碧い宇宙(ほし)の旅人

画像だ

 1.楽園
 2.Birthday Eve
 3.天使のメヌエット
 4.碧い宇宙の旅人〜愛の物語〜
 5.さまよえる地球人
 6.星の舞踏会
 7.HANA〜いのちの芽ばえ〜
 8.Simplicity
 9.Passion of Love
 10.ガイアの祈り
 11.Morning Glory
 12.Reprise〜いのちの芽ばえ〜

 97年1月22日に発売された、TOSHIの4thアルバム。XのTOSHIとは全く違ったTOSHIを聴くことが できる。ヒーリング・ミュージック的な雰囲気が全体を支配していて、個人的にはTOSHIのアルバムの中で最も好きな一枚。
 ちなみにこのアルバムが発売された3ヵ月後にTOSHIはXを脱退している。


 天使のメヌエット

 作詞・作曲ともにTOSHIが担当。賛美歌のような雰囲気が漂う。
 それにしても、

「あなたがいて私がいる ありがとう 愛してる」
「心澄ませば 聴こえる 天使のメヌエット」
 こんな歌詞を書いてる人が、X JAPANでは「血」だの「死」だの「狂気」 だのと歌わされるんだからなあ…。辛くて当然だったと思う。



 碧い宇宙の旅人 〜愛の物語〜

 非常にせつなく、哀愁漂う佳曲。この曲に限らず、3拍子で短調の曲というのは何とも口では表現しにくい 独特の寂しさを感じさせる…。個人的にこのアルバム中好きな一曲。

 ちなみに冒頭の笛の一方はTOSHI自ら吹いている。

[聴き所]
3:19-最高の聴き所。TOSHIの心がこもった力強い歌声が感動的だ。 苦難の中にいる旅人が必死の思いで助けを求めるような、そんな雰囲気が漂う。



 HANA〜いのちの芽ばえ〜

 個人的にこのアルバムの中で一番のお気に入りの楽曲。あたたかい雰囲気が前面に押し出された、究極の ヒーリング・ミュージックだ。Xでは決してお目にかかれない優しい歌詞とメロディー、 そして、包み込むように柔らかであたたかいTOSHIの歌声…最強の一曲である。

 当時、何かの歌番組(ミュージックフェア?)に出演した時、TOSHI自身が手話をしながらこの曲を歌っていたのが とても印象的だった。

[聴き所]
1:56-2:12間奏。短いが、オーボエのソロが涙を誘う。
3:36-TOSHIとオーボエのデュエット。最強の聴き所であろう。 この箇所のゆったり感、ふんわり感はなかなか他にあるものではない。



 Morning Glory〜Studio Live Version〜

 TOSHI作詞作曲の屈指の名バラード。水のせせらぎを思わせるような冒頭の旋律、伸びやかでノスタルジックなサビ、 そして、聴く人をみんなやさしく包み込むようなあたたかい歌声が非常に印象的な名曲だ。

 ちなみに、ここに収められているのは、一発で録り終えたというスタジオライブバージョン。1テイクのみとは到底思えない 完成度の高さだ。改めてTOSHIのすごさを実感できる曲でもある。

[聴き所]
2:20「あなたのすべてに」の「すべて」の歌声に惚れ惚れしてしまう。
5:142:20と同様。
5:18-5:35やわらかくも力強いTOSHIの歌声に感服。
7:10-7:18イイ。



-その他の楽曲-

楽園 幻想的な雰囲気に満ちている。
このアルバムの性格を象徴する一曲。
Birthday Eve 「ひとり静寂の闇をさまよえば 静かに鼓動は それでも生きよと告げる」のフレーズの不思議なメロディーと、ここのTOSHIの歌声の美しさに驚嘆してしまう。
さまよえる地球人 異様な雰囲気が漂っている曲である。曲の雰囲気にとどまらず歌詞の内容も濃く、何気なく歌詞を聞いていると「ちょっとヤバイんちゃう?」と思ってしまうような、人生を諦めたかのような内容となっている。…そんな自分を誰かに助けて欲しい、というのが一番言いたいことなんでしょうけど。
星の舞踏会 究極のさわやかソング。TOSHIにはこういうさわやかでやさしい曲調があっていると思う。
Simplicity 間奏曲的な印象を受けた。お洒落な感じの曲。
Passion of Loveシングルとはアレンジを変えて登場。
ガイアの祈り 個人的には前半のTOSHIとストリングスのみのところが好きだ。
後半はドラム等が入ってくるのだが、少し安っぽくなってしまっているのが残念。前半の厳かな雰囲気を最後まで 貫いてほしかった。
Reprise〜いのちの芽ばえ〜 HANA〜いのちの芽ばえ〜のサビをTOSHIとピアノのデュエットでお届け。


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