公園から流れ出す小川に掛かる橋の脇から撮影。

どうしてこんなところでサーフィンをしている人たちがいるのか、謎ではありますが、かなりの人数が順番待ちしているくらい人気があるようです。

上から見ているだけでは波の高さがわかりにくいと、岸辺に降りてみたのが左の画像。同行者は、堰が作ってあるのが波のできる要因だというのですが、それにしては振幅がありすぎる気がしました。
 帰国後、ポンプを設置してわざわざ波を起こしていることが判明し、ドイツ人らしさを改めて感じました。トンネル工事の説明をするために、この街のドイツ博物館の地下には実際にトンネルが掘ってあります。
 サーフィンの小川のすぐ近くに気になる建物があります。特に気になるのは、入り口にさりげなく掲げられている社名。
ここが本社です。

 
 さて、いよいよResidenzです。同行者も中に入るのは初めてだとのこと。三脚とストロボは禁止ですが、写真撮影は許されています。
 ここはヴィッテルスバッハ家の本宮で、最初から宝物館に圧倒されました。
説明パネルに英語があったので、ほっとして撮影。
左上は69m奥行きがあるというAntiquarium。左下は天井の一部です。

 右下は豪華絢爛と言うしかないAncestral gallery。
 上の二枚はルトヴィヒ一世の謁見室。玉座が見えています。
 保管品や建物の保存事業を説明したパネル。100Mbyteって何だと思いましたが、疑問は解決しませんでした。
それ以前に驚いたのは、WWIIのとき、街が爆撃されるのを見越して、貴重な文化財や建物の一部を疎開させていたという話。
おかげで、敗戦後、復元ができたものも結構あるとの説明でしたが、そうまでして戦争をしたかったというのは何とも...。

  じっくり展示品を見て、ときには撮影して歩いたので、もう夕方になっていました。日はまだ高いですが、明日から仕事なので、そろそろ夕食の心配を始めないといけません。同行者の提案で、彼の家に女性の友人(今の奥さん)を迎えに行き、そのまま三人で昼とは別のbeer gardenに行くことに決定。
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