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Receiver基板の改造。ぺるけさんの指示に加えて、平滑用電解コンデンサ(上部の茶色)を増量しました。AC12V給電にしたためです。 |
全体の構造を見ています。前面panelに固定した電源トランスは1970年代の電卓出身ではないかと思います。蛍光表示管filament用の巻線が出ていることが裏づけです。他にも巻線がいくつかあるのでreceiverのAC給電にも活用しました。
奥の基板が信号系、手前がすでに組み上がった電源基板です。 |
信号系基板がAC入力に近いのが気になり、シールド板を追加しました。上面板にも固定しようと小細工をしています。大きな穴はアンテナ部の近くに金属を置かないために開けました。
右の画像は樹脂caseへのreceiver基板の固定状態を示します。赤の矢印はシールド板固定ビスを逃げる穴。皿ビスにしたのは、接触面積を広く取るため。 |
Caseの重ね方にも苦労がありました。当初は、樹脂caseの本体側だけを使い、MB-4に固定したreceiver基板に被せようと考えたのですが、わずかに深さが不足。やむなく、樹脂caseの底板を挟むことで数mmの余裕を確保。MB-4の内側からビスを貫通させ、樹脂caseの本体側と底板を固定しました。 |
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左は最初に組み上げた基板。選別したつもりのFETがbalanceせず、片側にほぼ全てのdrain電流が流れるという惨状に。
右は、breadboardに回路のDC系だけを仮組みし、実用状態に近い形でFETを選別してから組み上げた基板です。定電流diodeの役割をする2SK30Aの手持ちが少なくなったので、LEDとtransistorで定電流sinkを組みました。基準電圧部は両channelで共用できますが、片側ずつ動作試験をしたかった事情もあって、律儀にLEDが2個ついています。FETは接着して熱結合しています。
Inductor間の距離を稼ぐべく離した辺りを除いて.信号系の部品配置は左右対称ではありません。 |
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右側にもう一枚の基板があります。信号系を秋月のC基板で完結させるのは無理そうだと、電源の分圧回路とlink表示LED点灯用のphotocouplerをここに実装しました。
Receiver基板から出ているLED駆動電流は0.7mA程度でLED点灯に不足。Darlington接続のphotocouplerが手許にあり、datasheetには駆動電流0.5mAからの動作が記載されていました。これで電流増幅することにして、通常のLEDが灯せました。 |
追加した基板が信号系の基板と高さ方向で干渉して、最後の最後に実装方法を変更しました。
AC100Vを前面のpower switchに持ってくる配線には二芯のシールド線を使用。中継ラグを使いたくなかったので、switchを両切りにして電源トランスのリードを直接はんだづけ。
本機は部材の干渉があちこちで起き、当初の計画がずさんだったことを教えてくれました。
重量1.1kgと、機能の割には貫禄のある仕上がりです。 |
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試運転後、文字を入れ、底板に通風孔を追加加工しました。
温度上昇があるのは電源トランスだろうと狙って開けた穴はトランスケースとすれすれ。空気が抜けそうもありません。直接トランスが外気に触れるので、これでもよかろうと妥協しました。
左下に見えているビスの頭は、底板と本体側をつなぐアース線を固定するものです。側面の4本のビスに導通を頼るのは心許ないと考えました。
左の画像に示す側面は、電源基板に取りつけたLM317の放熱板付近に穴を開けています。 |
Bluetooth receiverをつながずに、R1とR2の接続点から信号を入力した状態の周波数特性です。出力電圧は0.5Vに設定しました。Panasonic VP-7723Aで測定しています。Filterはoff。
測定系の都合上、信号源から入力部まで数mの同軸cableの容量と入力部の470kΩが効いていて、高域の低下が早めに見えています。
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歪率特性は1kHzだけR-channelですが、他意はありません。 |
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