お正月に初詣に行ったご利益が出てくる季節である。コアではここ15年ばかり群馬県にある妙見神社に塾生の合格祈願を掛けている。
　ここは田舎の鄙びた小さな神社であったが、我が塾のお礼の絵馬がすごい高校や大学の物ばかりなので、いつの間にか他の絵馬にも一流の名前が並ぶようになった。
　それにつれて参拝する人も増え、今では正月の3日に参拝しても本殿の前に列ができている。厄除けの笹がなくなっていることも多々ある。
　ここの神社は人であった神様を祭ったものではなくて、宇宙から飛来してきた神をまつっている。由来によると平安時代のある夜、長い流れ星が落ち、近くの冷や水の池（これは湧き水の池と思われる。）から夜ごと一条の光が空に向かって放たれていた。不思議に思った村の若者たちが池に潜ってみると金属でできた亀があり、そこから光が出ていたそうな。都にもっていって学者たちに見せたところ皆の者が不思議がって霊亀と言う年号がつけられた。その後その亀は池に戻されたが、ある夜北斗七星目指して飛び去ったと言う。
　塾長好みの由来であるばかりでなく、ご利益が半端ないのである。或る塾生などは、少々勉強するより妙見様にお参りに行った方が20点アップするなどと言ってその願いがかなえられ、見事国立大学の医学部に合格した。
　今年も1月2日にお参りして、塾生みんなの第一志望校合格をお願いしてきたので、安心して受験すれば必ず合格の喜びの声を聞かせてくれるものと楽しみにしている。でもやっぱり、努力しないと神様もいい顔をしてくれないかも。　　　　2017年２月２４日