エッグマンが少女をさらった。
理由はまだわからない、でもどうせ悪企みをしているのだ。
止めに入る。少女が俺の名を呼ぶ。

「エッグマン、そのコを離せ!」

丸いモービルが空中を逃走する。
誘拐用の手が取りつけられた簡素な機体。
ハン、あれじゃ楽しめそうもないな。

「てりゃ!」

一歩、地面を蹴り出しスピンアタック。
二歩、再度飛び落下する少女を宙で受け止める。
三歩、着地し救出成功。ほらたった三歩でケリがついた。

「お、覚えとれ!」

情けなく逃げだすエッグマン。
収穫なく壊れた手がぶら下がっている。
お別れと言った具合に左右に揺れている。

「ありがとう、バイバ~イ!」

と、隣から聞こえたのは感謝の言葉。
それもあっちに向けて手を振りながらだ。
どうしたんだ、そう思うと同時に腕に抱きつかれた。

「あぁ、してやられたってわけか。」

満面の笑みを見て、今回の首謀者は違うと気付いた。
そして見事に作戦にハマったのだ。
遠くからエッグマンの高笑いが木霊した。






















































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世界的ヒーローも、女の子の前ではたじたじ。