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民族の歴史 |
備考・概略 |
3-1 |
・文字 |
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3-2 |
・言語 |
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3-1-1 |
・楔形文字 |
アナトリア(現トルコ)からは楔形文字で記されたフリ語、ヒッタイト語の文書、イランからも同じく楔形文字で記されたエラム語の文書が発見されており、それぞれ独自の思想を生み出した当地の知的伝統について伝える。ただし、文書を表記する文字システムとして楔形文字が採用されたため、文字システムと一緒に下メソポタミアを中心に発展した知的伝統も輸入され、当地の伝統に多大な影響を与えた。東アジアの漢字文化圏における中国思想のインパクトと比較できるかもしれない。(*1) |
3-1-2 |
・ヒエログリフ(象形文字) |
BC4,000年頃からナイル川流域でもエジプト文字が発明され、様々な文書がおよそ3,000年間にわたって作成され続けた。 |
3-1-3 |
・漢字 |
中国語を起源とし、韓国語、日本語に採用されている。 |
3-1-4 |
・線文字A |
BC18〜BC15世紀頃のクレタ文明で使われた文字。クレタ島と周辺の島でしか発見されておらず、解読に至っていない。 |
3-1-5 |
・線文字B |
BC16〜BC13世紀頃のミケーネ文明で使われた文字。クレタ島やギリシア本土で多数発見されており、20世紀に解読が進んだ。しかし、その後、文字文化は途絶え、ギリシアの神話やホメロスの叙事詩などは口承で伝えられた。 |
3-1-6 |
・フェニキア文字 |
フェニキア人の言葉を表すために発明した22文字。ギリシア文字、アラビア文字、アラム文字、ヘブライ文字などヨーロッパ・西アジアで多くの言語に取り入れられた。フェニキアの別称は「カナン」。 |
3-1-7 |
・ギリシア文字 |
フェニキア文字を元にして、ギリシア語を表記するために作られた。ここから、ラテン文字、ローマ文字が生まれた。「アルファベット」はギリシア文字の最初の2文字「α(アルファ)」と「β(ベータ)」に由来。 |
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