The way we were...

古い作品を並べて、当技研の歴史を辿れるようにしようと考えました。詳細な資料は後日追加するとして、まずは散逸しないうちに写真を集めることにします。sizeが不揃いですが、あえて編集はしていません。

 左は、Loctal管の姿を毎日愛でるためのMS-975. 7C5 push-pull ampです。
 初段も位相反転段もLoctal管にするために、部品収集に10年以上掛かってしまいました。球の姿にbalanceするにはLuxのOPTが適役で、これは大阪の知人からの寄贈品。準備に相当な時間を掛けましたが、その甲斐はあったと思います。
 真上から。
管頂にあるゲッタの輝きがLoctal管の魅力の一つです。MK-350のボンネットを流用することも考え、トランス類の背後に少し隙間を設けました。ここにボンネットが挟まる設計です。そのせいもあって、入出力端子などの部品配置が変則的です。
シャーシの内部。
出力管自己bias用の抵抗が見えています。電源トランスはTango製品値上げの情報で先行手配したST-230。
 トランスと端子類の間に補強用Lアングルを入れてあります。
MS-707 VT-62 (801A) single ampです。武末数馬さんの回路を初めて追試しました。

これに力を得て、211 single ampもCathode follower駆動に組み換えた経緯があります。
回路は武末さんのをそっくりなぞったものですが、シャーシの違いや手持ち部品の都合で、実装は全く別物になりました。
 Filament hum対策がもう少し必要です。今なら、半導体の出番だと思います。

2023年8月追記: 解体して組み直すことにしたので、原型を撮影し直しました。
250 single ampです。巨大なナス管の姿と鳴りっぷりのよさが有名な50の音に惹かれました。トランス結合のampはこれまで経験がなく、grid電流への対策として初めて導入しました。当時はこの種の部品もふんだんに流通していたので、何でもできた時代です。
ampの姿を考えて、初段管以降はLoctalです。上記の7C5 ampで集めた余剰球の活用にもなっています。ご本尊の250はArizonaのAESから中古で購入。何回か注文を繰り返し、トップにあるような50一族が集まりました。
 
MS-211: VT-62 ampで新しい駆動方式に目覚め、それまで通常のRC結合だった211ampを組み換えました。
参考にしたのは森川忠勇さんの回路で、シャーシもオーディオ専科から買っています。Filament humが気になって、遂にchoke coilを増設。おかげで大変重い機械になりました。元の回路の時代から20年以上稼働を続けた片方の出力管がエミ減に。このとき、両方の出力管を交換し、biasを再調整しただけで、長期安定動作を続けています。
 Ampとは関係がありませんが、学生時代に撮った写真を発掘。関西線加太越えのD51です。


 当時の機材はこちら。


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