<Mcah 3Dデジタイジング>

1:デジタイジングの準備としてConfig → Ports & Pins → Input Signals → [Probe]を設定

2:タッチセンサーを自作
 今回は金属が対象なので、単純に通電でON/OFFする方式

3:ワークをセットして、Mach3メニューの[Wizards]から[Digitize Wizard]を選択

4:表示されたウィザード画面で設定を行う

設定詳細

@ XとY方向の範囲を指定 (実行時は必ず現在位置からのスタートとなるため、マイナスの指定も可能)

A Zの逃げ位置を指定 (この位置も現在位置からの距離になります)

B 最低降下位置を指定 (デフォルトの0000.0000ではセンサーがONするまで降下してしまうので注意)

C XとY方向の移動ピッチを指定 (@の設定に合わせてプラスマイナスに注意)

D 降下時の送り速度を設定

E 範囲とピッチから出力されるプログラム行数を確認できる

F デジタイジング用プログラムを作成してMachのProgram Run画面に戻る

5:プログラムが読込まれたら[Sycle Start]を押して実行する

6:起動直後、M40の行で停止するため点群データ保存用のファイルを作成する

↓動作中の様子 (ワークは企業秘密品に付きぼかしてます)

7:最終行まで終わると、指定したファイルに点群データが作成される

MachはM40の操作でファイルを開いた状態にし、最後のM30でファイルを閉じて終了する為
  途中で終わった場合は、それまでに拾ったデータは無効になる

8:作成された点群データからメッシュを作成
 (Machホームページ → Downloads → Mach and LazyCamページの中のMachCloudを使用)

File → Openで点データを読込み、Mash → CreateDelaunaySetでメッシュを作成
File → Save STL Fileで保存して完了

↓点データと、メッシュ変換(反転)したデータを表示したところ

※ 注意事項
ウィザードで作成した実行プログラムは、必ずDigitize.tapと言うファイル名で保存される
(使い回しする場合は、他の名前で保存しておくこと)

最初のG92X0Y0Z0により、現在位置が基点となる。
その為、素材の中心などで芯出ししている場合は、[Sycle Start]を押す前に
必ず開始位置まで移動しておくこと(Zも同じ)

移動範囲とピッチの方向が一致していないとNCデータは作成されない

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