京が修業から日本に帰ってくるという情報を聞き付けた紅丸と大門は、京を迎えに港まで来ていた。
紅丸 「まったく、やっと帰って来やがったか!」
大門 「さて、どれだけ強くなったかのう・・・・。」
京が乗っていると思われる船が到着した時、仮面をかぶった1つの影が彼ら2人に襲いかかった。
その攻撃は鋭く、紅丸と大門の力を持ってしても、その攻撃を避けるのが精一杯であった。
紅丸 「な、なんだこいつは!?」
大門 「うむ。妙にすばしっこいやつだ!」
その時、2人に襲いかかった影の仮面をどこらかともなく飛んできた炎がかすめた。
影 「くっ・・・!」
炎の飛んできた方向を見た一同の目には、指先についた炎を吹き消す京の姿が映った。
京 「何やってんだ、2人とも。」
紅丸 「きょ、京か?!」
京の炎がかすった影の仮面は割れて地面に落ちた。その中の顔はなんと1年前に彼らをルガールの元に案内した秘書だった。
紅丸 「お、おまえは!?」
秘書 「フッフッフ・・・さすがに3人に揃われるとこちらの分が悪いですね。
今回の仕事はこれをあなた方に届ける事ですから、この辺でおいとまさせて頂くわ。」
ルガールの秘書は懐から、一通の招待状を取り出した。
秘書 「キング・オブ・ファイターズ‘95の招待状です。是非ともあなた方には参加して頂きたいとの事です・・・・では、また会う時を楽しみにしていますよ。」
そう言うとルガールの秘書は素早く走り去った。
紅丸 「あっ、ま、待ちやがれ!」
京 「・・・全く、騒々しいな。帰ってきたとたんにこれかよ。
でもまぁ、おかげで退屈はしなくて済みそうだな。」
紅丸 「ああ。面白くなってきやがったぜ!
それにしても、あの女が来たと言う事は、まさかルガールが・・・!?」
京 「ルガールか・・・!だったら、なおさらだな!」
紅丸 「て事は・・・またお前らがメンバーかよ。しかたねえなあ・・・!」
大門 「うむ、おぬし達と戦う事ができぬのはいささか残念だか、それもよかろう。」
京 「よし・・・・!じゃあ、行くか!」
こうして3人は、再びチームを組み「キング・オブ・ファイターズ‘95」へ参加する事を決意したのだった。